ロングランを誇った人気シリーズ『ナースのお仕事』から、社会現象を巻き起こした『池袋ウェストゲートパーク』、『できしな』まで!そのストレス、笑って吹き飛ばしませんか?
目次
ラブシャッフル【2009年】
あらすじ
宇佐美啓(玉木宏)は有名IT企業の課長。一見成功者に見える彼ですが、実はその境遇は恋人である香川芽衣(貫地谷しほり)の父親がお膳立てしたもの。そんな啓はある日、結婚を約束していた芽衣に婚約を解消されてしまいます。一方、啓と同じマンションの同じフロアに住む菊田正人(谷原昭介)は、恋愛は「愛情より相性」派。そんな菊田の提案で、啓たちはお互いの恋人を巻き込んで恋人交換="ラブシャッフル"をすることに。
見どころ
本作は『高校教師(1993年)』や『プライド(2004年)』など、数々のヒット作を生み出してきた野島伸司脚本のドラマ。恋人同士を交換することで、自分のパートナー以外と体験できる疑似恋愛を描いています。シリアスな場面でも巧妙なセリフで笑ってしまう場面が盛り沢山。現実では到底考えられないからこそ、先の展開が気になってしまいます。
お義父さんと呼ばせて【2016年】
あらすじ
51歳で独身の大道寺保(遠藤憲一)は、一見しがないサラリーマンですが、23歳という若さの恋人・美蘭(蓮佛美沙子)と相思相愛の関係。そんな美蘭へのプロポーズも成功し、晴れて美蘭の家族に挨拶へ向かうことに。しかし、そこで待っていたのは保と同い年の父・紀一郎(渡部篤郎)。保とは正反対で、大企業の役員をしています。同い年の男に娘を渡したくない紀一郎は結婚に猛反対。保は美蘭との幸せな家庭を夢見て奔走します。
見どころ
なんと言っても美蘭を巡る遠藤憲一と渡部篤郎のバトルに注目。時には体を張り、巧妙なののしり合いをするなど、爆笑必至です。また、本作で紀一郎の部下で能天気キャラ・砂清水を演じた山崎育三郎の人気が急上昇。放送終了後には「砂清水ロス」という言葉が生まれたほどです。
のだめカンタービレ【2007年】
あらすじ
ピアノ専攻の音大生・野田恵(上野樹里)は、「のだめ」という愛称で親しまれていますが、大学では落ちぶれた存在。しかし、同じくピアノ科の優等生・千秋真一(玉木宏)に恋をし、彼に追いつきたい一心で真剣に音楽に向き合うことに。仲間とともに試練を乗り越え、音楽の本当の楽しさを追求していきます。
見どころ
クラシック音楽の知識ががないという方も、毎回要所要所で丁寧な解説がつくのですんなりとその魅力に引き込まれていきます。上野樹里はこのドラマのためにピアノを、玉木宏はそれに加えて指揮の練習をしたんだとか。クセのあるキャラクターたちのギャグも満載で、理想に燃えて壁にぶち当たったり、努力が実ったりと、笑いあり涙ありの青春コメディ作品に仕上がっています。
池袋ウェストゲートパーク【2000年】
あらすじ
「池袋のトラブルシューター」こと真島誠(長瀬智也)は、高校を卒業した後、懸けボウリングなどで小遣いを稼ぎながら生活していました。持ち前の正義感の強さから、池袋で起こる様々な問題の解決を要請されます。一方、マコトの同級生・安藤崇(窪塚洋介)は池袋を仕切るギャング集団G‐Boysのリーダー。腐れ縁の2人は、毎回お互いに協力しながら事件や問題を解決していきます。
見どころ
本作は、直木賞作家である石田衣良さんによる同名小説のドラマ化作品です。喧嘩に明け暮れる若者や、行き場を失った学生たち、それでも必死に自分たちの居場所を探そうと葛藤している彼らの姿が描かれているのが印象的です。また、事件を解決できない署長や、風俗マニアの巡査など、クセになるコミカルなキャラクターたちも見どころ。
結婚できない男【2013年】
あらすじ
桑野信介(阿部寛)は建築家として名実ともに兼ね備えた40歳。しかし、そんなキャリアとは裏腹に、私生活では結婚どころか彼女すらできない「結婚できない男」でした。桑野は根っからの女性嫌いであるものの、ある日腹痛で病院に運ばれたことから早坂夏美(夏川結衣)と出会うことに。売り言葉に買い言葉でいつも喧嘩腰の2人ですが、何かと気になる存在で気がつけば顔を合わせてしまうのでした。
見どころ
桑野はその大きな体躯に見合わず、女性に対しては小心者。対する早坂は外見の美人さからは想像もできないほど男気にあふれています。面白いのは、さらに桑野は家事を完璧にこなし、早坂はそれが苦手と、様々なところに正反対のギャップが存在するところ。「一人が好きで悪いか!!」、「好きなものを食って悪いか!!」など、世の男性の声を代弁している各話のタイトルにも注目です。
パパとムスメの7日間【2007年】
あらすじ
化粧品会社に勤める川原恭一郎(舘ひろし)と高校生の娘・小梅(新垣結衣)は、ある日電車の事故に遭遇。目が覚めると、あろうことかお互いの中身が入れ替わっていたのです。仕方なくそれぞれの生活を送ることを決めた2人ですが、年齢も性別も異なる2人がお互いになりきるのは難しく、会社や学校に不審がられないよう、つじつまを合わせるために様々な困難に直面していきます。
見どころ
見た目はパパなのに、中身は娘。見た目は娘なのに、中身はパパ。男女の中身が入れ替わるというありがちなシチュエーションですが、ダンディな舘ひろしが女子高生言葉で話し、女性的な仕草をする場面は爆笑必至!親子がお互いを理解するのは時として難しいことですが、心が入れ替わったからこそ見えてくるお互いの想いに注目です。
ナースのお仕事シリーズ【1996年〜2014年】
あらすじ
総合病院に勤める新米ナース・朝倉いずみ(観月ありさ)は、初日から遅刻をし、ミスも連発。しかし、そんなそそっかしい面とは裏腹に、患者には丁寧に向き合い正義感にも溢れています。先輩の尾崎翔子(松下由樹)はそんな朝倉に、時には厳しく、また愛情を持って指導。朝倉は、徐々に一人前のナースへと成長していきます。
見どころ
映画も含め、全4シリーズを18年間に渡って放送してきた人気作です。朝倉は食べ物に目がなかったり、先輩の話を聞いていなかったりと頼りないですが、そこがお茶目で憎めません。時折発生する現実では考えられないようなミスも笑えるポイント。思い描く理想と現実のギャップに悩みながらも、前向きに進んでいく姿は元気をもらえます。
私 結婚できないんじゃなくて、しないんです【2016年】
あらすじ
橘みやび(中谷美紀)は開業医であり、高学歴・高収入の「できる女」。しかし、私生活では40歳を目前に彼氏もいない現状。結婚に焦るみやびですが、未だに高校時代に想いを寄せていた桜井(徳井義実)が忘れられません。ある日、訪れた和食割烹の店長・十倉(藤木直人)が恋愛マスターだと知ったみやびは、以降十倉のもとに通い厳しい恋愛指南を受けます。
見どころ
本作は水野敬也さんの『スパルタ婚活塾』が原案。男を落としたければ「トークを極めろ」、「おさわりを極めろ」など、実際の恋愛で使えるワザ多数。また、みやびと十倉の本音全開の毒舌バトルは、笑えるだけでなく共感できる部分も多いはず。作品を通して女性の本音、男性の本音を知ることができます。
末っ子長男姉三人【2003年】
あらすじ
ラジオ局のディレクター・春子(深津絵里)は、気づけば30歳。数合わせで参加した合コンで年下の柏倉一郎(岡田准一)と出会い、結婚します。一郎の希望で同居を始める春子でしたが、そこには姑だけでなく強烈なキャラの義姉が3人も。肩身の狭い思いをしつつも、春子は新しい家族と1日でも早く仲良くなれるよう奮闘します。
見どころ
3人の義姉を演じるのは、賀来千香子、原田知世、小雪。それぞれが倹約家の主婦、キャリアウーマン、売れない女優と、自己主張の強いタイプが勢ぞろいです。そんな女性たちに囲まれて育った一郎は、彼女たちの押しに弱く春子は苦難の連続。それでもどこか憎めない柏倉家のドタバタ喜劇は、慌ただしくも元気をもらえます。
お水の花道【1999〜2001年】
あらすじ
クラブ・パラダイスの明菜(財前直美)は元ナンバーワン・ホステス。しかし30歳となった今は指名も入らず、若手のヘルプにつけられたりとプライドを傷つけられることばかり。そんな中、新オーナーの石崎(上川隆也)が就任。一度はホステスを辞めようと思ったものの、石崎の指導のもと自分と向き合い、仲間と助け合いながら成長していきます。
見どころ
普段なかなか見る機会のない夜の世界が興味深い作品。赤裸々な女のバトルやお客さんとの関係もコミカルに描かれているので、笑える要素が満載です。クラブで接客するホステスを題材としただけあって、お客さんの関わりを通して、会話や気遣いでおもてなしをする日本独特の文化も見どころです。
最後に
国内のコメディ・ドラマを10作品ご紹介しました。コメディといっても『のだめカンタービレ』のような青春から、『末っ子長男姉三人』などのホーム・コメディ、『ラブシャッフル』のようなラブ・コメディなど様々。
コメディ・ドラマは日常生活の他愛のないことも、笑いに変えてしまう力があります。たくさん笑えば、また明日から頑張る力が湧いてきそうですよね。ぜひ、色々な作品を観てエネルギーをもらってみては?
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