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品のある美しさジェシカ・チャステインの魅力に触れられる映画10選

テレビドラマへの出演を経て、映画界へと進出したジェシカ・チャステイン。その後は飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍を続け、数々の賞の受賞や話題作へと出演します。『ゼロ・ダーク・サーティ(2012年)』ではゴールデングローブ賞主演女優賞に輝き、一躍トップスターへと仲間入り。

そんな実力派女優として躍進を続けるジェシカ・チャステインが出演し、大きく存在感を発揮した映画10作を紹介します。いずれも名作と呼ぶに相応しい作品です。

ゼロ・ダーク・サーティ【2012年】

ゼロ・ダーク・サーティ
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あらすじ

CIA分析官として活動しているマヤ(ジェシカ・チャステイン)が狙うのは、アルカイダの司令官であるビン・ラディン。彼を追うあまり周りが見えなくなるマヤですが、その信念のもと、彼の居場所を突き詰め、とうとう奇襲作戦が実行されます。

見どころ

2011年に実際に実行された作戦。その裏で戦った女性CIAの活躍と葛藤を描いた作品です。悪の大元を絶ちたい彼女の信念と、組織の上から下される別の命令間で悩むジェシカ・チャステインの緊迫した様子がリアルに描かれています。本作でゴールデングローブ賞主演女優賞に輝き、ジェシカ・チャステインの代表作ともなりました。



ヘルプ〜心がつなぐストーリー〜【2011年】

ヘルプ~心がつなぐストーリー~
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あらすじ

1960年代、黒人がまだ強い差別を受ける時代。作家志望のスキーター(エマ・ストーン)は自身の生まれ故郷に戻ると、友人宅での黒人の扱いに幻滅します。あまりにも酷い仕打ちの数々に彼女は少しでもまともな世界になればと願ってその黒人たちに、取材を行うことを考えました。

見どころ

50年以上も昔のアメリカを舞台に、当時の公民権運動をテーマの1つとした映画。ジェシカ・チャステインは劇中で理解ある白人女性を演じており、天然系のキャラクターで愛らしさを披露しています。アメリカでは1億7500万ドルを超える大ヒットを記録しました。

ペイド・バック【2010年】

ペイド・バック
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あらすじ

娘と幸せな日々を過ごすレイチェル(ジェシカ・チャステイン)と、夫ステファン(マートン・チョーカシュ)にはある秘密がありました。それは30年以上も昔、2人が工作員として活動していた時のこと。同僚のデヴィッド(サム・ワーシントン)と3人である戦犯を捕まえたものの、尋問の最中に逃がしてしまったことでした。しかし誰にも見られていないこの事実、3人は射殺したことにし英雄として帰還します。

見どころ

残念ながら日本では劇場未公開なものの、スパイ映画として質の高さに定評がある本作。イスラエルの映画のリメイクであり、ロサンゼルス映画批評家協会賞助演女優賞に輝くなど高い評価を獲得しています。共演者にはサム・ワーシントン、ヘレン・ミレンと人気役者が出演。

テイク・シェルター【2011年】

テイク・シェルター
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あらすじ

いつの日からか悪夢にうなされるようになったカーティス(マイケル・シャノン)は、リアルなその情景に恐怖を感じます。それは巨大な竜巻に黄色い雨、まるでこの世の終わりのようなリアルな夢。カーティスは自分の頭がおかしくなったのか、それも分からないまま家の近くにシェルターを作り始めます。彼の周りの人間も、その奇妙な行動に不審感を覚えるも、彼の行動は止まらず…

見どころ

悪夢のせいでシェルターの建造に異常な執念を見せる男を描いたサイコサスペンス映画。ジェシカ・チャステインは誰よりも夫と娘を愛する美しい妻を演じていますが、次第に狂気に魅せられる夫に困惑し怒りをぶちまける姿を披露しています。

ツリー・オブ・ライフ【2011年】

ツリー・オブ・ライフ
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あらすじ

次男R.L.の訃報が届いたオブライエン家。母(ジェシカ・チャステイン)は悲しみに暮れ、父(ブラッド・ピット)は過去に想いを馳せます。残る2人の息子と父と母、彼が死んでも人生はずっと続いていきます。神へと祈りながらその存在に疑問を抱く、その先に何が待っているのか。悲しみと疑問は家族の胸に残り続けます。

見どころ

カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを獲得、サテライト賞助演女優賞など各種賞に輝く作品ですが、映画としての評価は賛否両論別れているようです。全体的に語り掛けるようなゆっくりとした時間の進む作品で、合間に様々な自然の情景が写り込むという不思議な感覚の映画となっています。

クリムゾン・ピーク【2015年】

クリムゾンピーク
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あらすじ

「クリムゾンピークに気を付けて」
それは母が死んだその夜に、イーディス(ミア・ワシコウスカ)が受け取った母の幽霊からの謎の言葉。イーディスは良くしてくれた男性トーマス(トム・ヒドルストン)と彼の屋敷で暮らすことになります。しかしその屋敷のある丘が「クリムゾンピーク」と呼ばれていることが分かり、イーディスは不穏な闇に気付き始めます。

見どころ

ギレルモ・デル・トロ監督、20世紀初頭を舞台にしたゴシックホラー。トム・ヒドルストン演じるトーマスの姉ルシールとしてジェシカ・チャステインが出演。美しさと怪しさを兼ね備えたキャラクターを演じ、物語後半になると表すその素性に、彼女の演技力を垣間見れます。

英雄の証明【2011年】

英雄の証明
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あらすじ

ローマの将軍コリオレイナス(レイフ・ファインズ)は負けなしの軍人。しかし、昔から民衆を見下す性格は変わることなく、それゆえに失脚させられてしまいます。生活は一変して極貧生活に。そんな時彼は何度もローマを攻撃してきたオーフィディアス(ジェラルド・バトラー)の元へと向かい、復讐をするためかつてのライバルと手を組むことになるのです。

見どころ

シェイクスピアの戯曲「コリオレイナス」を原作に、舞台を現代へと変えた作品。主人公コリオレイナスの妻ヴァージリア役にジェシカ・チャステインが出演。力でのし上がる夫とは真逆の輝くような美しい妻を演じています。その美しさと逞しさが、夫を説得するしなやかで圧倒的な存在感を醸し出しています。

インターステラー【2014年】

インターステラー
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あらすじ

著しい環境の破壊により、地球が生命力を失いかけている時、かつて宇宙飛行士として活躍していたクーパー(マシュー・マコノヒー)は懐かしい顔に出会います。そこですでに亡くなってしまったNASAが復活していること、そして人類救済の為の計画が動き出そうとしていることを知らされるのです。

見どころ

クリストファー・ノーラン監督、マシュー・マコノヒー主演のSF超大作。ある人物にとっては短い期間、しかしある人物にとっては一生という莫大な時間を追体験できる作品です。人類、銀河、次元、様々な要素が複雑に入り組みながら形成されているので、2回3回と観て楽しめる作品です。

オデッセイ【2015年】

オデッセイ
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あらすじ

火星探査の最中、突如発生した砂嵐のせいで脱出を余儀なくされたクルーたち。失意の中に落ち込む理由には、計画の中止だけでなくクルーの1人マークを失ってしまったことにもありました。嵐により機材が直撃したマーク(マット・デイモン)、彼を助けることも出来ないままロケットへと乗り込んだクルーたち。しかしそんなクルーたちにメッセージが届きます。なんとマークは生きていたのです。

見どころ

火星に1人取り残され、救助まで自給自足生活で難を凌ぐ男性の姿を描いた作品。『インターステラー(2014年)』で宇宙へと想いを馳せる役を演じたジェシカ・チャステインですが、今作では宇宙船のリーダーとして火星探査を進めるメリッサを演じています。誰よりもスマートで真面目、そして仲間想いのリーダーとして、時には厳しい決断も下す逞しさを持った女性、それがメリッサです。本作で女性宇宙飛行士かつリーダーとしてチームを統率、決断し、悩み、そして最後は自分の手で守る。その姿に憧れを見出した人も多いはず。

女神の見えざる手【2016年】

ジェシカ・チャステイン
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あらすじ

一目置かれるロビイストであったエリザベス・スローン(ジェシカ・チャステイン)は、銃に関する新法案ヒートン・ハリス法案を可決させようとしていました。しかし当然銃産業は反対し、彼女と対立。その上でエリザベスの収賄疑惑騒動や、学校での銃乱射事件における「銃」の有用性などに阻まれながらもなんとか法案を可決させるのですが…。

見どころ

ゴールデングローブ賞主演女優賞ノミネート作品。「毒」をもって「毒」を制すというキャッチコピーの通り、決して正義とは言えない方法で活動し、それを生業をする「ロビイスト」に焦点を当てた作品です。ジェシカ・チャステインが敵も味方も騙しに騙す、彼女出演の映画史上最も悪知恵をフルに活用したものでもあり、そして同時に最も格好良く強いキャラクターとなっています。

勝つためにひたすら行動を実行、しかしそこには彼女の信念がはっきりと存在しており、時折怒りを見せることもあります。ただ格好良いだけが人間じゃない、その恐怖や困惑を表現しているのもジェシカ・チャステインの見どころの1つ。影の部分もさらし、ありのままの人間性を見せることでキャラクターの奥深さを垣間見ることができます。

最後に

映画女優として確固たる地位を築きつつあるジェシカ・チャステイン。その凛とした表情から強い女性としての印象が強い彼女ですが、時折見せる笑顔や可愛らしい役柄もまた魅力の1つ。2018年には「X-MEN」シリーズへも出演することが発表されており、ますます女優としてのキャリアを重ねていくことが期待できます。

気になった作品があったら、ぜひ見てみてくださいね!