『anone』公式Instagramアカウント(@anone_ntv)より
『Mother(2010年)』、『Woman(2013年)』に続き、脚本家・坂元裕二と水田伸生監督がタッグを組んで制作された新水曜ドラマ『anone』。全てを失った少女が、ある女性との出会いをきっかけに生きる大切さを知っていくヒューマンドラマです。今もっとも旬な若手女優・広瀬すずを主演に迎え、田中裕子、小林聡美、阿部サダヲ、瑛太など豪華俳優陣が出演しています。
この記事では、毎週放送される『anone』の各話あらすじをネタバレありでご紹介します。
目次
【第1話】1月10日放送
『anone』公式Instagramアカウント(@anone_ntv)より
身寄りがなく、訳あり物件の清掃のバイトで生活をしている19歳の少女「ハズレ」こと辻沢ハリカ(広瀬すず)。違う境遇でありながらも同じく帰る場所のない美空(北村優衣)と有紗(碓井玲菜)とともに、ネットカフェで寝泊まりする生活を1年も続けていました。
ハリカは、チャットアプリで「カノン」(清水尋也)という男性と会話することを毎日楽しみにしていました。闘病中のカノンは、ハリカの大好きなおばあちゃん(倍賞美津子)との話を聞きたがります。
一方、余命宣告をされ、店をたたむことにしたカレー屋の店主・持本舵(阿部サダヲ)の前に、謎の女性客・青羽るい子(小林聡美)が現れます。お互いに死にたいと思っていた2人は意気投合し、死ぬ場所を探すために一緒に車に乗り込むのでした。
そんなある日、有紗が大量の1万円札の入った袋を海岸で発見し、ハリカと美空は「柘」という町まで有紗とともにその袋を取りに行くことに。ハリカは、「柘」がかつておばあちゃんと一緒に暮らしていた場所だと思い出します。
その後、海岸でその袋を発見した3人でしたが、美空が2人を裏切りお金を奪って逃亡。それを目撃したその袋の持ち主・林田亜乃音(田中裕子)は、美空を追跡し袋を取り上げます。
そこに、舵とるい子が偶然通りかかり、大金が入った袋を持つ亜乃音に遭遇します。2人は亜乃音からお金を奪おうとするも、そこを通りかかったハリカが落ちた袋を拾い、去っていくのでした。
有紗とも決別して1人になったハリカは、子どもの頃の記憶をたどっておばあちゃんと暮らした森に向かうことに。しかし、そこでハリカが思い出したのは幸せなおばあちゃんとの思い出ではありませんでした。
ハリカがおばあちゃんの家だと思っていた場所は、捨てられた子どもたちが預けられる更生施設で、おばあちゃんだと思っていたのは、彼女を「ハズレ」と呼び、酷い扱いをしていた施設の校長だったのです。
子どもの頃の幸せな記憶は、全てハリカ自身が頭の中ですり替えたものだったのでした。
その後、ハリカがカノンに全て嘘の記憶だったことを話すと、カノンも今まで隠していた秘密を語りだします。彼の本名は紙野彦星で、同じ更生施設に入れられていた少年だったのです。
一方、森でハリカから札束入りの袋を返してもらった亜乃音は、海岸でそのお金を燃やしていました。そのお金は、亜乃音が自宅1階の廃業した印刷工場で発見したものだったのです。舵とるい子は、そんな不審な行動をとる亜乃音の姿を目撃するのでした。
【第2話】1月17日放送
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亜乃音の札束の中から、2万円だけ手に入れたハリカは1万円札の番号が2枚とも同じであることに気づきます。病気のカノンのためにお金を用意したいと考えるハリカは、林田印刷所がある亜乃音の元を訪れることに。
偽札だと指摘し、違法でもお金が欲しいと言うハリカに、亜乃音は偽札であることを認めつつも床下から見つけただけで自分は作り方が分からないとを説明します。
そんな時、札束が見つかったという床下を覗いたハリカがデジカメを発見。その中には、亜乃音の亡き夫・京介(木場勝己)と失踪した娘・玲(江口のり子)が仲良さそうに写った写真があり、亜乃音は衝撃を受けるのでした。
ハリカと亜乃音は、玲が写っていたラーメン屋を訪ねます。店主の話から、玲が現在離婚してシングルマザーとなり、ガソリンスタンドで働いていることを知るのでした。
自宅に帰った亜乃音は、ネットカフェに帰ると言うハリカを自宅に泊めさせることに。ハリカは、パジャマを着て布団で寝る喜びを感じるのでした。
亜乃音はハリカに、玲が実は夫と別の女性の間の子どもで、行方知れずになった母親が現れてから関係がうまくいかなくなったことを打ち明けます。ハリカは、悲しげな顔をする亜乃音に対して「亜乃音の愛情は玲に届いている」と声をかけるのでした。
翌朝、亜乃音は去ろうとするハリカに印刷所で掃除のバイトをしないかと提案し、ハリカは亜乃音の元で働くことになります。
一方、舵のカレー屋には、担保にしていた土地を取り上げに、幼なじみでカレーショップの本社で務める西海(川瀬陽太)が訪れていました。言われるがままに店を乗っ取られそうになる舵の姿を見たるい子は、割って入り契約書を破り捨ててしまいます。
店を出たるい子は、追いかけてきた舵に「社会からひどい目にあわされた人は、死ぬ前にすることがあるでしょ、怒るんです」と奮い立たせるのでした。るい子は、お店を取られないで済む方法があると提案。亜乃音が持っていた大金を印刷所の裏金だと考え、それを盗み出す計画を立てるのでした。
亜乃音の出勤後、お遣いから帰ってきたハリカは盗みに入った舵とるい子に遭遇し、印刷所が荒らされていることに気づきます。ハリカに追い詰められた2人は、なりゆきでハリカを誘拐してしまうのでした
2人がカレー屋にハリカを連れて戻ると店内のトイレのドアが開き、そこには西海の姿があり、彼は拳銃を持っているのでした。
【第3話】1月24日放送
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弁当屋で働く理市(瑛太)は、サービス券を作りなおしてほしいと頼まれ、自宅には帰らず作業をしていました。かつて林田印刷所で働いていた理市は、京介に線香をあげたいと印刷所に上がり込み、亜乃音が見ていない隙に印刷所の機器を盗みます。そして、偽札が隠されていた床を気にするのでした。
舵のカレー店に隠れていた西海は、モデルガンで上司を殺害し警察から追われていました。舵から印刷所に隠された大金のことを聞いた西海は、ハリカを人質にして身代金を取ることに。それに抵抗していたるい子でしたが、息子がいることを知られ、弱みを握られてしまいます。
身代金の用意をさせるように命じられたるい子は、ハリカの写真を見せて亜乃音を脅迫。亜乃音は夫の保険金1000万円を払うと言いますが、るい子は裏金があるはずだとさらに要求します。
亜乃音は、裏金を疑うるい子に偽札を印刷して見せ、本物としては使えないことを説明します。しかし亜乃音の知り合いが訪ねてきた隙に、るい子は印刷された偽札を隠すのでした。
亜乃音が1000万円を用意すると、るい子はそれを封筒に入れさせ、西海が指定する河川敷の橋まで向かいます。
取引の場所である橋に着き、亜乃音が現金の入った封筒を西海とハリカがいる河川敷へ投げ捨てると、西海はそれを奪い逃亡。舵は、ハリカに逃げるように促すと、西海の後を追うのでした。
夢中で駆け寄り抱きしめる亜乃音に、ハリカがどうして自分を助けたのかと聞くと、亜乃音はただ微笑みます。
ところが、封筒の中身はるい子によって偽札とすり替えられていました。それに気づいた西海は、生きているのが嫌になったと自殺。偶然にも現場の近くにいた理市は、倒れた西海の側に落ちていた封筒を持ち去り、その中身が偽札であることを確かめます。
気が付くと、るい子は橋の上からいなくなっており、1000万円の入った封筒を持って逃亡していました。
【第4話】1月31日放送
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盗んだ1000万円を持って、自宅アパートに戻ってきたるい子。そんな彼女の側には女子高生が佇んでいました。少女の名前は、アオバ(蒔田彩珠)。
「アオバ」は、るい子が高校生の時に死産した子どもに付ける予定だった名前で、るい子がその子の幻を見るようになってから「アオバ」と呼び、親子のように過ごしています。
その頃、忘れ物をしたと嘘をついて再び印刷所に訪れた理市は、印刷機が最近使われたかどうか確認していました。その後、自宅に戻ると妻子が待っており、夜勤続きの理市を気遣うのでした。
誘拐事件があった時から亜乃音の元で暮らしているハリカは、お金が盗まれてしまったことに責任を感じて舵の元を訪れていました。
ハリカにお金の話を聞いた舵はるい子が盗んだことを確信し、るい子の息子・樹(武藤潤)が住む自宅マンションを訪ねます。義母や息子もるい子の行方を知らなかったため帰ろうとした2人でしたが、マンションの入り口でるい子と遭遇。
自分のアパートに2人を連れて行き、娘の幽霊の話と息子の話をするのでした。常に心の支えであったアオバは、息子を産んでから以来姿を消してしまい、息子の樹は義母の影響でるい子を軽んじるようになっていました。そんな2人にひどい扱いを受けて苦しむるい子の元にアオバは戻ってきたのです。
るい子は叶うことのなかった母娘の暮らしを思い、アオバのもとに行ってしまいたいと考えるように。しかし、そうならないためにも樹に一緒に家を出てほしいと頼み、新しい生活に必要なお金を稼いで帰ってくると約束していたのです。
ハリカのお金を返すよう舵が詰め寄ると、るい子は部屋の中からお金が消えていることに気づきます。慌てて飛び出し、階段から落ちてしまったるい子に、アオバが「もうこっちへおいでよ」と声をかけるのでした。
生きてる子どもに愛されないから、死んだ子どもを愛しているダメな人間だと言うるい子に、生きてても死んでても、好きな方と一緒にいればいいとハリカは話します。そして舵も、あなたが好きだから家に帰らないでほしいと告白するのでした。
けじめを付けるために家に戻ったるい子は離婚届にサインし、そこに現れたアオバにもうしばらく生きてみる、と伝えます。舵とハリカの元に戻り、自首すると言ったるい子でしたが、2人は亜乃音に会いに行こうと言うのでした。
一方、仕事を終えた亜乃音は、玲が働くガソリンスタンドに立ち寄り、そこで探し物をしていた玲の息子・陽人(守永伊吹)に声をかけていました。それに気づいた玲は、亜乃音と夜に会う約束をします。
その夜、玲から、もうすぐ再婚するから自分にも陽人にも近づかないでほしいと言われるものの、亜乃音は娘の幸せを喜ぶのでした。
しかし、家に戻った玲を迎えたのは理市だったのです。
【第5話】2月7日放送
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亜乃音の元に訪れた舵とるい子。自首すると申し出たるい子でしたが、亜乃音は警察に行ったら偽札のことも話さなければいけなくなると断ります。
そんな中、亜乃音の同僚・花房(火野正平)が訪ねてきて、ハリカ、舵、るい子はともに楽しい時間を過ごしました。その夜、亜乃音は舵とるい子の分も布団を敷き、4人の奇妙な共同生活が始まります。
ハリカは彦星に楽しい新生活を話すとともに、重粒子線治療を使えば病気もいつか治ると伝えました。しかし、彦星から明日のことは考えられないと言われてしまいます。
突然連絡が取れなくなった彦星を心配したハリカが病院に駆けつけると、病室に彦星の姿はなく肺炎で集中治療室に入れられていることを聞くのでした。
夜まで連絡が取れなかったハリカの元に、心配した亜乃音が駆けつけると、ハリカは彦星の病室が見える場所に立っていました。
ハリカは自分はここにいても彦星のために何もできないと言って帰ろうとしましたが、亜乃音は、何もできなくていいからその人を思いながらここにいるべきだと諭すのでした。
明け方までその場所にいたハリカは、病室に明かりがつき彦星が戻ってきたことに気がつきます。安心したハリカは、近くで一緒に待っていくれていた亜乃音に抱き付いて涙を流すのでした。
その後、彦星は、ハリカが働くパン屋に行った夢を見て以来明日のことを考えるようになったと話し、いつかハリカと会いたいと前向きな姿勢を見せるのでした。
一方、印刷の仕事をしてみたいと言い出した舵のために、亜乃音は理市を呼び出していました。しかし、印刷所にやって来た理市は偽札の話を始め、過去に亜乃音の夫と一緒に偽札作りをしていたことを明かします。
さらに、自分が作った偽札がついに両替機に認識されたことを伝え、偽札作りに協力してほしいと驚くべきことを言い出すのでした。
【第6話】2月14日放送
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偽札作りに協力してほしいと言われた亜乃音とるい子は、理市を追い出そうとするも、ハリカと舵はその話にどこか惹かれていました。
帰り際、理市から玲と交際していることを聞いた亜乃音は衝撃を受けます。
翌日、亜乃音は職場で花房からプロポーズを受けていました。そんな亜乃音が家に帰ると、偶然出会った陽人とハリカが仲良く遊んでいました。
玲からもう関わらないように忠告されていたものの、少しだけならと一緒に過ごすことに。
皆と違うから僕は変な子だと話す陽人に、自分の幼少期を重ね合わせたハリカは、思わず涙を浮かべます。
陽人を家まで送った亜乃音は、玲に理市には秘密がある伝えるも、玲は理市が結婚していることを知っていたのでした。
理市を呼び出した亜乃音が、玲を悲しませないでほしいと頼むと、理市は協力してくれれば玲とは別れると交換条件を出しました。
そして、過去に玲が暮らしていたアパートで起きた火事で、当時5歳だった陽人を助けようとした男が犠牲になったことを話し始めます。
理市は、陽人が火事の原因を作ったことを証明する動画を撮影しており、それを亜乃音に見せるのでした。
亜乃音の夫・京介もその動画を見せられて偽札作りに協力していたのです。
協力しなければ玲に動画を見せると言われ、慌てて印刷所に戻った亜乃音。
その頃、ハリカは彦星の余命があと1年しかないことを知り、切な表情で亜乃音、るい子、舵にお金が欲しいと告げるのでした。
一方、彦星の病室には1人の若い女性が現れ、助けに来たと言って彼の手を握っていました。
【第7話】2月28日放送
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陽人のために偽札作りを手伝う決意をした亜乃音。舵とるい子もそれに協力することになります。
彦星の治療のためにお金が必要だと訴えたものの、亜乃音にきっぱり断られてしまったハリカは、夜勤のバイトを入れて夜も働くように。
3人はハリカが家にいない間だけ、理市に指示され偽札作りをすることに。まずは、海の近くにある自販機に偽札を通すことを目標とします。
そんなある日、家に訪れた花房に、亜乃音は頼んでいたお茶の代金として、うっかり偽の千円札を渡してしまいます。
それに気づいた亜乃音は翌日、職場で花房が昼寝をしている間に、財布に入っていた偽札を本物と入れ替えるのでした。
一方、彦星の病室に訪れた香澄(藤井武美)は、自分の父親が彦星の両親に会っていると話します。
亜乃音が帰宅すると、ハリカが偽札作りを手伝う姿が。亜乃音は理市を追い出し、自分の幸せのために生きて欲しいと、ハリカのことを必死で止めました。
しかしハリカは、自分の大切な人がいなくなったら幸せにはなれないと、引き止める亜乃音を振り払ってしまいます。
その後、ハリカは理市の作業場に訪れ、亜乃音が偽札作りに協力している理由知るのでした。
家に戻ったハリカに、つい自分の子どものように思ってしまったと謝る亜乃音。ハリカが偽札を作ることを認め、もし何かあった時は自分が母親になって守るから、そばを離れないでほしいと頼むのでした。
亜乃音の温かさを感じたハリカは、涙を浮かべながら離れないことを約束します。
ハリカも加わって偽札作りを始めた4人は、ついに偽札を自販機に通すことに成功。浮かれた4人はジュースを買って乾杯するのでした。
その頃、理市を追いかけてきた妻の結季(鈴木杏)は、理市が偽札作りをしている秘密の部屋に行き着きます。結季はこの部屋は何なのかと、理市を問い詰めるのでした。
【第8話】3月7日放送
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作業部屋について結季に聞かれ、スマホのアプリを開発するための部屋だと説明する理市。そんな理市に結季は、お金がなくても幸せになれると言葉をかけます。
その頃、ハリカは彦星とのチャットアプリからメッセージを送ってきた茉歩(藤井武美)と会うことに。ハリカと彦星の関係を疑っていた茉歩は、彦星への思いを語ります。
裕福な家庭に育った茉歩は、大好きな彦星のために治療費を工面しようとしていました。彦星はそれを知り、人生を買われるくらいなら生きたくないと茉歩に伝えます。
一方、亜乃音の家にやってきた玲。理市がいることに驚くも、事情を知らない玲は理市との仲を反対する亜乃音に対して、間違っている関係だとしても母親として応援してほしかった言うのでした。
そんな中、偽の1万円札が出来上がり、それぞれ違う場所で認識されるか試すことに。
不安を口にするるい子に対して亜乃音は、何かあったらハリカを逃がすように頼みます。
その夜、偶然会った亜乃音と花房。亜乃音の異変に気づいていた花房は、工場をたたむように勧めるのでした。
ハリカの元には彦星から電話が。彦星は茉歩との関係を誤解してほしくないとハリカへの思いを語り、ハリカも彦星を大切に思う気持ちを伝えるのでした。
一方、舵とるい子は両替機やATMに偽札を通すも戻ってきてしまい、理市が試した偽札は銀行のATMに入ったまま出てこなくなってしまいます。
その後、亜乃音を送りに印刷所にやってきた花房。理市が偽札を印刷している姿を見て自首を勧めますが、理市はそんな花房の首に手をかけるのでした。
そんな中、ハリカがゲームセンターの両替機に入れた偽札が見事認識されます。
【第9話】3月14日放送
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花房の首に手をかける理市を引き離し、事なきを得た亜乃音たち。
嘘には嘘を重ねていくしかないのだと説教をする花房でしたが、もう2度としないと話す亜乃音たちの言葉を信じて見逃してくれるのでした。
しかし、理市がATMに残した偽札が発見され、ついに警察が動き出します。
防犯カメラに写った理市を見た結季は警察に通報し、娘にはもう関わらないでほしいと家を出ていくのでした。
そんな中、彦星から会いたいと言われ、デートを心待ちにしていたハリカ。
亜乃音にプレゼントされた洋服を着るハリカを見て、亜乃音やるい子、舵は自分のことのように喜びます。
その夜、るい子は舵にずっと一緒にいたいと思いを伝えますが、彼女の気持ちに応えられない舵は1人心を痛めるのでした。
翌日、心を弾ませながら彦星の病院に向かったハリカは偶然茉歩に会い、彦星の治療費を出そうとしたが断られたこと、その理由がハリカを想う気持ちゆえだと聞きます。
その後、彦星の元を訪れたハリカは、思ってもいないことを言って涙ながらに身を引くのでした。
一方、学校の先生から母親宛の手紙を渡され、火事の記憶を思い出した陽人。
玲の元に来た理市に対して、陽人は自分が火事を起こしたのかと尋ねるのでした。
そんな中、亜乃音の印刷所には警察が来ていました。証拠を捨てに出たるい子は舵と合流しますが、舵は理市と一緒に逃げると話します。
しかし、舵の余命が短いことに気が付いていたるい子は、舵がわざと離れようとしていることを読み取るのでした。
るい子は、ずっと一緒にいたいという願いが叶わなくても、せめて看取らせてほしいと涙ながらに訴え、舵を抱きしめるのでした。
その頃、印刷所で偽札の切れ端が発見され、亜乃音は連行されることに。その様子を見て慌てて駆け寄るハリカでしたが、亜乃音は他人のふりをするのでした。
【最終話】3月21日放送
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逃亡中に立ち寄った旅館で亜乃音の逮捕を知った舵とるい子。亜乃音は、面会に来た花房からハリカが鑑別所に入ったことを知らされます。
そんなハリカの元には、彼女の真意を察した彦星からの手紙が。
そこには、茉歩の申し出を受けて治療を受けること、これから毎日ハリカに手紙を書くことが記されていました。
一方、舵を看取るために逃亡を続けたるい子は、舵の看病を続けながらアパートに潜伏していました。
ある夜、るい子の膝に倒れ込んだ舵はすぐに起きると言って目を閉じ、そのまま帰らぬ人となります。
翌朝のニュースで、街頭インタビューを受ける在りし日の舵を見て、るい子は涙するのでした。
そんなある日、ハリカの元に一時的に退院した彦星が面会にやってきました。
2人はとりとめもない話を交わし、あっという間に時間は過ぎてしまいます。
その後、彦星ともう会わないと決めたハリカは、叶わなかった彦星との未来に思いを馳せるのでした。
その頃、理市は逃亡生活を続けていました。
鑑別所を出たハリカは、玲に理市のことを尋ねて理市と連絡を取り、偽札が認識された両替機のことを明かします。
ハリカはそこにやって来た理市に自首をしてほしいと訴えるも、理市は辛い過去がある人間にはこの世を恨む権利があると語るのでした。
辛い人が辛い人を傷つけるなんて馬鹿みたいだと言い放ったハリカ。
返す言葉が無くなった理市は、自首する前に陽人に会いたいと言うのでした。
理市は陽人に火事を起こしたのは自分だと言い聞かせます。その後、自首した理市には懲役8年が言い渡されました。
一方、事実を知った玲は亜乃音との面会で「お母さん」と語り掛け、玲はついに亜乃音のことを母親だと認めるのでした。
2年後、刑期を終えて出所した亜乃音。ハリカは亜乃音からもらったワンピースを着て出迎えます。
亜乃音の家では同じく出所したるい子が待っており、るい子の目には舵の幽霊が見えていました。
ハリカは亜乃音に一人暮らしを考えていることを伝え、帰る場所があるからこそ1人で頑張ってみたいと言うのでした。
その夜、ハリカ、亜乃音、るい子、舵の幽霊は仲良く流れ星を見て、願い事をするのでした。
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