今回はそんな青春映画の名作からカルト的人気を誇る作品までNetflixでご覧いただける作品10選をご紹介!
豪華ラインナップの中からあなたのお気に入り作品を見つけてみてくださいね。
目次
ブレックファスト・クラブ 【1985年】
あらすじ
スクールカーストの全く違ったランクに位置し、普段接点のない「スポーツマン」、「お嬢様」、「秀才」、「不良」、「不思議ちゃん」の5人が懲罰のため休日登校します。その懲罰は「自分とは何か」について作文を書くこと。課題に中々手をつけない5人が次第にカーストを取っ払い、心をさらけ出し、交流していく様が描かれます。
見どころ
青春映画を数多く手がけてきたジョン・ヒューズ監督の作品。土曜の図書館に缶詰になるというシチュエーションから、お互いをよく知らない5人は不器用ながらも交流していきます。一緒にマリファナを吸ってみたり、悩みを打ち明けたりすることで5人に友情が芽生えます。普段なら別のグループに属する彼らの『月曜日、学校で君たちを見かけたらどうすればいい?』というセリフに続く、不器用で10代ならではの感情に胸が痛くなる作品です。
ウォールフラワー【2012年】
あらすじ
唯一の親友が高校進学前に自殺をしてしまった主人公のチャーリー(ローガン・ラーマン)。彼は友達もおらず気がつけばいつも壁際にいて、人気者とは真逆の生徒。最上級生の女の子サム(エマ・ワトソン)と義兄パトリック(エズラ・ミラー)に知り合い、仲間に入れてもらうことになります。チャーリーという1人の高校生が仲間との友情や家族の愛情を得ることによって、自分の人生を切り拓いていきます。
見どころ
原作者スティーブン・チョボウスキーが自ら映画化した作品です。10代のころ誰しもが経験するような、孤独感。それを吹き飛ばしてくれるように君は一人じゃないし、もちろん悩んでいるのも君だけじゃないと背中を押してくれる作品です。登場人物たちの気持ちの動きなどに見事にマッチする、劇中で流れるUKロックにも注目してくださいね。主人公チャーリーが読む小説も名作ばかり、読むべき本が揃っています。
スーパーバッド/童貞ウォーズ【2007年】
あらすじ
校内で全く冴えていない3人組のセス(ジョナ・ヒル)、エヴァン(マイケル・セラ)、フォーゲル(クリストファー・ミンツ=ブラッセ)。高校卒業を控えた彼らは同級生の女の子にパーティーに誘われますが張り切りすぎた冴えない3人組はお酒の調達までにオーケーと返事をしてしまいます。このパーティーを夢にまで見た童貞喪失の絶好のチャンスだと勝手に思い込む3人は警察までをも巻き込みお酒の調達に挑むのでした。
見どころ
これまで紹介した2作とは違い、下ネタ満載でお下品な青春映画です。それでもダメ男たちが憧れの女の子のために奮闘する姿は、若い頃の不器用な自分を思い出したり甘酸っぱい恋を思い出したりさせてくれるものです。下品だと笑いながらもどこかで主人公に共感したり応援したくなったりする映画だと思います。ちなみに劇中の"ヤバい警官"を演じるのは人気コメディアンのセス・ローゲンとビル・ヘイダー。まさに怪演!
クルーレス【1995年】
あらすじ
シェール(アリシア・シルヴァーストーン)は、弁護士を父に持つセレブの美少女。彼女は校内のイケてない生徒同士の恋のキューピッド役となり、恋の力で変身させることに快感を覚えていました。そんなシェールは、クラスメイトのエルトンを転校生とくっつけようとして失敗。それをきっかけに自分を見つめ直すことにするのです。
見どころ
90年代にヒットしたオルタナティブ・ロックや当時流行っていたファッションをフィーチャーしているので、おしゃれな若者にとってバイブル的な存在になりました。映画冒頭でシェールが着るイエローチェックのセットアップは映画史に残るほどアイコニックです。主人公のシェールは軽薄でワガママで自己中心的ですが同時に、聡明で次第に自分の短所や自惚れを理解し大人へと成長をしていく姿に注目です。
バック・トゥ・ザ・フューチャー【1985年】
あらすじ
1985年、マーティ(マイケル・J・フォックス)は近所の科学者ドク(クリストファー・ロイド)のタイムマシン実験を手伝います。タイムマシンに必要だった部品が原因で追われる身であったドクを助けるためにタイムマシンに乗り込みますが、故障し1955年の世界で足止めを食らってしまいます。1955年のドクに助けを求める道中で自分の母親に好かれてしまうマーティ。両親が恋に落ちいずれマーティがこの世に存在できるように、両親の仲を取り持とうと奮闘します。
見どころ
SF作品として人気を誇る本作ですが、米サイトTime Outの"最高の青春映画100選"に選ばれる作品でもあります。タイムトラベルという要素が加わっているものの、いじめっ子に立ち向かったり、恋のキューピッドに徹したりマーティの冒険は10代の頃誰しもが経験するような出来事です。自分の親が自分と同年代の時お酒を飲んだりタバコを吸っていたりする様子は、どの時代のティーンネイジャーも同じようなことをしているんだと思える瞬間です。
バッド・チューニング【1993年】
あらすじ
1976年のテキサスの田舎町の高校の学年末。未来に不安を抱える上級生とその上級生からのしごきに耐えながらも新生活に期待を躍らせる新入生。高校最後の日に学生たちは盛大なパーティーを開こうとしますがトラブルだらけ。今よりもずっと自由だった70年代の学生たちのアルコールにマリファナにロックンロールと共に青春を謳歌する様子を描きます。
見どころ
約100分に渡る本作は高校生たちが過ごす高校最後の日のみを描いています。友情、恋愛はもちろん、ただハイになってみたり、バカをやってみたり、それでも募る将来への不安も持ちながら、高校生最後の日を楽しむ学生たちをコミカルに描いています。今や大スターのベン・アフレック、マシュー・マコノヒー、ミラ・ジョヴォヴィッチ、レニー・ゼルウィガーの若き日の姿が見られます。
フェリスはある朝突然に【1986年】
あらすじ
サボリ魔のフェリス(マシュー・ブロデリック)は今日も仮病を使い、同じく病欠を使いまくるお金持ちの友人キャメロン(アラン・ラック)を誘い街に繰り出し楽しいひと時を過ごします。怒り心頭の校長やフェリスの姉は仮病を暴こうとフェリスを待ち構えているのでした。学校をサボる達人ともいえるフェリスは今日も大人にバレずに完璧な1日を過ごすことができるのか...。
見どころ
こちらも『ブレックファスト・クラブ』と同じジョン・フューズがメガホンを取っています。現実でフェリスのようにサボってばかりはいられませんが彼のセリフである「人生はとても早く過ぎていくんだ。だから時々立ち止まって、周りを見渡さなきゃ大事な瞬間を逃してしまうよ。(Life moves pretty fast. If you don’t stop and look around once in a while, you could miss it.)」は人生において大切なことです。フェリスが逃げるためのテクニックをカメラ目線で話すなど一風変わった作風は大人気で、『デッドプール(2016年)』でパロディーにされたり『スパイダーマン/ホームカミング(2017年)』に作品が登場したりしています。
小悪魔はなぜモテる?!【2010年】
あらすじ
地味な女子高生オリーブ(エマ・ストーン)は友人に見栄を張り「セックスは経験済み」と言ってしまいます。田舎町の小さな高校ではいつの間にかそのオリーブの噂で持ちきりに。そんな中、ゲイを隠しているものの皆に疑惑をかけられている友人と"セックスをした"ことにして助けたことから、学校中の冴えない男たちから「俺とセックスしたことにしてくれ〜」と依頼が殺到することになってしまうのです。
見どころ
アメリカ文学において大きな存在である作品『緋文字』をアレンジしたコメディ作品です。噂を逆手に取り小悪魔を演じるオリーブでしたがいつの間にか尻軽扱いに。そんな状況でも自分の理解者でいてくれる存在と自分らしく生きていく姿が描かれています。そしてジョン・フューズ監督を中心とした80年代青春映画への愛が感じられる場面は映画好きが思わずときめく作品になっています。
アドベンチャーランドへようこそ【2009年】
あらすじ
大学院進学を控えたジェイムズは友人との卒業旅行に胸を踊らせていました。しかし父親が異動し給料が下がったことで旅行はおろか学費まで自分で稼がねばならなくなってしまいます。生まれ育った田舎町で働き手を募集しているのは安月給の寂れた遊園地「アドベンチャーランド」のみ。クセの強い同僚と働く中、ミステリアスな美女エムに恋をするのでした。
見どころ
『エージェント・ウルトラ(2015年)』や『カフェ・ソサエティ(2017年)』でも恋人役を務めるジェシー・アイゼンバーグとクリステン・スチュアートの初めての共演作。メガホンをとるのは『スーパーバッド/童貞ウォーズ』のグレッグ・モットーラ監督ですが、『スーパーバッド』のおちゃらけた感じとは打って変わってちょっぴりビターで胸が苦しくなるような、キュンとするような作品です。80年代の音楽と、人気コメディアンのビル・ヘイダーとクリステン・ウィッグによる遊園地オーナー夫婦の奇妙なやりとりが作品に華を添えています。
エンパイア・レコード【1995年】
あらすじ
深夜まで営業する老舗のレコードショップ「エンパイア・レコード」には個性豊かでちょっぴり変わった店員たちが働いています。店員のルーカス(ロリー・コクレーン)は店の大手チェーン買収を避けるべく、売り上げをカジノに掛け、店を救おうとしますが結果は大失敗。翌朝、事情を知った店長と店員たちはその状況にショックを受けるも、その日来店予定のスター歌手、アレックスのサイン会を開くためにいつも通り働くことに。果たしてみんなの愛する店「エンパイア・レコード」を守ることはできるのでしょうか。
見どころ
こちらも『バッド・チューニング』同様若者たちのある1日をコミカルに描いた作品で、日本での知名度は低いもののアメリカではカルト的人気を誇っています。店の売り上げをカジノで増やそうなんて無茶ですが、エンパイア・レコードの店員たちは無茶で不器用ながらも店への愛がとても大きく、がむしゃらに、それでも彼ららしく店を救おうとする姿に感動します。こんなレコードショップで働きたかった!と思えるほど素敵な場所です。サントラは90年代のオルタナティブ・ロックシーンで活躍したバンドが勢揃い。また、今やスターに上り詰めたレニー・ゼルウィガーやリヴ・タイラーの若かりし頃を見ることができる点にも注目です。
トラブル・カレッジ/大学をつくろう【2006年】
あらすじ
大学受験に失敗し志望校は全て不合格であったバートルビー(ジャスティン・ロング)。両親を落胆させてしまったバートルビーは同じく大学全落ちの仲間3人ハンズ(コロンバス・ショート)、ローリー(マリア・セイヤー)、グレン(アダム・ハーシュマン)と幼馴染1人のシュレーダー(ジョナ・ヒル)と架空の大学の合格通知書を作成。親を信じこませるためにさらにウェブサイト、そしてついには大学のキャンパスまでもを作るのでした。
見どころ
ウェブサイトを見てやってきたバートルビーと同じように他の大学に受け入れられなかった若者たち。全編コメディタッチの作品ですが大学で本当に学びたいことって何?本当に自分がやりたいことって何?と改めて考えてしまうような作品です。2006年の映画ですが90年代の作品にインスパイアされているのかどこか懐かしく感じます。人気ドラマシリーズ『ゴシップガール』に出演前のまだあどけなさの残るキュートなブレイク・ライブリーに注目!
#リアリティハイ【2017年】
あらすじ
地味な女子高生ダニ(ネスタ・クーパー)は小学校4年生のころから人気者のキャメロン(キース・パワーズ)にずっと片思い。ダニのボランティア先の動物病院にキャメロンが犬を連れて来ることから2人の距離は縮まります。それを良く思わないキャメロンの元カノ、アレクサ(アリシア・サンズ)はSNS上でダニを陥れようとするのでした。
見どころ
Netflixオリジナル作品。地味目な女の子が人気者のスポーツマンに恋をするシチュエーションは昔からよくありますが、本作はイマドキの若者に欠かせないSNSが大きな鍵を握ります。人気のためにSNS上でLIKEだけを気にするような薄っぺらい人間になってしまうのか、嘘の自分を作り上げるのか。SNSが存在することで変化してしまった他人との関わり方をテンポよく描いています。今の時代を描いた新しい青春映画です。
最後に
こんな生活してみたかったなあと思えたり、自分の生活とリンクさせてみたり、ファッションに注目したり、音楽に夢中になったり、人それぞれの楽しみ方がある青春映画。
気軽に観られるNetflixだからこそとっておきの1本が見つかると思います。
この11選の中に気になる作品が見つかった方は早速チェックしてみてくださいね!
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