今回は、海外ドラマブームの火付け役となった『LOST(2005年)』や『スーパーナチュラル(2007年)』など、懐かしいタイトルを含めた10作品をピックアップしたのでぜひチェックしてみてくださいね!
目次
LOST【2005年】
あらすじ
シドニー発アメリカ行きの旅客機が突如として無人島に墜落。乗客の生き残りの1人で外科医のジャック(マシュー・フォックス)は負傷者を救出し、48人の生存者のリーダー的存在になります。しかし、無人島で彼らを待っていたのは過酷なサバイバルだけではなく、夜な夜な響く不気味な機械音や仲間の不可解な死。その後、地下施設へ続く入口を発見した彼らは、墜落の真相に少しずつ迫っていくことになるのでした。
見どころ
『スター・トレック(2009年)』、『ミッション・インポッシブル3(2006年)』を手掛けたJ・J・エイブラムスが監督を務め、無人島でのサバイバルにSF要素が散りばめられています。回を追うごとに謎が解明されていき、各話のラストでは新たな謎が提示されるので、観始めると止まらなくなってしまいます。
クリミナル・マインド FBI行動分析課【2007年】
あらすじ
FBI行動分析課は、犯罪者の心理分析に特化した捜索ユニットとして活躍していました。行動分析課のベテラン分析官として知られているジェイソン(マンディ・パティンキン)は、同僚を殉職させてしまったトラウマから、一線を退いて後任の指導に努めていましたが現場復帰することに。部下や上層部から精神状態を心配されながらも、連続殺人犯の手がかりを求めて再び事件解決のために奔走します。
見どころ
犯罪者の心理を緻密に分析する硬派なサスペンスドラマ。『プライベート・ライアン(1998年)』、『デイ・アフター・トゥモロー(2004年)』など数々の名作映画の制作歴があるマーク・ゴードンがメガホンを取っています。小さな手かがりから、じわじわと事件の全容が見えていく様は緊張感が途切れること無く、ラストで一気に解決へと向かう演出も爽快です。
スーパーナチュラル【2007年】
あらすじ
ディーン(ジェンセン・アクレス)とその弟のサム(ジャレッド・パダレッキ)は、悪霊に殺された母の仇を討つため、父ジョン(ジェフリー・ディーン・モーガン)の元で悪霊退治の術を磨いていました。ある悪霊を追っていた父が突然音信不通になったことに気づいたディーンは、大学生活を謳歌していたサムを説得して兄弟で父の消息を追うことにします。
見どころ
アクション、ホラー、ファンタジーなどのジャンルも含む異色のサスペンス。本作は犯罪捜査のように組織を中心としたストーリーではなく、サムとディーンの兄弟がアメリカ各地を巡って「超常現象狩り」をするロードムービー仕立ての作品になっています。作中で戦うことになる悪霊や怪物たちは、実在の伝承や都市伝説を基にしているため、前提知識を持っていれば世界観がグッと広がります。
BONES【2007年】
あらすじ
人骨のスペシャリストである、人類学者のテンペランス(エミリー・デシャネル)。普段は研究所に勤務している彼女ですが、FBI捜査官シーリー(デヴィッド・ボレアナズ)から身元不明の遺体鑑定を要請され、嫌々ながら承諾。それ以来、FBIの捜査官として彼とコンビを組んで捜査に協力していくことになります。
見どころ
死人の遺骨を手がかりに進められる科学捜査は一見すると専門的に思えますが、分かりやすく噛み砕いてあり事件の1つ1つを納得しながら観ることができます。頭でっかちな主人公ブレナンと、彼女の歯止め役となるブース捜査官の掛け合いにも注目です。Huluでは現在シーズン5からの配信となっていますが、1話完結のドラマなので過去シーズンを観ていなくても問題なく楽しめます。
メンタリスト【2010年】
あらすじ
カリフォルニア州の捜査局で犯罪コンサルタントを請け負うジェーン(サイモン・ベイカー)は、人間離れした観察眼で人の心を読む「メンタリスト」。飄々とした態度の裏で、家族を殺した"レッド・ジョン"と名乗る殺人鬼に復讐を誓っていました。ある日"レッド・ジョン"に関係する事件が発生したと聞いたジェーンは、謹慎処分を受けていたにも関わらず強引に捜査へと割り込みます。
見どころ
『24-TWENTY FOUR-(2003年)』、『LOST』に続くスマッシュ・ヒットを飛ばした犯罪ドラマであり、物語を二転三転させる強引で破天荒な主人公が作品の魅力のひとつ。主人公ジェーンをとりまく捜査班の軽快なコメディと現実味のある骨太なミステリーが噛み合い、見ごたえのある作品となっています。
キャッスル〜ミステリー作家のNY事件簿【2010年】
あらすじ
キャッスル(ネイサン・フィリオン)は推理小説で数々のヒットを飛ばすベストセラー作家。その絶大な人気の裏で、彼は成功者としての生活にマンネリを感じ始めていました。そんな折、彼の小説の内容が模倣犯によって現実の殺人事件となってしまいます。ニューヨーク市警のケイト(スタナ・カティック)に事情聴取されたことをきっかけに事件に興味をもったキャッスルは、捜査への協力という名目で彼女に同行することになるのでした。
見どころ
シナリオが進行するテンポが軽快で、1話が充実している作品です。フィクション作家が模倣犯の事件に巻き込まれていくという斬新なシナリオの中で、主人公キャッスルがその状況をノリノリで楽しみ、作家として刑事顔負けの推理力を披露します。このように他のサスペンスと比較するとライトな雰囲気なので、刑事ドラマ特有の重苦しさが苦手な人にもおすすめの作品です。
PERSON of INTEREST 犯罪予知ユニット【2012年】
あらすじ
元CIA工作員のリース(ジム・カヴィーゼル)はある事件で恋人を失った絶望から立ち直れず、浮浪者として暮らしていました。ある日、地元のチンピラに絡まれて警察沙汰になるも、身元不明の大富豪フィンチ(マイケル・エマーソン)から保釈金が支払われ、事なきを得たのでした。リースは保釈された代わりに、フィンチが開発した犯罪を未然に防ぐ監視ネットワークシステムによる活動への協力を要請されます。
見どころ
製作総指揮J・J・エイブラムス、監督クリストファー・ノーランで製作された本作は、コンピュータが割り出した情報を手がかりに捜査を進めるという、犯罪サスペンスドラマの中でも異彩を放つ作品です。社会保障番号という限定された情報からいかにして加害者と被害者を見極め、事件を未然に防ぐかが肝となっており、物語が二転三転する臨場感は特筆ものです。
SHERLOCK【2011年】
あらすじ
退役軍医のワトソン(マーティン・フリーマン)は、戦地でのトラウマからPTSDに悩まされていました。ロンドンに戻ってきた彼はルームシェアを提案され、ルームメイトとして犯罪コンサルタントのシャーロック(ベネディクト・カンバーバッチ)を迎えます。初対面でシャーロックに自分の過去を言い当てられ、困惑した態度を見せるワトソンですが、喜々として捜査に出かける彼を手伝ううちに、不思議とPTSDの症状も治まっていきます。
見どころ
アーサー・コナン・ドイルの小説『シャーロック・ホームズ』シリーズを、現代の設定に落とし込みドラマ化されました。現代に蘇ったホームズを実力派の英国俳優ベネディクト・カンバーバッチ、ワトソンをマーティン・フリーマンが演じます。飄々としたホームズ像は知的な役柄の多いカンバーバッチにとってハマり役。原作のトリックを踏襲しつつ、インターネットなど現代の技術とリンクした新たなミステリーが展開される点も見逃せません。
ハンニバル【2014年】
あらすじ
FBIの養成機関の講師ウィル(ヒュー・ダンシー)は、殺人犯へ共感してしまう特異な人格から捜査官の資格試験に落第し、事件現場を避けていました。彼の上司でFBI捜査官のジャック(ローレンス・フィッシュバーン)は、精神科の名医であるハンニバル(マッツ・ミケルセン)にウィルの精神鑑定を依頼。情緒不安定ながらも、共感能力を活かしてジャックに協力するウィルに興味を持ったハンニバルは捜査にも関わるようになります。
見どころ
アンソニー・ホプキンス主演の『ハンニバル(2001年)』とは同じ原作ですが、作風は大きく異なります。この作品のハンニバルは真犯人でありながら、その正体を明かさずに情緒不安定な主人公ウィルの相談相手として振る舞います。この表向きの関係が、いつ暴かれるのかという緊張感が本作の魅力。人肉を食材として料理をする描写や、各話のサブタイトルにコース料理の用語を冠するなど、映画版とは一風変わった食人描写にも注目です。
12モンキーズ【2015年】
あらすじ
人類の99%が凶悪ウイルスによって死の淵に追いやられた2043年の未来から、過去にタイムスリップしてきたコール(アーロン・スタンフォード)。ウイルスの手がかりを追って2013年にさかのぼり、高名なウイルス学者ライリー博士(アマンダ・シュル)を連れ去りますが、有力な情報は得られません。しかし、彼女と行動を共にするうちに"12モンキーズ"と呼ばれる謎の組織の名前が徐々に浮かび上がってきます。
見どころ
ブルース・ウィリスが主演を務めた映画『12モンキーズ(1996年)』のリメイク作品。時間を最大限に活かした謎解きという点を踏襲しつつ、連続ドラマの長尺を活かしてさらに奥深いミステリーを楽しむことができます。未来から過去への一方通行だけでなく過去と未来を行来するため、様々な時間軸でドラマが膨らんでいきます。
最後に
サスペンスドラマの醍醐味が味わえるHuluのサスペンスドラマ10作品をご紹介しました。サスペンスと一口に言っても、FBIなどが出てくる犯罪モノだけでなく、SFやファンタジーなど多彩なジャンルを含んでいるものが数多くあります。展開を予想しながら、家族や友人と楽しんで観てくださいね!
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