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目次
ちょびっツ【2002年】
あらすじ
人型のパソコンが普及した時代。上京して予備校生活を送る本須和秀樹（CV:杉田智和）は、ある日ゴミ捨て場に埋もれている少女型のパソコン（CV:田中理恵）に遭遇します。「ちぃ」しか喋れない彼女には、プロテクトがかかっていたものの、学習ソフトが入っていることが判明。秀樹は彼女を「ちぃ」と名付け、言葉を教えながら共同生活を始めます。
見どころ
本作は人型のパソコンが登場する近未来の話であるものの、軸となっているのは秀樹とちぃの恋愛。秀樹が可愛いちぃにどぎまぎする様子も面白いですし、秀樹がちぃと交流する過程でさまざまな言葉や知識を覚えていく過程も見もの。ちょっとエッチながらちぃを大切にする秀樹を、杉田智和が爽やかに演じています。
創聖のアクエリオン【2005年】
あらすじ
かつて人類と争い、1万2000年前に滅びた堕天翅が蘇生してから11年。シルヴィア・ド・アリシア（CV:かかずゆみ）らは、機械天使アクエリオンに搭乗できるエレメントとされる野生児アポロ（CV:寺島拓篤）を捕獲します。一方、シルヴィアの兄シリウス・ド・アリシア（CV:杉田智和）は、紅麗花（CV:小林沙苗）とグレン・アンダーソン（CV:風間勇刀）と合体し、アクエリオンの初陣へ向かうのでした。
見どころ
蘇った堕天翅とアクエリオンを駆使した人類との戦闘や、1万2000万年前から続く壮大なストーリーが繰り広げられる本作。アクエリオン稼働時に3人の搭乗者が合体する描写も話題になりました。杉田智和は、プライドが高く厳格でありながらアポロに対してだけは感情的になるシリウスを演じ、厚みのある演技で魅力を引き立てています。
『銀魂』シリーズ【2006年～】
あらすじ
天人と呼ばれる宇宙人が地球に侵略して久しい時代。かぶき町で万事屋を営むグータラな侍の坂田銀時（CV:杉田智和）は、道場の息子でフリーターの志村新八（CV:阪口大助）と出会い、新八を万事屋で働かせることに。そこに夜兎族の神楽（CV:釘宮理恵）も加わり、万事屋はペット探しから国を揺るがす大事件までさまざまな出来事に遭遇していきます。
見どころ
普段はだらしない銀時がきわどいギャグを繰り広げながらも、事件に遭遇したときには驚異的な強さを発揮していきます。そして、ストーリーの中で銀時の過去が明かされていく展開にも注目。主人公の銀時は、ユルさとシリアス時に発揮するギャップが大きいですが、杉田智和が筋を一本きちんと通して演じています。
涼宮ハルヒの憂鬱【2006年～2009年】
あらすじ
高校に入学した男子高生のキョン（CV:杉田智和）は、涼宮ハルヒ（CV:平野綾）と同じクラスになります。「宇宙人・未来人・異世界人・超能力者」との遭遇を求める発言で変人扱いされるハルヒと、なぜか交流を持つようになったキョン。そしてキョンはハルヒが提案した非日常を探し出す目的のSOS団結成に関わり、傍若無人なハルヒに振り回されていきます。
見どころ
ごく普通の高校生の日常を描いていると思いきや、その裏に壮大な非日常が繰り広げられているのが本作の魅力です。また、自分のあずかり知らぬところで時空を超えた能力を発揮するハルヒと、SOS団に集まった普通ではない面々との関わりで起こる事件は奇想天外。杉田智和がツッコミ役で凡人のキョンを普通に演じることで、非日常との対比に成功しています。
ぼくらの【2007年】
あらすじ
ある日、学習交流会で海に訪れた中学1年生ワク（CV:阪口大助）、ダイチ（CV:杉田智和）ら15人の少年少女たち。そこでワクたちは、洞窟でゲーム開発を行う男ココペリ（CV:東地宏樹）に自作ゲームの参加を勧められます。しかしワクたちが遭遇したのは、実在する巨大なロボット。戦いが現実と知った彼らは、ロボットに「ジアース」と名付けてリアルなゲームに身を投じます。
見どころ
最初は軽い気持ちでゲームに参加した少年少女たちが、徐々に恐ろしいゲームの正体を知っていくストーリー。ジアースに搭乗した少年少女たちが次々に命を落とすというショッキングな展開が話題を呼び、ファンの間では鬱アニメとも言われています。そして杉田智和は、ガタイのいい見た目ながら、両親がいない弟妹のために働く真面目なダイチを誠実に演じます。
SKET DANCE【2011年～2012年】
あらすじ
開盟学園高校で生徒たちが学園生活を円滑に送るための活動をするスケット団は、いわゆる便利屋。調子乗りなボッスン（CV:吉野裕行）、元ヤンで凶暴なヒメコ（CV:白石涼子）、無表情でなぜか音声合成ソフトで話すスイッチ（杉田智和）と個性的な面々が集まっています。ある日、転校生の杉原哲平（CV:保志総一朗）がペンキをかけられた事件の解決を引き受けることになるのでした。
見どころ
学園の掃除から恋愛相談まで何でも引き受けるスケット団が、ボッスンのアクティブさやヒメコの腕っぷし、スイッチの情報収集能力といった特性を生かしながら事件を解決する本作。基本的にはスケット団の日常を描きますが、何かと敵対する生徒会との対決も見ものです。そして、音声合成ソフトで喋るスイッチの無機質さを演じる杉田智和のトーンは絶妙です。
妖狐×僕SS【2012年】
あらすじ
大財閥・白鬼院家の令嬢、白鬼院凜々蝶（CV:日高里菜）は、メゾン・ド・章樫、通称「妖館」で1人暮らしを始めます。しかし凜々蝶にはワンコ系青年の御狐神双熾（CV:中村悠一）というSS（CV:シークレットサービス）がつくことに。家が決めた凜々蝶の婚約者である青鬼院蜻蛉（CV:杉田智和）など癖のある住人とSSたち、そして凜々蝶との生活が始まります。
見どころ
「妖館」は、妖怪と人間の子孫であり妖怪の特性を持つ先祖返りたちが暮らす場所。ここで「妖館」の住人やSSたちと孤独な凜々蝶が交流を持つ様子、そこから先祖返りたちの戦いに転じていく展開に惹かれます。また凜々蝶にストーカーまがいの執着を示す双熾も見もの。無駄にテンションの高い変人・蜻蛉の演技はコメディに強い杉田智和ならではです。
ジョジョの奇妙な冒険【2012年】
あらすじ
ジョナサン・ジョースター（CV:興津和幸）の死後49年。かつてのジョナサンの戦友ロバート・E・O・スピードワゴン（CV:上田燿司）は、波紋法の指導者ストレイツォ（CV:飛田展男）とメキシコへ行き、不老不死を得る石仮面に対峙します。ストレイツォは石仮面を奪ってスピードワゴンを襲撃。それを知ったジョナサンの孫ジョセフ・ジョースター（CV:杉田智和）もメキシコへ向かいます。
見どころ
ジョナサンから始まる系譜で脈々と続く激しい戦いを描く本作。ジョセフが登場するのはアニメ1st Seasonのうち原作「戦闘潮流」を描く中期からで、最強の生物である「柱の男」たちとジョセフたちの石仮面を巡った激闘を描いています。杉田智和は粗雑で口が悪く短気ながら、祖母や仲間を労るなど情に厚いジョセフを魅力的に演じています。
初恋モンスター【2016年】
あらすじ
世間知らずな少女の二階堂夏歩（CV:堀江由衣）は、高校入学を機に東京の「華すみ荘」に入居します。その引越しの際にピンチに陥った夏歩を助けたのは、イケメンの高橋奏（CV:櫻井孝宏）。彼に一目惚れした夏歩は奏に告白するも、奏は実は小学生。さらに奏の友人・三宮銀次郎（CV:杉田智和）たちも同じく大人びた外見をしており、夏歩は彼らのギャップに振り回されることになります。
見どころ
すらりとしたイケメンなのに、ランドセルを背負った小学生というギャップが面白い本作。奏たちの会話や思考は小学生そのもので、純粋さにキュンときたり笑えたりと楽しめます。そして銀次郎は長身イケメンながら蝶ネクタイに半ズボンと見た目に違和感があるものの、頭がよく中身も比較的成熟しているため杉田智和の声がばっちりハマっていてかっこいいです。
賭ケグルイ【2017年】
あらすじ
上流階級の子女が通う私立百花王学園は、ギャンブルで階級を決める高校。ある日、女子高生の蛇喰夢子（CV:早見沙織）が学園に転校してきます。実は夢子は、リスクを負うことに快感を覚えるギャンブル狂。夢子は、非情な男子高生の豆生田楓（CV:杉田智和）ら生徒会と次々にギャンブルで勝負し、多額の借金を抱えながらも賭けにのめり込みます。
見どころ
普段は上品な女子高生の夢子が、ギャンブルでリスクを負うごとに狂気の目に変わっていく様子が描かれています。夢子のギャンブルの才もさることながら、夢子の前に立ちはだかる生徒会の面々もギャンブルにおいて一筋縄ではいかない強者たち。杉田智和は、地位を得るために生徒会メンバーも陥れる計算高い豆生田を激しく演じています。
最後に
杉田智和はイケメンボイスに定評がある一方で、ただかっこいいだけの役に収まらない多彩な演技をするのが魅力です。またギャグ場面では細かいネタを放り込むこともあり、そこが楽しみの1つでもあるでしょう。そして、声の仕事だけではなく、ゲームシナリオ原案などの活動も行う杉田の活躍には今後も目が離せません。
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