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『ラブライブ!サンシャイン!!』徹底解剖!登場人物とあらすじ

『ラブライブ!サンシャイン!!』は『ラブライブ!(2013年)』から数年後を舞台として、浦の星女学院のスクールアイドル「Aqours」にスポットを当てた物語です。アニメ第2期放送終了後には完全新作劇場版の公開を告知するなど、まだまだ盛り上がっていく気配があります。

今回はそんなまだまだ勢いに乗る『ラブライブ!サンシャイン!!』を徹底解説!あらすじ・みどころはもちろん、魅力的で個性的な登場キャラクターと出演声優たちの魅力を余すところなくお届けします。

『ラブライブ!サンシャイン!!』のあらすじ

ラブライブ!サンシャイン!!
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静岡県沼津市内浦にある浦の星女学院は在校生が100人に満たない学校で、来年度の入学希望者も0人となっていることから、廃校の危機に瀕していました。そんな時に高海千歌(CV:伊波杏樹)は、輝きを見つけるために伝説のスクールアイドル「μ’s」と同じように、自身もスクールアイドル活動で学校を救おうとします。

果たして、高海千歌たち「Aqours」は「μ’s」のように学校を救うことができるのか。その過程の中で「ラブライブ!」にも出場しますが、高海千歌は輝きを見つけることができるのでしょうか。



『ラブライブ!サンシャイン!!』の見どころ

『ラブライブ!サンシャイン!!(第1期)』の見どころは?

高海千歌は東京・秋葉原で偶然「μ’s」の姿を見て、自身もスクールアイドル活動で彼女たちのように輝きたいと一念奮起します。早速、学校でスクールアイドル部を立ち上げようと勧誘をしますが、親友の渡辺曜(CV:斉藤朱夏)以外はなかなか集まりません。しかし、そんな時に音ノ木坂学院からの転校生・桜内梨子(CV:逢田梨香子)が現れるのでした。高海千歌はこれを運命の出会いと信じて熱心に勧誘した末、桜内梨子は最終的に彼女の想いに魅せられて入部を決意します。

さらにスクールアイドルに憧れる黒澤ルビィ(CV:降幡愛)と読書が大好きな国木田花丸(CV:高槻かなこ)、中二病で高校デビューに失敗した津島善子(CV:小林愛香)が加入して、浦の星女学院スクールアイドル部は本格的に始動。また過去のできごとから関係が疎遠になってしまった松浦果南(CV:諏訪ななか)と小原鞠莉(CV:鈴木愛奈)、黒澤ダイヤ(CV:小宮有紗)も加入し、9人になったAqoursは「ラブライブ!」で優勝することを目標に活動していきます。

『ラブライブ!サンシャイン!!(第2期)』のみどころは?

ラブライブ! サンシャイン!! 2nd
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TVアニメ第2期では、「ラブライブ!」に優勝することと学校統廃合を阻止するためAqoursたちが奮闘。その中で各キャラクターに焦点を当てた物語が展開されており、それまで見ることができなかった人物の素顔をうかがえるため、『ラブライブ!』同様に等身大の女の子たちの様子があります。

また「ラブライブ!」予選と学校説明会のスケジュールが被ってしまい、さらに期日までに入学希望者を定員まで集めなければ廃校が決定するなど、彼女たちの前には大きな困難が連続。そして高海千歌が探していた輝くことの意味は見つかるのか、クライマックスまで見逃せない展開が続いていきます。

『ラブライブ!サンシャイン!!』のキャラクターと声優をまとめて紹介!

ラブライブ!公式Twitterアカウント(@LoveLive_staff)より

前作『ラブライブ!』では、声優経験の浅いメンバーで構成されていましたが、『ラブライブ!サンシャイン!!』の顔ぶれはどのようになっているのでしょうか。キャラクターと出演している声優について簡単なプロフィールや経歴について紹介していきます。

高海千歌(CV:伊波杏樹)

伝説のスクールアイドルとなったμ’sの大ファンである高海千歌は、高校2年生になるとμ’sへの憧れを膨らませてスクールアイドル部を立ち上げます。明るさと積極性で音ノ木坂学院から転校してきた桜内梨子を勧誘し、スクールアイドルに憧れながらも一歩を踏み出せずにいる黒澤ルビィと国木田花丸の背中を押してあげるなど、集まる9人を束ねるリーダーとして立ち振る舞っていきます。

伊波 杏樹 公式Instagramアカウント(@anju_inami)より

主人公・高海千歌を演じる伊波杏樹さんは、代々木アニメーション学院を卒業すると、ソニー・ミュージックアーティスツ主催のオーディションで準グランプリならびに審査員特別賞を受賞して芸能界入り。声優を目指したきっかけは、声だけの芝居で人を感動させられる部分に惹かれたこととなっており、演じているキャラクターと同じ気持ちになって真摯に向き合うことを信条としています。

デビューは2013年の舞台「大正浪漫探偵譚」、その後、短編劇場アニメ『陽なたのアオシグレ(2013年)』陽向役で声優デビューを果たすと、『ラブライブ!サンシャイン!!』の高海千歌役でアニメ初レギュラーを務めて活躍中です。

桜内梨子(CV:逢田梨香子)

周りから期待されていたピアニストだった桜内梨子でしたが、スランプに陥ったことで音ノ木坂学院から浦の星女学院に転校してきます。高海千歌からの勧誘を断り続けていましたが、彼女の助けでスランプ解消のヒントを得たことにより作曲を担当するようになり、Aqours3人目のメンバーとして加入します。

逢田梨香子 公式Instagramアカウント(@aida_rikako_)より

音ノ木坂学院から転校してきた少女・桜内梨子を演じている逢田梨香子さんは、小学校の4年間はロサンゼルスに在住していた帰国子女でもあります。2012年から女優として芸能活動を行っていましたが、TVアニメ『銀魂(2006年)』に出会ったことで、次第に声優への気持ちを募らせていくことに。

それまで芝居の経験はあったものの、『ラブライブ!サンシャイン!!』では桜内梨子という大役を務めることになり、セリフを覚えるだけでも精いっぱいだったそうですが、アフレコを重ねることで楽しみながら収録に臨んでいます。

松浦果南(CV:諏訪ななか)

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松浦果南は過去に黒澤ダイヤと小原鞠莉の3人で「Aqours」としてスクールアイドル活動を行っていた時期がありました。1年生の頃は作詞を担当しており、改めて高海千歌率いるAqoursに加入するとダンスフォーメーションや練習メニューを考えるなど、マルチな役割を担っています。

諏訪ななか 公式Twitterアカウント(@suwananaka)より

3年生メンバーの松浦果南を演じている諏訪ななかさんは、中学2年生の頃から声優の職業に興味を持ち、当時住んでいた埼玉から東京・代々木を週一回レッスンに通っていました。その最中で『ひだまりスケッチ(2007年)』と出会い、いつの日か自分もこんな作品に出演したいという気持ちと、絶対に声優になるという強い意志が芽生えるようになりますが、高校入学と同時に養成所を辞めることに。

それでも声優への想いは変わらず、高校3年生になると「超!A&G+」のラジオ番組が行ったオーディションで合格して声優デビューを実現させ、2015年に事務所に所属して活動を本格化させていきます。

黒澤ダイヤ(CV:小宮有紗)

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実家は網元で有名な名家であり、浦の星女学院では生徒会長を務める黒澤ダイヤですが、一方で大のスクールアイドル好きで妹の黒澤ルビィを溺愛している一面があります。プライドが高い完璧主義者でもあり、「ラブライブ!」に出場するからには優勝を目指すなど高いモチベーションを持って取り組んでおり、落ち着いた雰囲気の中には熱い気持ちを秘めています。

小宮有紗 公式Instagramアカウント(@komiya.arisa)より

品格ある雰囲気で大和撫子と呼ぶにふさわしい黒澤ダイヤを演じている小宮有紗さんは、中学生の時に渋谷でスカウトされて芸能界入りします。スーパー戦隊シリーズ第36作『特命戦隊ゴーバスターズ(2012年)』で宇佐見ヨーコ/イエローバスターとして出演し、これがTVドラマ初主演。

『ラブライブ!サンシャイン!!』への出演が決定すると初めての声優挑戦に不安を覚えていましたが、アドバイスやAqoursでの活動を通したことで、みんなで一緒にいい作品を作り上げたいと強く思いながら黒澤ダイヤを演じています。

渡辺曜(CV:斉藤朱夏)

幼馴染の高海千歌と一緒に何かを始めたいという気持ちを秘めながら、渡辺曜はスクールアイドル部2人目のメンバーとして加入します。神田明神に訪れた時は巫女装束、プール掃除では水夫の服装を着るなどコスプレに興味を持っていることから、Aqoursでは衣装制作を担当しています。

斉藤朱夏 公式Twitterアカウント(@Saito_Shuka)より

元気いっぱいで運動神経抜群な渡辺曜を演じている斉藤朱夏さんは小学校の頃からダンスを続けており、将来は歌やダンスに関わる仕事に就きたいと思っていましたが、気が付けば声優を目指していたそうです。

『ラブライブ!サンシャイン!!』がデビュー作で、初めての経験ばかりで苦労やプレッシャーに押しつぶされそうになったこともあったはず。その中で応援してくれるファンの存在が励みになっており、彼らのことを考えると涙が出てしまう一方、もっと頑張ろうと奮起するきっかけにもなっているようです。

津島善子(CV:小林愛香)

一人称を「ヨハネ」と言い続け、服装も小悪魔系ファッションに身を包んで中二病を患わせているのが津島善子。高校で中二病を捨てようとしますが挨拶で失敗して登校拒否となってしまいます。けれども幼稚園からの知り合いである国木田花丸のおかげで登校するようになり、Aqoursでも個性的なキャラクター性を押し出して活動していきます。

小林愛香 公式Instagramアカウント(@kyanstagram_)より

堕天使ヨハネを装う津島善子を演じている小林愛香さんは、バレエやヒップホップダンスを習っていると、次第に歌手になることを夢見るようになっていました。その夢はTVアニメ『フリージング(2011年)』のエンディング主題歌を担当したことで実現することとなり、さらに2012年には個人名義でのシングルCDもリリースしています。

声優として初めての仕事が『ラブライブ!サンシャイン!!』となっており、演じている津島善子は中二病を交えた会話が特徴的で演技も難しそうですが、見事に演じ分けてファンのハートを鷲掴みにしています。

国木田花丸(CV:高槻かなこ)

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内浦で代々続くお寺の娘で、「ずら」と静岡弁で話すのが国木田花丸は、実家の環境のせいか機械に疎くノートパソコンやセンサー類に目を輝かせることがしばしば。親友の黒澤ルビィがスクールアイドルに憧れている気持ちを知っていたことから背中を押しますが、自身もμ’sの星空凛に憧れるようになると高海千歌に説得されてAqoursに加入します。

高槻かなこ 公式Instagramアカウント(@kanako.tktk)より

文学少女の国木田花丸を演じている高槻かなこさんは、2012年3月からニコニコ動画で「かあこ」の名義で歌ってみた動画を投稿しており、そこから夢であった歌手デビューを叶えます。動画投稿を始めるまでは漠然と歌手になりたいと考えていたそうですが、アニソンカフェでアルバイトをしたことにより「アニメソング歌手になる」と夢が具体的になるのでした。

『ラブライブ!サンシャイン!!』が声優初挑戦となっていますが、演技経験がないためアフレコを横で見ながら勉強する日々を繰り返しては、自分らしくキャラクターを演じることを大切にして臨んでいます。

小原鞠莉(CV:鈴木愛奈)

ホテルチェーンを経営する伊系アメリカ人の父親を持つ小原鞠莉は、1年生の頃に小学生の頃からの付き合いである松浦果南と黒澤ダイヤの3人でスクールアイドル活動を行っていました。明るく陽気であるうえにチャレンジャー精神旺盛な性格ですが、あることで親友の松浦果南とすれ違うこととなり、彼女たちと再びスクールアイドル活動を行うため、そして浦の星女学院を廃校の危機から救うために留学から帰ってきます。

鈴木愛奈 公式Twitterアカウント(@aina_suzuki723)より

浦の星女学院の理事長を務める3年生の小原鞠莉を演じている鈴木愛奈さんは、小学生の時からアニメに関わる仕事に就くことを目指していて、高校3年生の時に「第7回全日本アニソングランプリ」でファイナリストに選出。

大会に出場したことでアニメやアニソンに対する気持ちが強くなり、アニソンシンガーになることを目指して高校卒業と同時に上京します。入学したインターナショナル・メディア学院では声優の勉強も行っていました。学院長である堀川りょうさんからアドバイスを受けると自分の声に勇気と自信を持って向き合えるようになり、2014年に声優デビューを果たします。

黒澤ルビィ(CV:降幡愛)

しっかりとした振る舞いをする黒澤ダイヤとは対照的に、臆病で極度の人見知りの黒澤ルビィは、姉同様に芯がしっかりしていることに加えて、スクールアイドルの大ファン。黒澤ダイヤがスクールアイドルを辞めたことで自身も夢を諦めるようになりますが、親友の国木田花丸の誘いにより、仮入部を経てAqours4人目のメンバーとして加入します。

降幡 愛 公式Twitterアカウント(@furihata_ai)より

気が弱く小動物のようなかわいさを持つ黒澤ルビィを演じているのは降幡愛さん。幼いころは絵を描くことやアニメが好きだったこともあって漫画家やアニメーターを目指していたそうです。

しかし声優を目指していた友人に影響されて降幡愛さんも声優になることを決意し、アミューズメントメディア総合学院を経て声優デビューを果たします。『ラブライブ!サンシャイン!!』のオーディションでは『ラブライブ!』への情熱を泣きながらに伝えて見事合格し、黒澤ルビィを演じることになりました。

最後に

『ラブライブ!サンシャイン!!』では少子高齢化による問題で、特に田舎地域での学校統廃合が進んでいる中、よりリアルな社会問題が描かれていると言えます。また、それまで「μ’s」の背中を追い続けていた時よりも一皮むけた瞬間のAqoursのパフォーマンスは必見で、彼女たちの母校愛が眩しいほどに突き刺さるでしょう。等身大の女の子たちの姿を描きつつも、よりリアルに描かれた彼女たちの心情にも注目で、TVアニメ全26話に涙してしまう人もいるはずです。