みなさんには、見知らぬ誰かに助けられた経験はございますか? 日本人である我々はそんな時、「申し訳ない」「手間をかけさせてしまった」なんて思ってしまいがちですが、考え方次第で好循環を起こすことができるようです。
インスタグラムで活躍されるオムスビさんは先日「やさしさについて」というタイトルの漫画を公開しました。
あらすじ
若い頃、一年ほど海外で一人旅をしていたというオムスビさん。ある日、財布を無くしてしまい途方に暮れていたところ、一人の旅人が声をかけてくれたのだとか…。
助けてくれた旅人。提供:オムスビさん
旅人がお金を渡してくれたことで、なんとか難を脱することができたオムスビさん。後日お礼をさせてほしいと申し出たところ、旅人はこんな言葉をかけてくれたんだといいます。
旅人「お礼は要らない」 提供:オムスビさん
旅人の言葉から大切なことを学んだ経験を綴ったこの漫画。作品を描かれたきっかけや、価値観の変化について投稿者のオムスビ(@omusubi_shioomusubi)さんにお話を伺いました。
インタビュー
――今回の漫画を描かれたきっかけはなんでしたか?
オムスビさん:息子(2歳)を連れて歩いていると知らない人に親切にされたり助けていただいたりすることがよくあるんですが、そんな時にふとこのエピソードを思い出したので漫画にしてみました。
――漫画の出来事以降、オムスビ様の価値観はどのように変化したのでしょうか?
オムスビさん:若い頃は、人に頼るなんてご迷惑だし申し訳ない、できるだけ頼らない!みたいな意識があったんです。でもこの経験(など)を通して、生きている以上人に頼る場面は絶対にあるのだから、だったら人からの好意はありがたく受け取れば良いし、その分自分自身も人に親切にするようにすれば良いんだなと考えるようになりました。そして結局それが循環してまた自分のところに回ってくる…のかもしれないと。
――この漫画を、どういった方に届けたいですか?
オムスビさん:昔の私のように誰かに頼ることが苦手な人に届いたら良いなと思います。困った時はお互い様なんだから声を上げて頼っても良いんですよと言いたいです。私は今はもう色々と人に頼りまくってます…(笑)
「人から受けた優しさを、他の誰かに渡していく」という素晴らしい考え方を教えてくれた、素敵な旅人の言葉。みんながみんなこの考え方を身につけることができれば、優しさに溢れた社会になりそうですね☺️
作品提供・取材協力:オムスビ エッセイ漫画
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