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「もう後悔はしたくない」おばあちゃんフォトにこだわり続けたある写真家の決意とは

人類が「カメラ」を発明してから数世紀。現在、カメラは形を変えて、発明当初からは考えられないほど、私たちの生活に溶け込んでいます。

さて、そんな中、人が写真を撮ることの意味を改めて考えさせる、こんな作品が注目を集めました。

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提供:YASUTOさん

微笑ましい春のひとときを捉えたこの作品は、アマチュア写真家のYASUTOさんが、ご自身のおばあちゃんを撮影したもの。「おばあちゃんと僕の大切な1枚になるといいな」YASUTOさんはそんな想いを込めて、シャッターを切りました。

被写体への愛情あふれる彼の作品は多くの人の胸を打ち、投稿は現在までに160,000件以上のいいねを集めています。

ところで、ツイートに添えられた文章にある「約束」という言葉――これはなにを意味しているのでしょうか。YASUTOさんは答えます。

昨年2017年の7月から2018年の3月末まで、九州に出張に行っていまして、出張に行く前に「4月には岡山県にかえるから、桜と撮影しような」と、おばあちゃんに約束していたんです。

しかし、この「約束」という言葉には、もう一つ別の意味がありました。

2015年には、おじいちゃんを亡くしたというYASUTOさん。その葬儀の際、親族から聞かされた事実は、後の人生に大きな影響を与えました。

葬儀の際、おじいちゃんの遺影が、おじいちゃん自身の手で撮られたのだということを知らされました。僕は2000年からカメラを趣味として撮影していたのに、大切なおじいちゃんを1枚も撮影していなくて、それが心から悔やまれました。

大切なおじいちゃんの姿を、遺してあげられなかったという後悔。その時以来、YASUTOさんは、おばあちゃんの写真は撮り続けようと心に決めました。

つまり、「僕とおばあちゃんとの約束の桜ポトレ」は、そしてYASUTOさんがおばあちゃんを撮り続けることは、亡き祖父との約束でもあったのです。

そんなYASUTOさんは、Twitter上での大きな反響について、こんなコメントをしています。

皆様が大切な家族を撮影しようと思うきっかけとなったのであれば、それが1番嬉しいです。

さて、もうすぐ6月。国内各所でアジサイの花が見頃を迎えます。大切な人と連れ立って、皆さんも撮影に出かけてみてはいかがでしょうか。

コメントする1

  1. 匿名

    ポエミーだね

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