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目次
グッド・ワイフ【2010年】
あらすじ
無実であったにもかかわらず、女性スキャンダルと汚職容疑により逮捕されてしまった州検事のピーター（クリス・ノース）。妻のアリシア（ジュリアナ・マルグリーズ）は夫の裏切りに苦悩するも、高額な裁判費用と家計を支えるためにかつての弁護士という仕事に復帰することに。世間からの冷たい視線を浴びながらも、夫の容疑と子どもたちの問題を乗り越えるべく奮闘します。
見どころ
主人公アリシアを演じたジュリアナ・マルグリーズは、2009年から2年連続でゴールデン・グローブ賞ドラマ部門主演女優賞を受賞した実力派。本作は、法廷の問題だけに留まらず、政治も絡んでくる社会的なドラマとなっています。また、アリシアが冷え切った夫婦関係の中でも家族を支える姿や、上司との恋の狭間で揺れ動く姿にも注目です。
私はラブ・リーガル【2010年】
あらすじ
不慮の交通事故により命を落としたファッションモデルのデビー（ブルック・ドーセイ）。死んだはずの彼女は、同じタイミングで死亡した肥満体型の敏腕弁護士ジェーン（ブルック・エリオット）の肉体に魂を宿して生き返ってしまうのでした。太った体と弁護士という、今までの自分とは違う人生に葛藤しながらも、弁護士として人々を助けることに喜びを感じていきます。
見どころ
知的ではないけど魅力的なデビーの魂が肥満体型の敏腕弁護士ジェーンに宿り、次々に事件を解決していくファンタジック・コメディ。人生には替えがないことや人は見た目では判断できないことなど、正しい倫理観を学ぶことができる作品です。
ダメージ【2008年】
あらすじ
ニューヨークの朝、血だらけの姿で保護された女性エレン（ローズ・バーン）は、自分のアパートで遺体として発見された婚約者の殺人容疑で逮捕されてしまいます。事件の経緯を知っているのは、エレンが半年前から勤めている弁護士事務所のパティ（グレン・クローズ）だけ。しかし、肝心なパティは行方不明なのでした。
見どころ
血だらけのエレンの姿から始まり、フラッシュバックで目まぐるしく展開するストーリーに目が奪われるリーガル・サスペンス。主演は2008年ゴールデン・グローブ賞のドラマ部門主演女優賞を受賞したグレン・ローズ。勝つためにはどんな手段も厭わない、冷酷な弁護士パティを演じたグレン・クローズの女優としての真髄を見ることができます。
SUITS/スーツ【2012年】
あらすじ
ニューヨークの一流弁護士事務所で働くハーヴィー（ガブリエル・マクト）は、有能だが人づき合いが苦手な一匹狼でした。ある日、ふとしたきっかけで青年マイク（パトリック.J.アダムス）が彼の事務所に迷い込んできます。そこで、マイクの驚異的な記憶力に関心を抱いたハーヴィは、弁護士資格も持っていない彼の経歴を詐称して部下にすることに。共通の秘密を持つことになった2人は共に様々な訴訟に挑みます。
見どころ
本作は法廷シーンが少なく、知性的なキャラクターたちにスポットを当てて、恋愛や弁護士同士の対抗心といったリアルな人間関係を描いています。各エピソードで扱われる事件や出来事も、キャラクターや関係性を映す鏡となっており、多くの人に共感を得られる作品です。また、全米で話題になったハーヴィとマイクのNY流のスタイリッシュなスーツスタイルは必見。
アリー my LOVE【1998年】
あらすじ
上司からのセクハラを訴えたことで、クビにされたエリート弁護士のアリー（キャリスタ・フロックハート）は、転職先の弁護士事務所で昔の恋人ビリー（ギル・ベローズ）と再会。同僚としていい関係を保とうとするも、彼女の中で彼との妄想が広がるばかり。既婚者のビリーを忘れることができないアリーの想いは揺れ動きます。
見どころ
1998年から2年連続でゴールデン・グローブ賞作品賞を受賞した90年代を代表する作品。1話ごとに締めくくられるアリーの言葉は前向きなもので、切ないストーリーの中にも希望を持たせてくれます。法廷に立つ強気なアリーと、憧れの人の前で恥じらう可愛いアリーとのギャップにも注目。
ザ・プラクティス ボストン弁護士ファイル【1997年】
あらすじ
ボストンにある一流と呼ぶには程遠い貧乏な弁護士事務所で働くボビー（シラン・マクダーモット）。彼は、家賃を払うために凶悪犯の弁護をする一方、弱者を守ろうとする人情深い弁護士でした。法や社会を相手に、本当の正義を貫きたいと思いながらも、凶悪犯の弁護をするという矛盾に葛藤しながら法廷に挑みます。
見どころ
法廷ラブコメディ『アリー my Love』の脚本を手がけたデビッド.E.ケリーの作品とは思えないほど、骨太でシリアスなストーリー。刑事犯罪を主としているボビーの殺気立つ弁論は緊張感があり圧倒されます。また、勝訴のために違法ギリギリの手段をとる姿勢から悪徳弁護士と言われながらも、信念を持って仕事を続ける彼の正義に胸が締め付けられること間違いなし。
ボストン・リーガル【2004年】
あらすじ
見事な弁論で負けなしのやり手弁護士アラン（ジェームズ・スペイダー）。そんなアランの親友で事務所の共同経営者デニー（ウィリアム・シャトナー）はかつての名声とは裏腹に、記憶力の低下で問題行動を繰り返すようになり周りの人々を振り回していました。それでも時折裁判で見せるデニーの有能ぶりから彼の力を信じるアランは、彼と共に依頼者へ真摯に向き合い勝利を掴んでいきます。
見どころ
『ザ・プラクティス ボストン弁護士ファイル』のスピンオフ作品。シリアスな本編とは正反対で、破天荒な弁護士たちが裁判で大暴れするドタバタコメディ。コメディ部分だけではなく、社会問題をシニカルに織り交ぜたストーリー展開から、時にはキャラクターと共に現実的な問題に向き合うことができるドラマとなっています。
ブル 法廷を操る男【2017年】
あらすじ
３つの博士号を持つジェイソン・ブル（マイケル・ウェザリー）が設立した審理コンサルタント会社"トライアル・アナリシス・コーポレーション"。そこでは元検察官や元FBIといったスペシャリストたちを集め、６人で活動していました。彼らはクライアントの勝利のために、陪審員のデータを分析し、戦略を立て、証人や被告人に論理的なアドバイスをするなど裁判で有利になるよう導きます。
見どころ
人の心理をコントロールして勝利に導く、"裁判を操る"という新感覚の法廷ドラマ。実在する心理学者フィル・マックグロウが、かつて被告弁護団コンサルタント「ドクターブル」と呼ばれていた時代を描いています。制作にはマックグロウ本人が携わり、あのスピルバーグ監督も名を連ねています。
弁護士イーライのふしぎな日常【2008年】
あらすじ
大手弁護士事務所WPKに所属し、順風満帆な生活を送っていた優秀な弁護士イーライ（ジョニー・リー・ミラー）。しかしある日、奇妙なヴィジョン（幻覚）を見始めるようになったことで、彼の人生は180度変わってしまいます。大手クライアントの勝利にこだわる野心家イーライは、ヴィジョンの導きによって知らぬ間に弱者救済をしていくことになるのでした。
見どころ
謎の幻覚によって徐々に人間性までも変わっていく主人公を、ジョニー・リー・ミラーがコミカル演じています。イーライの幻覚の中には、イギリスのシンガー・ジョージ・マイケルが本人役で度々登場するなど、豪華な演出が組み込まれているので必見。ファンタジー要素のある珍しい法廷ドラマです。
殺人を無罪にする方法【2015年】
あらすじ
殺人事件の弁護で敗訴を知らない敏腕弁護士アナリーズ（ヴィオラ・デイヴィス）は、弁護士として働く傍らロースクールで「殺人を無罪にする方法」を教えていました。教え子の5人を選出し、弁護士事務所のインターンとして迎えることにしたアナリーズは、殺人事件を担当させ、あらゆる手段で無罪を勝ち取る指導をしていました。しかし10ヶ月後、ある殺人事件に巻き込まれたことで彼らの人生が狂い始めます。
見どころ
どんな手段を使っても殺人事件の無罪を勝ち取る敏腕弁護士と、インターン生が織りなす法廷サスペンス。弁護士として働く一方で、犯罪に関わっていく姿がフラッシュバックで進んでいきます。全ての登場人物が疑わしいという、先読みできないスリリングな展開に引き込まれます。
最後に
以上、海外の法廷ドラマを10作品ご紹介しました。法廷ドラマといっても、『私はラブ・リーガル』のようなコミカルなものから、『ザ・プラクティス～ボストン弁護士ファイル』のようなシリアスものまで様々！
弁護士という華やかな世界の裏で、裁判で勝利するために苦悩している彼らの姿にもスポットライトが当てられているので、ぜひ色々な作品を観てみてくださいね。
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