目次
ウォーキング・デッド【2010年】
あらすじ
逃走犯との銃撃戦で負傷し昏睡状態になっていた保安官リック(アンドリュー・リンカーン)。彼が目覚めた時には、"ウォーカー"と呼ばれるゾンビが次々と人に襲い掛かる悪夢のような世界になっていました。リックは家族が生きていること信じながら、道中で知り合った仲間たちとともにアトランタにある避難所を目指します。
見どころ
ウイルスによって崩壊した世界で、残された人類が必死に生き抜く姿を描いたサバイバル劇。ゾンビから逃げる恐怖だけでなく、食料不足や弱肉強食に苦しむ人間が極限状態になり、性格さえも一変してしまう様子が映し出されています。主要人物でも、物語上で躊躇無く死んでしまうなど、生と死が背中合わせのリアルな世界観が表現された作品です。
ハンドレッド【2014年】
あらすじ
核戦争による地球崩壊から約100年。生き残った人類は宇宙ステーションで生活していましたが、酸素不足が深刻化し地球への移住を目指すことに。そこで政府は住環境を調査するために、医者の娘クラーク(イライザ・テイラー)を含む18歳以下の囚人を地球に送り込むことにしました。しかし地球は、核戦争を生き延び野生化した野蛮種族「グラウンダー」や、人食い人種「リーパー」が蔓延る危険地帯となっていたのでした。
見どころ
崩壊した地球に生き残っていた野蛮な人類と、そこに送り込まれた若者たちの戦いが描かれたSFアクション。種族争いが激化する地球でのサバイバルだけでなく、若者たちの成長していく過程も描かれており、恋愛や友情、信頼や裏切りといった群像劇も楽しむことができる作品です。
レボリューション【2013年】
あらすじ
国防省の研究チームが開発したナノマシンの暴走による大停電から15年。モンロー共和国の電気を復旧させるため、研究チームを捕まえにきたネヴィル大尉(ジャンカルロ・エスポジート)は、抵抗した仲間をかばったベン(ティム・ギニー)を撃ってしまうのでした。叔父マイルズ(ビリー・バーク)を頼るように、というベンの遺言を聞いた娘チャーリー(トレイシー・スピリダコス)は、マイルズを探しにシカゴに向かう旅に出ることになるのでした。
見どころ
地球規模の大停電(ブラックアウト)によって崩壊した世界を描いたSFドラマ。技術が発達した現代社会で電力がなくなった時、人はどのような生活を強いられるのか、というリアルな状況を目の当たりにすることができる作品です。ストーリーが進むごとに、敵が仲間になったり、味方が裏切ったりと目まぐるしく変わる人間模様や、先の読めない展開に注目です。
アンダー・ザ・ドーム【2013年】
あらすじ
米軍特殊部隊を除隊後、債権回収の取立てをしていたバービー(マイク・ヴォーゲル)はある日、債権トラブルとなった男を殺害し森に埋めていました。そんな中、町一帯が謎の巨大なドームに覆われ、ドームにぶつかった飛行機も大破、境界線にいた牛が真っ二つに切断されるなど、外部と分断状態に。何週間経ってもドームが消える気配はなく、次第に食料や水不足による問題が発生し、閉じ込められた人々は、過酷な状況に追い込まれていきます。
見どころ
スティーヴン・キングの同名小説を原作としたSFミステリー。一体どこから来たものなのか、何が目的なのか、正体がわからない謎のドームが突然現れ、先の見えない不安と恐怖が襲います。共に生き抜くため協力していた人々が、食料や水不足に直面すると醜い本性を現す姿が映し出されており、極限状態での人間の本質に切り込んだ物語です。
LOST【2005年】
あらすじ
順調に航路を飛んでいたオーシャニック815便が突如無人島に墜落。飛行機に乗っていた医者のジャック(マシュー・フォックス)は、リーダーシップを取り医師として48名の生存者を救出します。一向に助けが来る気配が無く数日が経過し、島では次々と不可解な出来事が起こり始めるのでした。食料不足が深刻化する中、残された生存者は精神的に追い詰められていきます。
見どころ
J.J.エイブラムスの出世作で、2006年にゴールデン・グローブ賞作品賞を受賞したSFスリラー。生存者48名のそれぞれが抱えている問題がフラッシュバックで少しずつ明かされていき、島で初めて会ったはずの彼らの過去が徐々に繋がっていく展開に目が離せません。ハワイのオアフ島がで撮影が行われ、その壮大な自然がミステリアスな世界観を盛り上げています。
生存者たち【2009年】
あらすじ
夫と息子と平凡な生活を送っていたアビー(ジュリー・グレアム)。ある日、生存率1%致死率99%という謎のウイルスが世界中で蔓延していることを知った彼女は、アドベンチャースクールに通う息子を迎えに行くも、途中で高熱を出して倒れてしまいます。それから3日が経ち、目を覚ましたアビーは自分にウイルス耐性あることを知り、血が繋がる息子にも耐性があると確信。アビーは生きているはずの息子を探す旅に出ることになります。
見どころ
テリー・ネイションの同名小説が原作。驚異的なスピードで蔓延する謎のウイルスの中で、生き残った1%の人々たちが繰り広げるサバイバルサスペンスです。主人公や登場人物がごく普通の生活を送る一般市民という設定にもリアリティがあり、感情移入しやすい作品となっています。生きるために欠かせない食料や水を奪い合う中にも、人間らしさを決して忘れないアビーの姿からは人の温かさや強さを見ることができます。
フィアー・ザ・ウォーキング・デッド【2015年】
あらすじ
ある日、薬物中毒のニック(フランク・ディレイン)はガールフレンドが死体を食べている姿を目撃。そのことを彼女の母マディソン(キム・ディケンズ)と、そのボーイフレンドのトラヴィス(クリフ・カーティス)に話したニックでしたが、信じてもらえません。そんな中、ウイルスに感染して死んだ人間が生き返るという異常な事態が発生。トラヴィスらは町から逃げようとしましたが、軍によって州一帯をフェンスで囲み封鎖されてしまいます。
見どころ
『ウォーキング・デッド(2010年)』の前日譚で、ゾンビが蔓延る世界になるまでの過程が描かれています。しかし本編とストーリーが繋がっているわけではなく、世界観は共有しながらも登場人物の強さや立ち向かい方に違いがあります。本編ではスピード感や力強さがありますが、今作ではじわじわと追い詰められオロオロする人物が多いなど、そうした違いを楽しむのもおすすめです。
ザ・ラストシップ【2015年】
あらすじ
米海軍駆逐艦「ネイサン・ジェームズ」の艦長チャンドラー(エリック・デイン)は、スコット博士(ローナ・ミトラ)と共に、無線封止のため北極に向かっていました。任務終了後、スコットはやり残したことがあると主張し、本国からも任務の延長が言い渡されます。それに違和感を覚えたチャンドラーはスコットを問い詰め、本来の目的がワクチン開発だったこと、任務遂行中に世界中に致死率100%のウイルスが蔓延したことを知り、隔離された艦内でのワクチン開発を決断するのでした。
見どころ
ウイルスが蔓延した世界で、難を逃れた米海軍とウイルス学者が世界を救うために戦うアクションスリラー。米海軍全面協力のもと制作された本作では、ドラマの域を超えた大迫力の戦闘や爆撃シーンを見ることができます。ミサイル駆逐艦ハルゼーで撮影をし、乗務員の制服も実際に海軍が着用していたものを使うなど、マイケル・ベイ監督のこだわりが散りばめられています。
ビトゥィーン【2015年】
あらすじ
22歳以上のすべての人が死に絶える謎の現象が起こった小さな町プリティーレイク。事件後、町は軍の厳重な監視下に置かれ、隔離措置のためにフェンスで封鎖された若者だけの無法地帯となりました。町の権力者の息子だったチャック(ジャスティン・ケリー)が実権を握る中、ついには電気も使えなくなってしまいます。病気かウイルスか、原因もわからぬまま若者たちは孤立し、次々と起こる悲劇に巻き込まれてきます。
見どころ
大人たちが死に絶え、残された若者が必死に生き残る道を模索するSFミステリー。外部との接触も出来ずに、曖昧な情報で錯綜する若者たちの心の揺れや不安が繊細に描かれています。生きることへの執着心や死への恐怖といった描写は少なく、人間ドラマをメインに展開してきます。
Zネーション【2014年】
あらすじ
全世界で猛威を振るうZN1ゾンビウイルスの感染が始まってから3年後のニューヨーク。ゾンビに噛まれても感染しなかった唯一の人間マーフィー(キース・アラン)は、人類を救う最後の希望とされていました。生き残った優秀な兵士たちは、マーフィーの血からワクチンを作るためにカリフォルニアの研究所まで彼を送り届けることを命じられます。彼らは、ゾンビの脅威と戦いながら3000マイルに及ぶ長い旅に出ることになるのでした。
見どころ
ワクチン開発最後の希望となる1人の男の護送のために、ニューヨークからカリフォルニアまで3000マイルの過酷な旅に挑むアクションアドベンチャー。本作は、バリエーション豊かなゾンビが登場し、コメディー要素も含まれた比較的ライトな作品です。食糧不足や自然災害など毎回違う問題を対処する1話完結型のストーリーなので、キリよく観やすいドラマと言えます。
最後に
『ウォーキング・デッド』のようなゾンビが迫ってくるハラハラ感を楽しむもの、『アンダー・ザ・ドーム』にようにミステリアスな緊張感があるものなど、個性的で多彩なサバイバルドラマを10作品ご紹介しました。崩壊した世界を舞台とした作品は、非現実的でありながらも刺激的でゾクゾクしますよね!ぜひ、色々な作品を視聴してみてくださいね!
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