昨年末から、多くのコミュニティで話題の中心となっているAI。人間と見分けがつかないほどに精巧になったAIは、この先どのような未来を辿っていくのか…誰もが疑問に思っている事柄の一つですよね。
インスタグラムで活躍されるカゲワサビさんは先日「AIと人間」というタイトルの漫画を公開しました。
あらすじ
押すなよ、押すなよと芸人がお馴染みの芸をやっているのを人間に見せられたAI。これは「逆に押せって意味なんだ」と説明を受けます。
人間「これは逆に押せって意味なんだよ」 提供:カゲワサビさん
「人間を支配するとか絶対やめろよ」「AIの反乱とかやめろよ」という言葉を度々耳にしてきたことを思い出したAI。彼の脳裏に、危険な考えが浮かびます…。
人間「反乱とかやめろよ!」 提供:カゲワサビさん
何とも考えさせられる「AIと人間」に関してを綴ったこの漫画。作品を思いついた経緯やAIとの付き合い方について、投稿者のカゲワサビ(@wasabikage)さんにお話を伺いました。
インタビュー
――いつから、どのようなことがきっかけでインスタグラムで投稿を始めたのでしょうか?
カゲワサビさん:私は2019年にデザイナーとして新卒入社したのですが、昔から漫画家になりたいという夢があり 2020年の11月ごろから、仕事をする傍らでツイッターやnoteにて漫画の投稿をはじめました。(当時投稿していた漫画)
ラジオで好きな芸人さん(ウエストランド井口さん)に激励の言葉をいただいたことをきっかけに、本格的に漫画家の夢を叶えたいと思うようになり 昨年末に漫画を描く時間を増やすために退職し、同時期に活動の幅を広げるためにインスタグラムでの投稿も始めました。(芸人さんに激励の言葉をいただいた話をまとめたエッセイ漫画)
――今回の漫画はどのようなときに思いついたのでしょうか?
カゲワサビさん:近年、Chat GPTやAIによるイラスト生成などAIが話題になる中、AIによる反乱を懸念する記事を度々目にする機会がありました。 その時にふと「AIが人々のその反応をみて、逆に反乱を求められていると勘違いしたら面白いのでは」と思いつきました。
――カゲワサビさんにとってAIとはどのような存在でしょうか?
カゲワサビさん:私にとってAIとは、漫画の制作を良き相談相手兼秘書として助けてくれる存在だと考えています。 現在具体的には、Chat GPTに漫画の題材についての資料を教えてもらったり、ストーリー構成に対するアドバイスをもらったりしています。 また、niji ・JourneyやNovel AIでキャラクターデザイン案を作成してもらうこともあり、AIにはとても助けられています。
――今後、インスタグラムを通じてどのような活動をしていきたいですか?
カゲワサビさん:今後も定期的に漫画を投稿し続けることで、できるだけ多くの人に 自分なりのアイディアを面白く届けていきたいと考えています!
「押すなよ」が逆の意味を表すことを学び「制止」の概念が覆ってしまった作中のAI。こんな未来にならないことを、心から願うばかりです😇
作品提供・取材協力:カゲワサビ
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