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最終章の前に『ガールズ＆パンツァー』をおさらい！ガルパンはいいぞ

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2012年にアニメ放送がスタートしたアニメ『ガールズ＆パンツァー』。"ガルパン"の愛称で親しまれ、2017年に5周年を向かえた本シリーズは、完結編となる『ガールズ＆パンツァー 最終章』が全6作構成で公開されることが発表され、ファンは歓喜の渦にのまれました！

ガールズ&パンツァー公式Twitterアカウント（@garupan）より

そこで今回は、そんな多くのアニメファンを虜にしている『ガールズ＆パンツァー』魅力をご紹介いたします！あの有名人も夢中になるほどの本作、気になっていた方はぜひチェックしてみてください。

女子の嗜み"戦車道"とは？

『ガールズ&パンツァー』の世界観を語るうえで、避けては通れないのが"戦車道"。礼節のある淑やかで慎ましく、凛々しい婦女子の育成を目的とした伝統的な武芸が戦車道とされています。

ガールズ&パンツァー公式Twitterアカウント（@garupan）より

『ガールズ＆パンツァー』の世界では、華道や茶道と並ぶ伝統的文化とされており、世界中でも女子の嗜みとして親しまれています。

戦車に乗るためには車長・砲手・操縦手の3人が最低限必要な搭乗員数で、これに加えて砲弾の装填手や通信手など、人数を増やして役割を細かく分担することも可能です。

主人公である西住みほ率いる「あんこうチーム」は、西住みほが車長を務め、武部沙織は通信手、五十鈴華は砲手、秋山優花里は装填手、冷泉麻子が操縦手をそれぞれ担当しています。

ガールズ&パンツァー公式Twitterアカウント（@garupan）より

TVアニメ版ではあらかじめ決められたフラッグ車を先に行動不能にしたチームが勝者となる「フラッグ戦」で試合が行われており、劇場版では相手チームの全車両を行動不能にすると勝利となる「殲滅戦」で勝敗が決められていました。



『ガールズ＆パンツァー』あらすじ

ガールズ&パンツァー【2012年】

ガールズ&パンツァー

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ある出来事から、戦車道との関わりを断とうと茨城県大洗町にある大洗女子学園に転校してきた西住みほ（CV:渕上舞）。引っ込み思案な性格で寂しい日々を送っていたみほは、武部沙織（CV:茅野愛衣）と五十鈴華（CV:尾崎真実）と親しくなります。

そんな時、みほに目をつけた生徒会は彼女に戦車道を履修するようにと勧めます。初めは渋っていたみほですが、武部沙織と五十鈴華に、戦車マニアでみほに憧れる秋山優花里（CV:中上育実）と、単位のためだけに戦車道を履修する冷泉麻子（CV:井口裕香）が加わり、再び戦車道と向き合うことを決意するのでした。

そして大洗女子学園は強豪校が立ちはだかる戦車道の公式戦「戦車道全国高校生大会」にエントリー。様々な思惑が入り乱れる中で、ただ一つ優勝だけを目指してそれぞれの戦いが始まります。

ガールズ&パンツァー 劇場版【2015年】

ガールズ&パンツァー 劇場版
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大洗女子学園が戦車道全国大会で優勝したことを記念して、町では大洗女子学園・知波単学園と聖グロリアーナ女学院・プラウダ高校による混成チームエキシビジョンマッチが開催されることに。しかし一方で、学校に呼び戻されていた生徒会長の角谷杏（CV:福園美里）が目にしたのは、"立入禁止"の札が貼られた母校・大洗女子学園の門でした。

廃校阻止の約束を取り付けていた文科省の担当官は、全国大会での優勝では大洗女子学園の廃校を撤回するに至らなかったことを説明。しかし生徒たちが転校先を決めていく中で、角は担当官との交渉の末、「天才少女・島田愛里率いる大学選抜チームに勝てば廃校を撤回する」という確約を得ることに成功するのでした。

ところが用意された試合内容は圧倒的不利な状況で、大洗女子学園の敗北は必至。西住みほたちは大洗女子学園の廃校を改めて阻止するため、大学選抜チームに勝負を挑むのでした。

『ガールズ＆パンツァー』の登場キャラクター&声優

『ガールズ＆パンツァー』には西住みほの通う大洗女子学園の生徒以外にも、ライバル校の選手が数多く登場しています。

そこで押さえておくべき、代表的なキャラクターをご紹介します。各キャラクターの声を演じる声優も簡単に紹介していますので、誰が担当しているのかも合わせてチェックしてみてください。

西住みほ（CV:渕上舞）

ガールズ&パンツァー公式Twitterアカウント（@garupan）より

引っ込み思案な性格でありながら、戦車道において冷静に戦況を見据えた作戦立案ができるだけでなく、時に大胆な行動に出るなど臨機応変に対応することができるのが西住みほ。

心優しい性格や細かい部分まで行きわたる気遣いができる女の子で、誰も見捨てることなくチーム一丸となって勝利を目指す姿勢には魅入られるものがあります。

西住みほを演じているのは渕上舞。『ガールズ＆パンツァー』に出演したことにより一気に知名度を上げた1人です。

渕上舞公式Twitterアカウント（@fuchigami_mai）より

他の作品でもヒロインに起用されるだけでなく、2015年には初の写真集を発売。2018年1月にはアーティストとしてアルバム「Fly High Myway!」をリリースし、ソロデビューを控えています。

武部沙織（CV:茅野愛衣）

ガールズ&パンツァー公式Twitterアカウント（@garupan）より

武部沙織は恋に夢見る少女で、戦車道を履修した理由も異性に好かれるのではないかと考えた結果でしたが、持ち前のコミュニケーション能力の高さで通信手として活躍。

非常に友達想いな性格で、生徒会が戦車道を履修するように強要してきた際には西住みほを庇い、悩んでいる彼女の背中を押すシーンも多く見られます。

そんな武部沙織を演じるのは茅野愛衣。声優になる以前はリラクゼーション関係の仕事に就いていましたが、アニメにも癒しの力があることを知って声優の世界に飛び込むことに。

現在では自身のお酒好きが高じて、日本酒を呑んで語らうという「かやのみ」というラジオも放送されています。

かやのみ公式Twitterアカウント（@_kayanomi）より

2010年にデビューすると、翌年に『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない（2011年）』でヒロインを務めるだけでなく、『この素晴らしい世界に祝福を！（2016年）』を始めとした人気作でもレギュラーとして出演しています。

五十鈴華（CV:尾崎真実）

ガールズ&パンツァー公式Twitterアカウント（@garupan）より

五十鈴流という華道の家元の娘である五十鈴華は、これぞ大和撫子と呼べる清楚な佇まいをしており、戦車道には華道よりもアクティブなところに魅力を見出し参加します。

芯の強さは大洗女子学園の中でも随一で、また華道を経験しているためか匂いには敏感であることから、試合中は戦車の鉄や油の臭いをかぎ分けて活躍。

五十鈴華を演じているのは尾崎真実。2009年から声優活動をスタートさせていますが、初のレギュラー出演が『ガールズ＆パンツァー』五十鈴華役となっています。

尾崎真実公式Twitterアカウント（@mamiko_3）より

アニメ以外にもゲーム作品のキャラクターにも命を吹き込み、さらには舞台やテレビCM出演の経験などもある多彩な経験の持ち主。

秋山優花里（CV:中上育実）

ガールズ&パンツァー公式Twitterアカウント（@garupan）より

戦車の知識と愛情は『ガールズ＆パンツァー』の中でも屈指と言える秋山優花里は、西住みほが黒森峰学園に在籍していた当時、立場を顧みず味方車を救助した様子を見ており、その時から彼女の優しい人柄に惚れ込んでいました。

また西住みほと同様に引っ込み思案な性格であり、加えて趣味を分かち合う友人も少なかったのですが、戦車道に参加してからは本来の明るく社交的な部分を少しずつ見せていきます。

秋山優花里を演じているのは中上育実。

中上育実Twitterアカウント（@_193_）より

声優になる以前は少女漫画家を志望していたそうですが、専門学校に通って声優人生をスタートさせることに。

イマダトムさんと耳珠イベント『聖★めろんぱんぬ学園』を奇数月第3金曜日に高円寺で開催しており、テーマソング「聖★めろんぱんぬ学園校歌」の作詞曲を自ら手掛けています。

冷泉麻子（CV:井口裕香）

ガールズ&パンツァー公式Twitterアカウント（@garupan）より

基本的に無表情で抑揚のない口調で話す冷泉麻子は、加えて低血圧のためにいつも眠たそうにしているのが大きな特徴で、昼寝を日課としています。

成績は学年首席と博識であり、戦車道でも戦車のマニュアルを簡単に読んだだけで操縦をマスターするなど一目置かれる存在ではあるものの、方や245日間連続で遅刻するという遅刻の常習犯でもありました。

そんな冷泉麻子を演じているのは、『とある魔術の禁書目録（2008年）』や『偽物語（2009年）』などの人気作品でヒロインを演じている人気声優の井口裕香。

井口裕香公式Instagramアカウント（@29_iguchiyuka_29）より

歌手活動も行っている井口裕香さんは2013年に1枚目のシングルCDをリリースしており、発表した楽曲の多くは自らも出演する作品の主題歌に起用されているなど、まさに声優アーティストと呼ぶに相応しい活躍を残しています。

『ガールズ＆パンツァー』が与えた社会への影響

あのコワモテタレントも大ファン

『ガールズ＆パンツァー』は2012年にTVアニメが放送され、2015年には『ガールズ＆パンツァー 劇場版』が上映されるなど、放送終了後も多くのファンから人気を集めていることが窺えます。

『ガルパン』の愛称で親しまれている本作は、戦車と萌えが融合したアニメとなっており、これまでミリタリー文化に馴染みがなかった多くの人が戦車などに興味を持つきっかけとなりました。

その代表例として挙げられるのがガルパン親善大使こと蝶野正洋さんです。

ガールズ&パンツァー公式Twitterアカウント（@garupan）より

蝶野正洋さんはバラエティ番組などでも戦車について熱いトークを繰り広げるだけでなく、戦車にハマるきっかけとなった作品として『ガールズ＆パンツァー』を紹介しており、共演ゲスト陣はイメージとのギャップに戸惑うシーンもよく見られます。

そもそも蝶野正洋さんが『ガールズ＆パンツァー』を知ったのは、大洗町でイベントステージが重なっていたことに始まっており、関係者との食事を経てアニメを視聴するに至ったと語っています。

それまでアニメに興味を持っていなかった、コワモテの元プロレスラーすら魅了する力があるのが『ガールズ＆パンツァー』です。

地域とのタイアップイベントも多く開催されている

『ガールズ＆パンツァー』の代表的なタイアップイベントといえば「あんこう祭り」！アニメ放送がされた2012年から毎年継続的に開催されています。

ガールズ&パンツァー公式Twitterアカウント（@garupan）より

開催初期こそご当地イベントほどの規模で開催されていましたが、回を重ねるにつれて来場者数も増えていき、2016年からはコミックマーケットのように電波がつながらないことや、人が多すぎて動けなるなどの大きさに。

他にも大洗町で行われる海開きイベントや盆踊り大会が開催されるだけでなく、町を走るバスや電車に『ガールズ＆パンツァー』のラッピング車両が登場したことも。

また茨城県水戸市を本拠地に置くプロサッカーチーム・水戸ホーリーホックともコラボし、サッカークラブとしては極めて異例となるスポンサー契約も果たしています。

ガールズ&パンツァー公式Twitterアカウント（@garupan）より

アニメファンのみならず、地方自治体や企業・組織までも動かしており、『ガールズ＆パンツァー』には昨今のアニメの中でも際立って大きな影響力があったのは言うまでもないでしょう。

『ガールズ＆パンツァー 最終章』の注目ポイント！新キャラクターは？

2017年12月9日から全国の映画館で上映される『ガールズ＆パンツァー 最終章』では、大洗女子学園の存続をかけた試合を描く『ガールズ＆パンツァー 劇場版』のその後の物語が展開されます。

全6章で構成される本作では、3年生たちが卒業して五十鈴華が生徒会長に就任し、武部沙織は生徒会広報を務めるなど、前作の物語の内容から時間の経過を感じさせてくれますね。

あらすじ

ガールズ&パンツァー公式Twitterアカウント（@garupan）より

慌ただしく動いた日々から平穏を獲得した大洗女子学園の生徒たちですが、ある日彼女たちの前に新たな難題が立ちはだかります。こうして再び、西住みほ率いる大洗女子学園・戦車道チームの戦いが幕を開けようとするのでした。

新キャラクター続々登場！

新しい物語だけでなく、もちろん魅力的な新キャラクターもたくさん！

今回大洗女子学園・戦車道チームと戦うBC自由学園からは、マリー（CV:原由実）・安藤（CV:津田美波）・押田（CV:安済知佳）の3人が登場します。

ガールズ&パンツァー公式Twitterアカウント（@garupan）より

『ガールズ&パンツァー』では、各高校ごとに国のイメージが存在しています。例えばアメリカンな校風のサンダース高校、ロシアチックなプラウダ高校、イタリアンなアンツィオ高校など。そんな中、BC自由学園はフランスの影響を色濃く受けた学園です。

ファンの間では各キャラクターの名前から、元ネタはベルサイユのばらではないかとも噂されています。こちらも舞台はフランスなので、説得力はありますね！

また、戦車道チームにも新たなメンバーが加わります！その名も「サメさんチーム」。

お銀、ラム、ムラカミ、フリント、カトラスの5人は、学園艦最深部にあるBAR「どん底」でたむろしている船舶科の生徒たちです。

ガールズ&パンツァー公式Twitterアカウント（@garupan）より

ビジュアルからは一癖も二癖もありそうな雰囲気が伝わってきますね。果たしてサメさんチームが加わった新生戦車道チームは、フランス戦車をメインに戦うBC自由学園とどう渡り合うのか。必見です！

最後に

『ガールズ＆パンツァー』は女の子が戦車で駆けていく様子が描かれているだけでなく、その裏には緻密に練られた濃厚なストーリーがあります。迫力ある戦闘シーンと可愛らしいキャラクター、そしてそれらを違和感なく混ぜ合わせて盛り込んだストーリー。そうした細かい部分に注目すれば、思いがけずどっぷり作品にハマってしまうかも！

社会現象も巻き起こす勢いを持った『ガールズ＆パンツァー』、ぜひチェックしてみてくださいね。

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