目次
アバター【2009年】
あらすじ
人類が宇宙に進出した近未来。パンドラという星の地下に眠る希少資源を採掘するため現地に派遣されているRDA社は、自分たちの土地からの立ち退きを拒否するパンドラの原住民ナヴィとの交渉のため、彼らと同じ姿のアバターを開発します。アバターに意識を映してナヴィたちとの交渉に臨むことになったジェイク(サム・ワーシントン)は、彼らと接するうちに次第にその文化や哲学に共感していき、利益重視のRDA社の在り方に疑問を感じはじめるのでした。
見どころ
世界興行収入歴代1位の記録を持つ、ジェームズ・キャメロン監督作。幻想的な未知の星を丸々ひとつ生み出した圧倒的な映像美と、その光景の中でくり広げられる人間とナヴィたちの戦いが見どころのSFアクション大作となっています。思わず息を飲むような作り込まれた世界観は必見です。
2012【2009年】
あらすじ
2009年。近い将来地球に世界規模の災害が降りかかること、またそれによって文明が崩壊するという事実が科学者たちによって突き止められます。3年後の2012年、ついにその時が訪れ世界は崩壊しはじめ、各国政府は秘密裏に進めていた人類存続計画を実行に移すのでした。その頃、アメリカに住むジャクソン(ジョン・キューザック)は政府が人類を存続させるための「船」を開発していることを偶然知り、家族とともに生き延びるために船を目指します。
見どころ
ハリウッドでは「破壊王」という異名も持つローランド・エメリッヒ監督の作品です。立て続けに起こるとにかくド派手なパニック描写が最大の見どころとなっていて、地球がまるごと破壊されていく展開は圧巻です。家族愛をテーマにした王道のストーリーも、後味のいい感動を生み出しています。
デイ・アフター・トゥモロー【2004年】
あらすじ
科学者のジャック(デニス・クエイド)は地球温暖化が進むと海面上昇などの影響から氷河期が訪れるという説を提唱していましたが、政府からはその考えを軽んじられていました。ところが予想外の速さでジャックが訴えていた危機が現実となり、世界各地で異常気象が発生しはじめます。ジャックは世界の危機に立ち向かうとともに、寒波が襲うニューヨークに取り残された息子を救い出そうとするのでした。
見どころ
先に紹介した『2012』と同じく、ローランド・エメリッヒ監督作です。当時大きな話題となっていた地球温暖化をテーマに、「もし温暖化によって逆に氷河期が発生したら?」という思索から着想を得ています。ハリケーンや津波、そして大寒波と、あらゆる災害が世界を襲う展開は、公開から10年以上が経った今でも圧倒的な迫力で観る人を驚かせてくれます。
グレートウォール【2017年】
あらすじ
宋の時代の中国に、ヨーロッパから新兵器である火薬を求めて傭兵のウィリアム(マット・デイモン)とトバール(ペドロ・パスカル)がやってきます。2人は万里の長城に辿り着きますが、そこでは長城を守る禁軍と、「饕餮(とうてつ)」と呼ばれる怪物の大群が戦いをくり広げていました。禁軍の士官リン(ジン・ティエン)と親しくなったウィリアムは、自分も饕餮との戦いに身を投じることを決意します。
見どころ
「万里の長城は怪物から中国を守るための砦だった」という大胆な発想で描かれるファンタジーアクション。『ボーン』シリーズで有名なマット・デイモンが中国の有名俳優たちと共演し、ハリウッド映画ながらアジアンテイストに満ちた戦いをくり広げます。大陸を埋め尽くす怪物「饕餮」と、それに立ち向かう大勢の禁軍の戦いは圧巻です。
トランスフォーマー/ロストエイジ【2014年】
あらすじ
オートボットとディセプティコンの地球での戦いに決着がついてから5年。かつてアメリカ政府と協力関係にあったオートボットたちは、CIA高官とつながりを持つ反トランスフォーマー組織KSIに追われる身となっていました。そんな中、テキサス州で売れない発明家と廃品回収を兼業するケイド(マーク・ウォールバーグ)はある日、古びた一台のトラックとして身を隠していたオプティマス・プライムと出会います。ところがオプティマスを狙うKSIの刺客が迫り、ケイドは戦いに巻き込まれていくのでした。
見どころ
日本の人気アニメを原作に持つ人気アクションシリーズ第4弾。シャイア・ラブーフ演じるサムが主人公だった前3作から変わって、マーク・ウォールバーグ演じるケイドが主人公の新章第1弾となっています。トランスフォーマーたちの迫力ある映像描写はそのままに、シリアスなアクション映画としてより大人びた作風になっているのが特徴です。
インデペンデンス・デイ【1996年】
あらすじ
ある日、世界の主要都市に直径数十kmもの巨大なUFOが飛来します。UFOに乗るエイリアンたちは人類に対して容赦ない攻撃を開始し、人類も応戦するものの、圧倒的な技術差の前に大敗して追い詰められていくのでした。そんな中、アメリカ空軍大尉のヒラー(ウィル・スミス)と電気技師のデヴィッド(ジェフ・ゴールドブラム)はひょんなことからエイリアンの弱点を発見し、人類を救うための戦いに臨みます。
見どころ
現代的なSFパニック映画の金字塔ともいえる作品です。熱いストーリーが展開される中、いくつかのシーンは名場面として今でも映画界やインターネット上で時々話題になっています。続編の『インデペンデンス・デイ:リサージェンス(2016年)』では多くのキャストが続投し、SF映画ファンを盛り上げました。
トロイ【2004年】
あらすじ
古代ギリシャ。トロイの王子パリス(オーランド・ブルーム)は同盟国であるスパルタの姫ヘレン(ダイアン・クルーガー)と恋に落ちて彼女を国へと連れ帰ってしまい、スパルタの怒りを買います。これを好機と見たギリシャ諸国の盟主アガメムノン(ブライアン・コックス)はギリシャ連合軍を組織してトロイに侵攻しますが、その中にはギリシャ中に知られる最強の戦士アキレス(ブラッド・ピット)もいました。
見どころ
有名な「トロイの木馬」の物語を壮大なスケールで映像化した歴史アクション映画。ギリシャの兵士たちがぶつかり合う戦闘シーンや、その中でくり広げられる悲恋が印象的な、ロマン溢れる作品となっています。ブラッド・ピットやオーランド・ブルーム、ダイアン・クルーガーといった豪華キャストの演技も見どころです。
ウォークラフト【2016年】
あらすじ
自分たちの故郷の崩壊が迫ったことで、オークたちは新天地を求めて人間が暮らすアゼロス王国へと侵攻していきます。人間たちも国を守るために戦いの準備を始め、オークと人間の全面戦争が迫る中、オークの戦士の1人であるデュロタン(トビー・ケベル)は戦争を避ける手段を探していくのでした。
見どころ
世界最大級の人気を誇るオンラインゲーム「ウォークラフト」を映像化した本作。人間とオークの戦いを圧倒的な映像美で描き切り、ゲーム原作の映画としては史上最高の興行収入を記録しました。『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズを彷彿とさせる壮大な世界観は、ファンタジー好きなら必見です。
タイタンの戦い【2010年】
あらすじ
神々が支配する古代ギリシアでは、以前は神に忠実だった人間たちが次第に反逆しはじめていました。そんな中、神の1人ゼウス(リーアム・ニーソン)は、自分に逆らう人間を滅ぼすために怪物クラーケンを解き放とうとします。一方、神と人間の戦いに巻き込まれて家族を失った青年ペルセウス(サム・ワーシントン)は、自分が神と人間の間に生まれた半神で、唯一クラーケンを倒せる存在だと知るのでした。ペルセウスは人間を救うため、激しい戦いに身を投じていきます。
見どころ
ギリシア神話をもとにした歴史ファンタジー大作。主人公ペルセウスが神に挑む壮大な戦いがくり広げられ、大ヒットを記録しました。ゼウスやポセイドン、ハデス、メデューサなど、ファンタジー界ではおなじみのキャラクターが幻想的な姿を見せます。光り輝く鎧に身を包んだ神々の描写は、日本の漫画『聖闘士星矢』に影響を受けてのものだそうです。
ダイバージェント【2014年】
あらすじ
文明が崩壊した後のアメリカ。生き残った人類は自分たちを性格や能力で5つに分類し、それぞれが役割をこなすことで安定した社会を築いていました。成人が近づき、役割を分類される日が来たベアトリス(シェイリーン・ウッドリー)は、自分がどの分類にも属さないダイバージェント(異端者)であることを知ります。社会から追われることになったベアトリスは、一見安定した世界の裏に隠された恐ろしい秘密に気づいていくのでした。
見どころ
アメリカのティーン向け人気小説を映画化した作品。人気シリーズ3作品の1作目となっています。軽快なアクションとストーリーがくり広げられる一方、一つの社会全体を陰謀が巻き込んでいく壮大な世界観はスケールが非常に大きく、惹きこまれます。
最後に
壮大なスケールで描かれる映画は小さくまとまった良作とはまた違う面白さがあり、圧倒的な迫力で観る人を驚かせてくれます。今回紹介した映画はどれも、その規模の大きさで観る人に衝撃を与えてくれること間違いなしです。映画に驚きを求める方にはぴったりの作品ばかりですから、ぜひ一度お試しください。
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