今回は、今から抑えておけば間違いない、注目の若手俳優が出演する海外ドラマを10作品ご紹介します。
目次
ベイツ・モーテル【2014年】
あらすじ
ノーマン・ベイツ(フレディ・ハイモア)と母ノーマ(ヴェラ・ファミーガ)は、事故で死亡した夫の保険金でモーテルと家を購入し、アリゾナからオレゴンに引っ越します。近くの学校に通い始めたノーマンにも、ブラッドリー(ニコラ・ペルツ)やエマ(オリヴィア・クック)という親友ができ、新生活も順調に進んでいました。ある日、ノーマはモーテルの元所有者の男に侵入され、レイプされてしまいます。しかし帰って来たノーマンが男をメッタ刺しにして殺害してしまうのです。
見どころ
1960年『サイコ』シリーズの主人公ノーマン・ベイツの少年時代を描いた、サイコサスペンスです。メッタ刺しというノーマンの狂気や異常さを強く印象づけることで、彼のサイコな一面を視聴者から遠ざける、巧みな隠し技が最大の見どころ。2005年『チャーリーとチョコレート工場』で主人公チャーリを演じた頃のフレディ・ハイモアのあどけない表情とは異なり、もはやハイモアが殺人鬼ノーマンにしか見えなくなってくるほど、俳優として目ざましく成長した演技に注目です。
THE 100/ハンドレッド【2015年】
あらすじ
核戦争によって地球が崩壊し、残された人類は、宇宙ステーションで生活していました。そして約100年後、人口増加により地球帰還を迫られた人類は、地球を調査するために、クラーク(イライザ・テイラー)や、最年長のベラミー(ボブ・モーリー)を初めとする、服役中の若者100人を送り込みます。しかし地球では、グラウンダーと呼ばれる危険な種族(生き残り)から攻撃され、想定外のサバイバルを強いられることに…。
見どころ
ティーンエイジャーを中心としたサバイバルで、安全だったアークから地球に降り立ち、命の危機にさらされた若者たちの成長過程が、最大の見どころです。そして、注目の若手俳優といえば、ベラミー役を演じたボブ・モーリー。オーストラリアで人気のテレビドラマ、1985年公開の『Neighbours』に出演し、一気に注目度を上げました。彫が深く、エキゾチックな顔立ちと、鍛え上げられた筋肉。マッチョイケメン好きは注目必須です。
GOTHAM/ゴッサム【2015年】
あらすじ
犯罪都市ゴッサム・シティでは、新人刑事ジェームズ・ゴードン(ベン・マッケンジー)が、ベテラン刑事ハービー(ドナル・ローグ)と共に、大富豪ウェイン夫妻殺人事件を担当します。ゴードンは、残された夫妻のひとり息子、ブルース(デヴィッド・マズーズ)と出会い、犯人逮捕を約束しました。しかし、捜査が進むにつれ、署内で目撃者が殺害されるといった、不可解な事件が起こり、ゴッサムの闇が浮き彫りになって行きます。闇に屈しない意志を持っていたゴードンでしたが、知らぬ間に、彼もゴッサムの闇に飲まれていくのです。
見どころ
バットマン誕生前の、ゴッサムシティのダーク要素や激しさ、アクションをミックスさせ、主人公を誰とも設定しない、街全体を描いた群像劇。知的で意志が固いブルースがかもし出す雰囲気は、まるで将来のバットマンそのもの。2013年に出演していた『TOUCH/タッチ』のジャイク役から、わずか4年ほどで急成長を見せたデヴィッド・マズーズは、今後も期待できる若手俳優です。
THE GAME【2015年】
あらすじ
1970年の米ソ冷戦中、世界各地で二重スパイや、諜報員が活動していました。そんな中、ソ連KGBの幹部が、極秘作戦オペレーション・グラス(ガラス作戦)の情報と引き換えに、イギリスへの亡命を図ります。情報を入手したM15(英国情報局保安部)は、世界を揺るがしうる作戦を阻止するべく、ダディ(ブライアン・コックス)を筆頭に、ジョー(トム・ヒューズ)やボビー(ポール・リッター)ら7名で極秘チームを結成し、任務遂行のため果敢に挑んでいくのです。
見どころ
このドラマで注目すべきはまず、長身でクールで男性ながらも美しいと表現したくなるトム・ヒューズ。最大の見どころは、ジョーの抱える複雑な運命を初めとする、チームの全員が抱える闇、人は極限まで追い込まれたらどうするのかという人間の心理です。第2のカンバーバッチと言われているほど実力をも認められたトム・ヒューズ。今、最も期待できる一押しの若手俳優です。
アウトランダー【2015年】
あらすじ
第二次世界大戦終結直後、従軍看護士だったクレア(カトリーナ・バルフ)は、夫フランク(トビアス・メンジーズ)とスコットランドを旅行します。滞在先で訪れたストーン・サークルで、巨大に石に触れたクレアは、突然タイムスリップしてしまいます。気づくとそこは、スコットランドとイングランド軍との戦いが激化する、200年前のスコットランド。そんな中、クレアはスコットランドの戦士、ジェイミー(サム・ヒューアン)と出会い、行動を共にしながら激動の時代を生きていくのです。
見どころ
スコットランドの美しい風景、歴史も垣間見れる壮大なストーリー。世界で一番美しいと評された、クレアとジェイミーのベッドシーンは最大の見どころ。そのなかで、ジェイミー役を演じるサム・ヒューアンに注目。ジェイミー役を演じる上で、ブロンドを赤毛に染め、ハイランダーの体に近づけるべく体を鍛え、まさに原作のジェイミーそのものになりきることに注力した役作りは圧巻。優しい笑顔と豊満といえる肉体美が自慢の、抑えておくべき若手俳優です。
THE FLASH/フラッシュ【2016年】
あらすじ
バリー・アレン(グラント・ガスティン)は、セントラルシティ警察のCSIで働いていました。ある時、スターラボの分子加速器に誤作動が生じる事故により、バリーは光をまとう雷に打たれ意識を失ってしまいます。9ヵ月後、昏睡状態から目覚めたバリーは、超人的なスピードを身につけていることから、メタヒューマンになっていることを知らされました。ウェルズ博士(トム・キャバナー)から事情を聞いたバリーは、手に入れた特殊能力でセントラルシティに蔓延る悪と戦うことを決めます。
見どころ
DCコミックをドラマ化した2012年『ARROW/アロー』のスピンオフとして制作されたドラマで、光の速さで移動できる特殊能力を得た、バリーの世界最速の走りが最大の見どころ。このドラマで注目すべき若手俳優は、バリー役を演じているグラント・ガスティンです。188cmの長身と引き締まった体、ハンサムな上にじみ出る温かな雰囲気、そして何よりキュートな笑顔が魅力。今やアメリカを代表する俳優となったガスティンの、今後の活躍に要チェックです。
アメリカン・ゴッズ【2017年】
あらすじ
数日後に出所を控えたシャドウ・ムーン(リッキー・ウィットル)の元に、妻ローラ(エミリー・ブラウニング)が事故で死亡したとの連絡が入ります。出所したムーンは、複雑な心境で妻の葬儀に向かう途中、ミスター・ウェンズディ(イアン・マクシェーン)と名乗る謎の男と出会い、なかば強引にボディガードとして雇われることになります。実はウェンズディは古の神オーディンの仮の姿。この出会いがきっかけとなり、ムーンは古の神と、テクノロジーを司る現代の新しい神々との戦いに巻き込まれていきます。
見どころ
古の神と現代の神とのバトルを、過激かつシュールに描いた壮大な物語。人間たちが、現代の神なるものばかりに目を向け、本来あるべき古の神々の存在を、忘れているということを伝えています。ここで注目すべきはシャドウ・ムーン役を演じた、リッキー・ウィットルの鍛え上げられた肉体美。この先、注目されること間違いなしの俳優の1人です。
MACGYVER/マクガイバー【2017年】
あらすじ
アンガス・マクガイバー、通称マック(ルーカス・ティル)は、表向きはシンクタンク勤務。しかし実は、科学の知識と機転を利かせてミッションを遂行する、秘密組織のエージェントです。必要なものは目の前にあるという父の教えを守り、暴力を使わずにその場にあるもので、武器や爆弾を作ったりと、柔軟に対応していくのがマクガイバーの流儀。上司ソーントン(サンドリーヌ・ホルト)の元、相棒で元CIA捜査官のジャック(ジョージ・イーズ)や、ハッカーのライリー(トリスティン・メイズ)らと共に、難事件を解決していきます。
見どころ
マクガイバーが科学の知識と頭脳を駆使し、その場で調達した洗剤、チョコレートや噛んでたガムなど、まさかと思うようなもので、武器や爆弾を作るのが最大の見どころです。実は、ルーカス・ティルの母は化学者で、その母から化学の知識を教えてもらいながら役作りとしているとのこと。これがまさに、ルーカスにぴったりの役どころとなったわけです。"暴力は使わないよ"と言いたげな、マクガイバーの優しさ溢れる笑顔に、癒されること間違い無しです。
アイアン・フィスト【2017年】
フィン・ジョーンズ公式Instagramアカウント(@finnjones)より
あらすじ
飛行機事故で死亡したと思われていた大企業の息子ダニー・ランド(フィン・ジョーンズ)は、別次元にあるクン・ルンの修行僧に助けられたことをきっかけに、武術の修行を積むことに。アイアン・フィスト(鋼鉄の拳)となり、15年ぶりにニューヨークに帰ってきました。彼の目的は、家族が残した会社を取り戻すこと。しかし、会社はかつて意地悪で冷酷だった、従兄弟ウォード(デヴィッド・ウェンハム)がリーダーとなっていました。さらに、悪の組織「ヤミノテ」から狙われてしまうダニー。ウォードとの会社をめぐる争いと共にに、悪との戦いの火蓋が落とされます。
見どころ
ダニーの繰り出す、カンフーやムエタイ、キックボクシングなどたくさんの武術要素を取り入れた、スタイリッシュなアクションが最大の見どころ。この作品で主演したフィン・ジョーンズもおすすめしたい俳優の1人。2013年『ゲーム・オブ・スローンズ』の花の騎士役で注目された後、その実力を認められ本作の主演に抜擢。日々、カンフーとウェイトトレーニングに時間を掛けて作り上げた筋肉美と、ワイルドかつチャーミングな笑顔とユーモア溢れる人柄にも注目です。
13の理由【2017年】
あらすじ
アメリカのとあるハイスクールで、ハンナ(キャサリン・ラングフォード)という女子高生が自殺。ある日ハンナに想いを寄せていたクレイ(ディラン・ミネット)のもとに、7つのカセットテープが入った箱が送られてきます。そのテープには彼女の声が録音されており、全てを聞けば自殺した理由が解るといいます。テープに名が上がっているのは13人、そしてクレイもその理由の1人でした。テープに隠された13の理由と共に、ハンナが追い詰められた様子が徐々に明かされていきます。
見どころ
現代社会でも目にすることが多い、イジメや自殺、性暴力やなど、避けられがちな社会問題に切り込んだドラマです。自殺のシーンがあまりにリアルに描写されているため、批判的な意見もあり議論されました。このドラマでスポットを当てるのは、クレイ役を演じたディラン・ミネット。初主演に抜擢され、不安定に揺れ動く主人公クレイ役を見事に演じました。またミネットの魅力は俳優だけには留まらず、3人組バンド「Wallows」でボーカルを務めるミュージシャンの一面もあり、若者からも絶大な支持を得ています。
最後に
これから活躍が期待できる、もしくは既に人気沸騰中の、注目の若手俳優が出演するドラマをご紹介しました。なかでも、『ベイツモーテル』のフレディ・ハイモアの、可愛らしかった少年から、殺人鬼への変貌ぶりには驚かせられることと思います。それだけ早いペースでスターへの階段を駆け上っていく若手俳優。今後、彼らの活躍を見守るきっかけになるかもしれませんね。
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