『隣の家族は青く見える』公式Instagramアカウント(@tonarinokazoku)より
深田恭子と松山ケンイチが妊活に励む夫婦を演じる木曜劇場『隣の家族は青く見える』。脚本家・中谷まゆみによるオリジナルストーリーで、コーポラティブハウスに住む4組の家族の葛藤・成長が描かれたヒューマンドラマです。
この記事では、豪華キャストで毎週放送される『隣の家族は青く見える』の各話あらすじをご紹介します。
目次
【第1話】1月18日放送
『隣の家族は青く見える』公式Instagramアカウント(@tonarinokazoku)より
おもちゃメーカーに勤務する五十嵐大器(松山ケンイチ)と、スキューバダイビングのインストラクターをしている奈々(深田恭子)は結婚5年目の夫婦。小さなアパートで暮らしながら資金を貯めた2人は、念願のマイホームを手に入れます。
そんな2人の新居であるコーポラティブハウスには、他に3組が住んでいました。
1組目は、夫・小宮山真一郎(野間口徹)と妻・深雪(真飛聖)の家族。2人の子どもに恵まれ一見幸せそうですが、実は真一郎は務めていた大手商社を辞めてしまい失業中。プライドの高い深雪はそのことを周囲に隠して生活しているのでした。
2組目は、結婚を目前にした、バツイチのスタイリスト・川村亮司(平山浩行)とネイリストの杉崎ちひろ(高橋メアリージュン)のカップル。バツイチの亮司には前妻との間に子どもがいましたが、ちひろは大の子ども嫌い。子どもを産むのが女の幸せだと押し付ける深雪のことを嫌っていました。
そして、このコーポラティブハウスを設計した広瀬(眞島秀和)。広瀬はLGBTであることを隠しているものの、ある日強引に引っ越してきた彼氏・青木朔(北村匠海)と一緒に暮らすことになります。
そんなある日、大器の妹・琴音(伊藤沙莉)が妊娠。大器の母・聡子(高畑淳子)は大喜びし、次は奈々の番だと期待を寄せていました。
1年ほど前から子作りに励むも子どもができない大器と奈々は、不妊治療専門のクリニックを訪れます。そこで奈々たちは、片岡医師(伊藤かずえ)に1年以上避妊していないにもかかわらず妊娠に至らないのは、不妊症であると告げられます。
早く子どもが欲しいと治療を進めようとする奈々でしたが、大器は本格的な妊活はまだしなくてもいいのではないかと考えていました。
【第2話】1月25日放送
『隣の家族は青く見える』公式Instagramアカウント(@tonarinokazoku)より
片岡医師から毎日でも妊活に励むように言われ、食事や体操など妊娠のために良いものを全て取り入れようと頑張る奈々に、大器は疲れ気味。
片岡医師から良いタイミングだと聞いた日の大器のランチは精力を付けるためにと、奈々から指定された「うなぎ」。しかし、大器が開発したおもちゃにクレームが入り、その日の妊活は延期に。
翌日、大器が帰宅途中に家の前でウロウロしている真一郎に遭遇し、妊活から逃げるために家へ招待してしまいます。セクシーな衣装でやる気満々だった奈々は、せっかくのムードを台無しにされご機嫌斜めに。
しかし、奈々は妊活に対して曖昧な態度とる大器の姿から、彼が妊活に対して前向きではないことを感じ取るのでした。
一方、朔は広瀬から隣人たちに会わないようにと言われていたにも関わらず、コーポラティブハウスの共有スペースで奈々と談笑していました。奈々は2人の関係に気づいていませんが、ゲイであることを知られたくない広瀬はヒヤヒヤ。
その頃、ちひろに秘密にしている前妻との子に会いに名古屋へ来ていた亮司。そんな亮司を驚かそうと名古屋まで来ていたちひろは、ホテルで亮司と子どもが一緒にいるところを見かけてしまいます。
そして、深雪が企画したコーポラティブハウスのバーベキュー会の日。名古屋から帰ってきた不機嫌なちひろは、価値観の合わない深雪からまたもや子どもの話をされてとうとう口論に発展。
気まずい雰囲気になりバーベキュー会はお開きに。もう誰もいないと思ってキスをしていた広瀬と朔の姿を、忘れ物を取りに行った奈々が目撃してしまいます。
【第3話】2月1日放送
『隣の家族は青く見える』公式Instagramアカウント(@tonarinokazoku)より
渉と朔がキスをしているところを目撃して驚いた奈々でしたが、朔から2人の関係を内緒にして欲しいと頼まれ了承します。事情を知らない大器は、朔が奈々と馴れ馴れしく話していることをよく思っていませんでした。
そんなある日、帰宅途中に気を失って倒れてしまった奈々。偶然通りかかった朔が奈々をベッドに運んでいたところ、タイミング悪く帰って来た大器が2人の関係を疑い、朔に殴りかかってしまいます。朔は、事態を収拾するためにゲイであることを大器に告白するのでした。
それから高温期が続き、妊娠の兆候だと妊娠検査薬まで買った奈々でしたが、遅れて生理がきてがっかり。
その頃、亮司はちひろに、元妻が急死したから息子を引き取りたいと打ち明けていました。亮司にとって引き取らないという選択肢はなく、どうしても嫌なら別れるしかないと告げる亮司。それを聞いたちひろはショックのあまり、家を飛び出してしまうのでした。
そんなちひろが奈々の元を訪れます。亮司と別れると聞いた奈々はビックリ。簡単に別れを切り出しされ、自分はその程度の女だったと落ち込むちひろに、奈々はそれだけ愛されているのだと励まします。
その夜、妊娠していなかったことに落胆する奈々に対して、大器はいつか自分たちのところにもきっと赤ちゃん来てくれるはずだと励ましの声をかけるのでした。
【第4話】2月8日放送
『隣の家族は青く見える』公式Instagramアカウント(@tonarinokazoku)より
産婦人科で人工妊娠を勧められた奈々。家に帰ると、妊活中だと知った聡子が来ていました。
聡子は2人のことを思って様々な妊活グッズを持ってきますが、奈々と大器にとってはそれがプレッシャーになってしまいます。
その頃、深雪から娘の誕生会に招待された奈々。BBQ以来気まずくなっているちひろらにも招待状を渡して欲しいと頼まれるのでした。
そんな中、奈々の母・春枝(原日出子)が伊豆から上京。不妊治療をしていると打ち明けると、昔ながらの考えを持つ春枝は大反対。奈々は徐々に不妊治療に消極的になってしまいます。
奈々が家に戻ると、コーポラティブハウスの前が人だかりに。渉と朔がゲイカップルだと書かれた紙が貼られており、騒ぎになっていたのです。
渉が朔に状況を話すと、朔は攻撃は最大の防御だと考えて自分が張り紙をしたと告白するのでした。
誕生日会当日、渉の事を知った深雪は誕生日会を中止し、住民会議を開くことに。ゲイカップルを受け入れられない深雪は、子どもの教育の悪いと朔を非難します。
深雪の考えに納得いかない奈々は、誰でも幸せを掴む権利があると主張。深雪はその言葉聞き、家へ戻ってしまいます。
春枝が実家に帰る日、大器は不妊治療への偏見を和らげようと自作の資料を渡します。春枝は、そんな大器の思いを受け止め、2人の妊活を認めることに。
その後、奈々と大器は産婦人科を訪れ、人工授精を始める決意をするのでした。
【第5話】2月15日放送
須賀健太公式Instagramアカウント(@sugakenta1019)より
人工授精することを決意した奈々と大器。ベストなタイミングで病院に行けるよう、奈々は仕事のシフトを変更してもらい、大器も出勤前に精子を採取するなど前向きに動いていました。
一方、渉は「ゲイカップル」という怪文書のせいで、設計事務所を独立することを決意。渉に好意を寄せる事務所の後輩・長谷部留美(橋本マナミ)からは、気にしないで続けて欲しいと言われます。また、長谷部は、朔が何かを隠して渉に近づいたことを知り、渉の邪魔をしないでほしいと忠告するのでした。
そんな中、深雪は娘の優香を塾に送り届けた直後、塾からまだ優香が来ていないと連絡が来て大慌て。優香は深雪に内緒で友達とダンスをしていたのです。真一郎は、そんな楽しそうにダンスをする優香の姿を偶然目撃していました。
帰宅後、深雪が優香に何をしていたか問い詰めると、真一郎は優香をかばうために自分と会っていたと嘘を付きます。真一郎は好きなことをする優香を応援したいと伝え、優香は受験が終わるまでは勉強を頑張ると約束するのでした。
その頃、琴音から奈々のもとに破水してしまったと電話が。家族と連絡が取れないという琴音のために、緊急の帝王切開に奈々が立ち会うことになります。
手術は無事終わり、可愛い女の子が誕生。奈々は、先日行った人工授精が上手くいかなかったという連絡から複雑な心境でしたが、奇跡の瞬間に立ち会えて再び妊活を頑張ろうと決意するのでした。
一方、亮司と別れることを決意したちひろは引っ越しをすることに。しかし、いざ別れるとなって感情が高まったちひろと亮司は、抱き合い愛を確かめ合っていました。そんな時に、予定より早くやって来た亮司の息子と出くわしてしまったちひろ。亮司は、咄嗟に「婚約者」だと紹介してしまうのでした。
【第6話】2月22日放送
真飛聖公式Instagramアカウント(@sei_matobu)より
大器と奈々の元に、お宮参り後の聡子と琴音が生まれたばかりの娘・真奈を連れて訪れます。奈々と大器はすでに3回も人工授精に失敗しており、明るく振る舞う奈々でしたが心は疲れ切っていました。
一方、息子の亮太(和田庵)との生活を始めた亮司とちひろ。ちひろは、亮太を甘やかし自分のことを二の次にする亮司にストレスを溜めていました。
小宮山家では受験を控えた優香の成績が落ちてしまい、深雪は追加の講習を受けさせることを決めます。
そんな中、ボランティアの仕事が決まった真一郎でしたが、大企業で働くと思い込む深雪には言えずにいました。
その頃、渉は母親のふみ(田島令子)が骨折したと聞いて実家に帰ることに。朔も部下だと嘘をついて一緒についていきます。ふみは渉の結婚を強く望み、その言葉は渉を苦しめていました。
本当のことを言うべきだとする朔に対して、嘘をつくことも親のためだと渉は伝えます。しかし朔は、ゲイを恥じる渉の考えに納得がいきません。
奈々がお宮参りの写真を届けに大器の実家へ行くと、自暴自棄に陥った琴音の姿が。奈々の目の前で、子どもなんて産まなければよかったと叫ぶ琴音に、聡子はものすごい剣幕で怒ります。
事情を知っていることを悟った奈々が聡子に謝ると、聡子は奈々がいてくれたらそれでいいと涙ながらに語ります。
その夜、妊活で落ち込む奈々のために、ストレス発散用のサンドバックを買って帰った大器。奈々はそんな大器に、4回目の人工授精も上手くいかなかったことを伝えるのでした。
翌日、仕事先に直帰すると言って大器が向かった先は、なんと別の女性の家だったのです。
【第7話】3月1日放送
高橋メアリージュン公式Instagramアカウント(@maryjuntakahashi)より
偶然大器が女性の部屋にに入っていく姿を目撃してしまった深雪。衝撃的な場面を見た深雪は、浮気だと決めつけ奈々に言いつけるのでした。
大器が帰宅すると、産婦人科で勧められた体外受精の相談を始めた奈々。しかし、大器は予想に反して妊活をやめようと言い出します。
その頃、真一郎は深雪にボランティアの仕事について打ち明けていました。深雪は生活費のことを考えない真一郎に激怒し、真一郎は家を飛び出してしまいます。
一方、渉の家に突然やってきたふみ。部屋にある渉と朔が書いた約束を見たふみは、2人の関係を知ってしまいます。
渉はゲイであることをカミングアウトしますが、ふみは自分を責め、普通ではないと2人のことを受け入れられずに帰ってしまうのでした。
亮太のことで喧嘩していた亮司とちひろ。そんな2人の姿を見た亮太は、亮司になぜ離婚したのか問い、同じ失敗をしないと決心した亮司に対して、仲直りするよう伝えるのでした。
そんな中、奈々と大器は心を開いて話し始めました。奈々は、途中まで頑張ってきてまだ可能性があるのに、ここで諦めたくないと伝えます。
大器も、傷つきながらも平気なフリをして頑張る奈々を見ていられなかったと話し、気持ちを落ち着かせるためにカウンセリングに通っていたことを明かすのでした。
辛くても頑張りたいという奈々の気持ちを知り、大器も体外受精の覚悟を固め、心を通わせた2人は深く愛し合います。
翌日、妊活を改めて頑張ることを決意した奈々は、職場で不妊治療をしていることを打ち明け、職場の人からの協力も得ることにするのでした。
【第8話】3月8日放送
高橋メアリージュン公式Instagramアカウント(@maryjuntakahashi)より
コーポラティブハウスの面々は、少しずつ前に進み始めていました。
朔は高卒認定試験に向けて、真一郎のもとで猛勉強中。ちひろは亮太と徐々に打ち解けていました。
しかし、受験をやめてダンスがしたいと深雪に打ち明けた優香は、案の定大反対されてしまいます。
ある日、亮太の誕生日ケーキ作りを手伝うことになっていた奈々は、気を利かせてちひろと気まずい関係になっていた深雪も誘うことに。
深雪はお菓子作りをしながら、親との関係がうまくいかなかった過去を語りました。
ちひろもまた、子どもの頃に暴力を受けていたことを明かし、2人は本音を知って徐々に心を開き始めます。
そんな中、奈々は体外受精の準備をしていました。大器の心配をよそに、奈々は1人で産婦人科に行き、受精卵が2個できたと報告を受けるのでした。
亮太の誕生日、ちひろはケーキを作って待っていましたが、帰ってきた亮太はケーキを捨てて、家から飛び出してしまいます。
この日は誕生日であると同時に、最愛の母親を亡くした日でもあったのです。
それを知ったちひろは、母親の死を受け止め切れない亮太を優しく抱きしめるのでした。
一方、理想の家庭を築くために散財した深雪に、とうとう真一郎は爆発します。
子育てに追われて、自分の幸せがわからなくなったと話す深雪。それを聞いた真一郎は別れを告げ、娘は自分が引き取るからこれからは自由に生きてほしいと切り出すのでした。
その頃、産婦人科に体外受精の結果を聞きに行った奈々に、妊娠しているという嬉しい知らせが。
10日間は様子を見ないといけないものの、念願叶って妊娠した奈々と大器は幸せを噛みしめるのでした。
【第9話】3月15日放送
『隣の家族は青く見える』公式Instagramアカウント(@tonarinokazoku)より
やっとの思いで妊娠した奈々は、産婦人科に通うように。そんな奈々を家族中が祝福します。
その頃、朔はふみの元を訪れていました。朔は渉がゲイになったことに責任を感じているふみに、渉は今幸せに暮らしているということを伝えます。
朔がいない渉の家には、長谷部が来ていました。長谷部はいきなり下着姿になり、渉がゲイだと分かっていても渉の子どもが欲しいと言うのでした。
しかし、渉は女性には全く心が動かないと断り、長谷部は失意のなか去っていきます。
一方、深雪は真一郎から離婚を切り出されたことで気が抜けていました。
そんな中、次女の萌香が行方不明になり、踏切を渡ろうとする萌香をたまたま見かけた朔。危機一髪で萌香を救出するも、朔は怪我をしてしまいます。
その知らせを聞いた渉は一目散に病院へ駆けつけ、深雪や奈々などみんながいる前で朔を抱きしめるのでした。
それを見た萌香や優香は2人が愛し合っていると嬉しそうに話し、これまでゲイであることを批判していた深雪も自分の非を認めて、渉と朔に謝罪します。
深雪はそれを機に改心し、離婚に同意することに。真一郎へ親権を譲り、自分は1人で働いて人生をやり直すと決心するのでした。
そんな深雪の提案で、久しぶりにコーポラティブハウスのメンバーでバーベキューをしていると、奈々が急に流血して倒れてしまいます。
病院にすぐに向かうも、結果は流産。妊娠初期にはよくあることだと説明されますが、奈々も大器も失意の底に落とされるのでした。
翌日、大器が仕事から帰ると奈々からの置き手紙が。奈々は、自分のお腹の中で1つの命が無くなってしまったことに責任を感じていたのです。
そして、大器を父親にすることができないと無念の思いが綴られていました。
【最終話】3月22日放送
『隣の家族は青く見える』公式Instagramアカウント(@tonarinokazoku)より
奈々が実家に帰っていることを聞き、伊豆まで迎えにきた大器。
ところが奈々は、自分には大器を幸せにすることができないと別れを告げました。
大器は納得できず、子どもを作るための夫婦なのかと問いかけますが、奈々は口を閉ざしてしまいます。
その頃、高卒認定試験の合格通知を受け取った朔。渉はお祝いとしてパートナーシップ宣誓書を渡し、2人は正式にパートナーとなることに。
そこに朔の思いに心動かされたふみも現れ、2人の関係を祝福するのでした。
一方、優香はダンスコンテストで優勝。深雪はこっそりと優香の様子を見守っており、受験を辞めて好きな道に進むことを認めます。
子どもたちを立派に育てた深雪の愛情に気がついた真一郎は、離婚せずやり直そうと言うのでした。
また、自分に何かあった時に財産と息子をちひろに預けたいと考えた亮司は、事実婚誓約書を作ってちひろと正式に契約を交わし、より絆を深めます。
そんな中、落ち込む大器を見兼ねて奈々の元を訪ねた聡子。奈々は、自分が妊娠前と同じように振舞えないことで、大器に辛い思いをさせたくないと話します。
しかし聡子は、辛いことや悲しいことは大事な相手としか共有できないから、大器にも辛い思いをさせていいと奈々の背中を押すのでした。
その後、大器と出会った頃の写真を見ていた奈々は、2人で過ごした今までの日々を思い出し、ついに大器の元に戻ることに。
帰りを待ちわびていた大器は奈々がいない未来は想像できないと伝え、愛を確かめ合います。
そして、2人は不妊治療を辞める決意をするのでした。
そんなある日、共有スペースでは改めてバーベキューが行われることに。
そこでは亮太の提案で、ちひろと亮司のサプライズ結婚式が行われました。
幸せそうなちひろと亮司を見ながら、コーポラティブハウスに住むメンバーはそれぞれの幸せを噛みしめます。
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