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『バイオハザード』シリーズの敵キャラ最強ランキングトップ10

カプコンの人気ゲームをハリウッドで実写映画化した『バイオハザード』シリーズ。日本でも大ヒットを記録し、中島美嘉やローラなどの日本人キャストも話題になりました。『バイオハザード』シリーズはジャンルとしてはゾンビ映画ですが、ゾンビ以外にも様々なクリーチャーが登場します。また、時には人間のキャラクターがクリーチャーを上回る敵として立ちはだかります。

映画『バイオハザード』公式Twitterアカウント(@biomovieJP)より

今回は映画に登場したクリーチャーやボスキャラたちを、独自のランキングにして紹介していきます。

『バイオハザード』シリーズ概要

あらすじ

映画『バイオハザード』公式Twitterアカウント(@biomovieJP)より

表向きは製薬などを主にした複合企業アンブレラ社。しかしその裏では、地方都市ラクーンシティの地下にある極秘施設ハイブで「T-ウイルス」と呼ばれる生物兵器を研究・開発していました。ある日、そのハイブでウイルスが漏れるバイオハザードが発生。アンブレラ社による封鎖も空しく感染は地上のラクーンシティにまで広がり、さらには全世界がウイルスのパニックに巻き込まれていきます。アンブレラ社の特殊部隊に所属していたアリス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)はウイルスやアンブレラ社の陰謀と戦い続け、やがてその戦いはより大規模に、より過酷になっていきます。



『バイオハザード』の敵キャラランキングトップ10

【第10位】ケルベロス(Ⅰ~Ⅵシリーズ)

映画『バイオハザード』公式Twitterアカウント(@biomovieJP)より

まずはゲームでもおなじみのクリーチャー、ケルベロスです。映画版でも全シリーズで登場しています。T-ウイルスをドーベルマンに感染させて生物兵器化する実験の末に生まれたケルベロスは、人間のゾンビを遥かに上回る俊敏さで生存者たちを追いつめます。防御力は低いものの素早すぎてなかなか攻撃が当たらず、数匹いるだけで普通の人では手も足も出なくなる厄介な存在です。

【第9位】リッカー(Ⅰ、Ⅱシリーズ)

9位のリッカーも、ゲームファンにはおなじみのキャラクターですね。人体に直接T-ウイルスを注入されたことで、蛇のように長い舌や鋭い爪、異常に発達した四肢を持つグロテスクな生物兵器です。第1作『バイオハザード(2002年)』ではボスキャラとして登場し、アリスやアンブレラ社の特殊部隊員たちをたった1匹でギリギリまで追い詰めました。拳銃の弾程度ではびくともしない強靭さと壁や天井を駆け回る俊敏さを持った強敵です。

【第8位】ネメシス(Ⅱ)

映画『バイオハザード』公式Twitterアカウント(@biomovieJP)より

『バイオハザードⅡ アポカリプス(2004年)』でボスキャラとして登場したネメシス。アンブレラ社の命令を忠実に遂行する知性を持った生物兵器で、ガトリング銃やロケットランチャーなどの圧倒的な武装でアリスたちに襲いかかりました。警官隊の集中砲火にも耐える打たれ強さも持っていて、たとえ武器がなくても一筋縄ではいかない敵です。リッカーと同じく人体を元にした生物兵器ですが、その正体は意外な人物でした。敵キャラとしては意外な結末を見せる最期にも注目です。

【第7位】処刑マジニ(Ⅳ)

映画『バイオハザード』公式Twitterアカウント(@biomovieJP)より

T-ウイルス感染から長い時間の経ったゾンビが突然変異を起こした「マジニ」。それがさらに変異したのが「処刑マジニ」です。麻袋やエプロンを身につけて巨大な斧を持っているなど、より「ゲームの敵キャラ」的な雰囲気が強くなっているこのクリーチャー。近接戦では無敵の強さを誇り、アリスたちをしぶとく追い詰めました。人型クリーチャーとしては間違いなく最強クラスのパワーと防御力を持っています。

【第6位】巨大リッカー(Ⅴ)

『バイオハザードⅤ リトリビューション(2012年)』に登場した巨大リッカーは、その名の通りリッカーをさらに大きく凶悪にした怪物です。その力の強さは自動車すら体当たりで吹き飛ばすほどで、さらに獲物を絡めとる長い舌は2枚に増えています。捕まえた獲物を巣に連れ帰って繭で閉じ込めてしまうなど、まるでSF界の人気キャラクター「エイリアン」を思わせる習性も見せます。単純な力の強さや俊敏さが圧倒的な脅威になるので、6位にランクインです。

【第5位】ポポカリム(Ⅵ)

『バイオハザード:ザ・ファイナル(2016年)』に登場したポポカリムは、コウモリを生物兵器化したクリーチャーです。作中ではほぼ唯一の飛行能力を持った敵となっています。車よりも大きな巨体で空を飛びながら襲いかかってくる様は、地上から襲ってくる他のクリーチャーとは一線を画す恐ろしさです。「攻撃を受けづらく、自分は上から急襲をかけることができる」という利点を活かして、映画の序盤からアリスをあと1歩のところまで追いつめました。

【第4位】ジル・バレンタイン(Ⅳ、Ⅴシリーズ)

映画『バイオハザード』公式Twitterアカウント(@biomovieJP)より

『バイオハザードⅡ アポカリプス』で初登場したゲーム版の人気キャラクター、ジル・バレンタイン。アリスと共闘する心強い味方でしたが『バイオハザードⅤ リトリビューション』ではアンブレラ社に洗脳され、敵として立ちはだかりました。生身の人間としては最強クラスの戦闘力を持つジル。真正面からアリスと格闘戦をくり広げて圧倒するなど、その強さと存在感を惜しみなく見せつけました。強い味方が敵に回るとどれだけ厄介かが分かりますね。

【第3位】タイラント(Ⅲ)

映画『バイオハザード』公式Twitterアカウント(@biomovieJP)より

『バイオハザードⅢ(2007年)』の荒廃した世界で、地下の研究施設にこもってT-ウイルスの研究を続けていたアンブレラ社のアイザックス博士。彼が変異したT-ウイルスへの感染し、過剰なワクチン投与の果てに進化したのが「タイラント」です。

アイザックス博士としての意識を残し、自らをT-ウイルス実験の完成形だと自負したタイラントは、伸縮する触手で人間の体をも貫く、口からの衝撃波で壁や床を破壊する、切られても腕がすぐに再生するなど、驚異的な力を見せました。アリスは地下施設のトラップや自身のクローンの力を借りてなんとかタイラントに勝利しましたが、もし正面から戦ったら負けていたのではないでしょうか。それほどの強敵です。

【第2位】アルバート・ウェスカー(Ⅲ、Ⅳ、Ⅴ、Ⅵシリーズ)

映画『バイオハザード』公式Twitterアカウント(@biomovieJP)より

ゲームでは主人公パートを務めることもある人気キャラクターのアルバート・ウェスカー。冷酷非道で計算高い性格とT-ウイルスによる驚異的な戦闘力を持つ彼は、映画ではシリーズ後半の敵キャラクターとしてアリスと対峙し続けました。

銃弾すら避ける高速移動やアリスとクリス(ウェントワース・ミラー)、クレア(アリ・ラーター)の3人がかりでも苦戦する格闘能力、そして飛行機の墜落や爆弾の爆発でも死なないしぶとさを持つ、シリーズで最もアリスたちを苦しめた敵です。

【第1位】アレクサンダー・ローランド・アイザックス博士(Ⅵ)

映画『バイオハザード』公式Instagramアカウント(@residentevil)より

『バイオハザードⅢ』で登場して、最後にはタイラントへと変異したアイザックス博士。しかし、彼やその後に登場するアイザックスは全て、オリジナルの博士のクローンだったことが『バイオハザード:ザ・ファイナル』で明かされます。シリーズ最終作で初めて登場したオリジナルのアイザックス。アリスを上回る戦闘力を持つだけでなく、世界をT-ウイルスで破壊する計画を立案・実行した張本人として、アリスたちの最後の敵として立ちはだかりました。

人やクローン人間の命を何とも思わない冷酷さや、アリスにとって強敵だったウェスカーですら出来損ないの捨て駒として扱う計算高さと強さは、見ていて絶望的な気持ちにさせられた方も多いのではないでしょうか。間違いなく、全6作のシリーズを通して一番の強敵です。

最後に

単純なゾンビ以外にもたくさんの敵キャラクターが登場する映画『バイオハザード』シリーズ。改めて考えると、生物兵器として登場したクリーチャーたちよりも、人間の方が強敵になっている点には驚きです。アリスや生存者たちを苦しめ、アクション映画としての『バイオハザード』シリーズの肝になった敵キャラクターたち。その魅力にも注目してシリーズを観返してみるのも面白いのではないでしょうか。