クルクル回すと色がどんどん変わる不思議な畳
投稿者は畳を使ったアートを制作している、Kenzie Yamadaさん。投稿者さんは「完成しました!『曜変地目』」というコメントを添えて、畳アート作品の紹介動画を公開しています。その内容をダイジェストでご紹介しましょう!
動画を再生すると、丸い形の畳が映し出されました。巻物の断面のような円形の畳で、色は明るいグレーです。ツヤツヤと光沢のある見た目は美しいものの、パッと見ただけでは普通の畳に見えますよね。
渦巻きのような形の畳です 提供:Kenzie Yamadaさん
しかし、投稿者さんが畳を載せた板を、手で回し始めると…。
回転台でクルクル回っています 提供:Kenzie Yamadaさん
なんと、板の回転に合わせて丸い畳の中心から外側へ、滑らかに色が変わり始めました! 白から濃いグレーへと綺麗なグラデーションを描きながら、畳の色がどんどん変化していきます。
静画では分かりにくいですが全く色が違います! 提供:Kenzie Yamadaさん
クルクルと絶え間なく色を変える畳は、まるでプロジェクションマッピングのようですね。
万華鏡みたいにも見えます 提供:Kenzie Yamadaさん
いつまでも眺めていたくなるような、不思議な畳です!
実際の投稿とコメントを見るユーザーの反応は?
回転させると色が変わる畳に、動画を見たユーザーも驚きを隠せなかったようです。動画には「凄過ぎる!」「面白いですね」「発想と技術が素晴らしい」「ゲーミング畳だ」といったコメントが多数並びました。
他にも、ユーザーからは畳の制作に関する質問や、作品の購入希望の声などが寄せられており、投稿者の畳アートに多くの関心が集まっています。
投稿者さんにインタビュー!
色が変わる畳アートを制作した投稿者さんに、インタビューを行いました。
色が変わるアイデアは「国宝の茶器から着想」
まず、色が変わる畳アートの着想を得たきっかけを伺うと「国宝に指定されている茶碗の『曜変天目』を見た時に、茶碗の内部が光の加減で青く輝いたり黄色く輝いていて、その美しさに感動しました。そこから、畳職人の自分も光を美しく見せる作品を作りたいと思い始めました」と回答がありました。
同じ伝統芸能の茶器からヒントを得たという部分に、投稿者さんの発想力の豊かさを感じますね!
「畳職人として輝きたい」想いを込めて制作
また、投稿者さんは今回話題となった作品の名称について「畳職人の立ち位置が社会的に非常に厳しい立場にある現代において、踏まれる用途の畳を、社会的に踏まれながらも輝かせたいという思いも込めて『曜変地目』という題目を付けさせて頂きました」とも話していました。
今回の畳の作品名には、投稿者さんの畳への情熱も込められていたんですね。
畳がかっこいいと思われるのは嬉しい
最後に、今回のツイートの反響について感想をお願いしたところ「畳がかっこいいと言われることはほとんど無いですが、今回『曜変地目』を見た方から、かっこいいとたくさんリプを頂けてすごく嬉しいです」とのこと。
投稿者さんの新しい発想から生まれた畳アートは、伝統的な畳のイメージを変えるきっかけになるかもしれませんね!
投稿者さんの作品が見られる作品展を開催!
投稿者さんの畳アートが展示される作品展が、近日開催予定です! 開催場所と日時は以下をご参照ください。
【名古屋開催】
場所:岳見町ギャラリー
日時:4月7日(金)〜9日(日)
【京都開催】
場所:光明院
日時:7月1日(土)〜30日(日)
ちなみに今回は、投稿者さんから展示作品の写真を一点共有してもらいましたので、以下ご紹介します!
共有していただいたお写真に写っていたのは、六角形の小さな畳で描かれたドクロマークの畳アート。
色の変化でドクロマークを表現! 提供:Kenzie Yamada さん
畳で作られていますが、現代的でカジュアルな印象を受けますね。
ということで投稿者さんの作品が気になる方は、Twitterや作品展をぜひチェックしてみてくださいね!
Twitter:@japanese_floor
YouTube:Kenzie Yamada[すごい畳]
ホームページ:山田一畳店
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