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寝る間も惜しんで観たい海外ミステリードラマおすすめ10選

「ミステリー」と聞くと、殺人事件が絡んでいたり、実体の掴めない凶悪犯がどこかに潜んでいたりというイメージがあって、少し観るのに勇気が要る…。そんな方も多いかもしれません。しかし、謎が謎を呼ぶ連鎖にハマり、その魅力に取りつかれてしまう人が多いジャンルであることも事実です。

今回は、一度観たら止まらなくなる海外ミステリードラマ10作品をご紹介します。これを機会にぜひ、奥深い謎解きの世界に足を踏み入れてください!

Xファイル【1995年~】

Xファイル
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あらすじ

FBIの捜査官フォックス・モルダー(デイヴィッド・ドゥカヴニー)は、幼少期に妹を宇宙人に誘拐される経験をしており、超常現象を信じていました。そこへ相棒として送り込まれた元医者のダナ・スカリー捜査官(ジリアン・アンダーソン)は、フォックスとは逆に超常現象に対して懐疑的。噛みあわない2人はタッグを組み、超能力・心霊現象、政府の陰謀と思われる事件をまとめた「X-ファイル」専任捜査官として活動していきます。

見どころ

9年間にもわたり世界中で愛されている本作は、『X-ファイル ザ・ムービー(1998年)』として映画化もされました。また、モルダー役のデイヴィッド・ドゥカヴニーは、1997年ゴールデングローブ賞を受賞しました。超常現象に対し意見の相違があった2人でしたが、恋人や夫婦を超えるほどの強い絆に変わっていく関係性に注目です。



4400 未知からの生還者【2004年~】

4400 未知からの生還者
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あらすじ

舞台はアメリカのシアトル。ある日突然4400人もの人々が、光る球体と共に現れます。彼らは半世紀にわたり失踪していて、不思議な能力を備えて現代に戻ってきた人々だったのです。彼らは「4400」と呼ばれるようになり、その謎を解明すべくNTAC(国家脅威対策本部)のトム(ジョエル・グレッチ)とダイアナ(ジャクリーン・マッケンジー)は、真相解明の調査に乗り出します。

見どころ

『ゴッドファーザー(1972年)』で有名なフランシス・F・コッポラも製作総指揮として名を連ねているこの作品は、『LOST(2005年)』のように先の読めないストーリー展開が魅力です。日本で放送された際には、テーマ・ソングに倉木麻衣さんの新曲「夢が咲く春」が起用され話題を呼びました。次から次へと明らかになる謎に、引き込まれていくこと間違いなしです。

トゥルー・コーリング【2005年~】

トゥルー・コーリング
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あらすじ

主人公トゥルー・デイビーズ(エリザ・ドゥシュク)は大学を卒業し、インターンとしてモルグ(死体安置所)で働くことになりました。初日に、彼女は遺体収容ロッカーの遺体から、「助けて」と救いを求める声を聞きます。次の瞬間、その人が亡くなる前にタイムスリップし、死を未然に防ぐことができるようになったのです。この特殊能力を使い、彼女は無念を訴える死者へと次々に手を差し伸べていきます。

見どころ

タイムスリップもののドラマが数多くある中で、本作は「1日をやり直す・生きなおす」ことがテーマになっており、単なる冒険ものではなく日常を大切に生きようという熱いメッセージが隠されています。

デスパレートな妻たち【2005年~】

デスパレートな妻たち
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あらすじ

アメリカの閑静な住宅街。そこに住む主婦メアリーが、突然謎の自殺を図り亡くなります。その知らせを聞いた仲良し4人組の主婦スーザン(テリー・ハッチャー)、リネット(フェリシティ・ハフマン)、ブリー(マーシャ・クロス)、ガブリエル(エヴァ・ロンゴリア)は、後日メアリーの遺品整理をしに集まりました。そこで4人が見つけたものは、1通の手紙。それは、彼女が死んだ日の消印がある、メアリー宛ての脅迫状だったのです。

見どころ

2005年のエミー賞では、リネット役のフェリシティ・ハフマンが子育てと仕事の両立に奮闘する真実味のある演技が評価され、コメディ部門を受賞しています。また「デスパレート(自暴自棄)」のタイトル通り、ごく普通の主婦たちが旦那との喧嘩や近所付き合いが原因で、物を投げたり衝動買いするなど、感情的になるシーンに、世の主婦たちの多くの共感が集まりました。

SHERLOCK/シャーロック【2011年~】

SHERLOCK/シャーロック
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あらすじ

アフガン戦争から戻ってきた元軍医のジョン・ワトソン(マーティン・フリーマン)は、古い知り合いの紹介で、社会病質者の変わった男をルームメイトとして紹介されます。「コンサルタント探偵」を自称する男の名はシャーロック・ホームズ(ベネディクト・カンバーバッチ)。2人は、インターネット、スマホといった最新技術を駆使し、ともに事件解決に挑んでいくことで絆を深めていきます。

見どころ

本作を視聴したスティーヴン・スピルバーグ監督は、シャーロック役のベネディクト・カンバーバッチを『戦火の馬(2011年)』に起用すると決めたといいます。さらに、ワトソン役のマーティン・フリーマンも、2011年に英国アカデミー賞テレビ部門助演男優賞を受賞しており、『ホビット(2012年)』シリーズでは主演を務めました。彼らの関係性は単なる同居人ではなく、まさに夫婦そのもので、お互いの欠点をフォローしているのが今作の魅力です。

キリング【2012年~】

キリング
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あらすじ

舞台はデンマークの首都コペンハーゲン。女性刑事サラ・ルンド(ソフィー・グローベール)は、捜査の第一線から離れ、一人息子との距離を縮めるために、スウェーデンへ移住するはずでした。しかし、市長選挙最中に選挙カーの中で少女の死体が発見されたことで移住は延期になり、後任の刑事イエン・マイヤー(ソーレン・マリン)と共に捜査を続けることになりました。少女の秘密や腐敗した政治に阻まれ、事件解決は難航していきます。

見どころ

デンマークTV史上、国民の3人に1人が視聴するという最高の視聴率を記録した本作は、2011年にイギリス BBC Fourで初めて英語圏で放映され、英国アカデミー賞(BAFTA)最優秀国際シリーズ賞も受賞した傑作です。現場の状況を科学捜査で解明していく犯罪ドラマというよりも、人間の深層心理で事件を読み解いていく、まさにミステリー小説を読んでいるかのようなドラマです。

リベンジ【2012年~】

リベンジ
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あらすじ

無実の罪を着せられた父の娘、アマンダ・クラーク(エミリー・ヴァンキャンプ)は、父親に罪を被せた人々への復讐を企てます。彼女は「エミリー・ソーン」という偽名を使って上流階級でうまく立ち回りつつ、機会を窺うのでした。

見どころ

本作にはハリウッドでも活躍している真田広之が、エミリーに復讐の心得や武術を教えた恩師として出演しています。また、エミリーの仇役を務めるマデリーン・ストウの冷酷でキレのある悪女ぶりも必見です。復讐劇なので怒り、恨み、憎悪の感情が強いと思われがちですが、それとは逆の愛、感謝、思いやりといったあたたかい気持ちにさせられる部分が多く盛り込まれています。

レボリューション【2013年~】

レボリューション
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あらすじ

突然ブラックアウトし無法地帯と化した世界で、人類はサバイバルな生活を余儀なくされていました。ある村で平和に暮らしていたマシスン一家。そこへ「ミリシア」という武装軍が、ブラックアウトの鍵を握る父親に電気の復旧法を探りに来ました。それを拒んだ父は殺され、捕虜になっている母親を脅す材料として息子のダニー(グレアム・ロジャース)が誘拐されてしまいます。残された家族はダニーの救出に向かうのです。

見どころ

ダニーの母親役のレイチェル・マシスンを演じるエリザベス・ミッチェルは、『LOST(2005年~)』と同様、本作でも世界のエネルギーを復旧させるために戦う姿は輝いています。世界の停電というあり得そうなテーマを扱い、観る人の想像力を刺激します。

アンダー・ザ・ドーム【2013年~】

アンダー・ザ・ドーム
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あらすじ

メイン州のある田舎町が、突如謎の透明なドームに覆われ、外の世界から完全に隔離されてしまいます。殺人を犯したバービー(マイク・ヴォーゲル)はドーム内でリーダー的存在になり、次第に人々の信頼を得ていきます。一方、新婚の警察官リンダ(ナタリー・マルティネス)もドーム内の統制を保つために奮闘していました。外部との連絡も取れず、物資も不十分なまま、人々はドームの謎と脱出法を探っていきます。

見どころ

ベストセラー作家スティーヴン・キングの同名小説をTVシリーズ化した作品。町の謎やドームの正体も気になるところですが、閉じ込められた時、人間は自分の事だけ考えるようになり、邪魔な人間を排除しようとさえします。そんな人間の本性や行動にまでうまく切り込んで表現した作品となっています。

SCORPION/スコーピオン【2015年~】

SCORPION/スコーピオン
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あらすじ

ウォルター(エリス・ガベル)は、IQ197の頭脳の持ち主。3人の天才仲間と会社「スコーピオン」を興すも、うまくいきません。そんな時、ウォルターが11歳の時に捜査協力をした政府捜査官ケイブ・ガロ(ロバート・パトリック)が、再び協力を求めてきました。その後、継続して捜査協力することになったスコーピオン。人付き合いが苦手な彼らの橋渡し役として、ウエイトレスのペイジ(キャサリン・マクフィー)を加え、難事件の解決に挑みます。

見どころ

自分の専門分野では能力を発揮する天才集団ですが、社会性はゼロで、人間関係が苦手なところは同じ悩みを持つ若者の共感を得るかもしれません。また最新テクノロジーと頭脳を駆使して事件の解決に挑みますが、アクションシーンも満載で観る人を飽きさせません。日本語吹替えキャストには『ジョジョの奇妙な冒険(2007年)』など、アニメ作で主演を務めた声優の杉田智和を起用し、日本でも話題を呼んでいます。

最後に

脚本家のロッド・サーリングや小説家のスティーヴン・キングなど、ミステリーを得意とするクリエイターは大変多いです。そして、彼らから影響を受けたスティーブン・スピルバーグなどの有能な監督や、J・J・エイブラムスなどの製作者がドラマ化することによって、現代でも根強く愛されるジャンルになっているのかもしれません。