波瑠公式Instagramアカウント(@06_haru_17)より
中学1年生の頃に子役としてデビューして以来、意外にも長い下積み時代を送ってきた女優・波瑠。ティーン雑誌『Seventeen』や『non-no』でのモデル活動を経て、現在はドラマや映画に引っ張りだこの人気女優となりました。
活発で透明感のあるイメージが人気を呼び、NHKの朝ドラ『あさが来た(2015年)』ではヒロインに抜擢され、大きな話題になりました。今回は、そんな波瑠の出演ドラマを10作品ご紹介します。
目次
恋空【2008年】
あらすじ
平凡な学生生活を送っていた美嘉(水沢エレナ)でしたが、ある日銀髪の不良少年ヒロ(瀬戸康史)に突然キスをされたことをきっかけに歯車が動き始めます。ファーストキスを奪われ、さらにはヒロに彼女・咲(波瑠)がいることを知りショックを受ける美嘉。キスを忘れようと他の恋に走るも、美嘉はヒロの優しい一面を知り、惹かれていくのでした。
見どころ
同名の携帯小説が原作で、2007年には三浦春馬と新垣結衣で映画化されています。高校生の美嘉とヒロの間に次々と振りかかる悲劇が実話ベースで描かれ、若者に大きな衝撃を与えました。嫉妬心から美嘉にさまざまな嫌がらせを仕掛ける元カノ役を演じた波瑠ですが、映画では美嘉の親友役で出演しています。
スイッチガール!!【2011〜2012年】
あらすじ
高校生の田宮仁香(西内まりや)はONとOFFを使い分ける「スイッチガール」。学校ではイマドキの女子高生ですが、自宅ではズボラなダサダサ女子。ある日、OFFモードの時に瓶底メガネの青年と会話をした仁香は、後からその青年が転校生の神山新(桐山漣)だったことに気がつきます。仁香は自分の素性がバレていないかとヒヤヒヤしながら生活をすることに。
見どころ
あいだ夏波の少女漫画が原作で、女性の二面性を題材にしたラブコメディ。仁香と新の恋模様だけではなく、学校で起こるトラブルを解決する仁香の正義感あふれる姿にも注目です。波瑠は、西内まりや演じるヒロインの恋敵・城ヶ崎麗香を演じ、いじわるだけど憎めない可愛らしいJK姿を見せています。
BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係【2014年】
あらすじ
私生活を犠牲にし、殺人事件の犯人探しに没頭する刑事・石川安吾(小栗旬)。ある事件で頭に銃弾を受け生死を彷徨って以降、安吾は死者と交信できるように。その能力を使って、同僚の立花雄馬(青木崇高)、新たに配属された検視官の比嘉ミカ(波瑠)とともに殺人事件を解決に導きます。
見どころ
死者と交信しながら殺人事件の真犯人を明かしていく、ファンタジー要素が加わった刑事ドラマ。事件を通して、性格や外見などが変わっていく安吾の様子は印象的で、最終回では予測不可能な驚きの結末が待っています。波瑠演じるミカの推理力に優れた毒舌キャラが人気を呼び、後にミカを主人公としたスピンオフ作品が制作されました。
ごめんね青春!【2014年】
あらすじ
少子化による経営難により合併が決まった、偏差値44の仏教系男子高・東高と偏差値60のカトリック系の女子高・三女。合併に反対する声が強まったことから、東高の教師・原平助(錦戸亮)と三女の教師・蜂矢りさ(満島ひかり)の担任する生徒の半分を交換して、お試しで共学クラスを設けることになります。
見どころ
過去の事件がきっかけで犬猿の仲になった2つの高校を舞台に、教師や生徒の交流を描いた学園コメディ。宮藤官九郎が脚本を担当し、近年社会問題となっている性同一性障害についても取り上げられています。波瑠は、りさの姉で平助の初恋の相手・蜂矢祐子を演じ、過去の事件に関わる重要なキャラクターとして登場します。
あさが来た【2016年】
あらすじ
京都の豪商の次女として生まれたお転婆なあさ(波瑠)。許嫁の白岡新次郎(玉木宏)の実家の両替屋を支えることになったあさは、男性顔負けの才能を発揮。経営に興味を持たない新次郎のために、経営術を学びながら女手一つで事業を拡大させ、後に日本初となる女子大学設立を成し遂げます。
見どころ
日本が大きな転換期を見せた幕末時代から明治時代に、女性実業家として名を馳せた広岡浅子をモデルに制作された朝ドラ。結婚後主婦になることが当たり前とされていた時代だったにも関わらず、手腕と好奇心旺盛な性格で社会進出を果たした、熱意あふれる女性の姿が描かれています。ヒロインに抜擢された波瑠は、本作で一躍ブレイクしました。
世界一難しい恋【2016年】
あらすじ
一流ホテルグループの社長・鮫島零治(大野智)は、赤字ホテルを立て直す手腕を持ちながら、ミスした社員に容赦なくクビを言い渡す冷酷な性格。上から目線の性格ゆえに恋愛経験がない零治でしたが、会社に入社してきたコンシェルジュの柴山美咲(波瑠)に一目惚れしたことをきっかけに、不器用なアプローチが始まります。
見どころ
部下から恐れられるほど有能な経営者ながら、恋愛に関して超初心者の主人公・零治の恋を描いたラブコメディ。子どもっぽく自己中心的な零治が、秘書やライバル会社の社長などからアドバイスを受けて美咲にアプローチする姿をつい応援したくなります。波瑠は、主人公からの不器用な思いを受け止める優しく正義感の強いヒロインを好演しました。
お母さん、娘をやめていいですか?【2017年】
あらすじ
女子高教師の早瀬美月(波瑠)は、母親の顕子(斉藤由貴)と親友のように仲が良く、人生の大半を2人で過ごしてきました。ある日、家の新築工事に訪れた松島太一(柳楽優弥)と知り合った美月。顕子からの勧めで太一と付き合うことになるも、そんな美月を心配した顕子の行動が次第に異常さを増していきます。
見どころ
1人の男性の出現によって、仲良く暮らしていた母娘の関係性が狂いだしていくホームドラマ。「モンスターペアレント」と呼ばれるほど異常な愛情を娘に注ぐ母親と、その愛情に疑問を持ちながらも関係性を断ち切れない娘が、2人の間にできた溝をいかに乗り越えていくのかに注目です。
北風と太陽の法廷【2017年】
あらすじ
離婚成立成功率100%を誇る敏腕弁護士の櫻川風香(波瑠)。ある日、和解成功率100%で知られる弁護士の麹谷陽太(岡田将生)と対決することになります。別れを決意した夫の弁護をする風香と、別れたくない妻の弁護をする陽太。正反対の戦法を取る2人は、それぞれ勝利を掴むために画策します。
見どころ
何事にも動じない「鉄仮面」の異名を持つ女性弁護士と、彼女に一目惚れした人懐っこい男性弁護士が担当する離婚裁判を描いた法廷ドラマ。お互いに異なるモットーを掲げた2人の戦略や、裁判に隠された夫婦の真相、風香と陽太の恋愛など、複数のストーリーが同時に展開していきます。
あなたのことはそれほど【2017年】
あらすじ
占い師に「2番目に好きな人と結婚しなさい」とのアドバイスを受け、勤め先で出会った会社員の渡辺涼太(東出昌大)と結婚した美都(波瑠)。しかしある日、1番に好きだった初恋の相手の有島光軌(鈴木伸之)と再会した美都は、お互い既婚者であるにも関わらず交際を始めるように。秘密の恋に燃える美都でしたが、涼太や光軌の妻にも関係がバレてしまいます。
見どころ
原作は、「不倫」をテーマにしたいくえみ綾の同名漫画。不倫をする男女に対して、不倫をされた男女を対照的に描き、涼太を演じる東出昌大の狂気的な演技も話題になりました。ずっと思い続けていた初恋の男性に再会し、感情に歯止めが聞かなくなった女性を演じた波瑠は、今までの清楚なイメージとのギャップで視聴者を魅了しています。
もみ消して冬〜わが家の問題なかったことに〜【2018年】
あらすじ
北沢学園の学園長を務める北沢泰蔵(中村梅雀)は、妻を早くに亡くしながら博文(小澤征悦)、知晶(波瑠)、秀作(山田涼介)の3人の子どもを東大に進学させた有名な教育者。文句のない上流階級の生活を送っていた北沢家でしたが、ある日泰蔵のスキャンダルが発覚。一家の名を汚す事件をもみ消すべく、3人のエリート兄妹は力を合わせて解決に導きます。
見どころ
エリート一家に生まれた3人の子どもたちが、一家の存続を脅かす問題を解決するために力を合わせるホームコメディ。波瑠は、司法試験をトップで合格した敏腕弁護士で、自己中な性格で兄弟を困らせる毒舌キャラを熱演しています。秀作の部下である尾関光希(小瀧望)との恋にも注目です。
最後に
朝ドラ『あさが来た』でのブレイク以降、次々と主演ドラマが決まるほどの人気ぶりを見せつけ、大活躍中の波瑠。近年では、デビュー当時の清楚なイメージとはかけ離れた、不倫に溺れる女性や毒舌キャラなど幅広い役柄に挑戦しています。そんな飾らない姿と存在感で視聴者を魅了する波瑠の出演ドラマを、ぜひチェックしてみてくださいね!
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