マーベル・エンターテイメント公式Instagramアカウント(@marvelstudios)より
キャプテン・アメリカって聞いたことあるけどどんなヒーローだっけ...というあなたも今日からこれを読めばMCU作品をより楽しめること間違いなし!アメリカを守る熱い男キャプテン・アメリカの原作から最新作情報までをとことん紹介します。
目次
キャプテン・アメリカの能力
キャプテン・アメリカが強いのはもちろん知っていたけれど、それがどのくらい強いのか。文字にして実感する彼の並外れた力について解説します。
スーパーソルジャーの血清
マーベル・エンターテイメント公式Instagramアカウント(@marvelstudios)より
キャプテン・アメリカはヒーローとしての名であり、マスクの下の人物はスティーブ・ロジャースという青年です。1922年にニューヨークに生まれたスティーブは愛国心が大変強く、国のためにと入隊を志願するような正義感の強い人物でした。しかしながら彼の身体はとても貧弱でその体力は軍人として戦うことができない程だったのです。
このスティーブの強い意思を知ったアースキン博士はスティーブを「超人兵士(スーパーソルジャー)計画」に参加させます。この計画で特別な血清を打たれたスティーブはスーパーソルジャーとなり、アメリカを代表する兵士「キャプテン・アメリカ」となります。
アースキン博士が開発したこの超人兵士血清により貧弱だったスティーブの身体は筋骨隆々の強靭な身体に変貌を遂げ、さらに高い知能も手にします。その力はというと、ベンチプレス500kgを持ち上げ、1.6kmを1分以内に走りきるほどの変化です。
身体中の代謝機能が強化されることにより、筋肉が疲労することも、お酒で酔うことも、病気にかかることもなくなります。また、体力や筋力だけでなく、反射神経や感覚器官も人間が持つ力の限度を超えており、スティーブ自身が軍人としての戦闘能力を持っていたためにキャプテン・アメリカの接近戦で発揮される能力はマーベル・ユニバースの中で最も優れた1人としてみなされています。
彼が忠誠を誓うのはアメリカ合衆国の「自由・平等・博愛」の三原則とそこに生きる人々であり、その精神の高潔さゆえ、ソーと同等の高潔な心を持つ者しか持つことのできないハンマー「ムジョルニア」を持ち上げることが可能です。(映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015年)』ではムジョルニアは少し動く程度ですが、原作では何度か持ち上げています。)
キャプテン・アメリカの武器
もう1つ、キャプテン・アメリカの能力を語る上で必要なのは彼の持つアイコニックなシールド。赤、青、シルバーで彩られた盾はまさに星条旗!もちろんただのシールドではありません。
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キャプテンが活動を始めた大戦中に大統領から送られたシールドが最も有名であり、アイアンマンで知られるトニー・スタークの父、ハワード・スタークが作りました。
ただの金属で作られているわけではなく、マーベルの世界において希少な金属である「南極産ヴィヴラニウム」と金属の合金で作られています。
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ちなみにこのシールドに用いられているヴィブラニウムの合金は偶然できたもので複製は不可能であるため、構造が似た金属「アダマンチウム」(ウルヴァリンの爪)が作られたようです。それでもなおキャプテン・アメリカのシールドの硬度は地球上で最高位と言われており、敵の攻撃から身を守るのはもちろん、フリスビーのように投げて一度に多くの敵を蹴散らすことも可能です。
コミックスにおけるキャプテン・アメリカ
コミックスでの初登場はなんと1941年!現在に至るまでパラレル・ワールドでの活躍を含めキャプテン・アメリカは誌面に登場し続けています。時代の変化に合わせて物語は進行しており、戦時中は枢軸国と戦い、戦後は国内の犯罪者や未来人と戦っています。
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コミックスでは2000年代に突入するとスティーブ・ロジャースとしての身分を明かした上でアメリカに暮らすなどマーベル・シネマティック・ユニバースとは異なったストーリーが進んでいきます。2010年から刊行された『シークレット・アベンジャーズ』が最近の作品であり、国家安全保障の責任者に就任したスティーブはアベンジャーズを再結成するほか、自らが所属する「シークレット・アベンジャーズ」をお馴染みのウォーマシンやブラック・ウィドウと共に結成しました。
『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー(2011年)』概要
あらすじ
第二次世界大戦中、数回にも渡り入隊を拒否される正義感の強い貧弱な青年スティーブ・ロジャース。スティーブは偶然出会ったアースキン博士に強い愛国心と正義感を認められ、「超人兵士(スーパーソルジャー)計画」に参加することになります。一方で敵であるドイツ軍のシュミット/レッドスカルはインフィニティ・ストーンの一つであるテッセラクトを手にし、世界を支配しようとしていたのです。人間離れした強靭な肉体となったスティーブはアメリカのシンボル的存在"キャプテン・アメリカ"としてレッドスカルに立ち向かいます。
見どころ
過ぎ去った時代を描く作品であり他のマーベル作品と比べると古臭く、昔の戦争映画のような描かれ方をしています。スティーブが愛し続ける女性、マーベル初の女性エージェントペギー・カーターとの時代を超えたラブストーリーに注目。またヒーロー顔負けの銃の名手である彼女の活躍はテレビシリーズ『マーベル エージェント・カーター』をチェックしてみてください!
『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー(2014年)』概要
あらすじ
アベンジャーズによるニューヨーク全土を巻き込んだ戦いから2年後。国際平和維持組織「S.H.I.E.L.D.(シールド)」の一員として任務にあたっていたキャプテン・アメリカは、これまで在籍してきたはずのシールドから突然襲撃され、追われる身となります。暗殺者ウィンター・ソルジャーに追い詰められるキャプテン・アメリカですが、その暗殺者は70年前に死んだはずの親友バッキーの姿で...。
見どころ
マーベル作品と言えば空飛ぶ鉄男やハンマーを振り回す雷神に緑の怪物たちが繰り広げるド派手なバトルシーンをイメージをしてしまいがちですが、本作はキャプテン・アメリカとかつての大親友バッキーそしてブラック・ウィドウの男臭い肉弾戦がアツい!もちろん彼らも人間離れした力を持っていますが、そのパワフルな接近戦は息をのむほどかっこよく仕上がっています。
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年)』概要
あらすじ
『エイジ・オブ・ウルトロン』の1年後。国を守るアベンジャーズでしたが、これまでに多くの一般市民が巻き込まれ犠牲となっていることが問題視されます。そこでアベンジャーズを国際連合の管理下に置くことを規定する「ソコヴィア協定」の可決を巡って、アイアンマン率いる賛成派のヒーローとキャプテン・アメリカ率いる反対派のヒーローの内戦が始まっていくのでした。
見どころ
これまでアベンジャーズのリーダーとして活躍してきたキャプテンとぶつかり合いながらも共に戦ってきたトニー・スタークの絆が決裂。トニーの父ハワードとも仲が良かったキャプテン・アメリカとトニーの仲は特別なものでしたが修復不可能なまでの仲間割れが行き着く先は...。両者とも完璧とは言えない人間性は、見ているファンの心をがっちり掴み、公開から時間が経った今でもファンによるキャップ派とアイアンマン派の議論は続くばかりです。
キャプテン・アメリカにまつわる小話3選
さて、ここまでにキャプテン・アメリカというキャラクターについてご紹介してきました。
ここからは2011年からキャプテンを演じ続け、アメリカの代表的ヒーローそしてマーベルの"顔"となったクリス・エヴァンスのキャプテン・アメリカにまつわるエピソードを3つご紹介したいと思います。
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クリス・エヴァンスのもう一つの顔
クリス・エヴァンスは今やキャプテン・アメリカとして世界中に知られる俳優ですが、ブレイクのきっかけとなった作品は同じマーベル・コミックスが原作の『ファンタスティック・フォー[超能力ユニット](2005年)』。炎で身を纏い、炎を変幻自在に操る青年ジョニー・ストーム/ヒューマン・トーチを演じていたんです!
コミックスでは幾度となく共演してきたキャプテンとファンタスティック・フォーのメンバー。それゆえ『キャプテン・アメリカ』公開当初、アメコミファンたちはヒューマン・トーチもキャプテン・アメリカもクリスが演じているから映画でのヒーローの共演はありえないとがっかりしていたそうですが、2015年にキャストも設定も全て生まれ変わったリブート作『ファンタスティック・フォー』が公開。
ファンたちの間で夢の共演がもう一度期待されたもののリブート作は大コケ...共演がまた遠のいてしまいました。
ディズニー・スタジオが20世紀フォックスを買収した今、クリス本人は一人二役やりたい!なんて言っていますが、共演の夢が叶えられることはあるのでしょうか...?
貧弱なスティーブ・ロジャース
『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー(2011年)』において登場する、血清を撃たれる前の華奢でいかにも弱そうなスティーブの体。
一般的に映画を撮る際、俳優たちは肉体改造に取り組み、生身の体で挑みます。例を挙げてみると、クリスチャン・ベールは『マシニスト(2004年)』で体重を30kgも落とし骨が浮き出て見えるほどの肉体を披露したかと思えば、翌年から始まった『ダークナイト3部作』でバットマンを演じた際は鍛え上げられた肉体を、さらに3部作終了から1年後の『アメリカン・ハッスル(2013年)』では見事な肥満体を披露しました。
しかしながら『ザ・ファースト・アベンジャー』のように1つの映画で真逆の肉体を作り上げるのはさすがのクリスチャン・ベールも不可能。そこで物語前半の貧弱なスティーブは最新のVFXを使って再現!
クリスが先に演じ、後から華奢な体型の舞台俳優さんが演じ、それを合成することで貧弱なスティーブを生み出しました。クリスの周りの俳優たちは映画が完成した時に"縮まった"クリスに目線が合うよう細心の注意を払って演じたそうです。
本当はヒーローを演じたくなかった!?
マーベル公式Instagramアカウント(@marvel)より
キャプテン・アメリカを演じることができるのはクリスしかいない!と思ってしまうほどハマり役の彼ですが、実はキャプテン・アメリカを演じるというオファーを何度も何度も断っていたそう。
アメリカのトーク番組ジミー・キンメル・ライブ!に出演した際に、キャプテン・アメリカとして出演する映画9本分を一度に契約しなければいけない上に、それは例えその映画がウケなくても自分が辞めたいと思っても辞められない大きな契約だから怖いと思ったと話しています。しかし家族や友人に相談し最終的に出演を決めたそうです。
先の不安や恐怖に打ち勝ち、キャプテン・アメリカの役を得たクリスは「自分が恐怖を感じるものに対して、飛び込んでいくといい」と助言まで!司会者のジミー・キンメルに「現実でもヒーローなんだね(笑)」とおちょくられる場面も見られました。
来たる『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』では?
次にキャプテン・アメリカが登場する作品は『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』。
シビル・ウォーの後キャプテン・アメリカは何をしていたのか、アイアンマンとの関係は?など気になることばかりです。
Avengers公式Instagramアカウント(@avengers)より
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は4月27日(金)に全国ロードショウ!
参考:The Totally Honest Reason Chris Evans Didn't Want To Do Captain America、Chris Evans Would Love To Play Two Characters In Avengers And Fantastic Four Crossover、Internet Movie Deta Base、The Skinny on ‘Captain America’ vfx
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