その後、絵本の読み聞かせをして、折り紙をして、行事に備えた教室のレイアウトも、彼女と一緒に考えました。日が傾きかけたころ、最後の子を親御さんが迎えに来たときまで、彼女は欠かさず子供たちに手を振っていました。彼女の存在は、子どもたちの記憶にもしっかり残ると思います。
思い返せば、私もまた、先入観にとらわれていた。直接会って、そして向き合わないと、その人がどんな人間なのかなんて分かるはずがありません。歩み寄ることもせず、「なんとなくそう見える」と遠くから判断する限り、どんな評価であろうとそれは、先入観に満ちた独りよがりな意見なのでしょう。
子どもたちと遊ぶときに、私はよく〇×ゲームをします。お題を出して、その理屈が正しいかどうか、〇×で答えてもらうという簡単な遊び。
アリは、小さいから、小人だ。
レモンは、黄色いから、バナナだ。
車はとても速いから、ジェット機だ。
レモンは、黄色いから、バナナだ。
車はとても速いから、ジェット機だ。
彼女は女子校生で、インターン生だから、不真面目だ。
私は男性だから、…。
私は男性だから、…。
私が気にしていた問題なんて、その程度だ。
私の仕事は、私の仕事。私の誇りは私の誇り。胸を張って、これからも子供たちと、関わる人たちと、正面から向き合えばいい。きっと、相手のことを知ることと同じくらい、自分を知ってもらうことも重要なのだ。
その日の業後、園長に話しかけられました。
「インターンの子、すごくいい顔してたわ。他の先生にもインターン生のお世話、させてみようかしら。どう思う?」
「はい。まずは、園長が受け持つべきかと」
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女性が進出するだけが男女平等ではありません
男性もまた進出していく、それが男女平等
女性解放と同じに考えてはいけません
私も、保育園でただ一人の男性保育士です。何かとツラい事も多いですが、お互い頑張りすぎずに頑張りましょう。
男性保育士です。
こういう風に考えられる人がどんどん増えてくれればな-、って思いながらまた仕事頑張ります、ありがとうございました。
確かに見た目で判断しがちですが、ダメですよね~メイビ~!!!
良い娘たちに脱帽です。泣けました。
幼稚園ですが、娘の先生は男性でした。とっても楽しそうでしたよ^ – ^
そして、知人の旦那さんも保育士さんでしたが、結婚を機に辞めてしまいました。
家族を養えないからです。男性も続けられる職業になって欲しいです。
男性保育士です。
こんな考えの人がたくさん増えて、今の男性保育士のイメージが変わればいいなと本当に思っています。
お話を聞いていて、同じようなことが僕にもあったので、読んでいて涙が出てしまいました。