公式Instagramア山田孝之さん公式アカウント(@takayukiyamadaphoto)より
ドラマ「WATER BOYS」、映画「電車男」で初主演を務めた山田孝之は、以後、様々な役柄を見事に演じたことで高く評価され、今では「カメレオン俳優」と言われるほどの演技派としてその地位を確立しています。
そんな山田孝之の主役だけではなく脇役としてもひときわ輝くおすすめ映画を11作品ご紹介します。
目次
鴨川ホルモー【2009年】
amazon.co.jp
京都を舞台に繰り広げられる、奇想天外な青春ラブファンタジー。
主人公は二浪の末に京都大学に入学した安倍明(山田孝之)。安倍はアルバイト帰りの道すがら、偶然出会った同新入生の高村とともに「京大青竜会」というサークルの新歓コンパに誘われる。無類の鼻フェチ男子である安倍が、そこで理想の鼻を持つ早良京子(芦名星)に一目惚れしてしまうことから物語は急展開。「京大青竜会」の実態とは?鬼や式神を使って争う謎の競技「ホルモー」とは?ホルモーの世界に翻弄される主人公たちのコミカルな演技も話題となった2009年公開の作品。主演の山田孝之が、冴えない男子大学生・安倍明に扮します。原作は万城目学のデビュー作。
のぼうの城【2012年】
amazon.co.jp
制作に8年の歳月を費やした実話ベースの歴史エンターテインメント作品。
時は戦国時代。豊臣秀吉が唯一落とせない城があったという。城の主は成田長親。彼の不思議な人柄から、その城は別名”のぼう(でぐのぼう)城”とも呼ばれていた。秀吉・三成の天下軍2万人vs.のぼう軍500人。圧倒的不利と思われていた戦に一石を投じたのは長親の奇策だった。降伏か戦か?天才かでぐのぼうか?怪演が光る野村萬斎扮する成田長親の一挙手一投足から目が離せません。
山田孝之は、豊臣軍の中にあって石田三成と熱い友情で結ばれる大谷吉継役を演じています。冷静沈着かつ忠義に長けた名将で、忍城へ攻め込む役どころである。役作りのため、もみ上げひげモジャ面で会見場に現れた姿も記憶に新しいです。
荒川アンダーザ ブリッジ【2012年】
amazon.co.jp
登場人物がみんな変!?荒川河川敷に住む電波住人たちの日常を描いた同名コミックの実写作品。
主人公は大財閥の御曹司で若きエリートの市ノ宮。家訓は「他人に借りを作るべからず」。市ノ宮が人生初の借りを作る相手が荒川河川敷に住む自称金星人のニノだった。ニノへの恩返しは彼女の恋人になること。市ノ宮も住人となり、リクルートという名を得て生活を始めるのだが…。突然現れたリクに敵対心を抱く星役に山田孝之。星は常に星形のマスクを被る橋の下のミュージシャンで、定期的に珍妙な曲を披露するコンサートを敢行している。リクと対立しつつもなんだかんだ仲の良い関係性に心が和みます。
クローズZERO【2007年】
出典:amazon.co.jp
不良たちの壮絶なバトルを描いた高橋ヒロシの大人気コミック「クローズ」を三池崇史が映画化した本作。続編もつくられ「クローズZERO II」、「クローズEXPLODE」が公開されました。
不良学生がひしめく鈴蘭男子高等学校を舞台にしたバイオレンスムービーで、山田孝之が演じるのは番長になるため壮絶な抗争を繰り広げる不良たちのひとり芹沢多摩雄。「百獣の王」の異名を持ち、鍛え抜かれた肉体からプロレス技を仕掛ける武闘派。小栗旬演じる主人公の不良・滝谷源治と激しいバトルを繰り広げるのが見どころです。
闇金ウシジマくん【2012年】
amazon.co.jp
2004年より連載している真鍋昌平の同名漫画を映画化。2010年にはテレビドラマ化もされました。闇金業者の丑嶋を巡りその人間模様と現代社会の闇と欲望に深く切り込んでいる作品。
山田孝之が演じるのは主役の丑嶋馨。闇金融「カウカウファイナンス」の社長で、暴利をむさぼる極悪非道の闇金業者といったキャラクター。コミック原作そのままに丸眼鏡とジャージーというラフな衣装に身を包み忠実に「丑嶋」を演じ切っています。そのインパクトの強いストーリーと山田の好演で映画は話題となり、続編も多数製作。
その時は彼によろしく【2007年】
amazon.co.jp
「いま、会いにゆきます」などファンタジー性のある恋愛小説を多数リリースする市川拓司の同名小説をテレビドラマの監督を多く務める平川雄一朗がメガホンをとった本作。長いこと会っていなかった幼馴染の男女三人を待つ不思議な運命を描いたラブストーリーです。
山田孝之は小さなアクアプランツ(水草)ショップ「トラッシュ」を経営するちょっと冴えない男・遠山智史を演じました。そんな遠山のもとに長澤まさみ演じる美しい女性・森川鈴音が突然あらわれ、お店に住み始めることによって運命の歯車が大きく動き出します。
電車男【2005年】
amazon.co.jp
ある日、電車で酔っ払いに絡まれる美女を助けたオタクな青年、通称「電車男」。
普段はシステムエンジニアとして働く22歳の男が、住む世界の違う美女に恋をした。助けたお礼にエルメスのティーカップを渡した女性を「エルメス」と呼び、インターネットの住民に助けを求め、一歩ずつ彼女との距離を縮めていく。電車男の不器用で懸命な恋愛を描いた感動ラブストーリーです。主人公の電車男を演じたのが、山田孝之。オタクで挙動不審、自信もない電車男を表現力豊かに演じ切りました。はじめはオドオドしていた電車男。彼がネットの住民の力を借り、少しずつ自信をつけていく様は必見です。
凶悪【2013年】
amazon.co.jp
ノンフィクションベストセラー小説を原作にした、背筋も凍る事件を描いた話題作。
ある日、雑誌「明朝24」に宛てて、獄中の死刑囚より、未解決殺人事件の告発が届く。告発によって、死刑囚は判決を受けた事件とは別に、3件もの殺人事件へ関与していたことが明らかになった。しかも事件の首謀者はまだ捕まっていないことも判明し、告発をきっかけに首謀者が逮捕されるまでを描いた衝撃の作品。山田孝之は「明朝24」の記者、藤井修一を演じる。はじめは告発を疑っていた藤井だが、死刑囚からの証言を集める内に信憑性を増す話に、次第にのめり込んでいく。取りつかれた様に取材を続ける様子を、見事に演じる山田の演技力に注目です。
悪の教典【2012年】
amazon.co.jp
2011年に伊藤英明の主演で公開されたサイコサスペンス映画である『悪の教典』。伊藤英明演じる 蓮実聖司は自分にとって都合の悪い人間を次々に殺していくサイコキラー。そんな映画に変態教師役で 蓮実の同僚・柴原徹朗役として出演したのが山田孝之。
役に入り込み、観客を惹きつける演技に大注目です。
手紙【2003年】
amazon.co.jp
リアル過ぎる内容に、実際の受刑者も涙を流したと話題になった作品。
原作は、東野圭吾さんのロングセラー小説。弟・直樹(山田孝之)の大学進学のために兄・剛志(玉山鉄二)は空き巣を働くが、たまたま居合わせた住人を殺してしまい強盗殺人の罪で無期懲役となる。その後、人生の転機を迎えるたびに兄の殺人という犯罪がつきまとい上手くいかない直樹。自分の最愛の家族を守るため、兄・剛志に離別の手紙を書きます。
本作は、まだ23歳という若い山田孝之さんを見ることができる作品。「電車男」とは打って変わってシリアスな役に挑戦しているのも見どころです。
ラストシーン、直樹の兄へ向けた言葉に兄弟の切っても切れない強い絆を感じることができる作品となっています。
十三人の刺客【2010年】
amazon.co.jp
日本アカデミー賞など様々な賞を受賞し話題となった「十三人の刺客」。1963年「十三人の刺客」を三池崇史の監督によってリメイクされた作品。
舞台は江戸後期、稲垣吾郎演じる残虐で横暴な限りを尽くす「明石藩主・松平斉韶」の暗殺を「お目付け役旗本・島田新左衛門(役所広司)」が大炊頭から命じられる。島田新左衛門は腕利きの浪人や武士など精鋭を13人集め、参勤交代からの帰路についている松平斉韶の暗殺を狙う。
この作品で、山田孝之さんは島田新左衛門の甥「島田新六郎」を演じました。時代劇というだけあり、印象に残る熱いシーンや台詞がこれでもかというくらい出てきます。島田新六郎が家を出ていく際に残した言葉、「もし帰ってくるのが長引いたら~…」は、日本の風習から来る言葉に、必ず胸が打たれるはずです。
スポンサーリンク