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今回は、その後幅広い役を演じ、主演だけでなく助演、脇役でも存在感を見せつけているコリン・ファレルの出演映画を10作品を紹介します。
目次
ジャスティス【2002年】
あらすじ
第二次世界大戦中のアルデンヌ。上院議員である親の影響で若くして中尉の肩書を持っていたハート中尉（コリン・ファレル）は、司令部での安全な仕事を任されていましたが、上官を送る途中でドイツ軍に捕らわれてしまうのでした。厳しい取り調べを受けていた彼は捕虜収容所へ移され、収容所内を揺るがす殺人事件に巻き込まれることになります。
見どころ
第二次世界大戦中の捕虜収容所を舞台としたヒューマンサスペンス。ナチスによる軍事裁判が行われる一方で、白人たちによる人種差別や収容所内の人権の尊厳に焦点が当てられた作品となっています。収容所内でアメリカ人捕虜を仕切るマクナマラ大佐をブルース・ウィリスが演じています。
マイノリティ・リポート【2002年】
あらすじ
2054年、"プリコグ"と呼ばれる予知能力者の力を使って殺人事件を未然に防ぐシステムが開発され、大きな成果をあげていました。そんなある日、犯罪予防局に勤めるアンダートン刑事（トム・クルーズ）は、プリコグによって見知らぬ人を殺害すると予言され、政府から追われることになります。
見どころ
新しいシステムが開発された近未来で、主人公が犯罪予知システムの謎に迫るSFミステリー。スティーブン・スピルバーグ監督と主演トム・クルーズの豪華な組み合わせが話題となりました。二転三転するストーリーから最後まで予想ができないスリリングな作品です。
フォーン・ブース【2003年】
あらすじ
口先でどんな状況も乗り切ってきた敏腕メディアコンサルタントのスチュー（コリン・ファレル）。仕事を終えた彼は妻がいるにも関わらず、クライアントの女優パム（ケイティ・ホームズ）と会うために公衆電話を使って電話をかけていました。パムに愛想をつかれ通話を切られた直後、使っていた公衆電話のベルがなり始めます。咄嗟に受話器を手に取ったスチューは、電話を切ったら殺すと何者かに突然脅迫されるのでした。
見どころ
マンハッタンの電話ボックスで繰り広げられる密室スリラー。犯人の正体も目的もわからないまま進み、最後まで緊迫感が続きます。監督を務めたジョエル・シュマッカーと主演のコリン・ファレルの『タイガーランド』以来のコンビ作品です。コリン・ファレルは、傲慢な主人公が犯人によって追い詰められていく姿を見事に演じています。
リクルート【2004年】
あらすじ
MITに通う優秀な学生ジェームズ（コリン・ファレル）は、自身の開発したハッキングプログラムを武器に就職活動をしていました。ある日、飛行機事故で行方不明になった父のことを知るというCIAの採用を担当しているバーグ（アル・パチーノ）と出会います。彼からCIAのスカウトを受けたジェームズはの特別訓練基地「ファーム」へ行くことになったのですが...。
見どころ
CIAの訓練所を舞台に、訓練生が互いに欺き合う心理戦が繰り広げられるサスペンス。CIAの協力を得て、複雑な新人採用のプロセスや育成の方法といった知られざる裏側をリアルに映し出しています。アル・パチーノ、ブリジット・モイナハンなど演技派俳優が出演しています。
S.W.A.T【2003年】
あらすじ
SWATに所属するストリート（コリン・ファレル）とギャンブル（ジェレミー・レナー）は、銀行強盗事件で現場の指示を無視して行動したためにSWATを追放されてしまいます。半年後、SWATに復帰したストリートは、ホンドー（サミュエル・L・ジャクソン）に認められ、麻薬王アレックス（オリヴィエ・マルティネス）の護送任務を受けたチームに配属されます。しかし、アレックスが護送中に逃亡を図り、市民を巻き込む事件に発展するのでした。
見どころ
アメリカのTVドラマ『突撃狙撃隊S.W.A.T.（1976年）』をリメイクし、警察の特殊部隊S.W.A.T.の活躍を描いたポリス・アクション。『ワイルド・スピード』シリーズで活躍するミシェル・ロドリゲスや、ヒップホップMCとしても活躍するLL・クール・Jも出演しています。コリン・ファレルの本格的なアクションシーンは必見です。
マイアミ・バイス【2006年】
あらすじ
マイアミデイド警察特捜課で働くジェームズ（コリン・ファレル）とリカルド（ジェイミー・フォックス）。ある日、いつも利用している情報屋のアロンゾ（ジョン・ホークス）から妻が麻薬組織に殺されたと電話が入り、直後3名の潜入捜査官までもが殺害されてしまいます。司法機関の合同捜査の情報が漏洩してると考えた捜査一課は、組織に面が割れていないジェームズとリカルドを運び屋として接触させることにするのでした。
見どころ
ドラマ『特捜刑事マイアミ・バイス（1986年）』を、マイケル・マンが監督、脚本、製作を務めてリメイクしたアクションムービー。犯罪が多いマイアミを舞台に、クールな2人の刑事が繰りなす銃撃戦は必見。茶髪のロングヘアに髭を生やしたセクシーなコリン・ファレルの姿が見られます。
ロンドン・ブルバード-LAST BODYGUARD-【2011年】
あらすじ
3年間の服役を終え出所した元ギャングのハリー（コリン・ファレル）は、女優のシャーロット（キーラ・ナイトレイ）のボディーガードに就職し、2度と塀の中には戻らないと決意していました。しかし、ギャング仲間だったビリーを無理やり手伝わされるうちに、ハリーの働きがギャングのボス・ギャント（レイ・ウィンストン）の目に留まり、組織に仕えるよう強い説得を受けるようになってしまいます。
見どころ
真っ当な暮らしを決意した前科者が女優と出会い、裏社会とのしがらみを断ち切ろうと葛藤する姿が描かれたラブストーリー。決意も虚しく、ギャングの世界に足を踏み入れてしまう悲しい男ハリーを演じたコリン・ファレルは、哀愁漂う演技を見せています。ヒロインは『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち（2003年）』にも出演した絶世の美女キーラ・ナイトレイ。
モンスター上司【2011年】
あらすじ
バーに集まったニック（ジェイソン・ベイトマン）、デール（チャーリー・デイ）、カート（ジェイソン・サダイキス）は、上司にうんざりさせられる苦悩の日々を送っていました。仕事を辞めることは絶対にないという3人は、上司を殺す"上司排除計画"を考案。たまたまそこで出会った元詐欺師ディーン（ジェイミー・フォックス）にアドバイスを受けながら計画を練った3人でしたが...。
見どころ
パワハラ上司、セクハラ上司、バカハラ上司に悩まされている3人の会社員が上司殺害を企てる痛快コメディ。コリン・ファレルは、大社長の御曹司で"糞まみれの馬鹿たれポコチン息子"と呼ばれるモンスター上司を演じ、その独特なキャラクターで笑いを誘っています。上司に悩む人に、ぜひ観て現実と比べながら笑い飛ばしてほしい作品です。
トータル・リコール【2012年】
あらすじ
記憶を売買することができるようになった近未来。化学兵器を用いた大きな戦争の後、人類は富裕層の住む安全なブリテン連邦と、貧困層の住む地球の裏側のコロニーに分かれて暮らしていました。そんなある日、コロニーに住むダグラス（コリン・ファレル）は刺激を求めて、記憶を買いに人工記憶センターに訪れます。しかし、突然ブリテン連邦の警官隊の襲撃に遭い、ダグラスは自分でも知らなかった戦闘能力を発揮するのでした。
見どころ
フィリップ・K・ディックの小説を原作とし、アーノルド・シュワルツネッガー主演で大ヒットした映画『トータル・リコール（1990年）』のリメイク作品です。記憶が売買できる近未来で、自らに秘められた謎や陰謀に立ち向かう男の姿を描いたSFサスペンス・アクション。近未来の斬新な世界観の中で繰り出されるスピード感のあるアクションシーンは見応えがあります。
デッドマン・ダウン【2013年】
あらすじ
裏社会で働く殺し屋のヴィクター（コリン・ファレル）は、向かいのマンションに住む顔に傷跡があるベアトリス（ノオミ・ラパス）のことが気になっていました。ある日、彼女から殺しの現場を目撃したと告げられ、通報しない代わりに自分の顔の傷を作った相手を殺すように依頼されるのでした。孤独な2人は彼女の復讐をきっかけに距離を縮めていきます。
見どころ
心に傷を持ったものが復讐の計画を進めながら、互いに惹かれ合うラブサスペンス。監督ニールス・アルデン・オプレヴとヒロインのノオミ・ラパスの、『ドラゴン・タトゥーの女（2012年）』に続くコンビ作品です。ベアトリスが抱える過去の秘密が明かされていくスリリングな展開に加え、銃撃戦や爆破など派手なアクションシーンにも引き込まれます。
最後に
以上、コリン・ファレルの数ある出演映画からおすすめの10作品をご紹介しました。2018年に日本で公開される『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』や、2019年に全米公開予定の実写版『ダンボ』など、続々と最新作に出演するコリン・ファレルのこれからの活躍にも期待です！
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