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Netflix発!ダークで骨太なマーベルドラマ6作品を一挙紹介

映画『アベンジャーズ(2012年)』の公開以降、その知名度が世界的なものとなったMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)。Netflixでは、見応えのある能力バトルと世界観の共有はそのままに、より重厚で大人向けの路線として『デアデビル(2015年)』を始めとしたマーベルヒーローのドラマがラインナップされています。

綺麗ごとでは片付かない凄惨な現実に、それぞれの信条で立ち向かうヒーローが織りなす人間ドラマ。そんな彼らの活躍が描かれた作品を、最新作の『パニッシャー(2017年)』まで総ざらいします。

デアデビル【2015年】

マット・マードック公式Instagramアカウント(@daredevil)より

あらすじ

交通事故で視力を失ったマシュー(チャーリー・コックス)は、盲目の弁護士として法に従いながら働く傍ら、私刑のために法を犯すクライムファイターでもありました。そんな中、相棒のフォギー(エルデン・ヘンソン)と新たに立ち上げた事務所に訪れたカレン(デボラ・アン・ウォール)の依頼を発端に、マシューはニューヨークのヘルズ・キッチンの裏に潜む巨悪と対峙することになります。

見どころ

Netflix発のマーベルドラマ第1作。視力と引き換えに得た超感覚を利用し、マフィアが蔓延る裏社会と戦う男の姿を描いた作品です。メガホンを取るのは、来春公開予定の『パシフィック・リム:アップライジング(2018年)』にも抜擢されたスティーヴン・S・デナイト監督。血みどろの肉弾戦の中でボロボロになりながらも、不殺を貫いて戦い続けるデアデビルの一途な闘志は必見です。



ジェシカ・ジョーンズ【2015年】

クリステン・リッター公式Instagramアカウント(@therealkrystenritter)より

あらすじ

私立探偵を営むジェシカ・ジョーンズ(クリステン・リッター)は、洗脳能力を持つ悪しき能力者・キルグレイヴ(デヴィッド・テナント)によって植え付けられた強烈なトラウマに悩まされ、殻に閉じこもっていました。凄惨な過去と正対するため、ジェシカは超人的な怪力と探偵の手腕を活かしてキルグレイヴを追い詰めていきます。

見どころ

ジェシカの能力描写は他のヒーローと比べると控えめですが、強力な洗脳能力をもつキルグレイヴに対してどう立ち向かうか、という緊迫感のある頭脳戦がストーリーを盛り上げています。宿敵キルグレイブが醸し出す狂気性や、ジェシカのトラウマへの恐怖など感情表現が細やかであり、『トワイライト』シリーズで脚本を手掛けたメリッサ・ローゼンバーグが監督を務めたからこその演出が光ります。

ルーク・ケイジ【2016年】

ルーク・ケイジInstagramアカウント(@marvelslukecage)より

あらすじ

ルーク・ケイジ(マイク・コルター)は、過去に友人の陰謀によって収容されていました。仮釈放を条件に受けた人体実験により、弾丸すら通さない肌と怪力をそなえた超人となったルークは、現在ニューヨーク・ハーレムの美容室で能力を隠しながら働いています。ある日、常連の少年たちがトラブルを起こしたことをきっかけに、ハーレムの暗部が浮き彫りになっていき、ルークは街のために能力を使うことを決意するのでした。

見どころ

自身の能力を人のために使うことに消極的だったルークが、街を牛耳る悪と向かい合うまでの過程を通じて"頼もしい男"になっていく様は必見。ルークの前に立ちはだかるマフィアの長コットンマウスや、共謀する女性議員マライア・ディラードが、なぜ悪事を働くに至ったのかについても生々しく描かれており、彼らの人間味にも惹き込まれます。

アイアン・フィスト【2017年】

フィン・ジョーンズ公式Instagramアカウント(@finnjones)より

あらすじ

旅行中に飛行機事故で両親を無くし、異世界クン・ルンの修行僧に救い出されたダニー・ランド(フィン・ジョーンズ)。クン・ルンでの修行で秘術を操れるようになったダニーは、父が経営したニューヨークにあるランド社を訪れることに。15年前の事故で死んだと思われていた大企業の御曹司が突然現れたことによって、相続争いや悪の組織との戦いが巻き起こることになるのでした。

見どころ

ニューヨークを舞台としながらも、ジェシカ・ヘンウィック演じるヒロイン・コリーンが道場で師範をしていたり、刀剣や拳法を駆使する敵が出てくるなどエキゾチックな世界観が味わえる本作。前3作と比較するとファンタジー色の強くなっています。また、異色のミステリーとして楽しむことができ、ランド社を経営するウォードと裏で手を引くハロルドの不気味な親子関係には注目です。

ザ・ディフェンダーズ【2017年】

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Netflix Japan公式Instagramアカウント(@netflixjp)より

あらすじ

実体不明の組織「ヤミノテ」が脅威となり始めていたニューヨーク。街に蔓延る悪に立ち向かう4人のヒーロー・マシュー(チャーリー・コックス)、ジェシカ(クリステン・リッター)、ルーク(マイク・コルター)、ダニー(フィン・ジョーンズ)は、別の理由で行動していたにもかかわらず、最終的にはヤミノテの悪事に巻き込まれていくのでした。お互いを全く知らない4人が、ニューヨークの命運をかけた戦いに挑みます。

見どころ

主役の4人だけでなく、各作で登場したサブキャラクターの思惑も複雑に絡み合っているので見応え抜群。『アイアン・フィスト』から繋がるファンタジーの設定が、事件と交錯していくワクワク感はマーベルならでは。シガニー・ウィーバー演じる悪役アレクサンドラの存在感も物語を彩っています。

パニッシャー【2017年】

パニッシャー公式Instagramアカウント(@thepunisher)より

あらすじ

家族を目の前で殺され、復讐に燃える元軍人のフランク・キャッスル(ジョン・バーンサル)。事件の真相に辿り着いたフランクは"パニッシャー(処刑人)"となり、家族を殺した関係者を次々と惨殺しました。復讐後、身元を隠して建設現場で働いていたフランクでしたが、マイクロ(エボン・モス・バクラック)と名乗る謎の男に追跡されるようになります。

見どころ

これまで映像化されてきた『パニッシャー』とは異なり、本作はフランクが復讐を終えたところから物語が始まります。作中では、家族の死だけでなく従軍中に起きた凄惨な出来事がストーリーの鍵を握っており、フランクは復讐心だけでなく自己嫌悪にも苦しむことになります。そんなフランクを演じたジョン・バーンサルは、怒りを湛えられない絶望に満ちた表情などダークヒーローらしさを見事に体現しているので要注目。

最後に

以上、Netflix発マーベルドラマ6作を紹介しました。クロスオーバーを前提としたストーリー構成でありながら、各作品がそれぞれ濃厚な特色を持っているマーベルドラマ。その人気から、続編の計画が次々に練られているとのこと。今後もヒーローだらけのニューヨークから目が離せません!