ここでは全作品のあらすじと見どころをご紹介。まだ観たことがない人も、これをきっかけに『ハリーポッターシリーズ』の圧倒的に作り込まれた世界観をのぞいてみませんか?
目次
ハリー・ポッターと賢者の石【2001年】
あらすじ
孤独な少年ハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)は両親がいないため、意地悪な叔父と叔母のもとで生活していました。そんなハリーが11才の誕生日を迎えると、突然魔法学校のホグワーツから入学案内が届きます。
ハリーはこのことをきっかけに自分の両親が魔法使いで、自分もその血を受け継いでいるということを知るのでした。そして両親の命を奪った闇の魔法使いヴォルデモート卿が、ハリーの命を狙っていることを知ります。
見どころ
クリス・コロンバス監督による作品。全ての物語はここから始まりました。ダニエル・ラドクリフは今や28歳と成人ですが、この頃は子役としての初々しい演技が見ていて微笑ましいです。冒険を通して成長していくハリーとその仲間たちに注目です。
ハリー・ポッターと秘密の部屋【2002年】
あらすじ
ホグワーツ魔法学校2年生の新学期を迎えようとするハリーのもとには、友達からの手紙一つやってきません。何かおかしいと思ったハリーのところへ屋敷しもべ妖精のドビーが現れ、「ホグワーツへ戻ってはならない」と忠告するのでした。手紙はドビーが隠していたのです。
意地悪な叔父たちがいる家よりホグワーツこそ自分の居場所だと、ハリーはお構い無しにホグワーツへと向かいます。しかし新学期が始まってからというものの、奇妙な事件が多発。ハリーは仲間たちと共に、「秘密の部屋」という存在が一連の事件に関係していることを突き止めます。
見どころ
クリス・コロンバス監督の2作目となる今作では、ハリーの命を狙うヴォルデモートの過去が明かされます。まだ2年生ということであどけなさが残りますが、それでも勇敢に戦う子どもたちを演じるダニエル・ラドクリフら子どもたちの演技には、思わず引き込まれてしまいます。
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人【2004年】
あらすじ
ホグワーツ魔法学校の3年生になったハリーは、ヴォルデモートとは別に自分の命を狙う人物シリウス・ブラック(ゲイリー・オールドマン)の存在を知ります。ホグワーツではブラックを捕らえるために恐ろしい吸魂鬼ディメンターを配備し、生徒たちは学校生活に不安を抱えるのでした。
そしてハリーは自分の命を狙うシリウス・ブラックについて、かつて自分の父の親友でありながら、父を裏切り闇の魔法使いの手下になった過去を知ります。
見どころ
アルフォンソ・キュアロン監督による作品。1作目、2作目ではまだ幼かったハリーも声変わりをして背が伸びています。そんな子役たちの成長に注目してみてください。また今作では「誰が本当の悪者なのか」という緊張感も最後まで楽しめるので、意外な結末に驚くと思います。
ハリー・ポッターと炎のゴブレット【2005年】
あらすじ
ホグワーツ魔法学校の4年生になったハリー。伝統行事「三大魔法学校対抗試合」が100年ぶりに開催されることが決定し、何者かの陰謀により、本来参加できる年齢に達していないハリーが参加させられることになります。
その陰謀には闇の魔法使いヴォルデモート(レイフ・ファインズ)の復活が関わっていました。
見どころ
マイク・ニューウェル監督による作品。ホグワーツでの学校生活を楽しんでいたハリーですが、いよいよ自分の命を狙うヴォルデモートの復活が近づきます。大迫力の三大魔法学校対抗試合のシーンはもちろん、思春期の生徒たちの恋愛模様にも注目です。
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団【2007年】
あらすじ
ハリーはホグワーツ魔法学校に入学してから5年目を迎えていました。三大魔法学校対抗試合にて、闇の魔法使いヴォルデモートの復活を目撃したハリーは、「ヴォルデモートは復活していない」と頑なに言い張る魔法省と対立。
そして魔法省からドローレス・アンブリッジ(イメルダ・スタウントン)が教授としてやってきて、魔法を実際に使う訓練を禁止するのです。アンブリッジのホグワーツ支配は次第にエスカレートし、対抗したハリーは仲間たちとダンブルドア軍団を結成します。
見どころ
デビッド・イェーツ監督による作品。いよいよ闇の魔法使いとの対決が本格的になり、ストーリーも重く複雑に。物語終盤でのダンブルドア校長(マイケル・ガンボン)とヴォルデモートの対決シーンは迫力満点、必見です。楽しそうで不思議に満ちた魔法だらけの学園生活に暗雲が立ち込める、シリーズのターニングポイントとも言える作品です。
ハリー・ポッターと謎のプリンス【2009年】
あらすじ
着実に復活しつつあるヴォルデモートとの戦いは避けられないと悟ったダンブルドア校長は、ハリーに戦いの準備をさせます。手がかりとなるのは、ヴォルデモートがホグワーツの生徒であった頃の先生、ホラス・スラグホーン(ジム・ブロードベント)でした。
ダンブルドア校長はもう一度スラグホーンを教授として迎え、ハリーはスラグホーンの記憶を手に入れてヴォルデモートを倒すヒントを得ます。それはヴォルデモートの強さと邪悪さの秘密である「分霊箱」を破壊するということでした。
見どころ
前作に続きデビッド・イェーツ監督による作品。学園生活の他愛ないシーンもありますが、反面今作からは物語に占めるシリアスなシーンが多くなってきます。今回は前作で芽生え始めた色々な恋が複雑に交錯しているところも見どころのひとつ。また、ヴォルデモートのさらなる過去を知る重要な作品でもあります。
ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1【2010年】
あらすじ
ダンブルドア校長が亡くなり、魔法界にもマグル界(非魔法族)にも安全と言える場所は少なくなってしまいました。ハリーはロン(ルパート・グリント)とハーマイオニー(エマ・ワトソン)と共にヴォルデモートを倒す鍵である、分霊箱を全て破壊する旅に出かけます。
一方ヴォルデモートは闇の魔法使いたちと共に、魔法界そしてホグワーツまでを支配していきます。
見どころ
3作連続でデビッド・イェーツ監督が手がけた作品。ダークな雰囲気が漂う今作では、分霊箱を破壊する旅がメインとなっています。次々と彼らを襲う困難をどう乗り越えていくのか、そして大切な人との別れには思わず目を背けてしまいそうになります。
ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2【2011年】
あらすじ
分霊箱を破壊する旅に出たハリーとその仲間たち。破壊すべき分霊箱の数は残りわずかとなり、最後の1つがホグワーツにあることがわかります。
ダンブルドア校長の弟であるアバーフォース(キアラン・ハインズ)の協力でホグワーツに戻り、学生たちと再開したハリーたちはホグワーツの悲惨な状況を聞かされました。そしてハリーとヴォルデモートとの最終決戦が幕を開けます。
見どころ
デビッド・イェーツ監督が手がけた最終作となる今作では、いよいよ全ての秘密が明らかになります。ハリーが11才の誕生日にホグワーツから入学の案内が来た時のことを考えると長い冒険でしたね。
その最終決戦がホグワーツで行われるというのがこれまた粋です。最後の分霊箱が何なのか気になるところですが、これにもすごい秘密が隠されています。予想しながら見てみるのも楽しいと思います。
最後に
ハリー・ポッター全作品をご紹介しました。家族、友情、恋愛、死などがテーマになっている本シリーズ。1度観るとなかなか抜け出せなくなるぐらいハマってしまう、そんな魅力にあふれています。
シリーズは終わっても観た人の心の中にいつまでも残り続ける名作ですので、ぜひご覧ください。
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