「早生まれは可哀想」——世間や身内からそんな声を浴びて思い悩んだ経験を漫画にした作品が、SNS上で注目を浴びています。
漫画の作者、あり子さんとその長女ちゃんは、1月生まれと3月生まれの早生まれ。生活する上で不自由がなかったことから長女ちゃんが早生まれであるということを全く気にしていなかったあり子さんですが、旦那さんと義母さんに言及されてしまい…。
頑張って4月に産んでよと語る旦那さん。提供:あり子さん
見ず知らずの方からも「早生まれは可哀想」と言われてしまい悩むあり子さん。早く生まれたというだけでかわいそうという結論に結びつくことに対してモヤモヤとした気持ちを抱きます。
知らない人「早生まれは可哀想」。提供:あり子さん
早生まれは可哀想なのでしょうか? 投稿者のあり子(@ariko_hiyokko)さんにお話を伺いました。
Q.この漫画を書いたきっかけは?
あり子さん:長女の妊娠時や産後に、周囲で早生まれがマイナスにとらえられていることを知りました。私自身も早生まれなのですが、マイナス面を特に気にしたことがなかったびっくりしてモヤモヤしていました。そんなモヤモヤを漫画に描いてみようと思いました。
Q.この漫画をどんな方へ届けたいですか?
あり子さん:妊娠中の方で予定日が早生まれ、またはお子さんが早生まれで周りから何か言われて、傷ついたり悩んでいる方に届いたらうれしいです😊 早生まれのことでアレコレ言うのは子供を命懸けで産んだお母さんや子供本人ではなく、関係ない周囲の方が多かったりする気がします…!
Q.今後どんな活動に取り組んでいきたい?
あり子さん:長女が0歳の頃から育児漫画を描いていたのでこれからも子供の成長をつづっていきたいと思います!また私自身が昨年コロナ禍で乳がんが見つかりました。ブログではすでに乳がんが見つかった過程や抗がん剤のことなど描いていますが、今後は手術のことなどや乳がんとどう付き合っていくかについても描いていきたいと思います。乳がんはセルフチェックで見つかることが多いので、乳がん早期発見の啓発に少しでもなれば幸いです!
自身の経験もふまえて「早生まれは可哀想ではない」というメッセージを伝える当漫画には「私も気にした事がない」「むしろ得した気分でいた」「親が気にする分には仕方がないと思うけど、それ以外の人がとやかくいうのは違うかなぁと思います」などのコメントが寄せられました。
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