たまには洋画を観てみたいけれど、どれを選んだら良いのかわからない…。
そんなあなたに、今回はさまざまなジャンルから選んだイチオシの15作品をご紹介します!
1人はもちろん、友人や恋人と一緒でも楽しめるものばかりですよ。
目次
- 1 コーヒー&シガレッツ(Coffee and Cigarettes)【2005年】
- 2 ガール・オン・ザ・トレイン(The Girl on the Train)【2016年】
- 3 セブン(Seven)【1996年】
- 4 ラブ・アゲイン(Crazy, Stupid, Love.) 【2011年】
- 5 リリーのすべて(The Danish Girl)【2016年】
- 6 ジェイソン・ボーン(Jason Bourne)【2016年】
- 7 トレインスポッティング(Trainspotting)【1996年】
- 8 おいしい生活(Small Time Crooks)【2001年】
- 9 ハングオーバー! 消えた花婿と史上最悪の二日酔い(The Hangover)【2010年】
- 10 イエスマン "YES"は人生のパスワード(Yes Man)【2009年】
- 11 ホリデイ(The Holiday)【2007年】
- 12 私の中のあなた(My Sister's Keeper)【2009年】
- 13 ガタカ(Gattaca)【1997年】
- 14 フォレストガンプ/一期一会(Forrest Gump)【1994年】
- 15 アイ・アム・サム(I am Sam)【2001年】
コーヒー&シガレッツ(Coffee and Cigarettes)【2005年】
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人気のないカフェや夜更けのダイナーにいる人たち。初対面の相手同士や、久しぶりに会ういとこ、客の女性が気になる店員など…みなが微妙な関係で、不自然の沈黙が続いたり、おもむろに壁や床を見つめたりする。
まるで誰もが経験したことのあるようなぎこちない雰囲気や会話を、隣の席で見ているかのような感覚に陥ります。そしてその場面に必ずあるのはコーヒーとタバコ…。
この映画の一番の見どころは、有名な人物がそれぞれ自身を演じているところ。短編集となっており、第3編の「カリフォルニアのどこかで」はロックを代表するイギー・ポップとトム・ウェイツが登場。このエピソードは、93年のカンヌ短編映画部門グランプリを受賞しました。
また、「いとこ同士」ではセレブ妻と売れないバンドマンの彼女の2人を、ケイト・ブランシェットが1人で演じます。その他にもビル・マーレイやテイラー・ミードといった豪華なメンバーが勢揃いです。
ガール・オン・ザ・トレイン(The Girl on the Train)【2016年】
レイチェルは夫と別れてから、元夫と新たな妻が暮らす家と、その近隣に暮らしている理想の若夫婦の姿を毎日同じ電車の窓から眺めるのが日課になる。お酒が止められず、いつも元夫と若夫婦のことばかり考えてしまう。
しかしある日、レイチェルは若夫婦の衝撃の秘密を電車の窓から目撃してしまう。そして怒りに身を任せた彼女は…。
主役のエミリー・ブラントが演じるレイチェルの不安定さに初めは心配を覚えますが、そのうち徐々に周りの違和感にも気づき、物語に惹きこまれていきます。
ちなみに元夫の新しい妻アナ役であるレベッカ・ファーガソンは、「ミッション:インポッシブル」シリーズの最新作である「ローグ・ネイション」にヒロイン役として登場しています。こちらもAmazonPrimeで観ることができます。
セブン(Seven)【1996年】
雨の降りしきる街で発生した殺人事件。それは犯人の独断で、7つの大罪に該当する人物を裁き続ける連続猟奇殺人の合図であると知る。この街に来て間もない若き新人の刑事ミズルと、どこか物憂げで諦念のようなものを感じさせる退職間近のサマセットが事件を追う…。
まるでクラシック音楽のように静かで、しかし秘めた激情も感じさせる物語の展開と、メランコリックで淡い雰囲気が特徴のある映画です。一度観た後は、ぜひブラット・ピットとモーガン・フリーマンらが語るオーディオコメンタリーを見ることをおすすめします。
劇中の裏話や制作側の意図、役者自身が感じたことなどを聞ける充実した内容。コメンタリー鑑賞後また見ることで作品の奥深さ・魅力を知ることができるスルメ映画です。
ラブ・アゲイン(Crazy, Stupid, Love.) 【2011年】
真面目な主人公キャル・ウィーバーは、妻から浮気の告白を受け、離婚を申し込まれる。落ち込んでいたキャルに、女たらしのジェイコブがナンパのコツを教えようと声を掛ける。男を磨けば、妻の愛は取り戻せるか?笑いがあってそれでも深い、心温まるラブコメディ。
ちなみに、遊び人のジェイコブ役は、大人気映画「LA LA LAND」主演のライアン・ゴズリングが演じています。多くの人々から高評価を得た、注目の作品です。
リリーのすべて(The Danish Girl)【2016年】
世界で初めて性別適合手術を受けたリリー・エルベと、妻ゲルダ・ヴェイナーをテーマにした愛の物語。アカデミー賞・ヴェネツィア国際映画祭・ハリウッド映画賞など数々の受賞を受けた作品です。
夫はあることをきっかけに自らの心と身体の性が一致していないことに気づく。そしてリリーという女性として過ごすパートナーに困惑するゲルダであったが…。ジェンダーに対する認識が無かった時代の、精神疾患として扱われる苦悩や、理解の得がたさを表現した制作・演技が素晴らしいです。
ジェイソン・ボーン(Jason Bourne)【2016年】
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大人気アクション「ボーン・シリーズ」最新作。ジェイソン・ボーンが消息を絶ってから数年後、CIAでは新たな作戦が始動する。その事実を知った元CIA局員のニッキーがボーンの目の前に現れるが…。
今作もボーン演じるマット・デイモンの鍛えられた肉体を、余すことなく魅せた切れ味鋭いアクションシーンは健在。また、新たなヒロインとなるヘザー・リー は、「リリーのすべて」の主演を務めたアリシア・ヴィキャンデルが演じています。
ちなみに、他のボーン・シリーズもAmazonPrimeで観ることが可能なので、まだ観ていないという方もぜひこの機会にどうぞ。
トレインスポッティング(Trainspotting)【1996年】
-人生に何を望む?-健康的で豊かな人生に興味のないレントンは、今日も仲間たちと刹那的で退廃的な人生を歩む。このままではいけないと分かってはいるが、慣れ切った毎日から抜けることは難しい。そしてヘロイン中毒の彼らは最悪な出来事を何度も引き起こす…。
変わりたいが変われない、そんな彼らの心情がどこかわかるような気もするから、悪い奴だと突き放せない。そんな彼らの20年後の姿を描いた「T2 トレインスポッティング」もおすすめです。
おいしい生活(Small Time Crooks)【2001年】
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自ら天才と過信するレイは、仲間たちと完璧な銀行強盗計画を立てる。銀行近くの空き家を借り、地下からトンネルを掘って、お金がいっぱい入ってるであろう金庫まで繋げる作戦だ。しかしレイは見取り図を正しく読めず、ドリルの使い方も誰一人知らない。そんなレイたちがぐだついている内に、妻がカモフラージュに開いたクッキー店が思わず大成功、夫婦は一躍大富豪に。
ところが、これまで教養や品性を身につける機会がなかった彼らは、言葉遣いやセンス面がネガティブに現れてしまう。その事実に気づき教養が必要と言う妻と、必要ないと拒む頑固な夫は徐々に…というお話。「マンハッタン」や「それでも恋するバルセロナ」で有名なウディ・アレンが監督・主演を務める、シニカルさが効いたコメディ映画です。
ハングオーバー! 消えた花婿と史上最悪の二日酔い(The Hangover)【2010年】
結婚式を控えた新郎ダグのバチェラーパーティを開くため、ダグと親友2人、花嫁の弟の4人でラスベガスを訪れる。そしてハメを外したであろう翌朝、目が覚めると消えた新郎の代わりにいるのはトラと赤ちゃん。
ぶっ飛んだ記憶、引きずる二日酔い、結婚式目前に消えた新郎…何がなんだかわからないまま残された3人は、どこで手に入れたかもわからないパトカーに乗って昨日の出来事を辿る。
全員記憶がない3人と、展開を知らない視聴者のリアクションがシンクロします。軽快なテンポで進み、ストレスフリーで笑える映画です。
イエスマン "YES"は人生のパスワード(Yes Man)【2009年】
タイトルの通り、すべての事柄にYESと答えることになった男の物語。主人公のカールは最初からイエスマンであったわけではなく、むしろ逆にノーとばかり言っていた。友人の誘いも職場の事柄もすべてノー。自ら進んで人生を狭めている彼がなぜYESと言うことになったのか?それはぜひ本作を観て知ってほしい。
この映画の原作となる小説を書いたダニー・ウォレスも言っているが、YESというたったひとつのポジティブな言葉で人生は変わるのだ。ちなみにカールの友人役で出演しているブラッドリー・クーパーは、「ハングオーバー!」シリーズにも出演しています。
ホリデイ(The Holiday)【2007年】
恋人だったはずの男が他の女性と婚約したことを知るアイリス。恋人の浮気に気づき、自ら別れを選んだアマンダ。そんな傷心中の2人が出会い、意気投合。そしてお互いの家を交換することに。交換した先で訪れる新たな出会いで、2人は過去の傷を癒すことはできるのでしょうか。
10年経った今でも愛される、クリスマス前にぴったりの恋愛映画です。「私の中のあなた」のキャメロン・ディアス、「ガタカ」のジュード・ロウといった豪華キャスト陣にも注目。
私の中のあなた(My Sister's Keeper)【2009年】
急性前骨髄性白血病を患うケイトは、家族と血液型が合わず、ドナーを必要としていた。そのために、遺伝子操作を行いデザイナーベビーとして生まれてきたアナがこの物語の主人公である。
幼いながらも姉の為に苦痛に耐え心身を捧げてきたアナだったが、片方の腎臓の提供を求められた時、それを拒み、両親に対して訴訟を起こしたのだ。
何としてでも助けたいと願う母の気持ちも、自分の身体を守りたいというアナも、他の家族の気持ちも痛いくらいに伝わる作品です。命とは、そして家族とは、を深く考えさせられる一作。
ガタカ(Gattaca)【1997年】
遺伝子操作による外見・才能ともに優秀な人間である「適正者」を生むことが常識的になった時代。しかし自然妊娠で生まれた人間、つまり「非適正者」は、当然に完璧な人間ではなく、社会的にも優遇されることは無い。
しかしヴィンセントは、非適正者ではなりえない宇宙飛行士の夢を、「適正者」ジェロームの協力による違法な生体偽装によって叶える。
ところが局内で殺人事件が発生、思わぬ窮地に立たされるヴィンセントと、彼を取り巻く周囲の人間たちの心情を絶妙に捉えた作品。若かりし頃のイーサン・ホークとジュード・ロウの演技・魅力にも注目です。
フォレストガンプ/一期一会(Forrest Gump)【1994年】
バス停のベンチに座るフォレストが、バス停で居合わせた人に自分の半生を語っていく物語。シンプルに言うとこれだけなのですが、聞くとバスに乗ることなんてどうでも良くなるような驚きの人生がそこに。
人よりやや知能の劣るフォレストは、他人の助言を真に受けやすく、走れと言われればずっと走り続けます。そんな彼の真っ直ぐな気持ちや純粋さが、辛い状況や困難に直面している他人を救い、そして自分の成功も収めていきます。
「人生はチョコレートの箱、開けてみるまで分からない。」作中にも出るこのセリフが、まさに映画のテーマとなっているとも言えるでしょう。
アイ・アム・サム(I am Sam)【2001年】
知的障害を持つ父親サムは、母親のいない実の娘ルーシーを赤ん坊の頃から大切に育ててきた。しかし、いつからかルーシーは父の知的能力を超え、ソーシャルワーカーの判断で2人は引き離されるが、サムは愛する娘を取り戻すため裁判を起こす。
本案件の担当となる弁護士リタは、不利な裁判に乗り気ではなかったが、父子が共に居たいという純粋で強い気持ちに心動かされる…。デリケートな問題を扱った本作では、ルーシーの為を思うがために対立する両者の言い分・心情が痛いほどに伝わり、涙なしでは見られません。
笑えるものから泣けるもの、静かなものからドキドキするものまで、色々な種類のおすすめ洋画をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。観るものに困ったら是非この記事を参考にして、素敵な映画ライフをお過ごしくださいね。
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