目次
REIGN/クイーン・メアリー【2016年】
あらすじ
16世紀、イングランドの侵攻に苦しむスコットランドは、15歳の女王メアリー(アデレード・ケイン)を強国フランスの王子フランソワ(トビー・レグボ)に嫁がせることでイングランドの牽制を図ろうとします。しかし、身の安全のためにフランス王のもとに疎開して育ったメアリーはフランソワとは幼馴染。そんな2人には恋愛感情などなく、政略結婚にも反発します。
見どころ
スコットランド女王メアリー・ステュアートの一生を描いたロイヤル・ロマンス。主演のアデレード・ケインを筆頭に、王子役のトビー・レグボや王子の異母兄弟バッシュ役のトランス・コーンブスなど、出演者は美男美女揃い。煌びやかなドレスやジュエリー、アイルランドの豊かな自然、そこに佇むアッシュフォード城など映像の美しさに引き込まれる作品です。
アウトランダー【2015年】
あらすじ
第二次世界大戦後、イギリスの従軍看護婦だったクレア(カトリーナ・バルフ)は、夫で歴史学者のフランク(トビアス・メンジーズ)と旅行でスコットランドを訪れていました。旅行中も研究に忙しい夫を置いて、1人小高い丘を観光していたクレアは、突然1743年の戦地へタイムスリップしてしまいます。そこでクレアが出会ったイギリス軍人は、フランクと同じ顔をした男で...。
見どころ
原作は、累計2500万部を超え世界的大ベストセラーとなったダイアナ・ガバルドンの小説。タイムスリップし夫の横暴な先祖を見たクレアが、徐々に他の戦士に惹かれていき、現代と過去の愛に翻弄されながら生きていく姿は注目です。戦闘や処刑、彼らの愛の形などとてもリアルに描かれており、歴史上のストーリーでありながら現実味のある作品となっております。
ベルサイユ【2015年】
あらすじ
フランスの統治力を示すために、ベルサイユ宮殿の建設を進めるルイ14世(ジョージ・ブラグデン)。強制的に貴族たちを従えて進めていた政策を良く思わない弟のフィリップ王子(アレクサンダー・ヴラホス)は、何度も助言しますが全く相手にされません。聞く耳を持たないルイ14世への不満は募る中、さらには兄と自分の妻との不倫が発覚。そんな現実から目を背けたフィリップ王子は、許されざる同性愛に溺れるのでした。
見どころ
17世紀を描く、見栄やプライドが渦巻くベルサイユ宮殿を舞台に描かれたルイ14世の物語。彼の苦悩の日々や、強制労働者としてひどい扱いを受ける貴族、略奪愛や同性愛などドロドロした日常が描かれています。作中では当時のフランスの煌びやかさを再現するため、ヴェルサイユ宮殿、メゾン・ラフィット城、ヴィニ城など本物の城が撮影に使われており豪華な映像となっています。
マルコ・ポーロ【2014年】
あらすじ
マルコ(ロレンツォ・リチェルミ)は、父と旅する道中にモンゴル帝国で捕らえられてしまいます。皇帝フビライ(ベネディクト・ウォン)に国外追放を言い渡された父はマルコを捕虜として渡すことを提案。マルコは1人モンゴルに残され、父に裏切られた怒りに震えながらも、フビライの下僕として武術や教養を身につけます。才能や実直さで名を上げたマルコでしたが、モンゴルの権力争いや大きな陰謀に巻き込まれていきます。
見どころ
中世モンゴルで、父親の裏切りに耐えながらも逞しく成長していくマルコ・ポーロの半生が描かれています。シーズン1の10話までを約90億円をかけて撮影されるなど壮大なスケールで撮影されたため、マレーシアで撮影された広大な自然や、馬を使った戦闘シーンも迫力抜群。皇帝フビライ・ハーンの残忍さや彼なりの苦悩にも焦点が当てられています。
ザ・クラウン【2016年】
あらすじ
1947年、エリザべス王女(クレア・フォイ)はデンマークの王子フィリップ(マット・スミス)とウェストミンスター寺院で婚礼を挙げました。その直後、公務滞在中のケニアで父ジョージ6世が死去したため、わずか26歳でエリザベス2世として即位することに。しかし、女王として新たな一歩を踏み出した彼女には、ロンドン全体を襲う健康被害、王室のスキャンダルなど、数々の試練が待ち受けていました。
見どころ
若くして王女となったエリザベス2世の治世を描いた作品。ゴールデングローブ賞テレビドラマ部門作品賞を受賞するなど業界内でも認められました。エリザベス2世の女王としての職務だけでなく、大きなプレッシャーの中で支え合う夫フィリップや2人の子どもとのストーリーにも注目です。
ミーユエ 王朝を照らす月【2017年】
あらすじ
中国春秋戦国時代。楚の国王と側室の間に生まれたミーユエ(スン・リー)は、王后に妬まれ後宮から追い出されてしまいます。幼馴染みの貴公子・黄歇(ホアン・シュアン)はそんな彼女を献身的に支え、2人は互いに愛を誓っていました。しかし運命にあらがうことはできず、ミーユエは異母姉妹の嫁入りに同行し秦に移ることに。そこで秦の王(アレックス・フォン)に寵愛を受けた彼女は、才能を発揮し朝政に参加するようになります。
見どころ
圧倒的な聡明さで秦の礎を築き上げた女性ミーユエの一代記を描いた話題作で、2016年には中国ドラマ視聴率1位を獲得した大人気ドラマです。総製作費58億円をかけて撮影された本作は、きらびやかなセットや何千着もの華やかな衣装が登場し、当時の豪華絢爛な宮廷の様子が見事に描かれています。
THE TUDORS〜背徳の王冠〜【2007年】
あらすじ
16世紀、イングランド王国。後継となる男児を欲していた国王ヘンリー8世(ジョナサン・リース・マイヤーズ)は、王妃キャサリン(マリア・ドイル・ケネディ)との間に王女しか生まれず悩んでいました。そんな中、彼は多くの愛人の中から若く美しいアン(ナタリー・ドーマー)を寵愛するようになり、キャサリン王妃と離婚することに。王妃が兄と結婚していたことを利用して、ローマ法王に離婚の許しを得るべくウルジー(サム・ニール)を遣わせますが…。
見どころ
離婚が一般的でなく難しかった時代に、生涯で6人もの王妃を迎えたヘンリー8世の波乱に満ちた半生を描いた物語。彼の横暴さや無慈悲さがリアルに描かれ、やるせない気持ちにさせられます。男性陣の衣装も豪華で、2007年から2年連続でエミー賞衣装賞しています。ジョナサン・リース=マイヤーズ、ヘンリー・カビル、マックス・ブラウンなど、イケメン揃いなキャストも要チェックです。
宮廷女官チャングムの誓い【2004年】
あらすじ
16世紀初頭の朝鮮王朝。宮廷の陰謀を知り謀殺された母の遺志を継ぎ、最高尚宮になり、秘伝の書に母の無念を綴るために宮廷料理人となったチャングム(イ・ヨンエ)。しかしある日、謀反に関与したという無実の罪を着せられ、奴婢の身分に落とされてしまいます。それでも決してめげないチャングムは、医女として宮廷に復帰するべく奮闘します。
見どころ
母の遺志を継ぎ夢を目指すチャングムが逆境を乗り越えて、女性でありながら朝鮮史上初の国王の主治医となるサクセスストーリー。どんなことにも前向きに逞しく突き進むチャングムの姿に勇気がもらえる作品です。韓国で大人気の女優イ・ヨンエが主演を務め、本作ではMBC演技大賞・大賞を受賞しています。
オスマン帝国外伝〜愛と欲望のハレム〜【2017年】
あらすじ
皇帝スレイマン1世(ハリット・エルゲンチュ)が即位した16世紀のオスマン帝国。跡継ぎを効率良く残すため、オスマン帝国には選りすぐりの女性を集めた"ハレム"と呼ばれる後宮が存在していました。そのハレムに奴隷として献上されたアレクサンドラ(メルイェム・ウゼルリ)は、タタール人の襲撃により家族を殺されて奴隷商人に売られた司祭の娘。どうしても生き残りたい彼女は、皇帝に寵愛され息子を産むという覚悟を決めるのでした。
見どころ
トルコテレビ賞最優秀歴史ドラマや最優秀ドラマシリーズに輝いた本作は、世界80か国に配信されています。また、トルコの血を引く女優メルイェム・ウゼルリは、2017年の「WONDERSLIST」の"美しい女性ランキング"第1位に輝くほどの美貌の持ち主。妖艶で息を飲むほど美しいメルイェム・ウゼルリが演じた、屈強な強さをもつアレクサンドラに魅了されること間違いなしです。
ローマ【2007年】
あらすじ
ローマの将軍としてガリア戦争の指揮を執り、ガリア人を見事下したカエサル(キアラン・ハインズ)でしたが、ローマを事実上掌握していた元老院派と対立。一方、彼の部下にあたる第13軍団主席百人隊長ヴォレヌス(ケヴィン・マクキッド)と、最強の兵士プッロ(レイ・スティーヴンソン)は盗まれたカエサルの軍旗奪還に駆り出されることに。その後、彼らはローマを揺るがす重大事件へと巻き込まれることになります。
見どころ
総制作費が200億円以上となった大作。広場にローマの戦士たちが集まって歓声を挙げる姿や、重厚な鎧を着て戦う姿には圧倒されます。エミー賞・美術監督賞・シングルカメラ連続番組部門や衣装部門受賞も納得の映像美で、ローマ戦士たちや美女のセクシーなシーンも目白押しです。
最後に
以上、海外の歴史ドラマを10作品ご紹介いたしました。『オスマン帝国外伝〜愛と欲望のハレム〜』や『ザ・クラウン』など、受賞作品や話題作目白押しの海外歴史ドラマ。この機会にぜひチェックしてみてくださいね!
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