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色んな恋模様に胸キュン必至!国内の王道恋愛ドラマ10選

一口にラブストーリーと言っても種類は実に様々です。『東京ラブストーリー(1991年)』のように素直になれない恋、『ロングバケーション(1996年)』のように婚約者に逃げられた後に出会う本物の恋、『恋ノチカラ(2002年)』のように人違いから始まり、知らぬ間に芽生えた恋。これまで多くの作品で色々な愛の形が描かれてきました。

今回はそんな私たちの日々に深みを与えてくれる国内の王道恋愛ドラマを10選ご紹介します。

東京ラブストーリー【1991年】

東京ラブストーリー
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あらすじ

スポーツ用品メーカーに勤める帰国子女の赤名リカ(鈴木保奈美)は、就職のために愛媛から上京した永尾完治(織田裕二)に一目で恋に落ちます。積極的なリカと優柔不断でハッキリしない完治。

リカの思いに応えるべく付き合い始めた2人でしたが、過去にあったリカの上司との道ならぬ恋や、完治の高校時代の恋などが複雑に絡み合い、2人の恋は思わぬ方向へ動き出します。

見どころ

 
ヒットメーカーの柴門ふみによる漫画が原作。登場人物たちの過去、現在、未来が交差する中で、リカの真っ直ぐな愛に完治は応えることができるのかが1番の見どころです。若かりし織田裕二と鈴木保奈美の演技にも注目。

また、小田和正が歌う主題歌「ラブ・ストーリーは突然に」が、オリコンの1991年年間シングルチャート1位に輝きました。主題歌が冬の東京の街並みとマッチしており、ドラマの世界観そのものです。



ロングバケーション【1996年】

ロングバケーション
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あらすじ

才能はあるが売れないピアニストの瀬名秀俊(木村拓哉)は、ルームメイトが結婚式当日に失踪したことから、その婚約者であるモデルの葉山南(山口智子)とやむを得ずルームシェアをすることに。婚約者に裏切られ落ち込む南に瀬名は、「人生が上手くいかない時は神様がくれた休暇だと考えよう」と励まします。

仕事も恋も上手くいかない2人でしたが、ともに過ごしていくうちに心に変化が見え始め…。

見どころ

数多くの人気ドラマで主演を務めてきた木村拓哉の初主演ドラマで、言わずと知れた彼の代表作。脚本は『素顔のままで(1992年)』や『あすなろ白書(1993年)』などの恋愛ドラマを手掛け、恋愛の神様とも呼ばれる北川悦吏子が担当しました。

人間くさい瀬名と率直に生きる南が、今で言うルームシェアをすることにより友情が芽生え、それが人間愛から恋へと発展していく過程が見どころ。何年経っても色褪せない極上の恋愛ドラマです。

ラブジェネレーション【1997年】

ラブジェネレーション
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あらすじ

広告代理店に勤務する片桐哲平(木村拓哉)は、クリエイティブ部門から営業部門へ突然異動になります。異動先の後輩・上杉理子(松たか子)は仕事よりアフター5命の腰掛けOLでしたが、哲平の仕事への情熱の強さを知り、急速に恋に落ちていきます。

一方哲平は、高校時代の恋人であり今は兄の荘一郎(内野聖陽)と付き合っている水原さなえ(純名里沙)のことがずっと忘れられないでいました。

見どころ

人を好きになることで味わう楽しさや喜び、そして葛藤。相手を信じたいのに疑ってしまう己の弱さ。自由奔放な理子が時に放つ、25歳の女性としての等身大のセリフが見る者の心に刺さります。恋のいろはが全て詰まった宝石箱のようなラブストーリー。平均視聴率は30.8%という驚きの数字で、月9史上歴代2位となりました。

ビューティフルライフ【2000年】

ビューティフルライフ
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あらすじ

町田杏子(常盤貴子)は難病に侵され、車椅子で生活をしていました。そんなある日、杏子は美容師の沖島柊二(木村拓哉)にカットモデルを頼まれ引き受けることに。柊二は車椅子の杏子に対して偏見を持たずに接してくれ、戸惑いつつも次第に2人は惹かれ合います。

ずっと一緒に居たいと願っていた柊二と杏子でしたが、彼らの思いとは裏腹に杏子の症状は悪くなっていくのでした。

見どころ

脚本は『ロングバケーション(1996年)』で知られるヒットメーカーの北川悦吏子。平均視聴率は32.3%を記録し、最終回にはなんと驚異の41.3%を叩き出した愛の物語です。病に侵されながらも図書館司書として働き、明るくひたむきに生きる杏子を常盤貴子が熱演。互いを思いやりながら病と闘う2人の姿に、涙が止まらないでしょう。

やまとなでしこ【2000年】

やまとなでしこ
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あらすじ

キャビンアテンダントの神野桜子(松嶋菜々子)は幼少期の貧乏な暮らしがトラウマとなり、お金持ちの王子様を掴まえれば幸せになれると信じ、若さと美しさを武器に合コンに命を燃やしていました。そこで出会った魚屋の中原欧介(堤真一)は自身を医者と偽り、以前の恋人とよく似た桜子に近づきます。

真実を伝えられないまま2人は付き合い始めるのですが…。

見どころ

本当の幸せとは何かを軽快なタッチで描く、ラブコメディの王道。トラウマを抱え卑屈で気の強い桜子を、松嶋菜々子が美しくも小悪魔的に絶妙に演じています。イイ男を見つけるために桜子が着こなす衣装はどれもオシャレで上品。ドラマの中の素敵なエッセンスになっています。

恋ノチカラ【2002年】

恋ノチカラ
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あらすじ

大手広告代理店に勤める30歳の独身OL・本宮籐子(深津絵里)は、失敗して他部署に異動になってからというもの、恋にも仕事にも気持ちが入らない毎日を過ごしていました。そんな籐子の元に、以前自分がいたクリエイティブ部門のトップでやり手の貫井功太郎(堤真一)から、会社の立ち上げスタッフとしてヘッドハンティングの話が舞い込んできます。

同じ部署だった時に貫井の仕事ぶりに憧れていた籐子は大喜びし、早々に会社を退職。ところが、実は籐子のヘッドハンティングは人違いだったことが判明します。

見どころ

仕事に情熱を失いかけていた籐子が、貫井と仕事をすることで次第に情熱を甦らせていく様子は見ていて爽快。また、設立間もない少人数の会社がマンパワーでどんどん骨太になっていく過程も見応え十分で、元気になれるでしょう。

恋愛模様だけに留まらず、仕事の中で生まれる信頼関係や人間愛を上手く織り交ぜながら、テンポよくストーリーが進んでいくので目が離せません。主題歌は小田和正の「キラキラ」で、そのタイトル通りキラキラときめくパワー溢れるドラマになっています。

ホタルノヒカリ【2007年】

ホタルノヒカリ
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あらすじ

インテリア事業部に所属する雨宮蛍(綾瀬はるか)は、行き違いによって職場の上司である高野誠一(藤木直人)と彼の実家で同居生活を始めることになります。いざ2人の生活がスタートすると、蛍が実は職場の姿からは想像もできないような干物女だったことが発覚します。

縁側であぐらをかいてビールをぐびぐび飲んだり、休みの日は1日ジャージ姿で家の中をウロウロ。そんな蛍は次第に高野に興味を持ち始めるのですが…。

見どころ

最強の干物女っぷりを発揮する蛍と、それにドン引きする高野との掛け合いがこのドラマの醍醐味。おっちょこちょいながらも一生懸命働くステキ女子の蛍と、干物女の蛍とのギャップに男性だけでなく女性まで心が温まります。

自宅で高野が甚平を着ていたり昔ながらの縁側でのシーンが多かったりと、レトロでオシャレな演出に。

きょうは会社休みます。【2014年】

今日は会社休みます。
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あらすじ

大人しく引っ込み思案な青石花笑(綾瀬はるか)は、彼氏いない歴30年のこじらせ女。誕生日が来ても祝ってくれるのは友人と家族だけでした。そんな寂しさを感じていた30歳の誕生日に、花笑は同じ職場でアルバイトをしている大学生の田之倉悠斗(福士蒼汰)と酒を飲むことになります。

翌朝、田之倉の家で目覚めた花笑。酔った勢いとはいえひと回りも年下の男と関係を持ったことに戸惑う彼女でしたが、2人は付き合い始めることに。

見どころ

藤村真理による漫画をドラマ用にアレンジした本作。"アラサー"、"こじらせ女"、"壁ドン"などの流行ワードが満載です。社内では誰よりも早く出社するなど、真面目が取り柄で実直に生きてきたアラサー女に起きた歳の差恋愛。

年下ながらも花笑を守ろうとする悠斗の初々しさに、世の女性たちからため息が出るという声が続出し、壁ドンごっこなるものも流行しました。花笑の慣れない恋に戸惑いながらも悠斗を一途に思う気持ちが痛いほど伝わってきて、心がほんわか温まるドラマです。花笑の愛犬まもるの名演技にも注目。

逃げるは恥だが役に立つ【2016年】

逃げるは恥だが役に立つ
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あらすじ

森山みくり(新垣結衣)は大学院卒という学歴を持ちながらも派遣社員として働いていましたが、ある日派遣切りに遭い職を失ってしまいます。家事全般が得意なみくりはそれを活かして家事代行サービスを始めますが、両親が念願の田舎暮らしをするため引っ越すことになり、今度は住居を失うことに。

今の生活を維持したいみくりは、家事代行サービスの利用者である津崎平匡(星野源)に愛のない"就職としての結婚"を提案するのです。

見どころ

"逃げ恥"の愛称で知られ世間を虜にした大人気ドラマ。契約結婚をした2人が不器用ながらも少しずつ本当の夫婦になっていく物語で、後半部分はとても切なく心を打たれます。また、星野源が歌うエンディング曲「恋」のダンスが社会的ブームになりました。

人を好きになることはこんなにも温かくてムズキュンになるのだという恋の描写を、みくりの"妄想劇場"なるもので表現し、ラブコメの新境地を開いています。

いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう【2016年】

いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう
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あらすじ

親を早くに亡くした杉原音(有村架純)は、北海道で養父母とともに暮らしていました。ある時、音が失くした鞄を届けに東京からやって来た曽田練(高良健吾)。彼もまた早くに両親を亡くしており、鞄の中に音の母が書いた手紙を見つけ、持ち主に届けなければならないと思いトラックで駆け付けたのでした。

数日後、養父母のもとを離れ上京した音は練と再会します。優しくて不器用な練に次第に惹かれていく音でしたが…。

見どころ

長いタイトルは"いつ恋"の愛称で知られるように。音と練を始め、2人を取り巻く友人や職場の若者たち6人の群像劇で、なかなか思い通りにならない恋や夢に悩みながらも自分らしさを見つけて若者たちが成長していく様子が描かれています。

主題歌を歌う手島葵の澄んだ優しい歌声と、音と練の純白な心を象徴しているかのような故郷に降り積もる雪とがマッチし印象的。涙腺が緩みっぱなしになるので、見る時にはティッシュやタオルを近くに置いておくことが必須。

最後に

今回ご紹介した中でも作品によって様々な恋愛模様が展開されてきました。木村拓哉初主演の『ロングバケーション(1996)』や、記憶に新しい『逃げるは恥だが役に立つ(2016)』など、懐かしいものから新しいものまで年代に関係なくどれも本当に素晴らしいドラマばかりです。その時の気分に合わせて観るのも良し、一気にどっぷり王道ラブストーリーの湯につかるも良し。ぜひ恋愛ドラマを観て心を動かされてみてはいかがでしょうか。