今回は、そんな大人気の『ホーム・アローン』シリーズの全5作をご紹介します。
ホーム・アローン【1991年】
あらすじ
クリスマスのパリ旅行当日、マカリスター家では目覚まし時計が鳴らず全員寝坊。大急ぎで飛行機に滑り込んだマカリスター家でしたが、屋根裏部屋で寝ていた末っ子のケビン(マコーレー・カルキン)だけが家に取り残されてしまいます。口うるさい家族がいなくなった家で自由な生活を満喫していたケビンでしたが、2人の泥棒が盗みに入る計画が判明。ケビンは家を守るべく、家中にトラップをしかけて泥棒を迎え撃ちます。
見どころ
お間抜けな泥棒相手に、計画的なトラップを仕掛ける勇敢な男の子の対決が多くの人に愛された本作。小太りで気が短いハリー(ジョー・ペシ)と、ガリガリで能天気なマーヴ(ダニエル・スターン)の凸凹泥棒コンビの掛け合いはおバカすぎて見ていて飽きません。また、そんな2人に対して床に釘をさしたり、ドアノブを熱して反撃するなど容赦ないケビンのトラップも秀逸で笑ってしまいます。
ホーム・アローン2【1992年】
あらすじ
前作から1年後のクリスマス、マカリスター家は親戚と一緒にマイアミに行くことに。家族とともに空港へ来たケビン(マコーレー・カルキン)でしたが、間違えて父親のカバンを持ったままニューヨーク行きの飛行機に乗ってしまいます。またも1人になってしまったケビンは、昨年警察に捕まったはずの泥棒ハリー(ジョー・ペシ)とマーヴ(ダニエル・スターン)に再会。2人に玩具屋での窃盗計画を聞かされ、その計画を阻止することを決意します。
見どころ
プラザホテルやセントラルパーク、ロックフェラーセンターなど、舞台となったニューヨークの数々の観光名所が登場しています。また、作中でケビンが泊まるプラザホテルを、現合衆国大統領のドナルド・トランプ氏が当時所有していたことから、ケビンにロビーを教える役としてカメオ出演しています。ニューヨークで父親のクレジットカードを使い豪遊し、1人のクリスマスを満喫しながらも、家族を恋しがるケビンの子どもらしい姿に心が温まる1本です。
ホーム・アローン3【1998年】
あらすじ
水疱瘡にかかり、1人で留守番していた8歳のアレックス(アレックス・D・リンツ)は、向かいの家に泥棒が入るところを目撃。警察に通報するも信用してもらえず、近所のおばさんからもらったラジコンにカメラを取り付けて証拠映像を撮影することに。ところが、泥棒に狙いがラジコンに埋め込まれたマイクロチップだったことから、ターゲットがアレックスの家になってしまいます。アレックスは知恵を使って、ペットのネズミとオウムとともに泥棒を撃退するべく戦います。
見どころ
これまでのシリーズとはストーリーの繋がりはなく、泥棒の4人になっていたり、ネズミ・オウムなど動物が活躍するなど一風変わった作品となっています。主人公もマコーレー・カルキンから、『素晴らしき日(1997年)』で可愛い姿を見せたアレックス・D・リンツへ交代しています。さらに、今や大物女優となったスカーレット・ヨハンソンがアレックスの姉役として出演しており、当時の貴重な姿を見ることができます。
ホーム・アローン4【2005年】
あらすじ
両親が離婚し、父ピーター(ジェイソン・ベギー)のいないクリスマスを悲しむケビン(マイケル・ワインバーグ)。ケビンは母に内緒で、ハイテク設備が整う大邸宅で大資産家の恋人と暮らすピーターの元へ行くことに。しかし、彼らの豪邸にロイヤルファミリーの王子が招待されることを知った泥棒マーヴ(フレンチ・スチュワート)とベラ(ミッシー・パイル)は、王子の誘拐を計画。ケビンは下見に現れた2人を目撃し、再び泥棒と戦うことを決意します。
見どころ
キャストは交代したものの、マカリスター家のクリスマスについて描かれた1作目、2作目の続編。両親の離婚や、泥棒マーヴがハリーと縁を切り獄中結婚の相手ベラと手を組むなど、新しい設定が組み込まれています。また、音声操作できる家具や大画面テレビ、巨大浴室など豪華設備を駆使した大規模なトラップは見応え抜群です。
ホーム・アローン5【2015年】
あらすじ
幽霊が出ると言われている豪邸に、引っ越してきたバクスター一家。反抗期の姉アレクシス(ジョデル・フェルランド)と、ゲームに熱中する弟フィン(クリスチャン・マーティン)は、両親とともにはクリスマスパーティーへ行かずに留守番をすることに。お化けに怯える2人の元に、地下室に隠されているという名画を盗みにやってきた泥棒たちが侵入してきます。彼らの存在に気づいたフィンは、オンラインゲームのチャットで相談しながら泥棒撃退を試みます。
見どころ
他作品とは関連性のないシリーズ5作目。主人公フィンが、泥棒退治の方法をオンラインゲームのチャットで聞いたり、スマートフォンを利用するなど現代的なトラップが新鮮な最新作。主人公が現代っ子の設定になっているものの、おバカな泥棒やクリスマス感など今までの設定を引き継いだ安定の面白さで、気軽に観られる定番の作品です。
最後に
以上、『ホーム・アローン』シリーズ5作品を紹介しました。第1作の公開から20年以上経つものの、未だにクリスマスの定番映画として世界中で愛されています。マコーレー・カルキンが主人公を務めた1、2作目しか見たことのない人もたくさんいると思いますが、この機会にぜひ5作品比較しながら観てみてくださいね!
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