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シャーリーズ・セロンが見せる多彩な顔を楽しめる映画10選

モデルとして活動をスタートし、その後も映画スターとして君臨するシャーリーズ・セロン。

フランス人の父と、ドイツ人の母を持つ彼女は、誰もが認める美貌を持ちながら、時には作品に合わせ、とんでもない変貌を披露します。その変幻自在っぷりは凄まじく、まさに役を演じるために生まれたと言っても、過言ではありません。トレーニングはもちろん、精神面の強さもトップクラスです。

そんなシャーリーズ・セロンが出演している作品の中から、その存在が光る10作品をピックアップします。

スウィート・ノベンバー【2001年】

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あらすじ

広告マンとして忙しい毎日を送るネルソン(キアヌ・リーブス)は、ある日運転試験場で不思議な女性サラ(シャーリーズ・セロン)と出会います。1ヶ月後に試験を控える彼女は、ネルソンの恋人になることを条件に、運転の練習に付き合うよう言います。しかしそこには、彼女が抱える秘密が存在していたのです。

見どころ

同名映画のリメイクとして制作された本作ですが、作品そして主演の2人はともに、ゴールデンラズベリー賞にノミネートしてしまいます。とはいえ、しっかりとラブロマンス映画として感動を包み込んでおり、少し突飛な性格な彼女だからこその魅力に引き込まれます。

そして何よりも、現在では見ることが少なくなったシャーリーズのショートヘアが見れる作品でもあり、今とは違った彼女の魅力が閉じ込められた作品でもあります。



モンスター【2004年】

モンスター
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あらすじ

娼婦として日銭を稼ぐアイリーン(シャーリーズ・セロン)はある日、客を殺してしまいます。恋人のセルビー(クリスティーナ・リッチ)のこともあり、娼婦を辞める決意をするも、それ以外の生き方を知らない彼女に、まともな仕事はありませんでした。娼婦に戻った彼女は、売春を隠れ蓑に、客を殺して金銭を奪うようになります。

見どころ

実在する殺人鬼の半生を映画化した作品で、本作で10kg以上の体重増加、そしてメイクにより人相が変わるほどの変貌を遂げたシャーリーズ・セロンの代表作です。驚くのはこの後の減量であり、現在の姿を見て分かる通り、スレンダーな身体を取り戻しています。

彼女は本作でアカデミー主演女優賞、ゴールデングローブ賞主演女優賞(ドラマ部門)を受賞し、俳優陣も作品自体もモンスター級の作品となりました。本作の監督パティ・ジェンキンスは『ワンダーウーマン(2017年)』の監督であり、監督、女優ともに大きな話題となりました。

ライフ・イズ・コメディ!ピーター・セラーズの愛し方【2005年】

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あらすじ

コメディ俳優として人気を獲得するピーター(ジェフリー・ラッシュ)は、結婚している身でありながら、女優に恋心を抱いてしまいます。それを機に妻は彼の元から姿を消すも、一方で、彼の出演した映画はヒットを飛ばしてしまいます。

ある日、心臓発作に見舞われてしまい、なんとか目を覚ました彼は、コメディから路線変更することを決意します。

見どころ

『モンスター(2004年)』の翌年に公開され、テレビ映画として高い評価を獲得した本作。シャーリーズ・セロンは、主人公ピーター(ジェフリー・ラッシュ)の2人目の妻として出演していますが、驚くのはやはり『モンスター(2004年)』からの変わりっぷりです。約1年で本来の彼女の姿を取り戻し、誰もが唸る美人妻を演じ切っています。

本作もまた、ピーター・セラーズという実在の人物の半生を描いた作品で、第57回エミー賞で9部門を受賞という高い評価を獲得しています。

イーオン・フラックス【2006年】

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あらすじ

人類のほとんどが死滅し、生き残った人間は壁で取り囲まれた希望の溢れる都市で暮らしていました。イーオン(シャーリーズ・セロン)は、そのユートピアを管理する政府に復讐を誓う兵士。ある時彼女は、所属する組織から暗殺命令を受け、政府へ向かいます。しかし暗殺対象を見つけると、彼女は頭痛とともに意識を失ってしまいます。

見どころ

近未来の世界を舞台にしているということもあり、全身スタイリッシュに、そこから華麗なるアクションを見せるシャーリーズ・セロンの姿を見ることができます。

監督が日本人の血を引いているということもあり、随所に桜や畳など日本の要素を見ることができるのも特徴の1つです。シャーリーズの身のこなしや、動作1つ1つに魅了される作品です。

ハンコック【2008年】

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あらすじ

鋼の肉体、飛行能力、そして不老不死。ヒーローとして最高の能力を持ちながら、同時に街一番の嫌われ者ハンコック(ウィル・スミス)。いつも酒に酔い、一度動けば街に迷惑をかける彼はある日、踏切で立ち往生している車を助けます。

運転手の男レイ(ジェイソン・ベイトマン)は、感謝のためハンコックを家に招きますが、そこでレイの妻メアリー(シャーリーズ・セロン)に、不思議な感情を覚え始めます。

見どころ

飲んだくれの嫌われ者ヒーローが主人公という、異色の作品である本作。ハンコック(ウィル・スミス)に最初から嫌な目を向けるメアリーを演じるシャーリーズ・セロンが見どころです。

物語の途中で、ある事情から途端にメイクも変わり、それまでの優しい彼女とは雰囲気がガラっと変わります。映画を彩るキャラクターであり非常に重要な人物です。アクションあり、超能力あり、ラブストーリーありの盛り沢山な内容です。

プロメテウス【2012年】

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あらすじ

人類の起源の謎が解けるかもしれない。宇宙探査船プロメテウス号は、その夢と数人の乗組員を乗せ、ある惑星に到達します。降り立った場所にあったのは明らかな人工物。考古学者のエリザベス(ノオミ・ラパス)は乗組員たちと調査に向かいますが、そこで見つけたのは巨大な人型の死体でした。

見どころ

エイリアンシリーズの最も古い時代を描いた作品です。宇宙探査船の監視役にして、代表的存在メレディスを演じるのがシャーリーズ・セロンです。探査だけではない秘密と野望を心に秘める、陰のある人物を演じており、同時に精神力の高さも見せています。

まさに悪役といった役どころで、最後は見る側をスカっとさせてくれますが、ファンとしては複雑な気持ちになってしまいます。

荒野はつらいよ~アリゾナより愛をこめて~【2014年】

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あらすじ

内気なアルバート(セス・マクファーレン)は、自身の性格とは真逆の屈強な男たちが生きる町で、静かに暮らしていました。ある時、彼の目の前に現れた美女アナ(シャーリーズ・セロン)に、恋に落ちてしまいます。2人の思いは見事に結ばれ、幸せを得ることができると思った矢先、彼女には夫が存在することが判明します。

見どころ

『テッド(2013年)』で、全世界を笑いと感動に巻き込んだ、セス・マクファーレン監督のコメディ映画。西部開拓時代を舞台に、主人公アルバート(セス・マクファーレン)のドタバタコメディが描かれており、シャーリーズ・セロンは彼と恋に落ちるカウボーイハットの美女ガンマン、アナを演じています。

シャーリーズ出演作の中でも数少ないコメディ作品ですが、その存在感はやはり、ずば抜けています。

マッドマックス 怒りのデス・ロード【2015年】

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あらすじ

荒廃した世界を旅するマックス(トム・ハーディ)はある日、武装集団に襲われ拉致されてしまいます。その集団を治めるのは、この界隈を支配しているイモータン・ジョー(ヒュー・キース・バーン)。彼に捕まったマックスは、ウォーボーイズたちに血液を供給する輸血袋としての役割を負わされ、その血を流すことになります。

その頃、ジョーの部下であるフュリオサ(シャーリーズ・セロン)によって、ある計画が動き出していました。

見どころ

丸刈りの頭に機械の片腕、目から上を黒く塗った異様な姿のフュリオサは、シャーリーズ・セロンファンを大いに沸かせることになりました。異様な姿は鮮明に記憶に残り、さらに本作の映画としての高い評価も相まって、2015年公開作品ながらひと際異彩を放つシャーリーズの出演作品として、記録に残ることになります。

本作は『マッドマックス(1979年)』シリーズの27年ぶりの新作であり、アカデミー賞6部門を受賞した超大作です!日本でも大ブームを巻き起こしたのは記憶に新しく、彼女の代表作にも加えられる作品になりました。

ダーク・プレイス【2016年】

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あらすじ

28年前に起きた一家惨殺事件。生き残ったリビー(シャーリーズ・セロン)は、現在もそのトラウマに悩まされていました。当時、自身の証言から捕まった犯人は実の兄でした。

大きな過去を抱える彼女にある日、「殺人クラブ」という団体から接触がありました。そこでリビーはある青年と出会い、再び事件の調査に乗り出すと、次第に過去の記憶が目を覚まします。

見どころ

過去のトラウマにより、まともな生活を送れない身となる女性を演じたシャーリーズ・セロン。彼女の出演作の中でも、ひと際重い過去を背負う役柄で、次第に明るみになる真実に引き込まれていきます。

クロエ・グレース・モレッツ、ニコラス・ホルトなど、期待の若手俳優が出演していることでも話題になりました。原作者ギリアン・フリンは、大ヒットを記録した映画『ゴーン・ガール(2014年)』の作家として有名です。

アトミック・ブロンド【2017】

https://www.youtube.com/watch?v=_lw-dOeql4U

あらすじ

ドイツが二分している時代、1人のスパイが殺され、機密情報が持ち出されてしまいます。その奪還を命じられたのは、MI6でもトップクラスの腕を持つロレーン・ブロートン(シャーリーズ・セロン)でした。その中で彼女が出会ったのは、行動をともにすることになる、もう1人のエージェントだったのです。

見どころ

『ジョン・ウィック(2015年)』、そして2018年公開予定の『デッドプール2』の監督として名が上がる、現在話題を集めているデヴィッド・リーチ監督の、アクションスパイ映画です。金髪とお洒落な衣装に身を包んだシャーリーズ・セロンから放たれる、スタイリッシュなアクションは、彼女の新境地として大きな注目を集めています。

美しく妖艶で、キレキレのアクションを見せる彼女の魅力が詰まった本作品。その他にも、ソフィア・ブテラ、ジェームズ・マカヴォイなど、豪華キャストも出演している、本格派スパイ映画となっています。

最後に

2007年アメリカの男性誌で発表された、「最もセクシーな女性」に選ばれるほどのルックスを持ちながら、時折ファンも驚くほどの変貌を見せる、シャーリーズ・セロン。役作りのストイックさはトップレベル。現在では、どんなジャンルの作品にも溶け込むトップ女優として、常に存在感を発揮しています。

そんな強く美しい彼女の姿を見たいと思った方は、ぜひ観てみてくださいね。