単純明快で分かりやすく、子どもが楽しみやすいものを10作品厳選しました。
目次
ブロークン・アロー【1996年】
あらすじ
米国空軍のパイロット、ヘイル大尉(クリスチャン・スレーター)とディーキンス少佐(ジョン・トラヴォルタ)は、核弾頭搭載のステルス爆撃機に乗り、低空飛行による国境突破の模擬演習を行っていました。しかし核弾頭の強奪を企んでいたディーキンス少佐は、演習中にヘイル大尉を殺害しようとします。戦闘の末に墜落した2人ですが、現場に核弾頭が無いことに気づき…。
見どころ
ディーキンス少佐を演じるジョン・トラヴォルタの悪役ぶりや、クリスチャン・スレーターのひたむきに悪を追いかける芝居に注目です。監督はアクションシーンの合間にシリアスな場面を上手く取り込むジョン・ウー。印象に残る格好良い演出も特徴的な作品です。
ミニミニ大作戦【2003年】
あらすじ
大泥棒のチャーリー(マーク・ウォールバーグ)は仲間とともに、ヴェネツィアにある最新型金庫の中の金塊を盗むことに成功。しかし仲間の1人であるスティーヴ(エドワード・ノートン)の裏切りで金塊は盗まれ、リーダー格のジョン(ドナルド・サザーランド)を殺されてしまいます。
1年後、チャーリーはジョンの娘たちとともに金塊を奪い返す計画を立てるのです。
見どころ
1970年の同名作品をリメイクした本作。主人公たちは、改造したミニ・クーパーで走り回るので、ちょっと変わったカーチェイスシーンや華麗な盗みのシーンは見物です。シャーリーズ・セロンやエドワード・ノートン、ジェイソン・ステイサムなど、豪華な共演者が揃っています。
アイ,ロボット【2004年】
あらすじ
2035年、ロボットが人々の生活の必需品となった世界。ロボットの人工知能に対して危機感を持つスプーナー刑事(ウィル・スミス)の元に、ロボット工学の第一人者ラニング博士死亡の連絡が入ります。現場にはスプーナー刑事に宛てた遺言が残されていました。スプーナー刑事はカルヴィン博士(ブリジット・モイナハン)とともに捜査を進め、「サニー」と名乗るNS-5型ロボットが事件に関与していることを突き止めます。
見どころ
子どもが大好きなロボットや、人工知能が抱える問題を取り上げた作品。近未来的な世界観を楽しむことができ、私たち人類が行き着く先で本当に起こりうる人工知能の疑問がテーマの映画です。
ウィル・スミスが出演する『メン・イン・ブラック(1997年)』シリーズや、『ハンコック(2008年)』もおすすめです。
ザ・シューター/極大射程【2007年】
あらすじ
ある日、アメリカ海兵隊の凄腕狙撃手だったボブ(マーク・ウォールバーグ)の元に、アイザック・ジョンソン大佐(ダニー・グローヴァ―)とその部下たちがやってきます。彼らは大統領暗殺計画が企てられていることを話すとともに、ボブに計画阻止のための捜査協力を依頼。正義のため、犯人が大統領を狙撃し得る場所を特定するべくボブは奔走します。
見どころ
マイケル・ペーニャやダニー・グローヴァーなど、多くの映画で活躍する俳優たちが脇を固める作品。大人向けの映画ですが、理解しやすい展開です。『テッド(2013年)』でジョンを演じたマーク・ウォールバーグが、一転、正義を信じて戦い、次々と悪を倒していくかっこいい元軍人を好演しました。そのギャップにも注目です。
ナイト ミュージアム【2007年】
あらすじ
離婚して息子のニック(ジェイク・チェリー)と離れて暮らしているラリー(ベン・スティラー)は、ニューヨークの自然史博物館で、夜間警備員として働くことに。前任の警備員からの引き継ぎで、この博物館の何やら怪しげな雰囲気を訝しみます。
そして初勤務の日。ロビーに展示されていたティラノサウルスが、いつの間にかいなくなっていることに気づいたラリー。なんとこの博物館では、夜な夜な展示物が歩き回るという秘密があったのでした。
見どころ
3作目までが製作・公開されている本シリーズ。夜の博物館で起こる不思議な出来事や、親子の信頼関係を中心に物語が展開していきます。自然史博物館が舞台のため、恐竜の骨格標本や古代人、偉人の蝋人形などが登場するので、子どもの好奇心に火をつけるきっかけにも。
2作目、3作目とシリーズを追うごとに登場人物も増えていくので、飽きずにストーリーを楽しむことができます。
特攻野郎Aチーム THE MOVIE【2010年】
あらすじ
湾岸戦争のときに結成された特殊部隊「Aチーム」。イラク戦争で再び招集されたスミス大佐(リーアム・ニーソン)を含める4人は、上官から偽造紙幣回収の任務を命じられます。しかし任務遂行直後、上官が殺害され、どさくさに紛れて偽造紙幣まで消えてしまいます。上官殺害と偽造原版横領の罪を押し付けられた4人に待ち受ける結末とは…。
見どころ
本作は1980年代に放送されたアメリカのTVドラマシリーズ「特攻野郎Aチーム」の劇場版であり、チーム創設に関わる話としてリメイクされたものです。ストーリーが単純明快で分かりやすく、子どもでも簡単に理解できます。暗い作風になりがちなミリタリーアクションですが、コミカルな要素も満載ですので、スカッと爽快に観ることができる映画に仕上がっています。
ダブル・ミッション【2010年】
あらすじ
冴えないセールスマンのボブ(ジャッキー・チェン)には、実は敏腕CIAエージェントという裏の顔がありました。ある日、恋人ジリアン(アンバー・ヴァレッタ)の子どもたちの世話をすることになったボブ。彼を嫌う子どもたちに振り回される中、長男のイアン(ウィル・シャドレイ)がパソコンを勝手にいじり、ロシア当局の極秘データをダウンロードしてしまいます。そこからある大きな陰謀に巻き込まれていき…。
見どころ
ジャッキー・チェンが出演する映画は性的表現が少なく、子どもでも安心して鑑賞できることが多いのが特徴。本作はベタな展開ですがテンポが良いので、ジャッキー全盛期のカンフーアクションに子どもたちもきっと夢中。ジャッキー出演作品の中では、笑いと涙の感動作『ベストキッド(2010年)』もおすすめです。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー【2014年】
あらすじ
自らスター・ロードと名乗るトレジャーハンターのピーター・クイル(クリス・プラット)は、不思議な力を持つオーブを盗みますが、その後捕まり投獄されてしまいます。刑務所の中で出会った仲間と脱獄に成功したピーターでしたが、オーブの力で宇宙を滅亡させようとする巨大な悪の組織と戦うことに…。
見どころ
マーベル・コミック原作の映像化作品の中でも、特にコミカルに描かれている本作。さまざまな形でマーベル作品に登場し、これからの一連のシリーズ作品の核になる「インフィニティ・ストーン」について語られています。2017年には2作目も公開。敵味方がはっきりしていて分かりやすく、宇宙船や武器など子どもの興味を常に惹く要素が多く、飽きずに楽しめるストーリーになっています。
ジュラシック・ワールド【2015年】
あらすじ
ジュラシック・パークの悲劇から22年。「ジュラシック・ワールド」という恐竜のテーマパークが大成功を収めているイスラ・ヌブラル島は、観光客で賑わっていました。ラプトルの調教師であるオーウェン(クリス・プラット)は、恐竜の知性を信じてラプトルを飼い慣らそうと考えます。しかし恐竜たちの軍事利用や遺伝子操作などにより、パークの安全は次第に脅威にさらされていきます。
見どころ
本作はシリーズ第4作目ですが、これまでの作品を観ていなくても楽しむことができます。『E.T.(1982年)』や『ターミナル(2004年)』などを手掛けたスティーヴン・スピルバーグ監督の作品で、夢のある話にも色々なメッセージが込められており、大人でもしっかり楽しむことができます。
主演はクリス・プラット。前述の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年)』にも出演しており、これからが楽しみな俳優です。スクリーンを所狭しと暴れ回る恐竜たちの迫力を、ぜひお楽しみください。
トゥモローランド【2015年】
あらすじ
1964年、少年フランク(トーマス・ロビンソン)は、自身の発明品であるジェットパックを持ってニューヨークの発明コンテストに参加しようとします。しかし、発明品が未完成だったことと、用途や安全性に疑問点が残り受理されませんでした。その様子を見ていた少女アテナ(ラフィー・キャシディ)はフランクに小さなピンバッジを渡します。ついて来てほしいという彼女の言葉に誘われ、アトラクションに搭乗すると、そのピンバッジによってフランクは未来都市トゥモローランドへと導かれます…。
見どころ
劇中の舞台トゥモローランドの映像美を楽しめるだけではなく、夢を失った大人に再び希望を与えてくれる素敵な作品です。大人になり絶望の中でひっそりと暮らすフランクを演じるのはジョージ・クルーニー。トゥモローランドとは一体何なのか、何のために作られたのか、その謎に注目。謎解きの要素よりもワクワクを大事にした、これぞエンターテイメントといった映画です。
最後に
今回は子どもと一緒に観たいおすすめアクション映画を10選ご紹介しました。映画は1人でじっくり楽しむのもいいですが、恋人や家族と楽しみを共有するのもまた良いものです。
お子さんにも映画の素晴らしさを体感して欲しいですよね。ぜひ今回紹介した10選の中からお子さんと一緒に観てみてください。
スポンサーリンク