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春休みに家族みんなで観たい!Netflixキッズ・ファミリー向け映画10選

子どもたちが進級・進学を控える春休み。親御さんは忙しいですが、当の本人である子どもたちはちょっと長めのお休みを満喫中。遠出はできないけど家族みんなでなにかやりたい!と考える親御さんも多いと思います。

今や自宅で手軽に映画が観られる時代、夜はポップコーンを用意して家族みんなでテレビの前に集合、子どもも大人も楽しめる"家族で過ごす映画ナイト"を開催してみてはいかがでしょうか。

今回はNetflixから小さな子どもでも楽しめる洋画を10選ご紹介します。

グーニーズ【1985年】

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あらすじ

開発が迫る港町。立ち退きの危機に置かれているウォルシュ家のマイキー(ショーン・アスティン)はお金さえあればこの街を出ずに済むと考えていました。そんな中、マイキーたち少年の仲良しグループ「グーニーズ」は屋根裏部屋でこの街に伝わる伝説の海賊が隠したとされる宝の地図を発見します。彼らはその地図を元に、こっそりと冒険を始めるのでした。

見どころ

公開から30年以上たった今でも世界中の人々に愛される冒険映画。スティーブン・スピルバーグが製作総指揮者であり、脚本は『ホーム・アローン』で知られるクリス・コロンバスが担当しました。宝の地図に導かれて冒険する少年たち、頼もしい兄、偶然遭遇してしまう悪党、街に伝わる海賊の伝説など、子どもの冒険心をくすぐる要素が詰まっています。もちろんそれらは大人の冒険心をもすっかり魅了。今でもロケ地ツアーが行われるほど人気なんだそうです。人気ドラマ『ストレンジャー・シングス』もこの作品に大いに影響を受けており、シーズン2ではマイキーを演じたショーン・アスティンが新キャラとして登場しています。また、撮影当時子役たちがセットに入ることは禁止されており、クライマックスのあのシーンは本物のリアクションなんだそうです。



スパイ・キッズ【2001年〜】

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あらすじ

なんでもできるカルメン(アレクサ・ヴェガ)とちょっとドジなジュニ(ダリル・サバラ)のでこぼこコンビ、コルテス姉弟。両親が囚われたことで彼らがかつて凄腕の超一流スパイであったことを知ります。父と母が残した手掛かりとハイテク・スパイガジェットを駆使し、両親を救うことはできるのでしょうか。

見どころ

『フロム・ダスク・ティル・ドーン(1996年)』や『マチェーテ(2010年)』で知られるロバート・ロドリゲス監督が製作した子ども向けスパイ・コメディ映画。『スパイ・キッズ』の続編として『スパイキッズ2 失われた夢の島(2002年)』『スパイキッズ3-D:ゲームオーバー(2003年)』『スパイキッズ4D:ワールドタイム・ミッション(2011年)』の3作品が作られるほど当時の子どもたちが夢中になった映画でした。それもそのはず、カルメンとジュニが使いこなすスパイ・ガジェットの数々は、空を飛べるスニーカーや豪華すぎる電子レンジ食品など子どもが憧れるような逸品ばかり。また作品中は『007』シリーズのパロディなど、大人がクスッとくるシーンも盛りだくさん。コメディ作品のため少々くだらないものの、兄弟・家族の大切さを教えてくれる作品となっています。

E.T.【1982年】

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あらすじ

地球の探索に訪れ、1人取り残されてしまった異星人。郊外に住む少年エリオット(ヘンリー・トーマス)は異星人と出会い、兄と妹を巻き込み、異星人をE.T.と名付け、大人には内緒で自宅に匿います。E.T.の存在を知る大人から逃れ、無事にE.T.を生まれた星に帰してあげようと奮闘します。

見どころ

当時の映画産業では最大と言われるほどのヒットを叩き出した、スティーブン・スピルバーグ監督のSF作品『E.T.』。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンで2010年まで本作品を元にしたアトラクションを楽しむことができました。当時日本でも大ヒットを飛ばし、日本でのハロウィーン文化とデリバリーピザの定着に大きな影響を与えたと言われています。スピルバーグ氏の大親友として知られる『スター・ウォーズ』シリーズのジョージ・ルーカス監督。彼らの友情はスクリーンの中にも表れています。『E.T』ではエリオットはスター・ウォーズのおもちゃを所有し、ハロウィーンのシーンではヨーダの姿が見られるのです。逆に『スターウォーズ エピソード1/ファントム・メナス(2001年)』の議会シーンにはE.T.と同じ種族の宇宙人3人が登場しています。SFに興味を持ったお子さんとチェックしてみると面白いかもしれません。

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅【2016年】

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あらすじ

魔法動物の調査と保護のためニューヨークに訪れた魔法動物学者ニュート・スキャマンダー(エディ・レッドメイン)。彼の魔法のトランクが人間のものと取り違えられ、連れてきた魔法生物たちが逃げてしまいます。アメリカの魔法使いティナ(キャサリン・ウォーターストン)たちの協力を得て、消えたトランクを追跡しますが...。

見どころ

魔法学校が舞台のファンタジー映画『ハリー・ポッター』シリーズのスピンオフ作品。ハリー・ポッターたちが授業で使用していた「幻の魔法生物とその生息地」という教科書の作者の若き日を描いています。ハリー・ポッターシリーズ同様、魔法の杖が登場するのはもちろん、不思議で可愛らしく幻想的な姿を持つ魔法生物たちが子どもの好奇心を掻き立てます。『ハリー・ポッター』の原作者J.K.ローリング氏が脚本を手がけたということもあり、ハリーが生まれていない時代が舞台でありながら、しっかりと世界観のつながりを感じさせる作風となっています。今年の冬には続編『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』の公開も決定しています。本作はお家で、続編は家族みんなで映画館で鑑賞するのも楽しいと思います。この作品が気に入ったお子さんには是非『ハリー・ポッター』シリーズも観せてあげてくださいね。

スクービー・ドゥ【2001年〜】

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あらすじ

ビビりな大型犬スクービー・ドゥは飼い主のシャギー(マシュー・リラード)と彼の友人フレッド(フレディ・プリンゼ・ジュニア)、ヴェルマ(リンダ・カーデリーニ)、ダフネ(サラ・ミシェル・ゲラー)とミステリーな事件を解きながら旅をしていました。一度解散していたミステリー社でしたが、ある怪しい招待状を受け取ったことから4人と1匹は再び集まり、ミステリーの解決に挑むのでした。

見どころ

アメリカで子どもに愛されてきた長寿アニメ番組『スクービー・ドゥ』の実写映画版。意思疎通ができる犬と大食い、真面目ちゃんにイケメンと美女からなるミステリー社が各々の特技を活かし、ぶつかり合いながらも協力し、事件を解決するというストーリーです。探偵とは違い、ありえない怪奇現象を追う彼らのドタバタ劇が面白く、また、彼らの追うキテレツなモンスターたちはド派手で楽しいです。わかりやすいキャラ設定や大げさなアクションなど、"アメリカン"な作風を楽しんでみたい、と思う方におすすめです。おバカで笑えてミステリーよりもコメディ要素が強い作品ですが、共通点が無いように思えるミステリー社メンバーがお互いの足りない部分を補ったり、仲間のために危険をかえりみない姿に友情や仲間の大切さを学べること間違いなし。続編の『スクービー・ドゥ2 モンスターパニック(2004年)』もお見逃しなく。

魔法にかけられたエラ/魔法の国のプリンセス【2004年】

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あらすじ

昔々あるところに、生まれた時に妖精から贈り物を与えられる不思議な魔法の国がありました。エラ(アン・ハサウェイ)が妖精から授かった力は「服従」の力...。どんな命令にも従ってしまうこの迷惑な魔法を解くために、この魔法をエラにかけた妖精を探す旅に出ます。彼女に"めでたし、めでたし"はやってくるのでしょうか。

見どころ

『プリティ・プリンセス(2001年〜)』でも美しいプリンセスを演じたアン・ハサウェイがどんな言うことも聞いてしまう、迷惑な力を持ったヒロインを演じるおとぎ話です。ゲイル・カーソン・レヴィン著作の児童書『さよなら、「いい子」の魔法』が原作です。シンデレラや白雪姫などの古くから伝わるお話を着想に得ていますが、エラはただ助けを待つような少女ではなく、意志をしっかり持ち、自ら行動する少女なのです。コメディっぽく描かれていますが、自分の試練に立ち向かうエラはとても格好良く、素直でいること、そして"NO"と断る勇気の大切さに気づかせてくれるはずです。今や『レ・ミゼラブル(2012年)』などでも舞台女優顔負けの素晴らしい歌声を披露しているアンですが、本作でも歌うシーンがあります。まだちょっぴりあどけないのが可愛いです。

チャーリーと14人のキッズ【2003年】

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あらすじ

大手広告会社に務めるエリート社員チャーリー(エディ・マーフィー)は妻と息子と幸せに暮らしていました。しかし彼の担当するキャンペーンが失敗に終わり、チームのフィル(ジェフ・ガーリン)と共に解雇されてしまいます。ギリギリの家計ゆえ息子を名門保育園から退園させてしまいますが、他は怪しい保育園ばかり。そこでチャーリーはフィルと共に「パパの保育園」を始めることを思いつきます。

見どころ

仕事人間だったパパ、チャーリーが奮闘しながらも「パパの保育園」を開き、子どもたちと心を通わせる様子を描いたハートウォーミングなコメディ作品。マシンガントークが特徴のコメディアン、エディ・マーフィーが子育てが苦手なエリートパパを演じています。チャーリーが預かることになった子ども14人はそれぞれ個性が豊か。演技も自然で子どもらしいハツラツさがたまらない作品です。『SUPER8/スーパーエイト(2011年』で知られる若き日のエル・ファニングも出演しています。初めは子どもとすれ違うばかりで、子育てにおいて右も左もわからないようなパパが、立派な保育士そしてもちろん父親となるため奮闘していく姿を描いています。家庭で子どもと過ごすことの大切さを教えてくれ、毒のないギャグ、コメディと心温まるストーリーで親子でも楽しめる作品となっています。

マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋【2007年】

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あらすじ

創業113年を誇り、街の人に愛される「マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋」。ここで売られているおもちゃはまるで生きているかのように動き回っています。243歳を迎えた魔法使いマゴリアムおじさん(ダスティン・ホフマン)は突然引退を宣言し、雇われ支配人のモリー(ナタリー・ポートマン)に店を託すと言いました。しかし、マゴリアムおじさんの引退を知った不思議なおもちゃたちは怒り、荒れていくのでした...。

見どころ

おもちゃがキラキラひしめきあい、しかも動き、さらに楽しい仕掛けがたくさん溢れた夢のようなおもちゃ屋さんが舞台のファンタジー映画です。映像だけでも十分楽しめますが、マゴリアムおじさんの引退を機に、この店の魔法を信じるモリーと"ただのおもちゃ屋さん"と思っている堅物会計士のヘンリーの掛け合いが見どころとなっています。"信じるものを見て生きる"のか"見るものを信じて生きる"のか、彼らの異なった考えが寄り添うとき、魔法のおもちゃたちがどう答えてくれるのか見入ってしまいます。自信がなく、迷ってばかりのモリーも、リアリストなヘンリーも、友達のいないエリックも、みんながみんなそれぞれ良い方向に成長して行く姿に元気をもらえる、心温まる作品です。

白雪姫と鏡の女王【2012年】

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あらすじ

幼い頃に国王の父親を亡くし、それ以降、女王で悪い継母(ジュリア・ロバーツ)に幽閉され育った白雪姫(リリー・コリンズ)。外の世界に憧れた白雪姫は舞踏会に忍び込み、王子(アーミー・ハマー)に出会い恋に落ちます。しかし王子との政略結婚を狙っている継母により、白雪姫は森に追放されてしまうのでした。7人の小人との出会いをきっかけに、亡き父の国を守るため、そして王子を取り戻すため女王に戦いを挑みます。

見どころ

ディズニー映画で良く知られている『白雪姫』を元に、"戦う"プリンセスの姿をコメディタッチに描いています。それゆえ、白雪姫自身はなんだかのほほんとしているし、恋に落ちる王子は草食系、小人たちは強く勇敢、などわたしたちがよく知っている『白雪姫』とはかなり異なります。笑いに負けないくらいアクション要素もたっぷりで見応えばっちりの作品です。ラブコメに数多く出演してきたジュリア・ロバーツが自分本位すぎる邪悪な女王を演じ、話題となりました。ディズニー映画の白雪姫とは異なり、彼女が7人の小人から学ぶのは剣術や武術などの戦い方。楽しみながらも戦い方を身につける白雪姫は凛々しく美しいです。劇中に登場するポップで不思議でカラフルなデザインの洋服たちは日本人デザイナー石岡瑛子氏によるもの。2012年に亡くなってしまった彼女の遺作となっています。

チャーリーとチョコレート工場【2005年】

charlie
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あらすじ

世界中で愛されるお菓子メーカーのウィリー・ウォンカ(ジョニー・デップ)は「生産するチョコレートの中に5枚だけ金色のチケットを同封し、それを引き当てた子どもは家族を一人同伴で工場を見学する権利が与えられ、さらにそのうちの一人には想像を絶する素晴らしい副賞がつく」という告知を出しました。運良く金色のチケットを引き当てた5人の子どもがウォンカの工場に集まります。

見どころ

イギリスの小説家ロアルド・ダールの児童小説『チョコレート工場の秘密』を、奇妙で幻想的な世界観を得意とするティム・バートン監督が映画化した作品です。頬がこけ、ジョニー・デップであると気づかないほどの変身っぷりを披露しています。劇中で子どもたちが買い求める「ウォンカバー」は映画公開当時から全国で販売しており、オリジナルフレーバーの他に抹茶やストロベリー、ナッツ&ビスケットといったフレーバーが公開から10年以上経った今でも購入可能。海外ならではのあま〜いチョコレートを映画と一緒に楽しむのもいかがでしょうか。また原作『チョコレート工場の秘密』には続編の『ガラスの大エレベーター』という小説も存在し、映画『マチルダ(1996年)』の原作でもある『マチルダは小さな大天才』もロアルド・ダールによる作品で世界的なベストセラーとなっています。お子さんの読書のきっかけになるかもしれませんね!

終わりに

以上親子で楽しめるNetflixのファミリー向け映画10選でした。冒険、ミステリー、ファンタジー、おとぎ話、コメディなど様々なジャンルからチョイスしてみました。

映画館と違い、上映中も子どもをコミュニケーションを取れるのは自宅でだからこそ!子どもの好奇心に応えてあげたり、一緒にお腹を抱えるほど笑ったり、泣いたり、自宅ならではの楽しみ方で家族団らんのひと時を過ごしてみてくださいね。