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人気が衰えない話題作『ラブライブ!』の登場人物とあらすじ

TVアニメ・ゲームなどオールメディア展開で全世界から注目されている『ラブライブ!』。アニメ放送・劇場版公開後、「μ’s」の活躍は今もなお衰えない人気で盛り上がりを見せており、ファンを魅了し続けています。そんな熱く支持され続けている『ラブライブ!』の物語のあらすじや見どころと一緒に、出演している声優キャスト陣を紹介していきましょう。

『ラブライブ!』の概要

あらすじ

ラブライブ!
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音ノ木坂学院は歴史と伝統のある高校でしたが、時代の波に逆らうことができず学校の統廃合が3年後までに迫っていました。そこで高坂穂乃果(CV:新田恵海)は、スクールアイドル「μ’s」として学校を盛り上げて入学希望者を集めようと考えます。その想いに賛同してメンバーも集まり、スクールアイドルの甲子園とも言うべき「ラブライブ!」に出場して優勝することを目標に奔走します。

第1期の見どころ

高坂穂乃果は学校の危機を救うため、幼馴染で親友の南ことり(CV:内田彩)と園田海未(CV:三森すずこ)の3人でスクールアイドル活動を始めますが、講堂で行ったライブは散々な結果でした。しかし彼女たちの真剣な想いを感じたことにより、1年生の星空凛(CV:飯田里穂)・西木野真姫(CV:Pile)・小泉花陽(CV:久保ユリカ)の3人がμ’sに加わります。

また、すでにスクールアイドル研究部として活動して矢澤にこ(CV:徳井青空)も仲間に加わると、それまで穂乃果と対立していた絢瀬絵里(CV:南條愛乃)が自身の気持ちと向き合ったことでμ’sに参加。最後に絢瀬絵里の親友である東條希(CV:楠田亜衣奈)も加わって、「μ’s」結成から学校を救うまでが『ラブライブ!』中核の物語となっています。

第2期の見どころ

ラブライブ! 2nd Season
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翌年度以降の入学希望者を集めることに成功して学校の危機を救った高坂穂乃果たちですが、次に目指すのがスクールアイドルの祭典「ラブライブ!」での優勝。ライバルスクールアイドルである「A-RISE」との戦いは見どころの1つで、遥か雲の上の存在だった彼女たちの口から「μ’s」の成長ぶりが語られるなど、穂乃果たちが間違いなく成長していることを証明しています。

またメンバーそれぞれに焦点を当てた物語も必見です。それまでボーイッシュに振る舞っていた星空凛の変化や、東條希のμ’sに対する想いなどが描かれているため、最初から最後まで目を離すことができないでしょう。



『ラブライブ!』のキャラクターと声優

『ラブライブ!』が大きな人気を獲得した理由として、作中に登場するキャラクターを演じる声優が、そのまま声優ユニット「μ’s」としてライブなどを行ったことが挙げられます。ただ劇中歌などを歌とダンスで魅せるだけでなく、スクリーン上に映し出された映像と全く同じ振り付けでパフォーマンスを披露していました。

キャラクターがそのまま現実世界に飛び出してきた感覚を味わえる、新しいエンタテインメントとして注目を集めた『ラブライブ!』に出演している声優は誰なのでしょうか?『ラブライブ!』に登場するキャラクターと合わせて声優たちを紹介していきます。

高坂穂乃果(CV:新田恵海)

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高坂穂乃果は初対面の人でも臆することなく接することができる社交的な性格をしており、何事にも一生懸命に取り組む頑張り屋です。実家は老舗和菓子屋「穂むら」の経営しており、手伝いで店番をすることも。通っている音ノ木坂学院が廃校になる知らせを受けるとショックを受けますが、祖母と母親も通っていた学校に強い愛着を持っていたため、スクールアイドル活動で学校を救おうとします。

新田恵海公式Twitterアカウント(@Nitta_Emi)より

『ラブライブ!』の主人公であり、スクールアイドル「μ’s」の発起人でもある高坂穂乃果を演じているのは新田恵海。声優としてのキャリアをスタートさせたのはゲーム・OVA『T.P.さくら 〜タイムパラディンさくら〜(2011年)』で、それまでは高校時代の友人と一緒にユニットを結成して音楽活動を行っていました。

高坂穂乃果を演じたことで声優としても注目されるようになり、2014年から本格的にソロアーティストとして活動するようになってからは、アニメ・ゲーム問わず様々な作品とのタイアップ曲を発表して歌声を届けています。

絢瀬絵里(CV:南條愛乃)

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音ノ木坂学院の生徒会長を務める絢瀬絵里はバレエを本格的に習っていたため、スクールアイドル活動に人一倍の情熱を燃やして取り組みます。しかし、μ’sに加入するまでは生徒会長という立場から独自の考えで学校を救おうとしていたため、高坂穂乃果たちの行動に断固として反対していました。

個性豊かなメンバーをフォローするなど、しっかり者のお姉さん的な役回りを見せますが、同年代との遊び方やハンバーガーを知らないなど、意外に世間知らずな一面も披露します。

南條愛乃公式Twitterアカウント(@nanjolno)より

「ナンジョルノ」の愛称でファンから親しまれている南條愛乃は絢瀬絵里を熱演しています。声優としては『探偵オペラ ミルキィホームズ(2010年)』の明智小衣や『戦姫絶唱シンフォギア(2012年)』の月読調といった人気作品に出演。

また音楽ユニット「fripSide」のボーカルとしての印象が強くなっていますが、ソロでの音楽活動も行っています。「fripSide」ではコンポーザーを務める八木沼悟志の表現したい世界を作ることに協力するという姿勢で臨み、個人活動については表現したい世界観を惜しみなく伝えるスタンスで活動中。

南ことり(CV:内田彩)

高坂穂乃果とは幼馴染であり、音ノ木坂学院理事長の娘である南ことりは、μ’sのライブで着る衣装のデザインから作成、告知ポスター制作やダンスステップも考案するなど裏方仕事の活躍が際立っています。

また秋葉原では伝説のメイド「ミナリンスキー」と呼ばれていました。メイド喫茶のアルバイトを始めたのは、高坂穂乃果や園田海未とは違って特徴がないと思っていたためで、自らコンプレックスを払しょくしようと行動したことが窺えます。

内田彩公式Twitterアカウント(@aya_uchida)より

南ことりを演じている内田彩は、『キディ・ガーランド(2009年)』のアスクールでTVアニメ初主演を飾ると、『ラブライブ!』での活躍で一気にブレイクを果たします。『けものフレンズ(2017年)』にも出演するなど人気声優として華々しく活躍中。しかし声優になるために高校を卒業して専門学校に入学すると、学校が経営破綻したことで2度の転校を余儀なくされるなど、苦難の連続がありました。

ここまで大きく活躍できているのは、声優は「キャラクターに命を吹き込む裏方の仕事」として確固たる声優観を持ちながらも、支えてくれるスタッフ・共演者、ファンの声援が大きいとも感謝を述べている姿勢にあるのでしょう。

園田海未(CV:三森すずこ)

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実家は曾祖母の時代から続く日本舞踊の家元であることから常に敬語で話し、弓道部に所属しているなど、外見から内面まで大和撫子と呼ぶに相応しい園田海未。とても真面目な性格はμ’sの練習でも表れていて、合宿ではスクールアイドルの練習とは思えないハードな練習を組んだことで星空凛を泣かせたことも。

一方でポエムを書くなど少女らしい一面を持っており、スクールアイドルを始めた当初は可愛らしい衣装やダンスに赤面する様子が描かれています。


三森すずこ公式Twitterアカウント(@mimori_suzuko)より

園田海未を演じている三森すずこは、過去にミュージカル女優として活躍していた過去を持っており、声優になるまではアニメを見たことがなかったとのこと。宝塚音楽学校の最終試験まで残った実績を持っているほどで、劇団に所属して出演するだけでなく東京ディズニーシーのイベントショー「ミッキーのドリームカンパニー」での出演経験があるなど、驚きの経歴を持っています。

音楽活動においても初めての全国ツアーでは体力をつけるために筋力トレーニングに取り組むなどストイックな姿勢を覗かせており、人気声優として活躍している姿は見紛うことはありません。

星空凛(CV:飯田里穂)

ボーイッシュで活発なスポーツ少女である星空凛は、いつも幼馴染の小泉花陽と一緒に行動して、持ち前の元気の良さでμ’sに明るい雰囲気をもたらします。当初は陸上部に入部しようとしていた星空凛でしたが、スクールアイドルに憧れていた小泉花陽の背中を押そうと行動していた流れから西木野真姫と一緒に加入しました。

女の子らしくない自分をコンプレックスに思っていましたが、高坂穂乃果たち2年生組が修学旅行で抜けたライブではセンターポジションを務め、それ以降からズボンではなくスカートを履いて練習するようになります。

飯田里穂公式Twitterアカウント(@rippialoha)より

有り余るほどの元気で活発な少女・星空凛を演じる飯田里穂は、もともと子役として活躍しており、NHK教育テレビの子供向け番組「天才てれびくん」に4年間出演。それからも学業と並行しながらテレビドラマや映画に出演していましたが、『ラブライブ!』に出演したことで声優業に力を入れていくようになり、『レーカン!(2015年)』上原佳菜などのキャラクターを演じました。

一方でソロ歌手として活動している姿もあり、同じμ’sの南條愛乃とは声優のイロハを教わったことで一気に親交を深めていき、互いのアルバムに歌詞を提供し合うほどの関係となっています。

西木野真姫(CV:Pile)

実家は総合病院を営んでおり、自身も後を継ぐために様々な習い事をしてきた西木野真姫。他人には自身の本心を見せないように振る舞っているクールな少女として描かれていますが、一方でサンタクロースの存在を信じているピュアな心を持っています。

μ’sでは作曲を担当していて、高坂穂乃果・南ことり・園田海未が講堂で行った初めてのライブでも曲作りに関わったことで、スクールアイドルに興味を持つようになるのでした。

Pile公式Twitterアカウント(@pile_eric)より

『ラブライブ!』で多くのファンから愛されている西木野真姫を演じているのはPile。2006年に行われた全国アジアンドールズオーディションに参加したことをきっかけに、ソロ歌手として「Your is All...」を果たすと、インディーズの舞台で活躍していきます。

『ラブライブ!』で初めて声優の世界に愛を踏み入れると、演じたキャラクターの人気も相まってPileの知名度も上昇していき、2014年からメジャーデビューを果たして出演作の主題歌を担当するなど活躍中です。

東條希(CV:楠田亜衣奈)

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生徒会副会長として、会長であり親友の絢瀬絵里をサポートしているのが東條希。自身の気持ちに対して正直なれない絢瀬絵里の背中を押し、μ'sの名付け親でもあるなど、陰ながらの行動でメンバーがひとつになれるよう立ち回っています。

小中学校までは親が転勤族であったため転校を繰り返していて高校で絢瀬絵里と友達になれたこと、3年生になった最後の1年ではμ'sの9人揃って過ごす時間が奇跡のようだと感じながら過ごしています。

楠田亜衣奈公式Twitterアカウント(@kusudaaina)より

「μ’s」の女神様と呼ばれ、多くのラブライバーから愛されている3年生の東條希を演じるのは楠田亜衣奈。一度は声優になる夢を諦めてしまいますが、無理でも頑張って挑戦してみようと考えを改めるようになり、卒業後は代々木アニメーション学院に通って声優になるための勉強を積み重ねていくのでした。

そうして掴んだデビュー作が『ラブライブ!』東條希であり、事務所に入ってすぐに受けたオーディションでいきなりレギュラー出演を務めては、「μ’s」での活動を経験したことで歌手としても活躍していくことになります。

小泉花陽(CV:久保ユリカ)

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アイドルに憧れている小泉花陽ですが、引っ込み思案な性格や話すことが苦手な性格が災いして、初めこそμ’sを遠くから眺めるだけでいました。しかし幼馴染の星空凛に背中を押されてμ’sに加入すると、運動や歌が苦手としながらも努力を続けて克服していくようになります。

根っからのアイドルオタクであることから、μ’sではスクールアイドルに関する最新情報をいち早く伝える役割を担っており、アニメ最終話で矢澤にこが卒業するとアイドル研究会部長の座を引き継ぐのでした。

yurika kuboさん(@shi_ka_co)がシェアした投稿 -

久保ユリカ公式Instagramアカウント(@shi_ka_co)より

引っ込み思案だけど努力家でもある小泉花陽を演じているのは久保ユリカ。2012年から声優として活動をしていますが、以前まではファッションモデルやグラビアアイドルとして活躍していました。子供の頃からアニメが大好きだったこともあり、モデル時代から声優に憧れを抱いていたそうです。そして事務所移籍を経て本格的に声優を目指すようになり、夢を形にしたのが他ならぬ『ラブライブ!』で演じた小泉花陽でした。

久保ユリカもまた、『ラブライブ!』での活動を経たことでソロアーティストとして活動するようになり、一方で声優としても毎クールのようにレギュラー出演を果たす人気声優として活躍しています。

矢澤にこ(CV:徳井青空)

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アイドルに対する愛や情熱が誰よりも強い矢澤にこは、アイドル研究部の部長としてμ’sの前に立ちはだかりますが、高坂穂乃果たちにほだされて加入します。負けん気が強く、完璧主義でプライドも高い性格をしていますが、他のメンバーが矢澤にこの実家に訪問したことをきっかけに、μ’sでは見栄を張らなくてもいいと思うようになるのでした。

また衝突しやすい性格であるため西木野真姫とは言い争いを繰り返していますが、互いに気になる存在だと感じており、2人で行動している様子ややり取りが多く見られます。

徳井青空公式Twitterアカウント(@tokui_sorangley)より

「にっこにっこにー♪」の挨拶でお馴染みの矢澤にこを演じているのは徳井青空。自他共に認めるオタクとして知られる徳井青空は、自身が主催するイベントでは大好きな『新世紀エヴァンゲリオン(1995年)』惣流・アスカ・ラングレーのコスプレで登場するなどしてファンを魅了しています。

「μ’s」メンバーの中で唯一、ソロアーティストとして活動していませんが、漫画家という一面を持っており、『まけるな!!あくのぐんだん!(2017年)』はTVアニメ化されるなど他にはない才能で活躍の幅を広げています。

最後に

『ラブライブ!』はスクールアイドル活動に目を奪われがちですが、物語の中にはメンバーそれぞれに焦点を当てたストーリーが盛り込まれており、観終えた頃にはそのキャラクターに夢中になることは珍しくありません。そんな等身大の女の子たちの気持ちを描いているのも『ラブライブ!』ならではの魅力で、劇中歌の存在も相まって多くの人を魅了しているのも納得するはず。

出演していた声優たちも、『ラブライブ!』をきっかけに大きく羽ばたいていることから、彼女たちにとってもかけがえのない経験であり思い出と言えるでしょう。等身大の女の子たちを描いた『ラブライブ!』に夢中になりましょう!