Avengers公式Instagramアカウント(@avengers)より
これまでに登場したお馴染みのヒーローや新キャラを含めて、"1シーンに32人くらいヒーローがいた"とブラック・ウィドウ役スカーレット・ヨハンソンがコメントしたことから、ファンたちのボルテージも急上昇、期待が膨らむ最新作となっています。
今回は公開されたばかりの予告編に映る新キャラクターと、ストーリーの重要な鍵「インフィニティ・ガントレット」について徹底解剖したいと思います。
目次
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』予告編
まずは、映画の予告編として公開後24時間での再生回数記録を更新したという、"一晩で史上最も再生された予告編"とも言える動画をご覧ください。
「アベンジャーズ計画は ヒーローたちを集結させて 最強チームをつくること。必要とされる限り戦い続けた どんな敵でも。」
というセリフで幕を開ける今回の予告編。こちらのセリフは『アベンジャーズ(2012年)』でS.H.I.E.L.D.の司令官ニック・フューリーが「アベンジャーズ計画」について話したものをアレンジしたものであり、本予告ではニック・フューリー、ドクター・ストレンジ、ヴィジョン、ソー、ブラック・ウィドウが1フレーズずつ発しています。
今作のストーリーは、6つ全てを集めると宇宙をも消滅させるほどの恐ろしいパワーを持つ「インフィニティ・ストーン」を求めた史上最凶の宿敵サノスがアベンジャーズの前に立ちはだかるというもの。これまで『アイアンマン(2001年)』に始まり、18もの映画が公開されてきたマーベル作品。19作品目となる『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』にて大きな転換点を迎えることになりそうです。
予告編の段階ですでにお馴染みのヒーローが何名か登場していますが、登場しなかったホーク・アイやアントマンの出演も決まっているので、もっと多くのヒーローが集結することが約束されています。そして、少なくともニューヨーク、アフリカの国ワガンダ、ザンダー星が舞台として登場することが見て取れますから、星を股にかけた超スケールの戦いになることが予想されます!
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で登場が予想される新キャラクター
マーベル・スタジオ社長のケビン・ファイギ氏が『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』はコミック版の「インフィニティ・ガントレット」というストーリーに基づくと述べていたことから、そのエピソードに登場したヴィランが現れることが期待されます。
サノス
Marvel LATAM公式Instagramアカウント(@marvellatam)より
『アベンジャーズ』のエンドクレジットが初登場だったサノス。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年)』に登場するガモラの父でもある彼ですが、今回は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』や『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015年)』でサノスの声優を務めていたジョシュ・ブローリンを正式に迎えています。
映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』のエンドクレジット中の追加シーンでサノスが右手にはめていた「インフィニティ・ガントレット」こそ、今回鍵を握るアイテムです。マーベル・ユニバース全体のヒーローにとって最強の敵の1人とされ、たたでさえ絶大な力を持つサノス。そんな彼が強力なアイテムを用い、鬼に金棒となるのですから、ヒーローたちは集結せざるを得ません…!
ブラック・オーダー
マーベル・エンターテイメント公式Instagramアカウント(@marvel)より
コミックスにおいてサノスに従い、地球を攻撃した司令官5人の登場が予告編から読み取れます。サノスの忠実な部下たちの名はブラック・オーダー。5人全員が予告編に登場しているわけではありませんが、少なくとも3人の姿は確認できるのでご紹介します。
【プロキシマ・ミッドナイト】
ディズニー・スタジオ公式YouTubeチャンネルより
ブラック・オーダーの中で最も残忍と言われる将軍。予告編1:20あたりに登場し、キャプテンアメリカに向かって武器を投げています。映る姿はほんの一瞬ですが、コミック版のプロキシマ・ミッドナイトに姿がそっくりであり、武器も再現度が高いです。
【コーヴァス・グレイヴ】
ディズニー・スタジオ公式YouTubeチャンネルより
ブラック・オーダーの中で最もサノスに忠実であり、サノスの1番のお気に入り。予告編1:40あたりでヴィジョンが攻撃されているシーンに注目。ヴィジョンの額に突き刺された剣はこれまでの作品に登場していない見た目であり、コミックスに出てくる彼の武器に似ていることから、コーヴァス・グレイヴを不死身たらしめている「異次元の剣」であると予想されます。
コーヴァス・グレイヴはこの異次元の剣さえ破壊されなければ不死なんだそう。サノスの弟子でさえこの性能とは、恐れ入ります。
【エポニー・マウ】
ディズニー・スタジオ公式YouTubeチャンネルより
彼は戦士でも何者でもなく、ただ嘘をばらまいて生きています。どこまでが嘘なのか分らないためエポニー・マウの本当の能力は謎に包まれており、実はブラック・オーダーの中で最凶であるかもしれないという、なんともミステリアスな存在。
1:05あたりのロキ登場シーンの前、倒れた人々を跨いで歩く人物こそがエポニー・マウと言われています。こちらもコミックスのエポニー・マウの衣装に似ていることから登場の噂が立っているようです。
これまでの『アベンジャーズ』をおさらい!
マーベル・エンターテイメント公式Instagramアカウント(@marvel)より
マーベルには、これまで同じ世界観で描かれたヒーローたちの映画が18作品存在します。今回は最新作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』に大きく関係する『アベンジャーズ』2作品と『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年)』をご紹介いたします。
アベンジャーズ(2012年)
あらすじ
驚異的なエネルギーを持つテッセラクトをロキに奪われてしまった国際平和維持組織S.H.I.E.L.D.。長官のフューリー(サミュエル・L・ジャクソン)は、奪われたテッセラクトを奪還するために世界中からスーパーパワーを持った者たちを集めます。
見どころ
マーベル作品が共有する世界観、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のフェイズ1、その集大成として今まで登場してきたヒーローが一挙に登場します。ヒーローたちがタッグを組んで戦う姿はまさに夢のよう!批評家に『スーパーマン(1978年)』以来の傑作と言わしめた、迫力満点の作品です。
アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015年)
あらすじ
悪の組織ヒドラが力を増す中、かつて戦ったロキの杖が盗まれてしまいます。アイアンマンことトニー・スターク(ロバート・ダウニーJr.)はロキの杖にはめ込まれた"石"を使い、平和を維持するための人口知能を作り出すというウルトロン計画を始動させますが…。
見どころ
スタークが対ハルクとして作った「ハルクバスター」が今作品で初めて登場します。通常のアイアンマンよりもかなりパワーアップしているハルクバスターは、フィギュアやグッズも今や大人気。後ほど詳しく記述しますが、マインド・ストーンの力にも注目できます。
シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年)
あらすじ
『エイジ・オブ・ウルトロン』の1年後を描いています。アベンジャーズを国際連合の管理下に置くことを規定する「ソコヴィア協定」の可決を巡って、賛成派のヒーローと反対派のヒーローの内戦が始まるのでした。
見どころ
これまでアベンジャーズに登場してこなかったアントマンやスパイダーマン、ブラックパンサーも新たに参加します。本来仲間同士であるヒーローたちのド派手な喧嘩が面白いです。
「インフィニティ・ガントレット」とは
先ほども述べましたが、「インフィニティ・ガントレット」とは宇宙に散らばる大きなパワーを持った石「インフィニティ・ストーン」を、拳に6つはめ込むことにより恐ろしい力を発揮するという今作のキーアイテム。
マーベル・エンターテイメント公式Instagramアカウント(@marvel)より
今回予告編だけで2つのストーンがガントレットにはめられていましたが、宇宙に散らばった6つのインフィニティ・ストーンを全てサノスに取られてしまったら大変なことが起きるのは間違いありません。
インフィニティ・ストーンは宇宙誕生の大爆発の際に誕生したエネルギーの結晶であり、全部で6つ。現在は宇宙全体に散らばっています。インフィニティ・ストーンは1つずつでもかなり大きな力を持っており、これまでのマーベル作品ですでに5つが登場済みなんです!
青色のスペース・ストーン
初登場は『マイティ・ソー(2011年)』。"テッセラクト"と呼ばれるキューブ型のエネルギー源で、あらゆる場所に瞬間移動できる力を持ちます。
『マイティ・ソー/バトルロイヤル(2017年)』でオーディンのコレクションとしてアスガルドに保管されているのが確認できますが、映画の終盤でロキが見つめていましたし、『インフィニティ・ウォー』の予告編でロキがキューブを持っているのが確認できるので、やはり奪っていたみたいですね。
しかも予告編内でガントレットに青色のストーンがはめられていたので、スペース・ストーンはサノスの手に渡ってしまったことになります。
紫色のパワー・ストーン
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』に登場。ピーターが盗み出した"オーブ"に封印されており、物語が進んでいくとこのオーブの中に封印されたものがインフィニティ・ストーンの1つであることが明らかなっていきます。
パワー・ストーンの力は破壊。惑星や文明をも簡単に壊せてしまうほどの力があります。ノバ軍警察にパワー・ストーンを預けて『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』は終わりますが、予告を見てみるとパワー・ストーンもすでにサノスの手に…恐ろしい。
黄色のマインド・ストーン
マーベル・エンターテイメント公式Instagramアカウント(@marvel)より
『アベンジャーズ』に初めて登場します。ロキがサノスからもらった杖、"セプター"に埋め込まれているのがこのマインド・ストーン。人を操ることが可能であり、『アベンジャーズ』ではホークアイが操られてしまっていました。ロキが破れるとセプターはS.H.I.E.L.D.に保管されますが、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』の敵である組織ヒドラの手に渡ってしまいます。
アベンジャーズがセプターを奪還するも、スタークがこのマインド・ストーンを使って人工知能ウルトロンを作り、地球滅亡のピンチに陥ってしまいます。やがてスタークの生み出した人工知能J.A.R.V.I.S.をアップロードすることにより、ヒーロー「ヴィジョン」として生まれ変わりました。
マーベル・エンターテイメント公式Instagramアカウント(@marvel)より
つまり、現在アベンジャーズに加入しているヴィジョンの額にマインド・ストーンが埋め込まれているのです。予告ではヴィジョンの額からマインド・ストーンが奪われそうになっているシーンが…思わずヴィジョンよ無事であってくれと願ってしまいます。
赤色のリアリティ・ストーン
『マイティ・ソー/ダーク・ワールド(2013年)』に液状型の武器"エーテル"として登場します。宇宙誕生の大爆発以前の状態を作り出す力をもっており、『ダーク・ワールド』のエンドクレジットの追加シーンではコレクターがエーテルを保管していることがわかります。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』でオーブをコレクターの元に届けた時、コレクターの部屋は爆発してしまいますが、おそらく今もコレクターが持っているとされています。
緑色のタイム・ストーン
Marvel LATAM公式Instagramアカウント(@marvellatam)より
緑色で時間にまつわる石と言われたらピンと来る方も多いはず。初登場は『ドクター・ストレンジ(2016年)』で、修行場にカマー・タージに保管されていたタイム・ストーンが埋め込まれた"アガモットの目"をストレンジが使用します。
その名の通り時間を自由に操る力を持っています。『インフィニティ・ウォー』の予告編では引き続きストレンジの首元にタイム・ストーンが確認できますね。
橙色のソウル・ストーン
こちらはなんとまだ未登場の石!『マイティ・ソー/バトルロイヤル(2017年)』や『スパイダーマン/ホームカミング(2017年)』に登場するのでは、と噂されていましたが登場せず…ということで、『ブラックパンサー(2018年公開予定)』に登場する可能性大!または『インフィニティ・ウォー』でようやく登場するのでしょうか。
未登場のため、石の持つ力も未だ謎に包まれています。
ファンの予想は?
ちなみにこのインフィニティ・ストーンの頭文字はサノス(THANOS)のアナグラムとなっています。
マーベル・エンターテイメント公式Instagramアカウント(@marvel)より
H...?
A...Aether(エーテル/リアリティ・ストーン)
N...Necklace(ネックレス/アガモットの目/タイム・ストーン)
O...Orb(オーブ/パワー・ストーン)
S...Scepter(セプター/マインド・ストーン)
残されたソウル・ストーンには「H」が当てはまるよう。海外の熱烈なファンの予想を見てみると、『ブラックパンサー』に登場する説のほかに『マイティ・ソー』シリーズに登場するヘイムダルではないかという説が支持されていました!
ヘイムダルはアスガルドと9つの世界をつなぐ虹の橋ビフロストを守る、最強の番人。監視者でもあり、世界中のありとあらゆる事象を見聞きすることができます。そんなパワーを持つヘイムダルですが、瞳の色はソウル・ストーンと同じオレンジ色に輝いていますし、コスチュームを見てみると胸元に小さな石が埋め込まれています。それに名前がヘイムダル(Heimdall)ですから、彼がソウル・ストーンを所有している説は濃厚と言えます。
マーベル・スタジオ公式Instagramアカウント(@marvelstudios)より
総括として、マーベル作品をフェイズごとに並べてみました。インフィニティ・ストーンが登場する作品には☆マークが付いているほか、『インフィニティ・ウォー』に大きく関連する前述の3作品は太字になっています。ぜひこれまでの流れを整理しつつ、新作に向けて綿密に練られたヒーローの世界にどっぷりと浸かってみてはいかがでしょうか。
〜フェイズ1〜
『アイアンマン(2008年)』
『インクレディブル・ハルク(2008年)』
『アイアンマン2(2010年)』
『マイティ・ソー(2011年)』☆
『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー(2011年)』
☆『アベンジャーズ(2012年)』
〜フェイズ2〜
『アイアンマン3(2013年)』
『マイティ・ソー/ダーク・ワールド(2013年)』☆
『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー(2014年)』
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年)』☆
☆『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015年)』
『アントマン(2015年)』
〜フェイズ3〜
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年)』
『ドクター・ストレンジ(2016年)』☆
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス(2017年)』
『スパイダーマン:ホームカミング(2017年)』
『マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年)』☆
『ブラックパンサー(2018年3月1日(木)公開)』
予告編だけでこれだけ膨大な量の情報が詰め込まれていたんですね!様々な予想で今後も盛り上がりを見せる『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は、2018年4月27日(金)公開です!
参考:Avengers Infinity War Trailer BREAKDOWN - Details You Missed & Infinity Stones EXPLAINED、Where are All of the Infinity Stones in the Marvel Cinematic Universe、4 Insane Theories About Where the MCU's Final Infinity Stone Is
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