最近よく見かけるけど実はよく知らない、そんなクリス・プラットの魅力に迫る映画を10本厳選しました。
目次
マグニフィセント・セブン【2016年】
あらすじ
鉱山を中心にしたその町は、金が見つかったことから実業家から酷い仕打ちを受け始めます。町人が死に、町を追いやられ、夫を殺されたカレンは、賞金稼ぎのサム・チザム(デンゼル・ワシントン)にすがることに。その話を引き受け、彼が集めたのはギャンブラーを含めた奇妙な7人。こうして知恵と力を振り絞った戦いが始まりを告げたのです。
見どころ
人種も職種も違う7人が集まり、町を乗っ取ろうとする悪徳実業家と戦う西部劇。1960年に公開された『荒野の7人』を基にしたリメイク作品ですが、オリジナル版とは随分と違った構成になっています。
クリス・プラットは主人公サム・チザムが目を付けたギャンブラー役で出演しており、手品や心理戦を得意とするキャラクターです。劇中ではテンガロンハットが良く似合っており、アクションもコミカルも同時にこなすカメレオンっぷりを垣間見ることができます。
運命の元カレ【2011年】
あらすじ
付き合っても中々上手くいかない、それどころか素の自分をさらけ出せないアリー(アンナ・ファリス)。ある日「20人以上異性との関係を持つと結婚できない」という記事を見つけ、自分の経験人数の高さに危機感を抱きます。そこで彼女が思いついたのは、人数を増やさないで男性を探す方法=元カレを辿るという方法だったのです。
見どころ
アンナ・ファリス、クリス・エヴァンス主演のラブコメディ。残念ながら日本では劇場未公開となっている作品ですが、「キャプテン・アメリカ」で人気のクリス・エヴァンスが出演しているということもあり、ファンならば注目の1作です。クリス・プラットはちょい役での出演ですが、主演のアンナ・ファリスとは当時実生活では夫婦でもあり、貴重な共演作品となっています。
her/世界でひとつの彼女【2013年】
あらすじ
妻との別れを悲しみながら過ごしていたセオドア(ホアキン・フェニックス)は、ある日高性能な人工知能サマンサ(スカーレット・ヨハンソン)を手に入れます。人を理解し、優しく話すサマンサですが、姿は無く、声を聞くことができるだけ。しかし、そうとは知りながら、セオドアは次第にサマンサの虜になっていくのです。
見どころ
声に恋した男性の姿を描く近未来感動ストーリー。本作でその魅力が光るのは、人工知能サマンサ役で声だけの出演となるスカーレット・ヨハンソンです。彼女は今作でローマ映画祭最優秀女優賞を受賞。作品自体もアカデミー賞脚本賞を受賞するなど、高い完成度を誇る作品となっています。クリス・プラットは主人公の地味な上司役。意外にもハンサム俳優としてではなく、少し体系的にも緩めの人物という役柄ですが、ここでも才能を発揮しています。
マネーボール【2011年】
あらすじ
アメリカの野球界で、かつて名選手といわれたビリー・ビーン(ブラッド・ピット)。引退後、ゼネラルマネージャーとなった彼は、しかし多くの資金を使うことが出来ず仕事も中々上手くいきません。そんな時に出会ったのは、革新的な選手の評価を行うピーター・ブランド(ジョナ・ヒル)。その方法に感銘を受けたビリーは彼と組み、金をかけない選手集めを始めます。
見どころ
落ち目の球団を盛り返すゼネラルマネージャーの戦いを描く、実話を基にした作品。原作小説がベストセラーとなり、本作もまた高い評価を獲得。アカデミー賞では作品賞をはじめ、6部門にノミネートを果たしています。
本作でクリス・プラットは、主人公ビリーとハウ監督(フィリップ・シーモア・ホフマン)の間で振り回される重要人物を演じています。
パーティー・ナイトはダンステリア【2011年】
あらすじ
レンタルビデオ店で働くマット(トファー・グレイス)は、憧れの女性トーリー(テリーサ・パーマー)にたまたま店で出会います。彼は良いところを見せようと、金融業界で働いていると見栄を張るのですが、なんとそのまま夜のパーティへと呼ばれ行くことに…。
見どころ
主人公マットの双子の姉として登場するアンナ・ファリス、その彼氏役がクリス・プラットで、絵に描いたような金持ち息子カイルを演じています。公開時には既に夫婦であったアンナとクリスですが、劇中でも恋人同士という役で登場しており不思議な関係を見せています。本作は残念ながら日本では劇場未公開作品です。
ムービー43【2013年】
あらすじ
映画プロデューサーのグリフィン(グレッグ・キニア)のもとに現れたのは、少し興奮気味な脚本家チャーリー(デニス・クエイド)でした。彼は自身の書いた脚本を持ち込み、映画化するよう迫ります。反対するグリフィンをよそにチャーリーは半ば強制的にその脚本の紹介を始めるのです。
見どころ
スタジオ、俳優がことごとく参加を拒否。製作に10年を要したにも関わらず、公開後は酷評の嵐と、ある意味伝説を作り出した作品となっています。オムニバス形式で短編がいくつも続くのですが、その衝撃的な内容でも話題になりました。
今作でもまたクリス・プラットは妻アンナ・ファリスと共演。恋人同士という役柄ながら、彼女の驚愕の性癖になんとか応えようと四苦八苦する姿を描きます。多数の監督・脚本家、そしてあまりにも豪華なキャストに思わず興味そそられますが、鑑賞には心の準備が必要かもしれません。
ゼロ・ダーク・サーティ【2012年】
あらすじ
パキスタンへと配属されたCIA分析官マヤ(ジェシカ・チャステイン)。彼女はテロリストを専門に扱う活動をしていました。ある日尋問でビン・ラディンに繋がる情報を入手。上司に話を聞き入れられないまま自身で動きますが、それが悲劇をもたらしてしまいます。
見どころ
テロリストとして世界を恐怖に陥れたビン・ラディン。彼の殺害にまつわる実話を描いた物語として公開された本作は、当時各国で高い評価を獲得し全部で60に及ぶ賞を受賞しています。
ジェシカ・チャステインが扮するは、分析官として苦悩する主人公マヤ扮。一方、現場で足を使う隊員ジャスティン役としてクリス・プラットが出演しています。彼の出演作品の中でも最もシリアスといえる作品です。遊びのあまりないストーリー展開なだけに、終盤には手に汗握る展開が待ち受けています。
パッセンジャー【2016年】
あらすじ
宇宙船の中で、冬眠装置から目を覚ましたジム(クリス・プラット)。なんらかの理由で目覚めた彼の乗る船は、ある目的地へ向かっており、到着まではあと90年もありました。絶望に暮れつつ、5000人が眠る宇宙船で独りぼっちの生活をスタート。しかし孤独感が増す中で、彼は冬眠装置で眠る1人の女性に一目惚れ。装置を開けてしまうのです。
見どころ
広い宇宙の中、独りぼっちで過ごす主人公をクリス・プラットが、そして彼が一目惚れする相手にジェニファー・ローレンスと豪華な主演を迎えてのSF映画です。静かな宇宙で起こる悲劇と、それに立ち向かう主人公たちの姿が描かれています。物語の行方と同時に、美しい宇宙空間にも圧倒されることでしょう。ちなみに本作はアカデミー賞で美術賞・作曲賞にもノミネートされています。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーシリーズ【2014年〜】
マーベルエンターテインメント公式Instagramアカウント(@marvel)より
あらすじ
トレジャーハンターとして活動するピーター(クリス・プラット)は、依頼されていた謎のオーブを入手します。その直後、同じターゲットを狙う集団に襲われますが、どうにか逃走。しかしオーブを店に売りに行くも買取を拒否され、さらには再び襲われる羽目に。結局彼は自身を襲った連中と共に刑務所へと送られてしまうのです。
見どころ
MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)シリーズに数えられる1作であり、クリス・プラットの中でも最大のヒットを記録しています。2017年には続編となる『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』が公開、さらに3作目の公開も決定している人気シリーズです。
また『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』への出演も決まっており、彼の十八番であるアクション、コメディ、SF、感動と全ての要素が詰まった期待の作品となっています。
最後に
現在のハンサム&マッチョといったイメージとはガラっと違う、昔のクリス・プラット。作品によって身体もしっかり作り上げ、役作りに励んでいる様子が分かります。そんな努力家な部分も魅力な彼の、様々な一面に触れてみてはいかがでしょうか。
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