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強さと美貌を兼ね備える!『進撃の巨人』"ミカサ・アッカーマン"とは

毎話見逃すことができない展開が繰り広げられているTVアニメ『進撃の巨人(2013年〜)』。時間の経過を忘れるだけでなく、熱い気持ちや様々な感情を抱かずにはいられません。物語のヒロインであるミカサ・アッカーマンは、人類最強クラスの戦闘力を持つ調査兵団の精鋭でありながら、他の女性キャラクターの追随を許さない美貌を兼ね備えています。

そんなミカサには物語上とても重要な伏線が張られているだけでなく、様々な謎も抱えているキャラクターでもあります。今回はそんなミカサの謎や複線の内容をご紹介します。作品のトリビアを知れば『進撃の巨人』をより楽しめること間違いなしです。

ミカサ・アッカーマンのとは?

アニメ「進撃の巨人」公式Twitterアカウント(@anime_shingeki)より

ミカサ・アッカーマンは『進撃の巨人』の世界において、ほぼ絶滅されたとされる東洋人の血を引いている人物で、幼い頃に両親が強盗に殺されて以降、イェーガー家に引き取られてエレン・イェーガー(CV:梶裕貴)と一緒に暮らしています。

巨人から人類の身を守るために作られた壁の1つウォール・マリアが巨人によって破壊されると、ミカサはエレンとアルミン・アルレルト(CV:井上麻里奈)の3人で訓練兵団へ志願します。そしてミカサは第104期訓練兵団を首席で卒業しました。首席で卒業した実力は本物で、新兵でありながら初陣で前線に駆り出されては、対峙した巨人を複数倒すなどの功績をあげており、その実力は「並の兵士100人相当の戦力」と評価されています。

普段は冷静沈着な少女

ふだんは冷静沈着な様子を見せているミカサですが、一方で情熱的な志向を持ち合わせており両極端な性格のキャラクターとなっています。公の場では無表情で他人を突き放すような冷淡な反応を示していますが、いざエレンや私情が絡む話になると感情的になって周りが見えなくなることもしばしば。

またアニメではジャン(CV:谷山紀章)とサシャ(CV:小林ゆう)の料理対決が行われている裏側で黙々とトレーニングに励んでいるなど、自身やエレンに関わりがないことには一切の興味がないことも窺えます。

ミカサ・アッカーマンの物語上の立ち位置

アニメ「進撃の巨人」公式Twitterアカウント(@anime_shingeki)より

『進撃の巨人』のヒロインであるミカサですが、物語上の立ち位置はどのようなものなのでしょうか。物語上で語られているミカサの姿やこれまでの立ち振る舞いなどから、ミカサ・アッカーマンの実態について深く迫っていきます。

戦闘力は調査兵団トップクラス!

ミカサの戦闘力は第104期訓練兵団の同期の中では突出しており、初陣では新兵でありながら単独で巨人を複数倒しています。それ以降も各任務において巨人を掃討するなど輝かしい戦績を上げていることから、上官から「並の兵士100人相当の戦力」や「失えば人類にとって大損害」と評価されるように。『進撃の巨人』の世界では、人類の兵士はリヴァイ兵長(CV:神谷浩史)とされていますが、彼からも認められるほどの実力を有しています。

唯一の家族であるエレンを守る

アニメ「進撃の巨人」公式Twitterアカウント(@anime_shingeki)より

ミカサにとってエレンは特別な存在で、ミカサが幼い頃に両親を強盗によって殺された時、彼の存在のおかげで絶体絶命の窮地から生還しています。この時にミカサはイェーガー家に引き取られることになりますが、エレンは彼女の様子を見て自身が身に付けていたマフラーを贈るのでした。

それからミカサはエレンに対して盲目的に慕うようになり、強い執着も見せるように。エレンがリヴァイから意図的な暴力を振るわれた際や、エレンに気があると思い込んでいるアニなどに対して敵意をむき出していて、エレン絡みの物事においては静観する姿勢は見られません。

アニメ「進撃の巨人」公式Twitterアカウント(@anime_shingeki)より

また幼馴染であるアルミンに対しても同様で、一度家族を失っているという過去を持っているためか、家族や仲間をとても大切にしていることが窺えます。

ミカサ・アッカーマンの名言

次に、ミカサのことをより深く理解するために、彼女が作中に発した名言について見ていきましょう。

そうだ…この世界は…残酷なんだ (第2巻)

幼少期にミカサがエレンを強盗から救う場面でのセリフです。世界は残酷だという言葉は「進撃の巨人」におけるエレンとミカサの持つ世界観をあらわす象徴的な言葉であり、のちにアニへの慈悲の心から巨人化できないエレンに「世界は残酷なんだから」とミカサが告げることで、エレンがアニに対する慈悲の心を振り切って巨人化することに成功するというシーンでも使われています。

何としてでも生きる! (第2巻)

巨人との壮絶な戦いを繰り広げる中、ミカサが不運に見舞われます。巨人との闘いにおける命綱である立体起動装置が使えなくなってしまうのです。絶対絶命の危機が突然襲いかかってきたにもかかわらず、ミカサは強い心で自らを奮い立たせてあきらめずに戦い続けるのでした。いざという時にこその人の本当の強さが出るものなのですね。

…家族です (第3巻)

エレンとミカサが恋人同士であると勘違いされた時に、少しはにかみながら口にした答えです。子供のころから兄弟同然に仲良く過ごしてきたエレンは、今のミカサにとって家族以上にかけがえのない存在であることは容易に想像できます。普段はクールビューティーといいう感じのミカサが、照れながら答えているのは貴重なツンデレシーンで可愛らしいです。

私と…一緒にいてくれてありがとう 私に…生き方を教えてくれてありがとう …私に、マフラーを巻いてくれてありがとう (第12巻)

死を覚悟したミカサが「エレン、聞いて、伝えたいことがあるの」そう言って涙を流しながら、エレンにどうしても伝えたかった本心を素直に感謝の言葉として述べた名言です。仲間が次々と死んでゆく中で何もできない自分を責めるエレンにミカサがかけた言葉は、エレンを立ち上がらせます。

「そんなもん、何度でも巻いてやる。これからもずっと、オレが何度でも」

作中必至の名シーンですね。

ミカサ・アッカーマンにまつわるトリビア

アニメ「進撃の巨人」公式Twitterアカウント(@anime_shingeki)より

『進撃の巨人』のヒロインであるミカサ・アッカーマンですが、主人公であるエレン・イェーガーにも見劣りしない活躍をしており、見た目の美しさだけでなくカッコよさも兼ね備えていて目を離せません。そんなミカサには幾つもの謎や伏線が散りばめられており、『進撃の巨人』ファンの間ではキーパーソンとして扱われては多くの議論が交わされています。

ここではミカサに関する謎や伏線、トリビアを紹介していきます。『進撃の巨人』をより深く楽しむための知識として参考にしてみてください。

モデルになっているのは戦艦「三笠」

ミカサ・アッカーマンの名前の由来は日本の戦艦「三笠」で、日露戦争では当時最強だったロシア艦隊38隻を単体で撃破したと言われています。日本人を思わせる外見や容姿を持っており、並の兵士100人相当の戦力と評価されているミカサに相応しい由来ではないでしょうか。

また、戦艦「三笠」が最強のロシア艦隊に勝利したことは全世界で賞賛を集めており、特に欧米諸国の支配を受けていた植民地の国々では希望とも言える活躍でした。この点においても、巨人との終わりなき戦いを続けている人類にとって、ミカサの存在はエレンとはまた違った光明に見られているのかもしれません。

東洋人の血と受け継がれている印の意味

ミカサは『進撃の巨人』の世界では珍しい東洋人の血を引いている少女です。東洋人の一族には代々受け継がれている印(漫画では刺青)がありますが、ミカサの母親は「子供ができたら意味を伝える」と話していました。しかし印の意味を知らされることなく、ミカサの両親は強盗によって殺されてしまいます。

一体どのような意味が込められているのかは分かりませんが、東洋人の一族、もしくはアッカーマン一族が受け継がなくてはならないものであることは間違いないでしょう。

家族や友人が危機に直面すると頭痛が起こる?

ミカサが描かれているシーンでは頭痛で苦悶の表情を浮かべるものが多くあります。その多くは唯一の家族となったエレンが危機に瀕した時に見られ、これはミカサが幼い頃に両親が殺されてしまったトラウマが原因になっていると考えられています。

しかし気になるのは頭痛と同時に発言している言葉で、「またこれか」、「何度も見てきた」など、意味深な内容となっていることが分かります。熱心なファンの間では「ループ説」が唱えられており、ミカサの頭痛と密接な関係があるのかもしれません。

エレンへの心情は感謝?それとも恋心?

『進撃の巨人』で注目の関係は言わずもがなエレンとミカサのペアです。ミカサのエレンに対する感情は様々あり、TVアニメ第2期最終話でのミカサの笑顔はとても強い印象を与えて話題を集めていました。他にもエレンが他の女性と親しくしていると嫉妬にも似た表情を見せ、ライナー・ブラウン(CV:細谷佳正)とベルトルト・フーバー(CV:橋詰知久)に拉致された時も形容しがたい恐ろしい表情で睨みつけています。

またエレンと2人でいる時は過保護のように接しているミカサが見て取れますが、彼からすれば子ども扱いを受けている感覚を持っているようで突っぱねており、すこし浮かない表情を見せている姿も。ミカサはエレンに対してどのような心情を持っているのか、残された唯一の家族としてなのか想い人の気持ちを抱いているのか、2人の関係の進展にも注目です。

最後に

ヒロインであるミカサはエレンに対して盲目的に接しており、そこには彼に対する異常なまでの依存や執着心があります。それもエレンが幼い頃に救ってくれたことが大きく影響しており、受け取ったマフラーを肌身離さず身に付けていることからも窺えるでしょう。

戦闘においても人類最強のリヴァイに匹敵する高い戦闘力があり、立ちはだかる巨人をせん滅するだけでなく、女型の巨人に対しても怯むことなく正面から挑んでいます。ミカサにはヒロインとしての魅力も然ることながら強さも兼ね備えており、さらに幾つもの謎や伏線が張られているため、これからも目が離すことはできません。