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エミリー・ブラント演じる珠玉の映画。イヤな先輩から女王まで名作10選

エミリー・ブラントは、パン屋の妻から女王まで様々な役を演じ、個性派女優として高い地位を獲得している、1983年生まれのイギリス人女優です。実は小さい頃は吃音に悩まされていたこともあり、演じることで克服したという過去も持っています。

作品ごとに表情を変え、実に多彩な姿を見せるそんなエミリー・ブラントの出演作品から、珠玉の10作品をご紹介します。

マイ・サマー・オブ・ラブ【2004年】

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あらすじ

田舎町で退屈な毎日を過ごす1人の少女モナ(ナタリー・プレス)は、ある日美しく育ちの良い自分とは全く逆の少女タムジン(エミリー・ブラント)と出会います。2人は自然と惹かれ合い、次第に友達以上の感情を抱くことになりますが、タムジンには密かにある人物に想いを寄せ始めます。

見どころ

美しも少しあどけないエミリー・ブラントの表情を見ることができるこの作品。エミリーの活動初期の作品ながら本作でいくつもの新人賞をはじめとする賞を獲得しており、この頃から大きな存在感を醸し出していました。

エディンバラ映画祭やトロント国際映画祭などで上映され、英国アカデミー賞英国作品賞(アレキサンダー・コルダ賞)を受賞しています。



ナターシャの歌に【2005年】

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あらすじ

コンサルタントとして成功を収めるギデオン(ビル・ナイ)は、仕事は順調ながら悩みを抱えていました。それは自分を憎む娘ナターシャ(エミリー・ブラント)の存在です。

彼女が自分を憎む理由はよく分かる、そしてナターシャは遠くへ行こうとしている。しかし彼にはどうすればいいのか分からなかったのです。その時ギデオンはある悲しい過去を背負った女性と出会います。

見どころ

イギリスBBCが世に放ったテレビ映画。日本での劇場公開は無くテレビでの放送となる作品ですが、本国では高い評価を獲得しており、本作で主演のビル・ナイとエミリー・ブラントは揃ってゴールデングローブ賞に輝いています。

プラダを着た悪魔【2006年】

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あらすじ

ジャーナリストを目指すアンドレア(アン・ハサウェイ)がその日面接に向かったのはファッション誌の編集部。ファッションに興味が無い彼女は何故か受かってしまいますが、そこで待つのは鬼のような先輩エミリー(エミリー・ブラント)と、悪魔のような編集長のミランダ(メリル・ストリープ)でした。

見どころ

エミリー・ブラントは主演ではありませんが、意地悪な先輩を演じ高い評価を獲得。ゴールデングローブ賞助演女優賞などにノミネートされ、第63回ヴェネツィア国際映画祭や第19回東京国際映画祭で特別招待作品として上映されています。

タイトルの通り出演者がプラダを着たことでも話題となり、映画そしてファッション界にまで大きな影響を与えています。

ヴィクトリア女王 世紀の愛【2009年】

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あらすじ

10代にして国を背負う覚悟を迫られる少女ヴィクトリア(エミリー・ブラント)。頼れる国王である父ウィリアム4世(ジム・ブロードベント)は老いには勝てず、彼の死と同時にヴィクトリアは女王となります。

彼女が慕う人間はことごとく離れ、市民からも非難される日々。しかし彼女にはたった1人、想いを寄せる相手がいました。

見どころ

イギリスの第6代女王ヴィクトリアの姿を描いた伝記映画である本作は、実在の人物の半生を描いたとして多くの評価を獲得します。その年のアカデミー衣装デザイン賞から美術賞を、そしてエミリー・ブラントが英国アカデミー賞ブリタニア賞の受賞と彼女の経歴の中でもひと際光る作品となっています。

砂漠でサーモン・フィッシング【2011年】

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あらすじ

水産学者のアルフレッド(ユアン・マクレガー)の元にある依頼が舞い込んできます。それは中東の砂漠の真ん中に鮭を泳がすという突拍子もないもの。

不可能な依頼にたじろぐ彼ですが、直接依頼を受けたコンサルタントのハリエット(エミリー・ブラント)と共に動き出します。そこには単なる金持ちの道楽ではなく大きな思想が存在したのです。

見どころ

脚本には『スラムドッグ$ミリオネア』でも脚本を手掛けたサイモン・ボーファイ、監督には『サイダーハウス・ルール』のラッセ・ハルストレムと、実力派の制作陣が手掛けている本格的な作品となっています。第36回トロント国際映画祭でプレミア上映されました。

LOOPER/ルーパー【2012年】

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あらすじ

「ルーパー」と呼ばれる殺し屋として活動するジョー(ジョゼフ・ゴードン=レヴィット)。その日も指定された場所で待つ彼の殺しはただの殺しではなく、未来からやって来る人間がターゲットでした。

そして現れたのは他でもない30年後の老いた自分。戸惑い取り逃がしてしまうもジョーは彼を追う内に未来の自分が過去へ来た理由を知ることになります。

見どころ

特殊メイクを施しブルースに似せたジョゼフも見どころですが、本作は脚本に評価が集まりラスベガス映画批評家協会賞の受賞をはじめ数々の賞にノミネートを果たしています。

第37回トロント国際映画祭のガラ・プレゼンテーションに選ばれ、オープニング作品として上映。エミリーも同様に助演女優賞としてノミネートされました。

イントゥ・ザ・ウッズ【2014年】

https://www.youtube.com/watch?v=GVwEkzjLc1g

あらすじ

仲睦まじく暮らしながらも、なかなか子どもが出来ないことに悩むパン屋の夫婦。ある日それが魔女の呪いであることを知らされ、呪いを解く方法を魔女直々に教わることになります。

呪いを解くため2人は森の中へ。そして同じ頃、森にはある目的をもった人物たちが入り込み、次第にそれぞれの物語は繋がりを見せ始めます。

見どころ

歴史的なブロードウェイミュージカルを『シカゴ』や『NINE』などミュージカル映画に定評のあるロブ・マーシャルカ監督により映画化。

エミリーはパン屋の妻を演じており、対して魔女役には『プラダを着た悪魔』でも共演しているメリル・ストリープ、その他アナ・ケンドリックやクリス・パイン、さらにジョニー・デップなどが出演している豪華キャストの作品となっています。

オール・ユー・ニード・イズ・キル【2014年】

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あらすじ

人類とエイリアンの戦いが続く地球。ウィリアム・ケイジ(トム・クルーズ)は広報から一転、強制的に兵士として戦場へ駆り出されてしまいます。

ほとんど訓練も受けないままウィリアムは戦場で死亡。しかし目を覚ますと見覚えのある基地の光景が見えました。彼は知らず知らず、死ぬ度にその日へと戻る不思議な力を身に付けていたのです。

見どころ

トム・クルーズ演じるウィリアムが、同じ日を繰り返しながら強く生き抜く姿を描いたSFアクション。

本作は第42回アニー賞・アニメーション効果賞を受賞。日本人作家桜坂洋原作のライトノベルを基にしており、日本のライトノベルがハリウッドで実写化された初の作品となっています。

ボーダーライン【2016年】

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あらすじ

FBI捜査官のケイト・メイサー(エミリー・ブラント)は、ある事件の捜査中大量の死体を発見します。その事件は誘拐事件として捜査していたもので、死体はその被害者たちでした。

その後ケイトは事件と関係のある麻薬カルテルの捜査に協力するよう伝えられます。そこで出会ったのは謎多き人物アレハンドロ(ベニチオ・デル・トロ)でした。

見どころ

監督は2017年に公開の『ブレードランナー2049』で話題のドゥニ・ヴィルヌーヴ。第68回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品され、第40回トロント国際映画祭(英語版)のスペシャル・プレゼンテーションでも上映されました。

作品の評価は非常に高く、ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞を獲得したほか、多数の賞へのノミネートを果たしています。

ガール・オン・ザ・トレイン【2016年】

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あらすじ

夫と別れ、職も失い、アルコール依存症まで抱えるレイチェル(エミリー・ブラント)。彼女の日課は毎日電車に乗り、他の家庭を覗き見ることでした。

ある日彼女は自身の理想の夫婦である、ヒップウェル夫婦の妻メガン(ヘイリー・ベネット)が浮気していることを知ります。酒に酔った彼女はメガンの元へと向かうも、気が付くと彼女は自宅に帰っていました。

見どころ

1人の女性の行き過ぎた行動を描いたサスペンス映画。陰鬱ながら先の気になる展開に目が離せない物語が続いていきます。

本作は全米3144館で封切られ、公開初週末に2453万ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング1位となりました。

最後に

以上エミリー・ブラントの名作映画を10本をご紹介いたしました。まさに演じることこそ彼女の姿、そして今後も一線で活躍し新たな一面を見せてくれるのでしょう。彼女の活躍が気になった方はぜひご覧ください。