はじめに
2017年10月末にNetflixで配信開始された大人気のSFドラマ『ストレンジャー・シングス』シーズン2。公開から1ヶ月が経った今でも人気は右肩上がり!
Stranger Things公式Instagramアカウント(@strangerthingstv)より
ファッションブランドのルイ・ヴィトンが、2018年春/夏コレクションで『ストレンジャー・シングス』のポスター風なデザインのTシャツを発表するなど、Netflixオリジナルドラマにも関わらず、巷では『スター・ウォーズ』シリーズのような"歴史に残る大ヒット映画"さながらの熱狂ぶりが見られます。
Louis Vuitton公式Instagramアカウント(@louisvuitton)より
今回は、そんな『ストレンジャー・シングス』から感動のエピソードと、アメリカの熱狂的なファンによるストーリー予想をいくつかご紹介します。
『ストレンジャー・シングス』隠れた感動のエピソード
Millie Bobby Brown公式Instagramアカウント(@milliebobbybrown)より
ホッパーとイレブンの関係
アメリカ本国で「鳥肌が立った!」「涙がでそう!」と話題になったホッパーとイレブンの関係について。
【シーズン1】
今や頼もしいホッパー署長もシーズン1の初めでは、妻と別れて酒に溺れる哀れな男性。小さな町で大きな事件が起こることもなく、平凡に仕事を終えて酒に酔っては元妻に電話する、という惨めな生活を送っていました。そんな生活になってしまった理由が、エピソードを重ねるごとにフラッシュバックシーンにて明らかにされています。
その大元の理由となったのは、娘サラの死。深刻な病を患っていたサラは、放射線治療も虚しく幼くして亡くなってしまったのでした。
【シーズン2】
祖父が暮らしていた山小屋で、イレブンを匿うホッパー。娘サラを失った過去から、イレブンを娘のように可愛がります。映画『グレムリン』に登場するような厳しいルールをイレブンに課すなど、過保護気味なホッパー。また、イレブンを外の世界に連れ出すと約束したにも関わらず、なかなか約束を果たせないことから2人は度々衝突します。
しかし、シーズン2の最終話では、イレブンを養子として受け入れ、博士を説得してまでイレブンをダンスパーティであるスノー・ボウルに連れて行きます。
水色のヘアゴム
実はシーズン1からシーズン2にかけてホッパーのイレブンのへの愛が感動的な形で描かれていたのです。皆さんはお気づきでしたか?
サラは登場シーンで、ブロンドの髪を水色のヘアゴムで束ねていました。そして、次のシーンに注目してください。放射線治療の影響で髪を失ってしまったサラを抱くホッパーの腕に、ブレスレットとして水色のヘアゴムが登場しています。
【シーズン2】
水色のヘアゴムがホッパーの腕につけられているのが様々なシーンで見られます。例えば、ラボに捕らえられてしまったホッパーが喧嘩したイレブンに車内から無線を通して謝罪するシーン。ハンドルを握る腕に水色のヘアゴムが確認できます。
最終話。イレブンは普通の女の子として目一杯のおしゃれをしてスノー・ボウルに参加します。シーズン1でマイクと約束したスノー・ボウルにやっと参加できる感動のシーンです。マイクとのダンスシーンに注目してみると、なんとイレブンの腕にサラの水色のヘアゴムが!
シーズン1から2を通してホッパーがどれだけサラを愛していたか、イレブンをどれだけ娘のように愛しているかを表現している"水色のヘアゴム"。筆者は後から知ったのですが、思わず見返して鳥肌が立ちました...
ホッパー署長をさらに大好きになる素敵なエピソードですよね!
想像力が凄い!ファンによるストーリー予想2選
配信中のエピソードを見終わってしまったファンがすることといえば、次のシーズンの予想。ファンも思わずびっくりしてしまうような予想が、インターネットでたくさん共有されているんです。今回は、ファンからの支持率が高い2つの予想を、解説付きで紹介します!
サラは死んでいない
Stranger Things公式Instagramアカウント(@strangerthingstv)より
先ほども登場したホッパーの娘サラ。病気で亡くなったされていますが、ファンたちの中では実は死んでいないのではないかと予想されています。
それだけでなく、サラの死はホーキンス研究所によってでっち上げられた嘘で、サラもイレブン同様、実験の被験者にされてしまったという驚きの見解!そう考えられた理由は大きく3つあります。
①サラが入院していた場所がホーキンス研究所に似ている
シーズン1のサラの死後、階段の踊り場でホッパーは泣き崩れます。一部のファンによると、この階段の踊り場は、シーズン2でオーエンズ博士が倒れていた踊り場にそっくりなのだとか。実際に見比べて見ても、手すりなど雰囲気が酷似しています。
②遺体を作りあげる技術がある
シーズン1でウィルにそっくりな遺体を作り上げてウィルを死んだことにしようとしたことから、研究所は"偽りの死"を作り上げる技術を持っていることが伺えるそうです。
③サラも「裏側の世界」が見える
サラが公園で発作を起こした時、サラはまるで何かが見えているかのように1点を見つめ続けています。それは、ウィルがトゥルーサイトで「裏側の世界」を見ている時の姿にそっくり。以上から、サラも「裏側の世界」が見えていたのではないかと予想されています。
「裏側の世界」の真相
Noah Schnapp公式Instagramアカウント(@noahschnapp)より
こちらのストーリー予想は、『ストレンジャー・シングス』の原案がアメリカの極秘実験「モントーク・プロジェクト」に基づいているものであるというところから始まります。『ストレンジャー・シングス』の脚本が出来上がった時、作者のダファー兄弟はこのドラマのタイトルを『モントーク』と名付け、撮影場所もインディアナ州ではなく実際にロングアイランドの予定でいました。
アメリカ、ニューヨーク州ロングアイランドのモントークにあるキャンプ・ヒーロー空軍基地で政府の協力のもと、極秘で超能力やタイムワープの技術が研究がされていたというもので、アメリカでは都市伝説として親しまれています。
①タイムトラベルの被験者
モントーク・プロジェクトの中に、タイムトラベルの被験者たちがよく別次元に飛ばされていた、という有名な都市伝説があります。ダファー兄弟がこれに着想を得て作り上げられたという予想から、作中の「裏側の世界」は未来のホーキンスなのではないかと噂されているのです。
何百年も先のホーキンスだから、街の様子は似ていても荒廃している。作中でゲートと呼ばれていたものも"時空の裂け目"なのではないか、とされウィルやバーバラはタイムトラベルしていたという予想がされているのです
②地球外生命体
また、「裏側の世界」に住むデモゴルゴンやマインド・フレアなどの恐ろしい敵は地球上の生物ではなく、未来の地球を征服しに来た地球外生命体であるという意見まで!彼らが地球にやって来ることがなければ、「裏側の世界」はもっと本来のホーキンスに似ていのではないかとも言われています。
たしかに、ダファー兄弟が「モントーク・プロジェクト」に着想を得たのは間違いなく、「裏側の世界」が何百年も先の未来で人類がほとんど生き残っていない世界なら辻褄が合わないことはないですね...
シーズン3の製作が正式決定!
12月2日(金)にNetflix社が、公式ツイッターにてシーズン3の製作が正式に決定したことを発表。すでに13万人以上の人々がこのツイートに反応しています。CNNは、正式な製作が決まったものの定まった公開予定日の発表はまだないとしています。
Noah Schnapp公式Instagramアカウント(@noahschnapp)より
『ストレンジャー・シングス』は、先日行われたばかりのテレビ番組の祭典エミー賞2017で18つのノミネートを果たし、5つの賞を受賞したばかり。また、今年の初めに行われた全米映画俳優組合賞(SAG Awards)でもドラマシリーズのベスト賞に選ばれるなど、驚異的な人気を持ち続けています。
そんな『ストレンジャー・シングス』のシーズン3製作正式決定は、多くの人を喜ばせる一報でした。熱烈なファンが予想した、ちょっぴりクレイジーなストーリーは果たして的中するのでしょうか!?シーズン3に期待が湧きあがります!
参考:Stranger Things: 15 Fan Theories So Crazy They Might Be True、'Stranger Things' renewed by Netflix for Season 3、SAG Awards: The Complete Winners List
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