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度肝を抜くカーアクション映画のベストシーンおすすめトップ10

車好きにはもちろん、そうでないアクション好きな人にもおすすめできるカーアクションのベストシーン10をご紹介します。お馴染みの旧作からスタイリッシュな新作まで、ジャンルもアクション・スリラーからCGアニメーションまで、幅広くチョイスしています。

ワイルド・スピード SKY MISSION【2015年】

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あらすじ

前作でオーウェン・ショウの国際犯罪組織を倒したドミニク・トレット(ヴィン・ディーゼル)。その兄デッカード(ジェイソン・ステイサム)の報復により、大切な"家族"の一員を失ったドミニクは、ブライアン(ポール・オコナー)とチームを率いて最強の相手デッカードと戦う決意を固めます。

【ベストアクションシーン】飛行機から車が空へダイブ!?

この作品にはぜひオススメしたい、度肝を抜くカーアクションシーンが2つあります。1つは飛行機から車でダイブするシーン、もう1つは超高級車で高層ビルからビルへダイブするシーン。まさに「スカイ・ミッション」の名に相応しいシーンばかり!

作戦でアゼルバイジャンの山中にいる標的に急襲をかけるために決行されるのが、飛行機からのダイブ。仲間の1人ローマン(タイリース・ギブソン)が尻込みする中、ドミニクたちは次々に車に乗ったまま飛行機から車をダイブさせていきます。車にパラシュートを付けて降下するとは、本当にとんでもないアイデア!

『ワイルド・スピード』映画公式Instagramアカウント(@fastandfuriousmovie)より
アブダビの高層ビルの最上階に置いてある、ヨルダンの王子所有のライカン・ハイパースポーツ。世界に7台しかないというこの超高級車を、なんとドミニクは奪って走り出し、高層ビルから高層ビルへ大ジャンプさせた挙句、真っ逆さまに落としてしまいます。撮影には本物1台、レプリカ5台を用意していたそうですが、本物は7億円!レプリカでも2億円!これまたとんでもないシーンです。



トランスポーター【2003年】

『トランスポーター』
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あらすじ

フランク・マーティン(ジェイソン・ステイサム)は、3つのルールを自ら課している元軍人でプロの運び屋。「依頼品を開けない」というルールを破って荷物の中を見てしまったフランクの目の前には、拘束された東洋系の美女ライ・クワイ(スー・チー)が入れられていて…。

【ベストアクションシーン】BMWが街を疾走!

フランクの愛車は黒のBMW735i E38。シリーズ2作目からはアウディに変更されてしまうので、シリーズ1作目冒頭の貴重なBMWのカーチェイスシーンを選びました。

フランクは強盗犯を運ぶ仕事を請け負いますが、警察にすぐに取り囲まれてしまいます。街を疾走するBMWが、車も人も避けながら警察の追跡もかわしていく見応えあるシーンです。フランクのルールや人となり、そして凄腕ドライビングテクニックと愛車に対する思いも詰め込まれています。

傷一つ付けずに帰宅し、愛車を丁寧に洗車する几帳面なフランクですが、ルールを破ったことで厄介な事件に巻き込まれることに。なんと物語途中でフランクのBMWは爆破されてしまいます!

TAXi(2)【2000年】

『TAXi 2』
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あらすじ

フランス・マルセイユに住むタクシー運転手ダニエル(サミー・ナセリ)は、愛車プジョー406を超高速に改造するほどのスピード狂。ひょんなことから協力するようになったマルセイユ警察のエミリアン刑事(フレデリック・ディファンタール)とは腐れ縁な関係に。そしてフランスへ視察に来た日本の防衛庁長官が誘拐される事件が発生し、今回も捜査に協力することになります。

【ベストアクションシーン】306キロ超えのタクシー!?

フレンチギャグ満載の『TAXi』シリーズ。冒頭で妊婦を乗せて爆走しラリーカーを抜かして1位でゴールインしてしまうシーンや、時速306キロを叩き出してスピード違反を取り締まる警察官をたまげさせるシーンも十分衝撃的。実は4作目ではなんと時速312.8キロに達します!

今作のベストシーンは、日本のヤクザ集団が三菱ランサーエボリューションⅥでダニエルのプジョーとカーチェイスを繰り広げるクライマックスシーン。とばっちりを食らったポリスカーが、エッフェル塔をバックにどんどん積み上げられクラッシュしてしまうあたり、さすがのユーモアセンス!

改造車としてのギミックがすごすぎるのも、このシリーズならでは。『TAXi(2)』では車両下の両側から翼が飛び出すというビックリ装置も完備しています。

マッドマックス【1979年】

『マッドマックス』
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あらすじ

舞台は近未来のオーストラリア、凶悪犯罪が多発し荒廃した街。追跡専門の特別警察官マックス(メル・ギブソン)は暴走族のナイトライダー(ヴィンス・ギル)を追い詰め、死に至らしめてしまいます。暴走族グループは復讐のため街を荒らし、マックスの生活も大きく変化していきます。

【ベストアクションシーン】600馬力のV8インターセプター!

冒頭のナイトライダーとの対決シーンも初っ端からあまりにも衝撃的でしたが、やはりベストシーンは暴走族のリーダーであるトッカーター(ヒュー・キース・バーン)との一騎討ち。スーパーチャージャーを搭載した特殊追跡車V8インターセプターで追跡します。

このインターセプターのベースはフォードのファルコンXB。漆黒のボディが美しく、600馬力でトッカーターを追い詰めます。インターセプターはシリーズ通してマックスの相棒となる『マッドマックス』の象徴的存在。マックスとインターセプターの伝説はここから!

トッカーターを演じたヒュー・キース・バーンは、シリーズ4作目『マッドマックス 怒りのデス・ロード』にもイモータン・ジョーとして出演し、再びマックスの最大の敵として立ち塞がります。

デス・プルーフ in グラインドハウス【2007年】

『デス・プルーフ』
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あらすじ

最初の舞台はテキサス州。バーの帰りに女性グループを襲った殺人鬼のスタントマン・マイク(カート・ラッセル)は、その14ヶ月後にはテネシー州に現れ、再び女性たちを狙います。しかし今回標的となったは一筋縄ではいかない最強のスタントウーマン集団!彼女たちはマイクの魔の手から逃れることができるのでしょうか?

【ベストアクションシーン】これぞ、本物のスタントウーマン!

クエンティン・タランティーノ監督に影響を与えた映画の1つ『バニシング・ポイント(1971年)』をフィーチャーしている本作。後半のテネシー州編に登場するスタントウーマンたちが、『バニシング・ポイント』で主人公のコワルスキーが乗っていた70年型ダッジ・チャレンジャーに試乗するシーンがあります。

しかもただ試乗するのではなく、なんと疾走する車のボンネットの上に乗って行くというタフさ!この危険極まりないスタントをしているのが、本作でタランティーノに請われて女優として出演している本物のスタントウーマンのゾーイ・ベル。

ここに殺人鬼スタントマン・マイクがデス・プルーフ="耐死仕様"のマッスルカーで登場。ゾーイがボンネットに乗った状態で激しく車体を当ててきます!見ているだけで手に汗握るハードなカースタントシーンになっています。

60セカンズ【2000年】

『60セカンズ』
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あらすじ

メンフィス(ニコラス・ケイジ)は、あらゆる高級車をたった60秒で盗むことができる車両窃盗のプロフェッショナル。しかし足を洗っていたメンフィスのもとに、弟のキップ(ジョバンニ・リビシ)が窃盗に失敗し窮地に陥ったという知らせが。そしてメンフィスが代わりに50台もの超高級車を24時間以内に盗むという仕事を引き受けることになります。

【ベストアクションシーン】クライマックスの大ジャンプ!

メンフィスたちは盗む車にそれぞれ女性の名前をコードネームとして付けて、まるで女性に対するように丁重に扱っています。メンフィスにとって希少な高級車はどれも「いい女たち」ばかりです。

次々高級車を手に入れていく中でも、最後の50台目"エレノア"と名付けた67年型シェルビーGT500は、メンフィスにとって盗み出せたことのない因縁のある車。ここで警察に見つかってしまうのですが、市街地で警察との追走劇を繰り広げるメンフィスの超絶ドライビングテクニックは見もの!

傷付けずに送り届けなければならない中、バックミラーが壊れてヘソを曲げるエレノア。しかも期限まであと4分!絶体絶命の時に見せる大ジャンプも大きな見どころです。

ドリヴン【2001年】

『ドリヴン』
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あらすじ

CARTシリーズデビュー初年度に首位をキープしていたジミー(キップ・パルデュー)は、シーズン中盤にかけて調子を崩してしまい、おまけにライバルのレーサーとの恋の三角関係にも悩む始末。そんなジミーのコーチを引き受けたのが、元トップレーサーのジョー(シルヴェスター・スタローン)。2人は世代を超えて友情を育み、二人三脚でレースに挑みます。

【ベストアクションシーン】衝撃のカークラッシュ!

ジョーとジミーが挑んだドイツのレースで、ジミーと同じチームのメモ(クリスチャン・デ・ラ・フュエンテ)が大クラッシュするシーンは衝撃的!時速400キロというスピードで走るレースカーが、わずかな接触で吹っ飛んでしまいます。

空を舞っている間スローモーションになり、その下を次々とほかのレースカーが駆け抜けていくのをじっと見ているメモの目。そのほんのわずかの瞬間に、カーレースの過酷な世界を垣間見ることができます。

ベイビー・ドライバー【2017年】

『ベイビー・ドライバー』
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あらすじ

天才ドライバーとしての腕を買われたベイビー(アンセル・エルゴート)の仕事は、犯罪組織の「逃し屋」。現金強奪犯のメンバーたちを乗せて街を疾走し、誰にも追いつけない見事な走りを見せつけます。そんな中、恋人のデボラ(リリー・ジェームズ)の存在を組織に知られ、足を洗う決意をしますが…。

【ベストアクションシーン】スタイリッシュな冒頭チェイス!

ベイビー・ドライバー公式Instagramアカウント(@babydrivermovie)より
主人公のベイビーは幼いころの事故で、ずっと耳鳴りが止まないという後遺症を持つ若者。しかしイヤホンを付けて音楽を聴いていれば耳鳴りは止んで、しかも超絶テクを持つドライバーに早変わり!

そんなベイビーが冒頭シーンで見せる、あまりにもスタイリッシュなカーアクションがカッコよすぎ!!ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンの「ベルボトムズ」を聴きながら、曲に合わせるように完璧なドライビングで警察の追跡をかわして行きます。

『ベイビー・ドライバー』は、音楽とカーアクションを融合させた新時代のクライム・アクション。カーアクションは無骨なマッスルカーがガチャガチャ体当たりするものだと思い込んでいましたが、正直なところ、これほどスタイリッシュなシーンを見せられると考えを改めざるを得ません。ベイビーが冒頭で乗っているのは、後輪駆動に改造されたスバル・インプレッサWRX。赤い艶やかなボディも美しい!

激突!【1973年】

『激突!』
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あらすじ

商談のため先を急いでいたセールスマンのデヴィッド・マン(デニス・ウィーバー)は、カリフォルニアのハイウェイで大型のタンクローリーを追い越します。すると、そのトレーラーはマンの車に執拗な嫌がらせを始め、追いつ追われつの闘いに発展していくことに…。

【ベストアクションシーン】狂気のトレーラーが体当たり!

スティーブン・スピルバーグ監督の初期作品で、アクション・スリラーというジャンルの本作。マンの車とトレーラーとの戦いが主軸となっています。トレーラーに乗っている人物の顔も見えず、ただただ無機質なトレーラーが追ってくるという言い知れぬ恐怖感!

原題も『Duel』で「決闘」という意味を持っていますが、まさに2人の、というより2台の闘い。後ろにぴったりと付いて走ったり、踏切に無理やり押し込めようとしたり、徐々に間合いを詰めてくるトレーラーにハラハラし通しです。あおり運転にはくれぐれも気をつけましょう…。

しかしトレーラーが1度だけマン本人を標的にするシーンがあります。警察に電話をかけようと電話ボックスに入ったマンを、なんのためらいもなくボックスごと轢こうとタンクローリーごと体当たり!辛くも逃げ出したマンを、まだ執拗にグルグル回りながら追ってくるトレーラー。まるで自らの意思を持っているかのような殺人トレーラーにゾッとします。

カーズ【2006年】

『カーズ』
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あらすじ

ライトニング・マックィーン(CV:オーウェン・ウィルソン)は、史上初の新人チャンピオンを狙う野心家の天才レーシングカー。しかし身勝手な行動に嫌気のさしたピットクルーたちに見放されてしまいます。その上、カーレース最高峰ピストン・カップの決勝戦に出場すべくカリフォルニアへ向かう途中、寂れた田舎町ラジエーター・スプリングスに迷い込んでしまい…。

【ベストアクションシーン】アニメじゃなきゃ実現不可能!

ディズニー・ピクサーのCGアニメーション『カーズ』シリーズは、アニメとはいえ車好きにはたまらない作品!何より登場するモノすべてがクルマ化しているというディテールのこだわりは、作品ごとにグレードアップしています。

どの作品も見どころ満載ですが、ここは敢えてシリーズ第1作目の冒頭シーンをおすすめしたいと思います。マックィーンが、新人ながらもピストン・カップ優勝を目指して自ら鼓舞して始まるレース・シーン。本物さながらの迫力でレースが展開します。しかもレーサーが乗っているのではなく、車自体が生きている!

そんな『カーズ』という作品だからこそできたシーンが、最初のレースで3台同着1位になったマックィーンの必勝法。なんと舌を出して1位のラインに並ぶという、とんでもない方法です。車を心底愛するクリエイターたちにしか思い付かないシーンかもしれませんね。

最後に

カーアクション映画のベストシーントップ10をご紹介しました。私的な視点も多々ありますが、ぜひこれを機会にカーアクションの面白さを堪能してみてはいかがでしょうか。アクションシーンから好きになって、車の車種が気になり出したら、あなたも立派なカーアクション映画のファンです!