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二コール・キッドマンの名演が光る!絶対観ておきたい厳選10作品

オーストラリア出身の女優、二コール・キッドマンは10代で演技のキャリアをスタートさせ、その後多くの映画に出演してきました。その卓越した演技力は、2003年に『めぐりあう時間たち』でのアカデミー賞主演女優賞の受賞や、その他作品でアカデミー賞主演・助演女優賞にノミネートされていることからも明らかです。

今回はそんな才能溢れた女優、二コール・キッドマンの数々の出演映画の中から厳選した、特におすすめしたい10作品を時系列でご紹介します。

めぐりあう時間たち【2003年】

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あらすじ

1923年ロンドン、病気療養をしつつ『ダロウェイ夫人』を執筆している、作家ヴァージニア・ウルフ(二コール・キッドマン)。1951年ロサンゼルス、『ダロウェイ夫人』を愛読している、妊娠中の主婦ローラ・ブラウン(ジュリアン・ムーア)。2001年ニューヨーク、『ダロウェイ夫人』と同じ名前の編集者クラリッサ・ヴォーン(メリル・ストリープ)。

小説『ダロウェイ夫人』を通じて、時と場所を越えた3人の女性の人生が展開していきます。

見どころ

それぞれ違う人生の中で、共通した悩み「生きることへの不安」を抱えながら生きる女性たちを二コール・キッドマン、メリル・ストリープ、ジュリアン・ムーアという3大女優たちが見事に演じきっています。
二コール・キッドマンはこのヴァージニア・ウルフ役でアカデミー賞主演女優賞を勝ち取りました。



コールドマウンテン【2004年】

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あらすじ

時は南北戦争末期。志願兵として出征したインマン(ジュード・ロウ)は3年もの間、恋人エイダ(二コール・キッドマン)を想いながら、彼女からの手紙、本、銅板写真を生きる支えにして戦火の中を生き延びていました。エイダを想う気持ちが募ったインマンはついに戦場から脱走し、彼女の待つ故郷コールドマウンテンを目指します。

見どころ

南北戦争を背景に、引き裂かれた恋人たちの愛と人生を描くメロドラマ。アンソニー・ミンゲラ監督、原作はチャールズ・フレイジャー の同名小説“Cold Mountain”。この作品で二コール・キッドマンはゴールデングローブ賞主演女優賞(ドラマ部門)、ジュード・ロウはアカデミー賞主演男優賞にそれぞれノミネートされています。

奥様は魔女【2005年】

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あらすじ

テレビドラマ『奥様は魔女』で主役の夫を演じ、映画スターとして復活を狙うジャック(ウィル・フェレル)。そんな彼が抜擢した、妻のサマンサ役イザベル(二コール・キッドマン)。しかし何とイザベルは本物の魔女だったのです!正体を隠しつつ、ジャックへの恋と女優の仕事に奮闘するイザベル。そして、とうとう正体を明かさなければならなくなり…。

見どころ

監督はノーラ・エフロン。人気テレビシリーズ“Bewitched”が原案となっています。魔女の正体を隠しつつもジャックへの恋に一生懸命になる、二コール・キッドマンのキュートな演技は必見です。

オーストラリア【2009年】

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あらすじ

第二次世界大戦が目前に迫るオーストラリア。亡くなった夫の残した使命を果たすために訪れた英国貴族の貴婦人サラ・アシュレイ(二コール・キッドマン)と、現地のカウボーイ(ヒュー・ジャックマン)は当初対立しますが、アボリジニの少年との出会いや使命を果たすための長旅を通じ、心が通い合っていきます。

見どころ

『ムーラン・ルージュ(2001年)』『ロミオ&ジュリエット(1997年)』などの作品で知られるバズ・ラーマン監督作品。原案もバズ・ラーマン監督によるもので、オーストラリア現地でロケを行い、二コール・キッドマンやヒュー・ジャックマンら、主要キャストにオーストラリア出身者を揃えるなど細部にまでこだわって製作されました。

ラビット・ホール【2011年】

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あらすじ

一人息子を事故で失ったベッカ(二コール・キッドマン)。愛する息子を失った哀しみは深く、夫のハウィー(アーロン・エッカート)と必死に乗り越えようとするが上手くいかない日々が続いていました。そんな中、ベッカは息子の死因となった交通事故を起こした少年と遭遇し、その後たびたび会うようになります。

見どころ

監督はジョン・キャメロン・ミッチェル、原作はデイビッド・リンセイ=アベアーによる戯曲『Rabbit Hole』。アカデミー主演女優賞など様々な賞にノミネートされた二コール・キッドマンは、この作品の製作も手がけ、プロデューサーとしての力も高く評価されました。

リピーテッド【2015年】

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あらすじ

交通事故に遭ったクリスティーン(二コール・キッドマン)は、毎朝目覚めるたびに前日までの記憶を失ってしまう後遺症を負っていました。そんな妻を献身的に支える夫のベン(コリン・ファース)。しかしある時、ベンに秘密でクリスティーンの治療にあたっているという医師の男性(マーク・ストロング)から彼女に電話がかかってきます。彼によるとクリスティーンは数週間の間、毎日映像日記を残してきたという。次第に繋がっていく記憶の糸。クリスティーンが最後にたどり着いた真実とは?

見どころ

名俳優たちの演技力とストーリー展開が巧みで、観ている側も翻弄されます。ローワン・ジョフィ監督、原作はS・J・ワトソンの小説『Before I Go to Sleep』。出演は二コール・キッドマンの他、マーク・ストロング、コリン・ファース、アンヌ=マリー・ダフ他、実力派が脇を固めています。

シークレット・アイズ【2016年】

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あらすじ

FBI捜査官のレイ(キウェテル・イジョフォー)は、同僚のジェス(ジュリア・ロバーツ)の娘を殺した犯人を突き止めようと、検事補のクレア(二コール・キッドマン)と容疑者の捜査にあたります。

容疑者は特定できたにも関わらず、FBIの内部事情が絡んだことで事件は未解決のまま取り残されてしまいます。それから13年が経った現在も、レイとジェスは容疑者の発見を諦めてはいませんでした。

見どころ

ビリー・レイ監督による、アルゼンチン映画『瞳の奥の秘密(2009年)』のリメイク。意外性のあるラストやオリジナルと比べて観るのも面白いです。ニコール・キッドマンは、この作品でゴールデンカメラ賞国際女優賞を受賞しました。

LION/ライオン ~25年目のただいま~【2017年】

あらすじ

5歳のとき家族と離れ迷子になってしまった、インド出身の青年サルー(デヴ・パテル)。その後養子として送られたオーストラリアでは、あたたかい義父と義母(二コール・キッドマン)に囲まれ、不自由無い生活を送っていました。しかし本当の故郷と家族を失った喪失感はいつまで経っても癒えません。サルーはGoogle Earthを駆使しながら、インドまで25年に遡る自分のルーツを探す旅に出ます。

見どころ

ガース・デイビス監督の、家族や愛についてなど様々なことを考えさせられる、涙なしには観ることができないヒューマンドラマ。

サルー・ブライアリーのノンフィクション『A Long Way Home』が原案の、実話に基づいた作品です。二コール・キッドマンはこの作品で数々の賞を受賞、アカデミー賞助演女優賞に4度目のノミネート(助演部門では初ノミネート)を果たしました。

二コール・キッドマンが主演している他、『スラムドッグ$ミリオネア(2009年)』で主演を務めたデヴ・パテルの演技にも魅了されます。

パーティで女の子に話しかけるには【2017年】

あらすじ

舞台は1977年、ロンドン郊外に住む少年エン(アレックス・シャープ)はひょんな事から参加したパーティで、自身を宇宙人と名乗る美しい少女ザン(エル・ファニング)と出会い恋に落ちます。しかし遠い惑星から一時的に地球を訪れている彼女は、48時間以内に戻らなければなりません。彼らの恋の行方はいかに…。

見どころ

ザンと対立するパンクロック歌手を演じる二コール・キッドマンの、他作品では見られない弾け具合が新鮮です。

監督はジョン・キャメロン・ミッチェル、原作はニール・ゲイマンの短編小説『How to Talk to Girls at Parties』。出演は二コール・キッドマンの他にエル・ファニング、アレックス・シャープ、ルース・ウィルソンなど、豪華な俳優陣で固められています。

ザ・ビガイルド【2018年予定】


ザ・ビガイルド映画公式Instagramアカウント(@beguiledmovie)より

あらすじ

舞台は南北戦争末期のアメリカ、バージニア州。森の奥にある白い館(=女学校)では、校長のマーサ(二コール・キッドマン)をはじめとする教師や生徒たちが自給自足の生活を送っていました。

ある日生徒たちは、戦場で深い傷を負った兵士ジョン・マクバニー(コリン・ファレル)を森の中で発見します。女性たちの献身的な看護により、ジョンの容態は回復に向かいます。やがてジョンは教師のエドヴィーナ(キルスティン・ダンスト)と恋仲になり、2人で館を後にしようと約束します。

見どころ

監督はソフィア・コッポラ、トーマス・カリナンによる小説『The Beguiled』が原作となっています。出演女優たちはもちろん、映像が美しく、コッポラ監督の独特な世界観を堪能できます。カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞している注目の作品です。

最後に

10年以上前の作品から2018年公開予定のものまで、二コール・キッドマンの見逃せないおすすめ映画10選をお届けしました!

異なるジャンルやテイストの作品を網羅しているので、様々な役柄を演じ分ける二コール・キッドマンの秀逸した演技を観られるはず!ぜひ興味をそそられる作品を鑑賞して、彼女の才能溢れる魅力を堪能してみてください。