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丸山隆平(関ジャニ∞)単独初主演映画『泥棒役者』西田征史監督インタビュー

『泥棒役者』作品概要

丸山隆平(関ジャニ∞)さんの映画単独初主演となる映画『泥棒役者』が11月18日(土)に公開されます。市村正親さん、ユースケ・サンタマリアさん、石橋杏奈さん、宮川大輔さん、高畑充希さん、片桐仁さん、峯村リエさんら豪華キャストが巻き起こす、勘違いと人違い続きの喜劇エンターテイメント。仕方なく1軒の豪邸に忍び込んだ主人公はじめが複数の職業や人物になりきり、奇想天外な会話劇を繰り広げる姿は爆笑必至です。

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かつて泥棒稼業に手を貸した過去がある大貫はじめ(丸山隆平)。今は溶接工員として真面目に働き、恋人の美沙(高畑充希)と幸せな同棲生活を送っていた。ある日、昔の泥棒仲間・畠山(宮川大輔)から、美沙に泥棒だった過去をバラすと脅され、泣く泣く、とある豪邸に盗みに入ることに。だが、忍び込んだ豪邸で、家主の絵本作家・前園俊太郎(市村正親)、訪問してきた編集者・奥(石橋杏奈)、セールスマン・轟(ユースケ・サンタマリア)から、「編集者」「絵本作家」「豪邸の主人」と次々と間違えられてしまう。「泥棒」として捕まりたくない一心で、はじめはその都度、勘違いされた「役」を必死に演じるハメになるのだが…。前園家の隣に住むユーチューバー・高梨(片桐仁)、奥の上司の編集長(峯村リエ)も巻き込み、屋敷の中は一層カオスに。はたして、はじめは正体を隠したまま、愛する恋人の元に帰ることができるのか?そして偶然出会った8人の人生は思わぬ方向に!?

(C)2017「泥棒役者」製作委員会

『泥棒役者』西田征史監督インタビュー

昨年脚本を手がけたNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(2016年)が通期視聴率22.8%を突破し、今世紀第3位という記録を樹立した西田征史監督。他にも、熱狂的なファンを多く持つ長編アニメ「TIGER & BUNNY」のシリーズ構成を手がけるなど、マルチに活躍しています。今回西田監督は、2006年に作・演出した同名の舞台「泥棒役者」を映画用にリライトし、完全オリジナル作品として発表。お話を伺ってきました!

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映画版は部屋の壁紙の色にもこだわりが!

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本作は2006年の同名舞台がリライトされたものですが、映画版と舞台版「泥棒役者」においての違いはどういったところでしょうか?また、映画ではキャラ設定が鮮明に描かれていますが、リライトに関して心がけた点などはありますか?

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まず、設定が違います。舞台版は「泥棒」が役名で、個人の名前も出てこなければ、泥棒になった経緯や恋人も出てこないんです。それから舞台は場面が変化しない一幕劇なので、屋敷のセットだけだったのですが、映画は外のシーン、屋敷外の空気を入れ込むことを心がけました。

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確かにはじめが畠山に脅されているところや編集者の奥と編集長とのやりとり、恋人の美沙との待ち合わせなど、屋敷以外のシーンも複数見られましたね。

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(C)2017「泥棒役者」製作委員会

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はい、更に屋敷内のシーンでも、部屋が変わった際に違う部屋だと分かるように、壁紙の色を印象的にしたりしました。

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「良いな」と思ったら組まない手はない

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主人公のはじめ役を演じた丸山さんに今回主演の話を持ちかけた時は、どのようなリアクションをされていましたか?

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プライベートで会った時に軽くその話をしたんですが、具体的に内容は話していないにも関わらず、嬉しそうにしてくれました。

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普段から親交が深いのですね。今回、以前からお仕事をご一緒している方も結構出ていますよね。

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そうですね。もちろん自分が書いた役にはまるのかをイメージしてお声をかけさせていただいています。これまでも多くの名優の方々と仕事をさせていただいていて、みなさん本当に素晴らしいんです。じゃあその人と組まない手はないなって。なので以前やっていた方が自然と多くなっていっちゃうんです。

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他の作品だと、同じ監督でもキャストは総替えっていうパターンが多いですが、被っていても上手い人とやりたいっていうのはとても素敵ですね。

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ありがとうございます。見ての通り本当に上手い方ばかりなので、そういう人たちとやれるのも僕の幸せでもあります。

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役作りに励むあまり、夢にまで出てくる程!

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「えっ、これって市村さんなの?宮川さんなの?」と思ってしまうような、普段の演技やキャラとはまた違った新しい面を見ることができて個人的にはすごく驚かされたのですが、そういった面を引き出すにあたって監督が指示されたことやアドバイスされたことはありますか?

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(C)2017「泥棒役者」製作委員会

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そうですね。当たり前のことですが、役のバックボーンをまず伝えるところから入りました。最初に読み合わせをした時に、例えば大輔さんだったら「もうちょっと怖く」とか「ここではもうちょっと弱めで」とか細かい話をしたんですけど、そこからは大輔さんの中でも(畠山)則男のイメージが出てきたようで、そこからは大輔さん自ら出てくるものにお任せしました。前半のはじめを振り払うシーンも、大輔さん自ら生み出したものなんです。

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そうだったんですね!でも喜劇なので、例えば『アウトレイジ』のような本当にシリアスで威圧感のある感じになりすぎずに、でも同時に迫力もあったりして、そのバランスが絶妙でしたよね。

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他のキャラが笑いを取りに行くキャラなので、そこは大輔さんも撮影中に悩んでいたところで、寝ている時に夢を見たりしたこともあったそうです。「怖くやりすぎたんじゃないか」とか心配していましたけど、「演出上、則男というキャラがいることで全体のバランスが締まりますから」とお話しました。

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(C)2017「泥棒役者」製作委員会

今回初登場のユーチューバーは主人公にプレッシャーをかける存在!?

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片桐仁さんが演じている高梨は、今回ユーチューバーという新たな設定だそうですが、どういった経緯で考えましたか?

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元々舞台版では片桐さんは主役の泥棒を演じていただきました。舞台版でも今回のユーチューバー的なポジションの役柄はあったのですが当時は借金取りという設定で色々違います。共通点は脇汗がすごいということだけでしたね。舞台の借金取り役は比較的仲間のような立ち位置なのですが、今回は構造を変えて、主人公はじめにプレッシャーをかける存在にしました。外から見た存在って考えた時に、ユーチューバーかなと。

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今人気職ですもんね!

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そういった華やかな部分もありますけど、ふと「一体どんな人生なんだろう」「この人満足しているのかな?」って考えたりする時もあるじゃないですか。シビアに再生数が数回しかなかったり、ほとんどが自分が見ている回数だったり。そういった切なさを考えた時に、ユーチューバーにしようと思ったんです。

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彼は13回とかでしたもんね。

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ええ。動画を公開しても自分だけしか見ないって切ないじゃないですか。そのへんの感情が気になっていたので、今回書けて良かったです。

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本作は喜劇でもあって、心の奥にある個々に抱えている悩みのような部分も垣間見えて、そこが共感要素の一つであり、考えさせられる作品ですよね。

現場の雰囲気はとっても和気あいあい!

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弊社のメディアはクレイジーシネマという名前なのですが、撮影中に起きたクレイジーなハプニングやエピソードなどはありますか?

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みなさん面白い方ですが、クレイジーといえば、ユースケ・サンタマリアさんですかね。あの方はしょっちゅうリハーサルでアドリブをかますんです。轟良介っていう名前なんですけど、いつも「轟ぐんぺいです」って名前を変えてくるんです。そこ変えると使えませんよって。本当にクレイジーですよね(笑)。

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(C)2017「泥棒役者」製作委員会

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テレビのキャラと全く同じなんですね!

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本当にあの人は天才だなって思います。丸山君も大輔さん(宮川さん)も市村さんも現場を良くしようとしてくれてましたね。

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良い雰囲気の現場だったんですね。撮影期間はどのくらいだったのですか?

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撮影期間は3週間だったんですよ。結構タイトではありましたね。

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えっ、意外と短い!撮影においてこだわった部分などはありますか?

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そうですね。特にあげるとすると、演出上こだわったのは、現場では和気あいあいとして演者同士が仲良かったのですが、物語上は初対面になるので、その距離感を意識していました。

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楽しい喜劇の裏側では…

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撮影時に苦労された点などはありますか?

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僕というより本人が大変だったと思いますが、ユーチューバー役の片桐仁さんのけん玉シーンがOKまでに31回テイクを撮っています。

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そ、そんなに!確かにけん玉をしながら歌うって相当難しそうですよね。

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他に色々アイディアはあったのですが、本人が得意だって言うからけん玉を採用したんですけどね。

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編集者の奥役を演じた石橋杏奈さんも、ご本人は英語が喋れないにも関わらず、帰国子女といった大変難しい役に挑戦されていましたよね。英語の発音やジェスチャーなど、何か指導やアドバイスされた点はありますか?

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英語の先生に指導してもらってました。杏奈ちゃんは耳が良いんですよね。結構厳しい先生で、2人でレベルの高いことに挑戦していました。杏奈ちゃんはギャップがありますよね。

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(C)2017「泥棒役者」製作委員会

息苦しいと感じてる人の呼吸が楽になる作品ができた

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作品のテーマは、見る方に委ねたいですが、自分が40年生きてきて、これまでに後悔してることとか、挫折して味わったこととかを織り込んでみました。今の時代は閉塞感もありますが、明日は生きてかなきゃいけないので、息苦しいなと感じてる人に呼吸するのが楽になるような作品ができたかなと思っています。気楽に見に来ていただいて、楽しんでもらえたら嬉しいです。

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本日はありがとうございました。

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こちらこそ!ありがとうございました。

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ヘアメイク:井川千穂

1-2西田征史
1975年5月22日生まれ。東京都出身。08年公開の『ガチ☆ボーイ』(小泉徳宏監督)。以降、『半分の月がのぼる空』(10/深川栄洋監督)、『おにいちゃんのハナビ』(10/国本雅広監督)、『怪物くん』(11/中村義洋監督)、『アフロ田中』(11/松居大悟監督)、『妖怪人間ベム』(12/狩山俊輔監督)、アニメ「TIGER & BUNNY」など数々の話題作の脚本を担当。14年に自作小説を原作として脚本も手がけた『小野寺の弟・小野寺の姉』で映画監督デビューを果たした16年に放送されたNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」が話題となり、脚本家としてさらなる地位を確立。自身が作・演出を手がけた舞台「泥棒役者」を映画化した本作が2作目の映画監督作品となる。その他、脚本を担当した主な作品は、『劇場版 TIGER & BUNNY』シリーズ(12・14/米たにヨシトモ監督)、『嫌な女』(16/黒木瞳監督)、『信長協奏曲』(16/松山博昭監督)などがある。

『泥棒役者』作品情報
■キャスト:丸山隆平、市村正親、石橋杏奈、宮川大輔、片桐仁、高畑充希/峯村リエ/ユースケ・サンタマリア

■監督・脚本:西田征史 (『小野寺の弟・小野寺の姉』「TIGER & BUNNY」「とと姉ちゃん」)

■製作:「泥棒役者」製作委員会
■制作プロダクション:ROBOT
■配給:ショウゲート

11月18日(土)TOHO シネマズ 新宿ほか全国ロードショー!公式サイトはこちら