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恐いはずなのに笑っちゃう!コメディ系ゾンビ映画おすすめ10選

ゾンビといえば人を襲って食べてしまう恐ろしい怪物ですが、ゾンビ映画界ではそんな彼らとの戦いをコミカルに描く「コメディ系ゾンビ映画」が根強い人気を誇っています。

今回は、恐いはずなのに思わず笑ってしまうコメディ系のゾンビ映画の中から、イチオシの作品をご紹介します。

ゾンビランド【2010年】

ゾンビランド
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あらすじ

ゾンビウイルスが広まって文明が崩壊したアメリカ。数少ない生き残りであるオタク青年のコロンバス(ジェシー・アイゼンバーグ)は臆病な性格ながら、ゾンビの世界で生き残るためのルールを自分に課すことで過酷な世界を生き延びていました。そしてコロンバスは実家のあるオハイオ州に向かう道中で、粗野な男性タラハシー(ウディ・ハレルソン)や妹と旅をするウィチタ(エマ・ストーン)と出会い、旅を続けていきます。

見どころ

世界興行収入1億ドルを突破し、ゾンビ映画としての興行収入記録を塗り替えた大ヒット作。4人の登場人物が旅をするロードムービー風のストーリーが特徴です。主人公コロンバスが生き延びるために作った「32のルール」は、「肌の露出は避けろ」、「車の後部座席は必ず確認」など、ゾンビ映画好きなら思わず「あるある」と納得してしまうものばかりです。



ショーン・オブ・ザ・デッド【2004年】

ショーン・オブ・ザ・デッド
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あらすじ

ルームメイトのエド(ニック・フロスト)や恋人のリズ(ケイト・アシュフィールド)に囲まれて冴えない人生を過ごすショーン(サイモン・ペッグ)。ある朝、街中にゾンビが溢れているというパンデミックに直面します。家族や友人など親しい人たちを救って生き延びるために、ショーンはどこか気の抜けたサバイバルをくり広げていくのでした。

見どころ

ジョージ・A・ロメロ監督の名作映画『ゾンビ(1979年)』のパロディがふんだんに盛り込まれた、「元祖ゾンビコメディ」と呼ぶべき傑作です。ゾンビパニックの中でもお気楽な主人公ショーンとエドは「ゾンビの真似をしながら群れを切り抜ける」などの行動をして、ゾンビファンのツボを押さえた笑いを何度も巻き起こしてくれます。本作が出世作となったエドガー・ライト監督独特のテンポのいい演出にも注目です。

ウォーム・ボディーズ【2013年】

ウォーム・ボディーズ
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あらすじ

ゾンビが溢れて文明が崩壊した未来のアメリカ。ゾンビの青年R(ニコラス・ホルト)は仲間と一緒に生存者グループを襲っていた際に、その中にいた少女ジュリー(テリーサ・パーマー)に恋をしてしまいます。こっそりジュリーを助け出して彼女と交流を重ねていくうちに、既にゾンビ化してしまっていたはずのRの体に変化が起きていき…。

見どころ

注目のイケメン俳優ニコラス・ホルト主演のハートウォーミングなホラーコメディ。ゾンビなのに妙に人間味のある主人公Rと勝気な少女ジュリーの奇妙なラブストーリーは、見ているとほっこり温かい気持ちになります。グロテスクな描写も控えめなので、普段ゾンビ映画を観ない女性におすすめしたい作品です。

ゾンビスクール!【2016年】

ゾンビスクール!
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あらすじ

小説家志望の青年クリント(イライジャ・ウッド)は夢を諦め、地元の小学校で国語の先生として働くことになります。気弱な性格のせいで同僚からも児童からも馬鹿にされるクリントでした。そんな中、給食のチキンナゲットにゾンビウイルスが混入して、ナゲットを食べた子どもたちがゾンビ化するという非常事態が発生します。

見どころ

『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズで知られるイライジャ・ウッドが主演と製作総指揮を務めた異色のゾンビ映画。小学生ゾンビの大群と学校の先生たちがガチンコで戦うという、ちょっぴりブラックなストーリーが展開されます。緊迫感あふれる状況の中でも、どこか気の抜けた教師たちのサバイバルは爆笑すること間違いなしです。

ゾンビ・ハイスクール【2013年】

ゾンビ・ハイスクール
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あらすじ

名門リンカーン高校に通う落ちこぼれ生徒のエディ(ヤコブ・ザッカー)は、いじめっ子やチアリーダー、オタク少女といった他の生徒たちとともに放課後の補習授業を受けていました。ところが、ふと気づくと教室外の生徒や先生たちは皆ゾンビになっており、エディたちは生きて学校から脱出するためにサバイバルをくり広げることになります。

見どころ

高校に取り残された個性的な生徒たちが、ゾンビになってしまった先生や同級生と戦うゾンビコメディです。B級感あふれるチープな作りながら、「首だけになっても動いているゾンビをおもちゃにして遊ぶ」など、ゾンビ映画のツボを押さえた展開で堅実に笑わせてくれる良作となっています。冴えない主人公エディがだんだんとたくましくなっていく展開は、熱い青春ものとしての面白さも見せてくれます。

ロンドンゾンビ紀行【2013年】

ロンドンゾンビ紀行
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あらすじ

アンディ(ハリー・トレッダウェイ)とテリー(ラスムス・ハーディカー)の兄弟は、祖父のレイ(アラン・フォード)の老人ホームが資金難で閉鎖の危機にあるのを救うため、仲間とともに銀行強盗を敢行します。ところが、その最中に街中にゾンビが大発生し、アンディたちは計画を変更してレイを救うため老人ホームへと向かいます。一方その頃、レイたちお年寄りは老人ホームに立てこもり、ゾンビとの死闘をくり広げているのでした。

見どころ

イギリス発、ゆる~いテンションで笑わせてくれる傑作コメディホラーです。「ノロノロ歩きのゾンビも、同じく動きがゆっくりな老人にとっては脅威になる」という新鮮な着眼点が話題になりました。歩行器のおじいちゃんとゾンビによる爆笑必至のスローな追いかけっこは、ゾンビ映画史に残る名シーンです。

ゾンビワールドへようこそ【2015年】

ゾンビワールドへようこそ
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あらすじ

高校のボーイスカウトに所属する冴えない男子3人組ベン(タイ・シェリダン)とカーター(ローガン・ミラー)、オギー(ジョーイ・モーガン)は、街がゾンビだらけになるというハプニングに直面します。危機一髪のところをウエイトレスのデニース(セーラ・デュモント)に救われるのでした。そしてベンたちはボーイスカウトの知識や技術も駆使しながら、ゾンビだらけの街から脱出しようと奮闘します。

見どころ

モテない男子たちがゾンビの脅威に立ち向かうゾンビコメディ。グロテスクでお下劣なギャグシーンが怒涛のように描かれて、とにかく終始笑いっぱなしで観られる傑作です。ギャグの量も今回紹介する映画の中でも間違いなくナンバーワンですが、下ネタの多さもナンバーワンなので苦手な方は要注意。

アンデッド・ウェディング 半ゾンビ人間とそのフィアンセ【2013年】

アンデッド・ウェディング 半ゾンビ人間とそのフィアンセ
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あらすじ

恋人のティナ(クリスタル・ロウ)と結婚を間近に控えていたスティーブ(クリストファー・ターナー)は、ゾンビの血を吸った蚊に噛まれたことで、人間の意識を保ったままの中途半端なゾンビになってしまいます。半ゾンビと化して人間の脳みそを食べたい欲求に悩まされるスティーヴでしたが、そんな彼のもとにゾンビハンターが現れて、事態は急変していきます。

見どころ

人間の心を持ったまま体がゾンビになってしまった青年が主人公のコメディ作品。心優しい性格なのにどうしても人間の脳みそを求めてしまうスティーブの葛藤や、彼を助けようとする恋人や妹、友人たちの頑張りが描かれます。主演のクリストファー・ターナーが見せる、ジム・キャリーも顔負けの顔芸にも注目です。

ゾンビーバー【2015年】

ゾンビーバー
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あらすじ

ある田舎町の湖畔に大学生たちが遊びにやってきます。ところが、その湖は廃棄物で汚染されており、その影響でそこに住むビーバーたちはゾンビになってしまっていたのでした。そうとは知らず湖で遊ぶ大学生たちに、ゾンビのビーバー「ゾンビーバー」が襲いかかります。

見どころ

「ゾンビ+ビーバー=ゾンビーバー」という、語呂のいいタイトルが印象的な作品。田舎に遊びに来た若者たちが怪物に襲われるという王道のモンスターパニックが弾けたテンションで描かれます。チープさ全開のマペットで描かれるゾンビーバーは、容赦なく人間を襲うのにどこか可愛らしさすら感じさせます。

バタリアン【1986年】

バタリアン
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あらすじ

アメリカの田舎町にある医療会社の倉庫。そこに保管されていたゾンビと、死体をゾンビ化させる化学物質が、ひょんなことから流出してしまいます。漏れ出した化学物質は倉庫にあった他の死体や近くの墓場の死体までもをゾンビとして蘇らせてしまうのでした。そして倉庫にいた社員たちや墓場でたむろしていた不良グループの青年たちは生き残ろうと奮闘していきます。

見どころ

ゾンビコメディの金字塔的な作品。ゾンビ映画の基礎を築いた『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド ゾンビの誕生(1968年)』へのオマージュが随所に散りばめられています。全身がタールまみれの「タールマン」、下半身を失った女性ゾンビ「オバタン」といった、キャラクター色の強いコミカルなゾンビたちが特徴の映画です。続編は5作目まで製作され、ゾンビ映画界を代表する人気シリーズとして知られています。

最後に

こうして1つ1つの作品を見てみると、同じ「ゾンビコメディ」というジャンルの中でもそれぞれの作品が創意工夫をこらし、色々な切り口でゾンビを描いていると分かります。マイルドでゆるい笑いをくれる作品からハードで過激なギャグが全開の作品まで、幅広い作風が魅力のコメディ系ゾンビ映画。ちょっぴりブラックな笑いが欲しいときは、是非手に取ってみてくださいね。