CuRAZY-cinema[クレイジーシネマ]
CuRAZY-cinema[クレイジーシネマ]は映画・ドラマに関するニュースや気になる情報・感想・評価・ネタバレや画像、動画を掲載しています。

マーティン・フリーマン出演映画10選!ひょうきん者から高慢ちきまで

人気海外ドラマ『SHERLOCK(2011〜2017年)』でワトソン役を演じる人気俳優マーティン・フリーマン。困ったように眉間にしわを寄せた表情と繊細そうな目つきが特徴的で、他にも『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの前日譚にあたる『ホビット』3部作にて主演を務めるなど、ひょうきん者から高慢なキャラクターまで幅広く演じ分ける引き出しの多さに定評があります。

今回はそんなマーティン・フリーマンが出演した映画の中から、おすすめの10作品を彼の魅力とともにご紹介します。

銀河ヒッチハイク・ガイド【2005年】

銀河ヒッチハイク・ガイド
amazon.co.jp

あらすじ

とある銀河。宇宙を張り巡らせた高速道路を作る工事を行うため、邪魔になっている地球に立ち退き命令が出されます。しかし宇宙からのメッセージを受け取る術など地球人にはなく、立ち退き命令を無視したと勘違いされた地球はまるごと破壊されてしまいます。人類は絶滅したと思われましたが、アーサー(マーティン・フリーマン)はたまたま居合わせた宇宙人に助けられ生き残っていたのです。

見どころ

2005年公開のガース・ジェニングス監督による作品です。平凡な男、アーサーを演じるマーティン・フリーマンの演技は、他のキャラクターの濃さを際立たせています。宇宙規模で展開されるおバカなエピソードの寄せ集めという印象ですが、ある意味で、人生、宇宙、すべてについて答えを握っていると言える物語かもしれません。シュールなSFやコメディが好きな方は一見する価値ありでしょう。



ホットファズ【2008年】

ホットファズ
amazon.co.jp

あらすじ

エリート警察官のニコラス(サイモン・ペッグ)は、ロンドン首都警察でトップの検挙率を誇ります。しかし彼の有能さを迷惑に思う上司や同僚も多く、ニコラスは田舎のサンフォードに左遷させられてしまいます。犯罪とは無縁なのんびりした田舎に嫌気が差していたニコラスですが、ある時、事件が起きます。それは村に隠された恐ろしい秘密への入口でした。

見どころ

2008年公開のエドガー・ライト監督による作品で、マーティン・フリーマンは首都警察巡査部長として登場します。真面目でキチッとした役柄を演じる彼ですが、警察服姿を見られるのはこの映画だけではないでしょうか。様々な刑事映画のパロディが用いられ、遊び心とノリに満ちつつもシリアスなシーンは外さない、バランスの取れたエンタメ映画です。

恋愛上手になるために【2008年】

恋愛上手になるために
amazon.co.jp

あらすじ

CM作曲家として働くゲリー(マーティン・フリーマン)は、仕事もあまり上手くいかず、同棲中の恋人ドーラ(グウィネス・パルトロー)とも倦怠期を迎えていました。そんなある日、夢の中で理想の女性アンナ(ペネロペ・クルス)と出会います。現実の世界では味わうことのできない恋に、ゲリーは次第に夢を操ろうとし始めるのでした。

見どころ

2008年公開のジェイク・パルトロー監督による作品です。アンナを求めるあまり自分の夢をコントロールしようとあらゆる手を使うマーティン・フリーマンの演技は、必死な形相の中にも彼のコミカルな側面がエッジを利かせており、見ごたえがあります。ストーリーも男性の方なら共感できるところが多いかもしれません。

レンブラントの夜警【2008年】

レンブラントの夜警
amazon.co.jp

あらすじ

画家として成功したレンブラント(マーティン・フリーマン)は、子供を授かり幸せな生活を送っていました。そんなある日、彼のもとに市警団の肖像画を描いて欲しいという依頼がやってきます。報酬に目がくらみ依頼を引き受けたレンブラントでしたが、被写体となる市警団に接触したことで明らかになった事実が、やがて彼を窮地に追いやることになります。

見どころ

2008年公開のピーター・グリーナウェイ監督による作品。マーティン・フリーマンの優しい表情から、迫力ある演技まで幅広く堪能できます。演技の素晴らしさはもちろん、絵画のような映像美も魅力的。長きに渡り人々を魅了し続ける絵画に新たな意味を添えるようなシナリオからは、フィクションとは思えない重厚感を味わえます。

ホビット 思いがけない冒険【2012年】

ホビット 思いがけない冒険
amazon.co.jp

あらすじ

111歳の誕生日を迎えたビルボ・バギンズ(イアン・ホルム)は、自分の若い頃の冒険を本に書き記していました。遡ること60年前、ホビット族のビルボ(マーティン・フリーマン)は魔法使いガンダルフ(イアン・マッケラン)から、スマウグという竜に奪われてしまったエレボール王国を一緒に取り戻して欲しいという誘いを受けました。ビルボは断りますが、他にも13人のドワーフがやって来て…。

見どころ

2012年公開のピーター・ジャクソン監督による作品であり、ファンタジー巨編『ロード・オブ・ザ・リング(2002年)』の前日譚として描かれました。最初は冒険を嫌がるも、旅を通して成長していく姿が、まさにマーティン・フリーマンの面目躍如とばかりの臨場感で演じられています。映像も非常に美しく、世界観にどっぷり浸かれること請け合いです。

ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!【2014年】

ワールズ・エンド
amazon.co.jp

あらすじ

ゲイリー(サイモン・ペッグ)は、学生だったころ達成できなかった、仲間たちと共に一晩で12軒をハシゴ酒するというゴールデン・マイルに再び挑戦します。しかし、最後の12軒目「ワールズ・エンド」に向かう途中で、街の様子がおかしいことに気づくのです。

見どころ

2014年公開のエドガー・ライト監督による作品です。主人公ゲイリーの仲間の一人、オリヴァーをマーティン・フリーマンが演じています。テンポが良く「昔の友達とこういうことしたかったなぁ」と思わず郷愁が胸に去来する、コメディ要素強めの作品です。初週末の興行収入はコアな人気を持つイギリスのゾンビコメディ『ショーン・オブ・ザ・デッド(日本未公開)』を超えています。

SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁【2016年】

SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁
amazon.co.jp

あらすじ

ヴィクトリア王朝時代のベーカー街では、ロンドン市民がある殺人事件に震えていました。それは数時間前に自殺したはずの夫人が夫を殺したというなんとも不可解な事件。レストレード警部(ルパート・グレイブス)から事件の説明を受けたシャーロック・ホームズ(ベネディクト・カンバーバッチ)は、ワトソン(マーティン・フリーマン)と共に事件の調査を開始します。

見どころ

2016年公開のダグラス・マッキノン監督による作品です。ドラマ『SHERLOCK』でも活躍したホームズの相棒ワトソンといえばやはり、マーティン・フリーマンの代表的なハマり役の一つ。映画版はドラマ版と時代背景が違いますが、時代が変わろうと2人の会話の面白さは変わりません。ドラマ版しか観たことがないという方も、どちらも観たことはないという方にもおすすめの作品です。

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ【2016年】

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
amazon.co.jp

あらすじ

市民のヒーローとして活躍するアベンジャーズ。彼らは戦いの際に人的、物的被害を出してしまうことから政府の管理下に置かれ、許可なしで戦うことを禁じられてしまいます。市民を危険に晒してしまった責任を感じ、アイアンマンであるトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr.)はそれを受け入れますが、納得できないキャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)は反発し、仲間内のすれ違いが始まってしまいます。

見どころ

2016年公開のアンソニー・ルッソ監督による作品です。マーベル映画として13作目に当たる今作は、これまで仲間として戦ってきたメンバー同士の戦いが見どころ。マーティン・フリーマンはヒーローやヴィランではなく、対テロ共同対策本部の副司令官エヴェレット・ロスという渋い配役を担っていますが、ご存知だったでしょうか?

アイヒマン・ショー 歴史を映した男たち【2016年】

アイヒマン・ショー 歴史を映した男たち
amazon.co.jp

あらすじ

1961年、元ナチス親衛隊将校であるアドルフ・アイヒマンの裁判が開廷しました。テレビプロデューサーのミルトン・フルックマン(マーティン・フリーマン)と、ドキュメンタリー監督のレオ・フルビッツ(アンソニー・ラパリア)は、ホロコーストの全貌を明らかにする絶好のチャンスだと思い、この裁判を全世界に報道することを計画します。

見どころ

2016年公開のポール・アンドリュー・ウィリアムズ監督による作品です。マーティン・フリーマン演じるテレビプロデューサーのミルトンが、アイヒマンの人間性を捉えようと必死にカメラを向ける姿に見入ってしまいます。非常に大人向けの筋書きですが、大きな効果演出がない分、役者の演技の神髄が混じりけなく引き出されており抜群の没入感が味わえます。

ミスター・ヴォーマン【2012年】

あらすじ

医師ウィリアム(マーティン・フリーマン)はある日、刑務所からある受刑者の精神分析を依頼されます。その受刑者は自分が神だと言い張り、無神論者であるウィリアムは彼の発言を信じません。しかし、面談を進めてくうちに彼の発言はでまかせではないのかもしれないと思い始めます。

見どころ

2012年公開のマーク・ギル監督による短編映画です。眼鏡をかけ、キリッとしたスーツ姿が決まっているマーティン・フリーマンを目にできる貴重な作品です。無神論者の医師と、自分を神だという受刑者の面談のシーンでは、平行線だった均衡が徐々に崩れていく様子に引き込まれてしまいます。

最後に

いかがでしたか?出演作を追ってみれば、作品ごとに違った魅力を発揮しているマーティン・フリーマンの演技の虜にされてしまうこと間違いなしです。『SHERLOCK』シリーズやその他の有名作でしか彼を見たことがないという方は、ぜひ彼の違った魅力を目撃してみてください。