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アンジェリーナ・ジョリーのおすすめ出演映画10選

モデルから女優へと飛躍し、その美しさと高い演技力から数々の作品で評価を得る才色兼備な大スター、アンジェリーナ・ジョリー。「アンジー」の愛称で知られ、慈善活動にも力を注いでいる彼女が出演するおすすめ映画をまとめました。

狂っちゃいないぜ (Pushing Tin)[1999年]


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航空管制官として、飛行機を正しい航路に導く重責を担うニック(ジョン・キューザック)を主人公とした、ブラックユーモアたっぷりのコメディです。

アンジェリーナ・ジョリーは、新しく管制塔に配備されたラッセル(ビリー・ボブ・ソーントン)の妻、メアリー役を好演。この映画がきっかけでソーントンと結婚しました。婚姻中は互いの血の入ったペンダントを身につけていたというエピソードが有名です。駆け出し時代の姿を観たい方へ特におすすめの作品。



17歳のカルテ (Girl, Interrupted)[1999年]


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『17歳のカルテ』は、スザンナ・ケイセンの自伝「思春期病棟の少女たち」を映像化した作品です。

アンジェリーナ・ジョリーは、精神科療養施設の患者のなかでも一際やっかいで、看護師たちの手を焼かせる少女リサを熱演。その演技は高く評価され、アカデミー助演女優賞、ゴールデングローブ賞、ならびに全米映画批評家協会賞新人賞を受賞しました。本作の製作と主演を務めたウィノナ・ライダーをかき消してしまうような、圧倒的存在感を観る人に与えます。

トゥームレイダー (Lara Croft: Tomb Raider)[2001年]


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『トゥームレイダー』は世界的大ヒットを誇るゲームの映画化作品です。アンジェリーナ・ジョリーは、主人公である資産家トレジャー・ハンター、ララ・クロフトに扮しました。時を支配する宝「光のトライアングル」を求め、世界中を駆け巡るも敵と遭遇し…というアドベンチャー・ストーリーはやりつくされた感もあり、アンジェリーナ・ジョリーは、第22回ゴールデンラズベリー賞の最低主演女優賞を受賞してしまいました。

しかしこの映画は、ジョリーの実父であるジョン・ヴォイドと共演を果たしているという意味で貴重です。というのも、父娘は長きにわたり断絶状態にあるとされているからです。
現在では関係が修復されつつあるようですが、公開当時はこの共演がミラクルだと話題になりました。

スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー (Sky Captain and the World of Tomorrow)[2004年]


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全編CGのなかで生身の俳優が演技をする異色作。
NY万国博覧会が開催された1939年を舞台に、突如あらわれた巨大ロボットと、主人公スカイキャプテン(ジュード・ロウ)たちの戦いを描いています。アンジェリーナ・ジョリーは、眼帯をした謎の艦長フランキー・クックを演じ、多くはない出演時間でインパクトを残しました。

『スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー』は、衣装をステラ・マッカートニーが手がけたことも見逃せないポイントのひとつ。クック艦長の凛とした佇まいや、スカイキャプテンの元恋人ポリー(グウィネス・パルトロウ)のレトロ感あふれる装いは、スチームパンク好きも納得のクオリティといえるでしょう。

Mr.&Mrs. スミス (Mr. & Mrs. Smith)[2005年]


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どちらも凄腕の暗殺者だとは知らずに出会い、幸せな結婚をしたスミス夫妻。しかしある日、互いが「殺しのターゲット」になってしまい…というハラハラドキドキのストーリーです。自宅の改修や友人宅への訪問をめぐって交わす"ザ・倦怠期"な夫婦の会話と、暗殺者として本気の殺し合いをする姿のギャップが楽しい作品。

グッド・シェパード (The Good Shepherd)[2006年]


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ひそかに部隊を支援していたCIAの情報漏洩によって失敗した、亡命キューバ人部隊による打倒政府の上陸作戦、いわゆる「ピッグス湾事件」に端を発する映画です。
アンジェリーナ・ジョリーは上院議員の娘であり、主人公エドワード(マット・デイモン)の妻となるマーガレットを熱演。1960年代のクラシカルな装いで、若々しい娘、妻の姿を演じ分け、硬派なストーリーのなかに華をそえています。

ちなみに監督はロバート・デ・ニーロ、製作には本来メガホンをとるはずだったフランシス・フォード・コッポラが務めています。

マイティ・ハート/愛と絆 (A Mighty Heart)[2007年]


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2002年に実際に起こった、ジャーナリスト誘拐殺害事件をもとに製作された作品。アンジェリーナ・ジョリーは、ジャーナリストの妻マリアンヌを演じています。

妊娠中にパキスタンで夫が誘拐され、安否が分からないという緊迫した状況においても、強さと愛をもちつづけるマリアンヌ。異国の地で味わう不安と緊張が観る人にひしひしと伝わる社会派の映画です。ざっくりしたセーターにラフにまとめた髪など、ナチュラルなジョリーを観たい人にもおすすめ。

チェンジリング (Changeling)[2008年]


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名優にして名監督、クリント・イーストウッドの監督作品です。1920年代に起こった実際の誘拐事件をもとにして描かれており、当時のファッションや家庭、アンジェリーナ・ジョリー演じるクリスティンが働く電話会社の描写が非常にリアル。古き良きアメリカを感じさせる作品です。
情景だけでなく、心理描写も緻密に描かれています。女手一つで育てた息子を誘拐されたショック、そしてまったく知らない別人の子が自分の息子だと言って譲らない恐怖が繊細に描写され、観る人を映画の世界に引き込んでいきます。

ソルト (Salt)[2010年]


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アンジェリーナ・ジョリー演じるイヴリン・ソルトは、CIAの職員。米国のために働いていましたが、あるとき尋問したロシアの亡命者から「イヴリン・ソルトがロシア大統領を暗殺する」という供述を聞いてしまいます。とっさにその場を逃げ出した彼女は、二重スパイの容疑をかけられ、CIAと旧ソ連のスパイ、両方から追われる立場に。果たして本当の彼女とは?というサスペンス感あふれるストーリーが魅力です。

当初はトム・クルーズがソルトを演じる予定だったという説もあり、過激なアクションが盛りだくさん。ソルトが男装をして潜入するシーンがあるなど、ひとあじ違ったアンジェリーナ・ジョリーのマニッシュな雰囲気が楽しめます。

最愛の大地 (In the Land of Blood and Honey)[2011年]


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最後に紹介するのは、アンジェリーナ・ジョリーの出演作品ではなく、監督作品です。国連の親善大使としても精力的に活動するジョリーは、初監督作品の舞台としてボスニア・ヘルツェゴビナを選びました。

『最愛の大地』は、90年代から今にいたるまで、解決の糸口がみえないボスニア・ヘルツェゴビナ紛争を背景に、異なる民族同士の恋愛を描いています。大使として実際に見聞きしたことを反映させていて、民族浄化思想による女性への暴行シーンなど過激な描写も含まれていますが、正面から民族問題に切り込んだ本作は、批評家からも高く評価されました。

 
才色兼備なアンジェリーナ・ジョリーの映画10選、いかがでしたか?気になる作品をぜひチェックしてみてください。