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『ファンタスティック・ビースト2』に"賢者の石"登場か

もはや知らぬ人はいないと言っても過言ではない、ファンタジー映画の金字塔『ハリー・ポッター』シリーズ。映画はもちろん、原作小説でも世界中で社会現象が起きるほどのヒット記録し、現在ではテーマパークが作られるほど。


ハリー・ポッター映画公式Instagramアカウント(@harrypotterfilm)より

"児童書"として出版されたにも関わらず多くの大人をも魅了し、シリーズが完結した現在でもベストセラー小説または大ヒット映画として世界中に愛されています。

そんな『ハリー・ポッター』シリーズのスピンオフ作品『ファンタスティック・ビースト』が、2016年に公開されましたが、その続編の最新情報をScreenRantが報じています。次回作である『ファンタスティック・ビースト2』は、前作よりもさらに『ハリー・ポッター』シリーズとの繋がりを感じられるものになるそう。

そこで今回は『ハリー・ポッター』シリーズ、前作『ファンタスティック・ビースト』のおさらいを交えながら最新情報をお届けします。

『ファンタスティック・ビースト』と『ハリー・ポッター』

『ファンタスティック・ビースト』と『ハリー・ポッター』シリーズの世界観は、『スター・ウォーズ』やマーベル・コミックの映画シリーズと比較すると、なんとも繋がりが薄いような印象があります。

というのも、本作の話はハリー・ポッターが生まれる70年も前。しかも舞台はホグワーツ魔法学校のあるイギリスではなく、アメリカはニューヨークとなっています。

しかし、主人公のニュート・スキャマンダーはオリジナル本編には直接登場しないものの、実は『ハリー・ポッター』シリーズの登場人物たちは何度も彼について言及しています。ポッターヘッド(ハリー・ポッター・マニア)の間ではとても有名ですね。

さて小説の『ハリー・ポッター』でのニュートの初登場はなんと第1作目の『ハリー・ポッターと賢者の石』。ハリーたち新入生が購入する魔法生物学の教科書、『幻の動物とその生息地』の著者がニュートなんです。
fantasticbeasts
amazon.co.jp

『ハリー・ポッター』シリーズに登場する教科書の中でも有名なものであり、作者のJ・K・ローリングはこの教科書を2001年に実際に書籍化しています。

この本は"実際にハリー、ロン、ハーマイオニーが使用していた教科書"という設定のため、表紙にはハリーの名が書かれていたり、教科書の様々な箇所に彼らのメモ書きが残されています。実際に小説や映画に登場する魔法生物の詳細が書かれており、ファンにとっては非常に興味深い作品となっています。

この教科書名、英語では『Fantastic Beasts & Where to Find Them』であり、映画『ファンタスティック・ビースト』の原題も実はこの教科書名と全く同じなのです。

そしてニュートの孫であるロルフという人物は、原作小説で最後の3作に登場した不思議ちゃん、ルーナ・ラブグッドと結婚します。



『ファンタスティック・ビースト』最新情報で明かされたこと

『ファンタスティック・ビースト』のSNSアカウントにて、ある写真が投稿されました。

The only known maker of the Philosopher’s Stone. What other mysteries may be locked away? #MagicInProgress #FantasticBeasts #WizardingWednesdays

Fantastic Beasts Filmさん(@fantasticbeastsmovie)がシェアした投稿 -

ファンタスティック・ビースト映画公式Instagramアカウント(@fantasticbeastsmovie)より

「"賢者の石"の製造者として唯一知られる人物」という文とともに挙げられたこの写真…ピンときた方もいらっしゃると思います。

「NF」というイニシャルで、かつ賢者の石を生み出した人間。そう、ニコラス・フラメルです。

そしてブロンティス・ホドロフスキー氏が『ファンタスティック・ビースト2』にて、ニコラス・フラメルを演じることがすでに決定しています。

ニコラス・フラメルといば、シリーズ1作目で重要なキーアイテム"賢者の石"の製造者であり、彼の名は映画でも登場しますね。

ニュートの他にも、ダンブルドア校長(ジュード・ロウ)やダンブルドアの旧友で闇の魔法使いグリンデルバルド(ジョニー・デップ)が続編への出演が決定。

ニコラス・フラメルが登場するとなると、さらにオリジナルシリーズにも大きく関係していくのかもしれません。

『ハリー・ポッター』における賢者の石の存在

第1作目『ハリー・ポッターと賢者の石』のタイトルにも登場する、この"賢者の石"。そもそもどんなアイテムだったっけという方のために、ちょっとおさらい。

"賢者の石"は見た目は赤く、もちろん魔法の力を帯びています。命の水を生み出すことが可能で、この水を飲んだものは不老不死になれると言われています。さらに金属を純金に変える力も備えているのです。

第1作目では闇の帝王ことヴォルデモートがこの石の力を求めたため、ダンブルドアをはじめホグワーツの先生とハリーが賢者の石を守り抜きます。

実は、賢者の石の製造者であるニコラス・フラメルは実際に存在したフランス人の出版業者であり錬金術師です。1470年にニコラス・フラメルが建てたオスピスという建物は、現在でもパリで最も古い建造物として残され、レストランとして一般人にも公開しています。

現実に生きた人物がファンタジーに登場するなんて、ロマンがありますね!

『ハリー・ポッター』の中において、ニコラスはダンブルドアの共同研究者として登場します。映画でも、彼は賢者の石の製造を成功させたのち、自身も命の水を飲んだため665歳だとハーマイオニーが言っていますね。

しかしヴォルデモートから賢者の石を守った後は、ダンブルドアとニコラスの話し合いで石は破壊されることに。これ以上命の水が生成できない以上、ニコラスは人間的な寿命を迎えるでしょう。

『ファンタスティック・ビースト2』のストーリーは?

ファンタスティック・ビースト映画公式Instagramアカウント(@fantasticbeastsmovie)より

最新作において善と悪の構図は、ニュート&ダンブルドアvsグリンデルバルドの構図になると予想されています。

かつてのダンブルドアの親友グリンデルバルドと、「魔法使いは人間より上であるべき」という思想に疑念を抱くダンブルドアがかつての教え子ニュートを携えて戦うことになるのでしょうか。

ちなみにグリンデルバルドはヴォルデモートの次に恐ろしいとされた闇の魔法使いであり、老け込んだ姿は『ハリー・ポッターと死の秘宝』でスクリーンに登場します。

闇の魔法使いと賢者の石の関係はここから生まれたのかもしれません。まるで『スター・ウォーズ』シリーズのように、過去からの深い繋がりが予感される『ファンタスティック・ビースト2』。『ハリー・ポッター』シリーズを全部観ることで、ストーリーをより楽しめそうですね。

『ファンタスティック・ビースト2』は、2018年11月16日(金)に公開が予定されています!

参考:Fantastic Beasts 2 Image Teases Sorcerer’s Stone ConnectionNew Fantastic Beasts 2 Character Additions Include Nicolas Flamel