自分のことは後回しにして、我々のことをいつも第一に考えてくれていたお母さん。自分よりも他人を優先するというその気持ちは、どんなところから湧いてきていたのでしょうか?インスタグラムで活躍されるちりさんは、自身も親になってからその気持ちが分かるようになったと言います。
寒い時、自分の上着を脱いでちりさんに着させてくれたり、怪我や病気で苦しんでいる時「代わってやりたい」と伝えてくれるなど、いつも自分よりもちりさんのことを第一に考えてくれていたというちりさんのお母さん。
上着を着せてくれた。提供:ちりさん
幼い頃は「なんでそんなことをしてくれるのか」「代わりたいなんて嘘だ」と、お母さんの言動の理由がよくわからなかったちりさんですが、自身も親になって当時のお母さんと全く同じ気持ちになっているのだとか。
今ならわかる。提供:ちりさん
本編を読む
幼き日に感じた、お母さんの優しさを描いたこの漫画。「わかりすぎます。」「涙が出る」「素敵なお母さんですね」などのコメントが寄せられました。
インタビュー
投稿者のちり(@chiri_chi_ld)さんにお話を伺いました。
――今回の漫画を描かれたきっかけについて教えてください。
ちりさん:過去に「母親というものは」という漫画を描いて、頭を整理したときに、自分の母のことを思い出しました。そして、今まで分からなかった母の気持ちがものすごく分かるようになっていたので、この思いも漫画に描こうと思い「わたしのおかあさん」を描きました。
――とても素敵なエピソードで感動しました。自分が母親になって一番思い出すお母様との思い出はありますか?
ちりさん:私が風邪をひいたり、怪我をしたりして、苦しんでいるときに「代わってやりたい」と言っていたことが記憶に残っています。当時は信じ難い言葉でしたが、自分が母親になり、「子どもの辛い姿を見るくらいなら、自分が代わってやりたい」と本気で思うようになりました。
――お母様の愛情を受け、現在ちり様が子育てや幼稚園でのお仕事をするなかで意識している点や大切にしている思いはありますか?
ちりさん:子どもとは、本当に大切でかけがえのない存在。そんな子どもを預かっている、という重さを、改めて感じながら働いています。
――最後に、この漫画をどのような人に届けたいですか?
ちりさん:子育てをしているお母さんやお父さんへ。それから、まだお母さんと一緒に暮らしている子どもたちへ。“お母さんはとってもあなたのことが大切で大好きなのよ”という思いが伝わるといいなと思っております。
幼い頃、返しても返し切れないほどの施しを我々に与えてくれたお母さん。その心中を想像して、温かい気持ちになるインタビューでした。
作品提供・取材協力:ちり * 幼稚園の先生だけど育児に悩む2児の母
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