目次
スープ 生まれ変わりの物語【2012年】
あらすじ
妻と離婚して、娘との関係がうまくいっていなかった渋谷健一(生瀬勝久)は、ある日上司の綾瀬由美(小西真奈美)と共に、落雷事故に遭い亡くなってしまいます。あの世で目が覚めた2人は、飲むと生まれ変われるという「伝説のスープ」の存在を知るのです。
みどころ
若さ溢れる演技が野村周平のフレッシュさを感じさせてくれる本作品。また彼の演じる三上直行の高校の同級生には、広瀬アリスや橋本愛など、今をときめく大活躍中の若手女優が出演しています。ストーリーは、落雷事故により人が亡くなっていることを重く描写せずコミカルに描いており、面白く、心温まり、生きることに前向きになれる映画です。
江ノ島プリズム【2013年】
あらすじ
城ヶ崎修太(福士蒼汰)、木島朔(野村周平)、安藤ミチル(本田翼)の3人は、何をするにもいつも一緒だった小学校からの幼馴染。しかし高校生になり思春期を迎えるにつれて、恋愛感情と友情が入り混じるように。朔は、曖昧な関係のまま2人に何も話さず留学を決意したミチルから、出発当日に手紙を受け取ります。しかしその直後、朔は心臓発作で亡くなってしまうのです。以来、どこかで負い目を感じ疎遠になっていた2人は、朔の三回忌の日に彼の亡くなる前日へ突然タイムスリップすることに。
みどころ
野村周平のみならず福士蒼汰、本田翼の豪華キャスト陣を3人も向かえた本作。こんなにも美しい幼馴染が揃うなんて奇跡だとツッコミたくもなりますが、ストーリーだけでなくビジュアルの面からも十分に作品に吸い込まれていきます。江ノ島が舞台なので、綺麗な海の背景に、どこか青春の儚くさ、切なさを感じてしまいます。物語のラストは胸が苦しくなってしまうこと間違いなし。
男子高校生の日常【2013年】
あらすじ
男子校に通う仲良し3人組の、タダクニ(菅田将暉)、ヨシタケ(野村周平)、ヒデノリ(吉沢亮)は、部活にも入らず、タダクニの家でダラダラと漫画を読んだりと淡々とした日々を送っていました。ある日、隣接する女子高と文化祭を共催することになり、3人を含めた男子校全体が色づき始めるのです。
みどころ
Web雑誌「ガンガンONLINE」で連載、アニメ化もされ大ヒットとなった原作漫画がまさかの実写化。異色の脱力系学園ゆるゆるコメディとして、旬の若手俳優陣が集結。主役の菅田将暉、野村周平、吉沢亮の他にも、若手と個性派俳優の織り混ざった独特の空気感が、また一捻りあって面白いです。憎めない男子高校生のばかばかしさが可愛いらしい1作。
パズル【2014年】
あらすじ
徳明館高校で、女子生徒の中村梓(夏帆)が、屋上から飛び降りる事件が起こります。それから1ヶ月後、同じ高校で奇妙なマスクを付けた集団が学校を占拠し始めます。彼らは妊娠中の女教師・安田(佐々木心音)を監禁し危害を加え、また理事長・高井(大和田獏)と男子生徒3人が失踪するなど、学校に異様な事が次々に起こります。その中で、最初に飛び降りた中村は一命を取りとめていました。そして中村の元へ、湯浅茂央(野村周平)が事件の鍵を握る封筒を渡しにきます。
みどころ
「リアル鬼ごっこ」などの人気作家、山田悠介の小説を実写映画化した本作は、「先生を流産させる会(2011年)」の内藤瑛亮が監督をし、彼の生み出す独特の人間の生々しさが、ダークに描写されています。中村と湯浅の異常さが際立っており、今までの野村のイメージを打ち消すかのような、バイオレンスな役柄になっています。
日々ロック【2014年】
あらすじ
勉強もスポーツもできず、彼女もいない、冴えないダメ男子校生・日々沼拓郎(野村周平)は、誰にも負けないくらいロックを愛していました。友人に誘われ「ザ・ロックンロールブラザーズ」というバンドを組み、高校卒業後に上京。バンド活動をするも、なかなかうまくいきません。それでもロックを愛する気持ちで熱いライブパフォーマンスを続け、ある日世界的に有名なトップアイドルの宇田川咲(二階堂ふみ)と出会ったことで、彼らの日々は劇的に変わるのです。
みどころ
「週刊ヤングジャンプ」に連載されていた原作を実写映画化。漫画を知らなくても楽しめる本作は、セリフはそこまで多くないのに、主人公の野村の存在感がとても色濃く漂います。裸ギター姿は初めは驚いてしまうものの、ロックを愛する主人公の姿に納得をせざるを得ないでしょう。また二階堂ふみの、とてもキュートなのにぶっ飛んでいる、普段は見ることのできない姿も必見です。
クジラのいた夏【2014年】
あらすじ
夢も目的もなく、ただ同じ毎日を繰り返していた青年チューヤ(野村周平)は、住んでいた地方都市を出て上京を決めます。彼のために高校時代からの親友J"ジェイ"(松島庄汰)とキズモ(浜尾京介)、町田(松岡卓弥)は送別会を開くも、地元を離れる最後の日、チューヤの心が揺れ動き出すのです。
みどころ
『江ノ島プリズム』の吉田康弘監督との再タッグ。地方都市ならではの、若者の東京に抱く憧れを生き生きと描いています。上京を考えている若者、一度は上京したことがある人、地方から東京に来て頑張っている人はぜひ一度観ていただきたい作品です。人気声優の小野賢章も出演しており、ラップを披露する彼の姿は必見です。
ライチ☆光クラブ【2016年】
あらすじ
廃工場が立ち並ぶ、蛍光町の蛍光中学に通う9人の少年たちの秘密基地「光クラブ」。醜い大人を否定し、最強の力と永遠の美を手にしようと、彼らはロボット"ライチ"を完成させます。ライチに美しい少女をさらってくるように命令をし、自分たちだけの完璧な世界を作ろうとするのです。
みどころ
連載当初からカルト的人気を誇っている漫画「ライチ☆光クラブ」は、伝説の舞台「東京グランギニョル」をベースとしたもの。これを実写化した本作は、ファンも驚くほど世界観がしっかりと作り込まれており、エログロ満載のこれぞダークファンタジーといった仕上がりになっています。
ちはやふる【2016年】
あらすじ
千早(広瀬すず)、太一(野村周平)、新(新真剣佑)の3人は幼馴染。新に教わった"競技かるた"でいつも遊んでいました。高校生になった千早は、幼馴染の太一と再会。家庭の事情で引っ越した新に会いたい一心で、競技かるた部を作り、全国大会を目指します。千早の新への気持ちを知りながらも、応援する太一。そんな3人の思いが"競技かるた"を通して交錯します。
みどころ
累計発行部数1600万部の人気少女漫画を映画化。少女漫画なだけあって、ヒロイン1人に対して2人の対照的な王子様。それも真っ直ぐな想いと情熱をもつイケメン。野村演じる太一の想いを思うと、もう胸が張り裂けそうにもなってしまいます。競技かるたをテーマにしているので、ヒロインたちの心情が百人一首の句によって描かれており、とても綺麗でみずみずしい作品です。2018年3月には「ちはやふる-結び-」として3作目が公開予定。
森山中教習所【2016年】
あらすじ
夏休み、ノーテンキな大学生の清高(野村周平)は、無免許の根暗ヤクザ・轟木(賀来賢人)に車でひかれてしまいます。これがきっかけで、2人は高校の同級生だった事がわかり、同じ非公認教習所に通うことになるのです。
みどころ
真造圭伍がわずか23歳で描き上げた「月刊!スピリッツ」で連載されていた、同名のコミックを実写化。驚きの展開と、さっぱりとした青春コメディです。主人公のアホっぽさを野村がしっかりと演じきり、面白いほどキャラクターが滲み出ています。主題歌には今話題の星野源が書き下ろした「Friend Ship」が使用されています。
帝一の國【2017年】
あらすじ
生徒会長を務めた暁には、将来内閣入りが確約されるほどの日本一の超名門・海帝高校。首席入学をした新入生・赤場帝一(菅田将暉)は、かねてからの夢である総理大臣になって、自分の国を作るために2年後の生徒会長選挙に向けて動き始めるのです。しかし、帝一の前には様々な強敵ライバルが現れ、命がけの生徒会選挙が始まります。
みどころ
古屋兎丸の「ジャンプSQ.」で6年間も連載され、人気を博した同名原作漫画を待望の実写映画化。主役の菅田将暉の他に、超個性的なキャラクターを演じた野村周平、竹内涼真、間宮祥太朗、志尊淳、千葉雄大といった、主役級の人気若手俳優陣が、キャラに負けない演技をしています。また、CM界の鬼才と呼ばれた永井聡が監督をし、永井監督独特のアップテンポで笑えるコメディエンターテイメントが完成しました。
最後に
まだ24歳、これからもっと飛躍すること間違いなしの野村周平。いつも等身大で飾らない姿が、彼の魅力の1つでしょう。人気放送作家の鈴木おさむが監督をとることで話題の「ラブ×ドック(2018年)」の公開も控えているので、2018年も私たちを楽しませてくれるでしょう。
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