2016年には歌手のDAIGOと結婚を発表し、主演を務めたドラマ『家売るオンナ』ではクールな女性を演じて大ヒットを収めました。
DAIGO公式Instagramアカウント(@daigo_breakerz_)より
今回は凛とした魅力で同性からも憧れられる存在・北川景子の経歴や魅力の分かる出演ドラマ10作品をご紹介します。
目次
美少女戦士セーラームーン【2003年】
あらすじ
中学2年生の月野うさぎ(沢井美優)は、人間の言葉をしゃべる猫のぬいぐるみ・ルナとの出会いをきっかけに、地球征服を目論む「ダークキングダム」に立ち向かう美少女戦士に変身する力を得ます。うさぎは火野レイ(北川景子)、水野亜美(浜千咲)、木野まこと(安座間美優)、愛野美奈子(小松彩夏)ら美少女戦士の仲間と共に、地球を守る戦いに挑みます。
見どころ
1992年に同名でアニメ化された武内直子の人気漫画が原作で、満を持して実写化した本作。約1年間放送されたロングシリーズで、当時アニメを見ていた親世代にも親しまれるドラマとなりました。劇中ではクールビューティーな美少女戦士を演じた北川景子の女優デビュー作であり、初々しい演技が見られます。
ブザー・ビート〜崖っぷちのヒーロー〜【2009年】
あらすじ
バスケット選手の上矢直輝(山下智久)が深夜、練習をしに公園に向かっていると、バイオリニストを目指す白河莉子(北川景子)と偶然出会います。直輝に誘われて試合を観戦した莉子は、プレッシャーに弱い直輝の姿を見て、客席から一喝。本来のプレーを取り戻した直輝は莉子に惹かれますが、莉子はコーチの川崎(伊藤英明)の彼女だと聞かされます。
見どころ
バスケ選手として中々活躍できない直輝と、バイオリニストを目指して奮闘する莉子の恋模様を中心に描かれる恋愛ドラマ。直輝には当初恋人の葉月がおり、莉子もまた川崎に好意を寄せられているなど、2人を取り巻く恋愛模様が絡み合っているのも特徴です。月9ヒロインに抜擢された北川景子は、本作をきっかけにブレイクしました。
筆談ホステス〜母と娘、愛と感動の25年。届け!わたしの心〜【2010年】
あらすじ
青森で生まれ、1歳の頃に病気で聴力を失った斉藤里恵(北川景子)。学生時代は母親に反抗して次第に荒れていく里恵でしたが、クラブのママ・杏子(手塚理美)に出会い、筆談で接客を行うホステスとして働き始めます。強さと優しさを兼ね備え、美しい文字で客を魅了する里恵は、銀座No.1ホステスとして成長していきます。
見どころ
実在する筆談ホステスによる、同名の著書が原作。トークでの接客が重要なホステスの職業で、言葉を発さずに、文字だけで客の心を掴む才能を開花させていく主人公を、北川景子が熱演。表情での演技が唯一の感情表現であるため、通常の役柄よりも演技力が必要となる本作で、女優としての能力を発揮しました。
LADY〜最後の犯罪プロファイル〜【2011年】
あらすじ
警視庁に新設された「犯罪行動分析室」で、新人プロファイラーとして働く香月翔子(北川景子)は、殺人現場のかすかな手がかりから犯人の感情や気持ちを自分にリンクさせる才能の持ち主。しかし、事件を追う中で祥子は迅速な犯人逮捕への気持ちが先走り、チーフである結城晶(木村多江)や同僚から反感を買ってしまいます。
見どころ
海外では重大事件の捜査方法としてはよく使われる方法で、犯人の性格や職業などを読み解く「プロファイラー」の職業に、スポットを当てたドラマです。通常の刑事ドラマでは刑事が現場を当たり、次第に犯人に近づくという展開ですが、本作では「犯人」との心理戦がメインの見どころとなっています。
この世界の片隅に【2016】
あらすじ
太平洋戦争の中、絵が得意な北條すず(北川景子)は、顔も見たことない呉市に住む周作(小出恵介)の元へ嫁ぐことになります。新たな生活に戸惑いながら、持ち前の明るさで日常を乗り切っていたものの、友人リン(優香)と周作の過去の関係が発覚。周作への複雑な気持ちを抱くすずでしたが、激化していく戦火に巻き込まれていきます。
見どころ
片渕須直監督による映画が2016年に公開され、ロングヒットを記録したこうの史代による同名漫画が原作の本作。戦争を題材にした作品の中でも、普段は切り取られることのない一般的な家族の様子が主軸に描かれており、戦火に巻き込まれながらも必死に生きようとする、北川景子演じるヒロイン・すずの姿が涙を誘います。
謎解きはディナーのあとで【2011年】
あらすじ
新米刑事の宝生麗子(北川景子)は、実は大富豪の令嬢で天真爛漫な性格。事件では上司の風祭京一郎(椎名桔平)に振り回され、そのストレスを執事の影山(櫻井翔)にぶつける日々を過ごしていました。素直に育ったため、犯人の持つ感情を理解できない麗子。そんな彼女に事件の謎を相談された影山は、華麗に事件を解決してしまいます。
見どころ
東川篤哉による同名のミステリー小説をドラマ化した本作。お屋敷で麗子の捜査内容を聞いて事件を解決してしまう、執事探偵の影山が主人公の作品です。原作は毎回麗子に対して毒舌を放つ影山と、影山に怒りを覚えながらも華麗な推理に屈してしまう麗子とのコミカルなやり取りがお約束となっており、ドラマでも忠実に再現されています。
悪夢ちゃん【2012年】
あらすじ
小学校教諭の武戸井彩未(北川景子)は、表向きは良い先生を演じながらも、過去の経験から他人を信用できない性格。ある日、彩未が担任を務めるクラスに古藤結衣子(木村真那月)が転校してきます。悪い予知夢を見る結衣子は彩未に助けを求めるようになり、彩未は嫌々ながらも結衣子の夢に出てくる謎を解き明かしていきます。
見どころ
謎の予知夢を見る「悪夢ちゃん」こと結衣子と、夢の謎を推理する彩未が力を合わせ、事件を防ごうと奮闘するSFドラマ。予知夢に触れるうちに、彩未が過去と対峙する展開や、結衣子が彩未を頼る理由が明らかになっていきます。主題歌を担当した「ももいろクローバーZ」と共にドラマ内で踊る北川景子の姿も、当時話題になりました。
探偵の探偵【2015年】
あらすじ
紗崎玲奈(北川景子)は、妹を殺した犯人が雇っていた探偵を追うべく、悪徳探偵の探偵業を行う女性。ある日、玲奈の元を訪れた阿比留佳則(ユースケ・サンタマリア)は、警察からも信頼を置かれる名探偵でした。その後起こる事件に阿比留の裏の顔を感じ取った玲奈は、妹の死に関わっているのではと捜査を開始します。
見どころ
多くのミステリー小説では正義の味方として描かれている探偵像を覆し、悪い探偵を懲らしめようとするストーリーが特徴的な本作。妹の死に隠された真相を知ろうと命がけで事件に立ち向かう、たくましい女性を北川景子が演じ、劇中ではアクションもこなしています。
家売るオンナ【2016年】
あらすじ
不動産会社で働く三軒家万智(北川景子)は、営業成績トップのキャリアウーマン。彼女の部下として働く庭野聖司(工藤阿須加)は「売れない家はない」をモットーに卑怯な手を使っても家を売る万智の姿に、当初は難色を示します。次第に万智が家を売る真意に気づいた聖司は、自身の仕事のあり方を見つめなおし、成長していきます。
見どころ
感情をほぼ出さない奇妙な主人公を演じ、決め台詞の「GO」と共に北川景子の代表作となった本作。2017年にはスペシャルドラマが放送されるなど、視聴率が低迷するドラマ業界において、ヒットを記録しました。頑固なまでに家を売る万智の真相も明かされていき、毎回「家」に対するさまざまな人の思いが描かれています。
モップガール【2007年】
あらすじ
結婚式場で働く長谷川桃子(北川景子)はトラブルを起こした末に、関連会社である葬儀社の特殊清掃課に左遷されます。事件現場の清掃に向かった桃子が目にしたのは、強盗事件の犯人として射殺された高校時代の恩師の姿でした。後日恩師の遺品に触れた桃子は、事件前にタイムリープし、恩師を事件から救うべく奔走することに。
見どころ
遺品を触ると過去にタイムリープする能力を身に付けた桃子を主人公に、数々の現場の死者を救おうとする姿が描かれた本作。重いテーマでありながらも、仕事場の上司・大友将太郎(谷原章介)と桃子とのやり取りは、数少ないコメディ要素です。終盤で明らかになる、なぜ桃子に特殊能力が生まれたのかという疑問にも注目です。
最後に
モデルから女優へと転身し、今では主演作品を数多く抱える人気女優と成長した北川景子。『家売るオンナ』や『この世界の片隅に』など、信念をもって強く生きる女性を演じることが多く、現代社会で生きる女性に勇気を与える存在となっています。放映中の大河ドラマ『西郷どん』では篤姫役で出演が決まっており、どんな女性像を見せてくれるのかも楽しみですね。
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